Razerから提供された最新のゲーミングキーボード、Huntsman V3 Proの日本語配列版をレビューします。Hanzman V3 Pro mini-jpやTKLの展開もあるこのキーボードは、光学式スイッチを採用し、アクチュエーションポイントが0.1という驚異的な反応速度を実現。さらに、自分好みの設定を作成し、キーボード上に保存することが可能です。ソフトウェアを起動しなくても設定が保存されるため、どこでも最高のゲーム体験を提供します。
RazerのHanzman V3 Proレビュー|ラピッドトリガー搭載
RazerからHanzman V3 Pro 10 Keyless JPの日本語配列をご提供していただきました。
まず最初にHuntsman V3 Proを使ってみた結論からお伝えすると、打鍵感や入力した時のキャラクターの動きのキレとか、体感できるレベルで安定してると感じました。
また、Hanzman V3 Proのメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
Hanzman V3 Proのメリット2つ
- 最先端なレベルで安定した打鍵感
- ボタンを自由にカスタマイズできる
Hanzman V3 Proのデメリット2つ
- 押した後の反発が強い
- スペースキーが短い
Hanzman V3 Proの価格
Hanzman V3 Proの価格は、32,980円(税込)です。(2024年3月時点)
Hanzman V3 Proの見た目の特徴について
見た目すごい高級感あります。さすが大手。表面のトッププレートはアルミになっています。ゲーミングキーボードで当たり前の機能になりつつあるラピッドトリガーも実現できています。アクセルポイントも0.1になっています。
さらに光学式のスイッチを使っているということで、最近のゲーミングキーボードは磁気スイッチを使ってラピッドトリガーを実現しているキーボードが多いんですけど、その中でも光学式ということで、性能は今のところ時代の最先端だな。と感じました。
Hanzman V3 Pro外観と機能紹介
外観はテンキーレスタイプなので矢印キーとファンクションキーが付いてます。付属でリストレストも付いていて、磁力でくっつくタイプですが、磁力自体は弱いんで、ベタッとくっつくわけじゃなくて優しくカチッといくタイプです。簡単に離れます。滑り止めはしっかりとついています。
Hanzman V3 Proキーキャップや耐久性について
開封して最初に感じたのは高級感です。キーボード自体は2つに分かれてて、このトッププレートはアルミです。このアルミが高級感がすごくて航空機にも採用されるぐらいのアルミを使ってるとのことで、非常に耐久性は高いと思います。これが割れることはまずないだろうなってくらい硬いです。
光の反射で見てもらえば分かるんですけど、すごく高級感あります。キーキャップ自体はダブルショットのPBTキャップ使っていて、剥げにくいタイプになってます。裏面には、2段階の足が付いてます。角度とか人によっては自分の好みってものがあるので、これは嬉しいです。
接続方法とデジタルダイヤルの機能
接続に関してはUSB Type-Cで接続します。右上にデジタルダイヤルがあるので、LEDの色を変更したり、プロファイルを切り替えたりできます。ダイヤルを回すタイプで、音楽の音量調整とかできたり、ボタンを押すとミュートにできたり、PC側の音源をミュートにすることができます。
ボタンの機能とカスタマイズ性
真ん中のボタンは曲。iTunesとか音楽聴いてる時に音楽を一時停止したりとか、次の曲にしたり出来ます。左側にあるボタンは自由に変えることができます。初期設定でXbox Game Barが割り当てられてるんです。
自由にカスタマイズできます。液晶画面はプロファイルを何使っているかや、デジタルダイヤル使ってアクセサリポイント変更できたりと、設定する時に視覚的に見れるものになってます。
Hanzman V3 Pro日本語配列の構造とメンテナンス性
平らなアルミプレートに置いてあるといった感じなので、ホコリやすごく落としやすいのも特徴です。ゴミが入り込んでもエアスプレーでプシューって吹っかけると簡単にゴミや排除することができやすい構造になってます。
個人的に一つ気になったのは、スペースキーが短いことです。日本語配列だから仕方ないんですが、US配列に慣れてる方だと短いと感じる人も多いと思います。それに関してはキーボードの置き方を変えたりすれば改善はできます。
リストレスの表面と外観の評価
表面は革をイメージしてもらえばわかると思います。質感のイメージは財布です。とにかく高級感がすごいです。Razer商品好きな方とかはかなり嬉しい仕様になってるんではないかなって思います。
キーの押し心地と打鍵音について
キーの押し心地と打鍵音についてです。打鍵音はそんなに大きくないです。オーカー圧は個人的にはそんなに重くなくて、本当に人によると思うんですがどちらかと言えば押した後の反発が強いかなって感じました。すごく特徴のある打鍵感や打鍵音ってわけじゃなくて、皆さんが想像するキーボードの音かなって感じだと思います。特に不快感や押して気持ち悪い感じはないです。
キースイッチの特徴とメリット
次はこのキーボードの目玉と言っていいキースイッチの説明をします。ラビットトリガーキーボードの主流となっている磁気スイッチを利用したものではなく、光学式の光を利用したスイッチです。それによるメリットというのはもちろん光を利用するので、遅延を極限までゼロに近づけられるというものと、湿度とか温度の影響を受けにくいので高精度な入力を検知できている。これが光学式スイッチのメリットです。
高精度なキーストロークの検知
名称的には第二世代Razerアナログオプティカルスイッチというもので、キーストロークがどのくらい沈んだかを検知するアナログ方式のキースイッチです。どのくらいキーが沈んでいるかっていうのを高精度で検知することができるわけです。
0.1㎜に設定できるわけです。最もは精度が高いという点かな。アクセサションポイント0.1、0.2、0.3っていうすごく小さな世界の話の数字をしっかり検知できる。高精度に検知できる。非常に大きなポイントなんではないかなって思います。
Hanzman V3 Proソフトウェアの使用とアップデートについて
次はソフトウェアです。ソフトウェアを使用してLEDの設定やアクセサションポイント、ラピッドトリガーの設定を行います。ソフトウェア自体はRAZER SYNAPSEというものです。Huntsman購入した方は、場面をしっかりアップデートしてください。
Razer Huntsman V3 Proの紹介とカスタマイズ機能
Razer Huntsman V3 Proをクリックすると左上にカスタマイズ・アクチュエーション・ライティングと項目が出てきて最初にカスタマイズが出てきます。ここにプロファイルがあるので自分の好きな設定を作ることも出来るし、既存の最初から入っているプロファイルもあります。
設定の保存とオフライン使用の便利さ
そしてこのキーボード、設定自体をソフトウェア起動しないと使えないというわけではなく、キーボード上に保存することができて、ソフトウェアをいちいち起動しなくてもそのまま設定は保存されてるし、プロ選手とかだったらオフライン会場に持って行ったりすると思うんですけど、そういった場合オフライン会場に持って行って、PCにRAZER SYNAPSEをインストールする必要がないです。
ゲーミングモードの設定
まずゲーミングモード、常にオンオフやゲーム内で有効などあります。 Windowsキーが無効化されたり、Alt Tab、Alt F4を無効化することができます。Windowsキーは我々ゲーマーの敵ですからね。Windowsキーを試合中に押して裏画面になっちゃうことなどあるので私は常にオンにしてます。Windowsキーはいりません。とそういった感じでゲームする上でかなり障害となってくる機能を制限することができます。カーソルを合わせれば説明が出てくるのでそちらを読んでください。
Hanzman V3 Proアクチュエーション設定
次はアクチュエーションです。アクチュエーションポイントとラピッドトリガー設定することができます。左がアクチュエーションポイントで右がラピッドトリガーの設定です。設定する際は例えばY、デフォルトルはアクチュエーションポイント1.2になってます。ラピッドトリガーはついてません。これより複数選択することでき、同時に一括で設定することができます。
キーボードの設定
設定されてないと黒、設定済みは緑色や橙色茶色です。違いは緑の場合はアクチュエーションポイントのみ設定されていてラピッドトリガーは未設定。緑と茶色はアクチュエーションポイントとラピッドトリガーどちらも設定されています。アクチュエーションポイントは0.1ミリ最短から4.0ミリまで設定することができます。
Hanzman V3 Proアクチュエーションポイントとラピッドトリガーの設定
Wキーを押しているときに、どれくらい押しているかを視覚的に見ることができます。また、キーの押し具合を体感しながら設定することもできます。例えば、0.1ミリ押しているときはまだ入力されていない状態で、1.9ミリ以上の押し具合ならば入力されます。
ラピッドトリガーもわかりやすく設定することができます。私の場合は0.4ミリに設定していますが、VALORANTをプレイする場合などは0.1ミリ設定した場合、警告が表示されます。高速トリガーの感度を0.4ミリ未満に設定すると、キーが非常に高感度になり、入力ミスが生じやすくなります。また、意図しないタイミングでキャラクターの動きが止まってしまう現象も起きてしまいます。
ゲームにおける設定の活用例
VALORANT以外のゲームでも、例えばエーペックスでは地面に落ちてる物資や弾を拾うときにEやFを連打することがあります。アクチュエーションポイントを0.1ミリに設定すると、超連打が可能になり、普通のキーボードを使っているよりも弾の回収が非常に早くなります。そのため、ゲームによって使い道が分かれてきます。
ライティングについて
ライティングはLEDの明るさです。100%にするとめっちゃ光るし0%にするとライティングはなくなります。この効果のところは他のキーボードと同じようにLEDのエフェクトが変わります。プリセットが用意されているのでお好みで選べます。高度な効果を選ぶとさらに自分好みの設定にすることができます。かなりマニア向けです。
Hanzman V3 Proアクチュエーションポイントについて
アクチュエーションポイント0.1、ラピッドトリガー0.1 さらに光学式のスイッチ採用しているということで遅延も少ない環境にも影響されにくい 精度も高いとのことで今存在しているラピッドトリガーキーボード ラピッドトリガーを搭載したゲーミングキーボードの中ではかなりトップだと思います。
Hanzman V3 Pro発売日
Hanzman V3 Proの発売日は、以下の通りです。
- 予約開始2023年10月31日
- 発売開始2023年11月14日
まとめ
正直どのキーボードもかなりクオリティ高くて明確に差があるというわけではないんですけど Huntsmanシリーズはプロ仕様とうたっているので極限を目指したイメージになります。やっぱスペースキーのこの長さが肝になってくるんではないかなって個人的に思います。
私もやっぱUS配列ばっか使ってるんでスペースキー短いなぁとは思いました。気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ラピッドトリガー 搭載 Razer レイザー Huntsman V3 Pro Tenkeyless JP ラピッドトリガーと調整可能なアクチュエーション搭載のアナログ ゲーミングキーボード アナログオプティカルスイッチ 調整可能なアクチュエーション 押下圧