今回は、人気のオーディオインターフェイス4機種、MOTU M2、VOLT276、Apollo Twin、Babyfaceを徹底比較します。それぞれの機種の特徴や価格、付属ソフトウェアやプラグインについて詳しく解説し、あなたの音楽制作やギター録音に最適な選択をサポートします。この記事を読めば、自分にぴったりのオーディオインターフェイスが見つかること間違いなし!
オーディオインターフェイスの相談
「突然すみません。オーディオインターフェイスの購入を考えていて、動画を見させていただきました。MOTSUのM2、VOLT 276、BABYFACE PRO FS、APOLLO TWIN X DUO このあたりで迷っているのですが、最初から良いものを買ってしまうか、3万円あたりのものを買うか迷っています。どれを買うべきかご助言いただけないでしょうか。
相談者の情報まとめ
相談者の情報をまとめます。Macユーザーでギターの録音、DTM、リスニングでの使用が目的。そしておそらく1台目のオーディオインターフェイスの購入を検討中という情報です。
候補機種とレビュー動画
候補に挙げているのがMOTSU M2、ユニバーサルオーディオのVOLT 276、APOLLO TWIN X DUO、RMEのBABY FACE PRO FSです。BABY FACE PRO FS以外の機種に関しては個別のレビュー動画も出しています。気になる方はこちらの動画もご覧下さい。
おすすめオーディオインターフェイス価格
昨年からの僕のおすすめである消費しやすいPayPayポイントの還元が受けられてお得なヤフーショッピングでのそれぞれの価格を見ていきましょう。MOTSU M2が38,000円、VOLT 276が37,800円、APOLLO TWIN X DUOが44,800円、BABY FACE PRO FSが59,800円です。
おすすめ3機種とプラグイン
この4機種ですが、僕がおすすめするならば、M2、VOLT 276、APOLLO TWIN X DUOの3つから検討していただければと思います。APOLLO TWIN X DUOにはプラグインが付いてこないですが、付属のソフトウェアであるUADプラグインを活用して音を作り込むことができます。
DSPミキサー搭載・非搭載の分類
機能について見ていくと、4つの候補をDSPミキサー搭載・非搭載で分類することができます。M2、VOLT 276は非搭載で、APOLLO TWIN X、BABY FACE PRO FSには搭載されています。使い勝手が大きく変わってくるポイントです。
エフェクト適用とギターサウンド
DSPミキサーが搭載されている2機種は、入力音のモニターに対してEQとかコンプとかリバーブなどのエフェクトを適用することができます。特にAPOLLOに関しては、別途購入する必要はありますが、UADプラグインのギターアンプやエフェクトペダルを使って、遅延のないギターサウンドを作り込むことができます。
音質についての考慮事項
音質については、僕のレビューでは入力音の小さな違いについては考慮しません。なぜなら入力音の良し悪しは、オーディオインターフェースの性能以前に、録音する楽器や演奏の影響の方が遥かに大きいからです。
音質の違い:MOTS M2とRME Babyface Pro FS
解像度分離感が高くミックスマスタリングにより向いている音だと感じるのは、MOTSのM2とRME Babyface Pro FSです。M2の方が比較するとややマイルドで、Babyface Pro FSはより硬く鋭い音だという印象を受けました。
ユニバーサルオーディオ製品の音質
ユニバーサルオーディオの2製品に関しては、良くも悪くもまとまりのあるサウンドという感じです。これを温かみのある味のあるサウンドだと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は正直出力の音に関してはあまり良くないなと思ってます。
購入時のおまけとソフトウェア
購入時についてくるおまけは、ベイビーフェイスプロ FSには特別おまけはついてきませんが、専用のキャリングケースはついてきます。MOTS M2そしてユニバーサルオーディオのVOLT 276には無料でプラグインが付いてきます。APOLLO TWIN X DUOにはプラグインが付いてこないのですが、付属のソフトウェアであるUADプラグインを活用して、音を作り込むことができます。
VOLT 276とApollo Twin Xの特典
どちらかといえばVOLT 276についてくるソフトの方が魅力的かなと僕は思います。Apollo Twin Xに関しては、購入登録でUADプラグインが追加で5つついてきます。現在の特典は変更している場合がありますのでご確認下さい。
リセールバリューの比較
最後にリセールバリューについて。使わなくなった時にどれだけ高値で売れるか、買い手がつくか。つまりどれだけ需要がある人気のある機種かということです。4機種の中だとVOLT 276のみ人気が少し落ちるかなという印象です。買い手を探すのに苦労するかもしれません。またApollo Twin XはUADプラグインのライセンス移行がやや面倒で、製品自体の価値は安定しているものの、やや買い手がつきにくい印象があります。最も買い手が見つかりやすくて価格が安定しているのはRME Babyface Pro FSでしょう。
おすすめ機種
それでは価格を踏まえたおすすめ機種についてお話ししていきます。とりあえず安いものを買って試すということならMOTSU M2で良いかなと思います。
VOLT 276の評価
VOLT 276の遊べる要素も魅力的ではありますが、僕はおすすめはしません。ただ買おうとしている人を止める理由もないかなという感じです。
Apollo Twin Xの魅力
価格にこだわらず機能性をとるならApollo Twin Xがおすすめです。これまで割と自分で使ってきたApollo Twin Xに関しては、ネガティブな要素っていうのを強調してお話しすることが多かったような気がするのですが、最近僕の中でのApollo Twin Xの評価っていうのが少しずつ上がってきています。
Apollo Twin Xの評価上昇の理由
理由は2つあって、一つ目が各メーカーのオーディオインターフェイスが値上がりする中、価格が末置であるっていうこと。二つ目が各メーカーが多機能さを売りにする新製品を続々リリースしていることがApolloシリーズとUADプラグインの再評価に繋がっていると感じるからです。
中途半端な機種の多さ
色々なメーカーが色々な機能性を売りにした製品を出しているのですが、「帯に短し、襷に長し」のような、中途半端な機種が多いかなという気がしていて、それがApollo Twin Xの特徴かなという印象を受けました。ApolloとUADプラグインの組み合わせの機能性は素晴らしいなって思う機会が増えてます。
RMEのBabyface Pro FSの評価
一時期、鉄板でおすすめの機種だったRMEのBabyface Pro FSに関しては、本体の値上がりと音質の良さっていうのを特徴に持ったMシリーズの登場で、僕の中ではおすすめ度が下がってます。
最終的なおすすめ機種
この相談者に対する僕の回答は、M2かApollo Twin X。ただし、趣味にしろ何にしろ、音楽活動を継続できる自信がないならば、M2にしといた方がいいのではないかなという感じです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。最後まで読んでいただきありがとうございました。今後の記事もよろしくお願いします。ありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
MOTU M2
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