世界最速の反応速度を誇るゲーミングキーボード、SteelSeries ApexPro TKLをレビュー。テンキーレスで、プロゲーマーも愛用するこのキーボードの魅力を紹介します。2023年に発売された新型と旧型の違い、ラピットトリガーについてなどを解説。最強と称されるApexPro TKLの秘密を知りたい方は必見です!
SteelSeries ApexPro TKLレビュー|最強のゲーミングキーボード
まず最初に「SteelSeries ApexPro TKL」を使ってみた結論からお伝えすると、最強のゲーミングキーボードでした。
また「SteelSeries ApexPro TKL」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
「SteelSeries ApexPro TKL」のメリット3つ
- 反応速度が速い
- フローティングデザイン
- テンキーがない
「SteelSeries ApexPro TKL」のデメリット3つ
- ケーブルが太すぎる
- USB規格がUSB2.0
- キーボードの重さが若干軽い
SteelSeries ApexPro TKLの価格
「SteelSeries ApexPro TKL」の価格は、33,300円(税込)です。(2023年10月28日時点)
SteelSeriesAPEX PRO TKLの詳細
今回紹介するSteelSeries ApexPro TKLを最強っていう人がものすごく多いので、深掘りしていこうかなと思います。
人気の理由:反応速度
SteelSeries ApexPro TKLが人気の理由はいくつかあると思うんですが、大きな理由の一つは反応速度だと思います。ゲーミングキーボードは反応速度が世界最速っていう製品です。世界で最も押してから反応するまでの速度が速いキーボード、それがSteelSeriesAPEX PRO TKLです。
厳密に反応速度だけで言えば別のものもあります。しかし、一般的なゲーミングキーボードと呼ばれる、ゲームに適したキーボードの中だとSteelSeries ApexPro TKLが本当に最強です。コンマ1秒が大切な対戦系のゲームにおいては、この反応速度ってかなり重要なので、そこに価値があるって考える人が多いので、人気なんではないかなと思います。
実際、僕もこれを買ってから長い間使ってみましたが、クオリティが高いなと感じました。
SteelSeries ApexPro TKL2023発売日
Apex Pro TKL 2023は2023年3月10日に発売になりました。
SteelSeriesについて
SteelSeries ApexPro TKLを作っているメーカーについてお話ししていきます。メーカーはSteelSeriesっていうメーカーです。デバイスのメーカー知名度もかなり高いです。
今回紹介しているこのキーボード以外にも、色々なシリーズのキーボードを展開しています。今のところ最も人気なのはAPEX PRO TKL。ちなみにTKLはアテンキーレスのことなので、普通にフルサイズバージョンのキーボードも売っています。
プロゲーマーも愛用するキーボード
使っているプロゲーマーも多いし、今流行っているようなAPEXとかVALORANT FORTNITEのプロとかでも使っている方がいます。
高級感あふれる外観デザイン
外観は高級感があってかっこいいんです。トッププレートは航空宇宙産業で使用されるアルミ製の巨体による滑らかで美しいデザインですので、見た目に関しても文句なしかなと思います。
フローティングデザインのメリット
さらに、横から見てもらったら分かる通り、キーが浮き出ているっていうフローティングデザインです。トッププレートから見てキーが浮き出ているやつを、フローティングデザインって言うんですが、このフローティングデザインだと掃除もしやすいし、ライティングが映えやすいというメリットもあるんです。僕もこのデザインはかなり好きです。
日本語配列のデザイン性
最近の良いキーボードは割とこのフローティングデザインが多いです。後から、実際に光らせるんですがライティングもかなり綺麗で、配列に関しては英語配列と日本語配列があるんですが、僕は日本語配列を購入しました。日本語配列でも見てもらったら分かる通り、金印字がないんです。ひらがなアーとかイーとか書いてないので、デザイン性的にもいい。
人気の理由
SteelSeries ApexPro TKLはテンキーレスなので、全体的に小型でマウスをフルスペースを確保できるっていう強みがあります。
テンキーレスやサイズについて
フルサイズのキーボードだとテンキーと言われるものがあるんですが、SteelSeries ApexPro TKLはテンキーレス。机の上に置いた時に、マウスをフルスペースを確保しやすいんです。それが強み。サイズは、幅355mm、奥行132mm、高さが40mmです。テンキーレスキーボードってことを考えると、割と標準的なサイズ。
ゲームにおすすめの理由
ゲームするならテンキーレスがおすすめです。それと、個人的に好きなのがダイヤルがあることです。こちらは便利な音量調節ダイヤルっていうもので、パソコンにつなげて動画とか見てるときに、音量上げたいなと思ったら、一回クルッと回すだけで音量が上がる便利ダイヤルです。本当に便利すぎて、ゲーミングキーボードを選ぶときに、こういうダイヤルついてるかどうかって重要視しています。
GQ13TKLとかにもついてるんですが、このダイヤルのあるキーボードになれちゃうと、それがないキーボードを使ったときに不便に感じるレベルなので、本当に一回使ってみてほしい。
薄型デザインのメリットとりストレスト
厚みのあるキーボードというよりもどちらかと言えば薄めです。キータイプをするときに手首を上げなくていいので、割と楽にタイピングすることができます。
SteelSeries ApexPro TKLは最初からリストレストがついてくるんです。リストレストというのは、名前の通り手首を置くところ。
キーボードの傾斜調整
キーボードは裏側にスタンドがついてるので、スタンドを上げてあげることによって、傾斜をつけることができます。
ケーブルとUSBについて
裏側はシンプル。角に滑り止めのラバーがついてるので、滑りにくい設計です。特にネジ穴とかが見えるわけでもないので、クオリティはまずまずいいんではないかなと思います。
ケーブルについて
有線のゲーミングキーボードなのでケーブルがありますが、この裏側でケーブルの出す位置を、真ん中左右の3箇所で変更できます。
弱点はケーブルが本当に太いこと。ゲーミングキーボードはマウスと比べると、コードが太くなる傾向にあるんですが、とは言ってもキーボードの中でもかなりの極太で、さらに固いんです。ケーブルが長くて2.2mあったので、どのようなところでも使えるのではないかなと思います。
2つのUSBの用途
それと、これは不思議ですがUSBが2つあるんです。普通に接続するだけなら2ついらないよと思われがちですが、一つは普通にキーボード本体の接続用、一つは拡張USB用になります。
マウスとかヘッドセットを繋げると、SSDや電力を使うものは厳しいと思うんです。USBがあるので、このUSBを使うときは両方ともPCにUSBを挿しましょう。ちなみに規格はUSB2.0です、3.0じゃありません。なのでストレージ類は厳しいです。
キーボードとアクチュエーションポイントについて
キーボードの重さは770gです。キーボードは重い方が操作中にずれにくいっていうメリットがあるので、重ければ重い方がいいです。ただ、軽めの770gとは言え、しっかりと裏の滑り止めが機能しているので、操作中にずれるっていう印象はなかったです。
アクチュエーションポイントとは?
キーボードにはアクチュエーションポイントっていうのがあります。アクチュエーションポイントは、キーを打ったときに内部のスイッチが反応するポイントのことです。要するにどのぐらい押し込めばキースイッチが反応するかっていう長さのことですが、この長さはだいたい普通のキーボードだと、アクチュエーションポイント何ミリって決まってます。物にもよるんですが、だいたい1.8ミリとか2ミリとかそういうものが多いです。スピード軸って呼ばれるゲーム特化のギーミングキーボードとかだと、たまにアクチュエーションポイント1.2ミリのものもあるし、Razerから販売されている人気機種とかでも、アクチュエーションポイント1.0ミリとかあります。
圧倒的な浅さのアクチュエーションポイント
1ミリってね相当浅いんですが、そんな中でなんとこちらのSteelSeriesAPEX PRO TKLは、アクチュエーションポイントが0.4ミリです。圧倒的な浅さですが、これならキーを打った瞬間に反応してくれるということになります。
可変アクチュエーションポイントの魅力
さらにアクチュエーションポイントを0.4ミリだけじゃなくて 0.4ミリから3.6ミリまで可変できます 僕もこれを初めて使った時感動しました。アクチュエーションポイントが変えられる。しかも浅いっていうのがものすごく面白いなと感じました。先ほど言った通り1ミリでも正直かなり浅い部類ですが、それの半分以下の0.4ミリ、これ異次元の反応速度。押しただけでキーボードが反応します。
幅広い設定が可能
その可変の幅も広くて 0.4から3.6ってね 最長も最短もどちらも半端ない数字ですし、それだけ設定がいじれるのは強みです。個人的に使ってみた体感、さすがに0.4ミリは浅すぎると感じましたので、自分に合ったキーボードの浅さを見つけてもらったらいいんではないかなと思います
人によって最適なアクチュエーションポイントがあるので、それを設定で見つけることができるのも強い。普通はねキーボード購入した後に、アクチュエーションポイント違うなと思ったら、もっと浅い物、長い物に変え替える必要があるんです。しかし、SteelSeries ApexPro TKLの場合は可変なので、キーボード本体を変え替えなくても、設定変えるだけでアクチュエーションポイントが変わります。これは圧倒的な強みです。
アクチュエーションポイントの変更
さらにアクチュエーションポイントを変えれるだけじゃなくて、ゲームの移動で使うWASDだけを浅くするとか、逆にウルトとか必殺技系はアクチュエーションポイントを長めに設定する、場所によってアクチュエーションポイントを変えるっていう凄技もできます。ここまで細かな設定ができるゲーミングキーボードはなかなかないんではないかなと思います。
打ちやすさとスムーズな操作
このアクチュエーションポイントっていう観点から見て、SteelSeries APEX PROは強いです。キーのこの打ちやすさ自体も間違いなくて、シンプルに変な癖がないので押しやすいです。押し始めてから最後に押し切るまで、すごいスムーズにスーってキーが落ちていく感覚、反発力も少なくてすごくあっさりしてます。
クリック感のないキースイッチ
クリック感はありません。ゲーミングキーボードのキースイッチにもよるんですが、押した時にカチっていう音とカチっていう感覚が指に伝わるものもあるんですが、このAPEX PRO TKLのキースイッチにはそんな音や感覚がないので、そこそこ軽いです。
ゲームプレイに合った設定の強み
そんな感じで、SteelSeries APEX PRO TKLのキースイッチは特徴的な感じですが、それでも自分のゲームプレイに合った設定を見つけられるのは本当に強みです。
オーク圧と耐久性、キーキャップについて
SteelSeriesエイペックスプロは、オーク圧が45センチニュートンと軽めなので、引っかかりなく最後まで押し切れるっていう感じで、非常に押しやすいです。キーストローク耐久性も申し分ないです。1億回も押し続けても壊れないという圧倒的な耐久性で、物によっては5000万回とかのものもありますが、こちらは1億回です。
また、キーキャップの質感も良く、指紋がつきにくいので見た目的にも汚れにくいし、肌触りもすごく良いです。印字も剥げてこないです。
SteelSeries ApexPro TKLはソフトウェアで設定できる
ソフトウェアを使って色々な設定ができます。アクチュエーションポイントのレベル分けや、Aだけを変える、W S Dだけを変える、などを行うことができます。
イルミネーションとデザイン
また、イルミネーション系では、キーボードを光らせたり、アニメーション系のライティングも可能です。トッププレートにも反射する光が柔らかく広がって、フローティングデザインなので光り方も上品です。
ソフトを使って設定を作って保存することもできます。このゲームをやるときはライティングオフのような設定をし、動画編集するときはライティングオンのような設定をしてください。
有機ELディスプレイの機能
さらに、有機ELディスプレイを搭載しているので、好きな画像を表示させることができます。自分で書いたりして設定すると、キーボードに表示されます。この機能は面白いです。
現在のプロファイル名が確認できるのも便利です。プロファイルは本体に保存できるので、スペックの高くないノートPCでも設定してPS4に直接つなげることができます。
Apex Pro TKL 2023 旧型と新型の違い
旧型と新型の大きな違いは反応速度です。2023年版の新型は反応速度が旧型よりも上がっています。
また、デザインにも若干違いがあります。旧型は過度に少し丸みがありますが、新型はどちらかと言えば角ばっています。サイズは新型の方が少し小さくなっています。
ラピッドトリガーについて
Apex Pro TKL 2023からラピットトリガー機能が追加になりました。キーの認識速度が速くなるので、ストッピングが早くなります。ストッピングで勝敗が左右されるゲームに最適なキーボードになっています。
ApexPro Miniとの違い
ApexPro Miniは、OmniPointメカニカルスイッチという独自のキースイッチを採用。SteelSeries ApexPro TKLよりもコンパクトになっています。基本的な機能に関しては大きな違いはありません。
ゲームプレイの感想
実際にゲームプレイした上での感想、APEXを軸に話しますが、どのゲームでも同じ感想です。ここは強いなとか、いいなと感じるところがすごくありました。サイズ感はテンキーレスなのでマウスが振りやすいです。特にローセンシの方はキーボードコンパクトなものがおすすめなので、このテンキーレスはものすごくいいんではないかなと思います。
反応速度の評価とキーキャップの感触
反応速度に関しては正直申し分ないです。アクチュエーションポイントが浅いのは慣れるまでは誤入力が出ちゃうんですが、慣れたらね本当に余裕です。サクサク動きます。
キーキャップに関しても指紋がつきにくいのでサラサラしてて、個人的には好き。手が乾燥してて表面滑るの嫌だなって方はもしかしたら気になるかもしれないかなっていう程度。僕もどちらかっていうと手が乾燥しがちですが、すごくツルツル滑るってほどではなかったので、キーキャップの質も悪くないです。
APEX PRO TKLの魅力と評価
APEX PRO TKLならではだと思うんですが、うまくアクチュエーションポイントを設定すると複雑なキャラコンが本当にしやすくなりました。例えばAPEXの場合、スーパーグライドっていうキャラコンがあって、このキャラコンは障害物に登った時に適切なタイミングでしゃがみキーとジャンプキーを押すと、ビュッてね加速して前にぶっ飛ぶっていう技があります。これはキー入力が必要なキャラコンで割と使用頻度も高いんですが、この技ってしゃがみキーとジャンプキー同時押しじゃなくて、若干ジャンプキーを早く入力するのがコツです。
APEX PRO TKLと他のキーボードの比較
僕が使ってるメインキーボードの一つにG913 TKLっていう、すべてのキーのアクチュエーションポイントが同じゲーミングキーボードを使ってて、それで慣れたらまったくこのキャラコンってできるんです。本当に慣れたらできるのですが、APEX PRO TKLを使った場合、アクチュエーションポイントをいじって、しゃがみキーよりもジャンプキーのアクチュエーションポイントを浅くすることによって、自分の意識は完全に同時押しをしてスーパーグライドが出るようになるんです。なんでかっていうとジャンプキーの方がアクチュエーションポイントが浅いから。
これ普通に実用的だし、しっかりと使えたので、この使い方面白いなと思いました。普通のゲーミングキーボードだと少し慣れが必要なキャラコンでも、SteelSeries ApexPro TKLなら設定で簡単にキャラコンが出るようになるんです。
ゲーム時のアクチュエーションポイント設定
ゲームするときは基本的にアクチュエーションポイントを低くしておけば反応も早くサクサク入力ができますし、単純に反応速度が速いっていうのが強みだなと感じました。
ゲームをするときはもちろんアクチュエーションポイント浅めがおすすめですが、タイピングするときにアクチュエーションポイントが浅いとミスタッチ多くなるかなっていう印象があるので、タイピングするときはアクチュエーションポイント上げたほうがいいです。
高い価格でも価値がある理由
設定でいろいろできるし、プロファイル設定で簡単に切り替えができるので、確かに値段だけで見ると高いキーボードではあるんですが、確かにこの値段だけの価値はあるなと感じました。
まとめ
使用者も多くてみんなが最強最強っていう理由もわかりますし、見た目もいいし性能もいいし、あとは供給さえなんとかなれば本当に売れるキーボードだなと思っています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
SteelSeries ゲーミングキーボード テンキーレス 有線 日本語配列 OmniPointスイッチ 有機ELディスプレイ搭載 Apex Pro TKL JP 64737