音楽制作に欠かせないマイクプリアンプ。その中でもBlack Lion Audio製のマイクプリアンプ3機種を徹底比較しました。Auteur Mk2、B173 MK2、B12A MK3の3機種の特性と音質の違いを詳しく解説します。音楽制作に興味がある方、予算は限られるけど良い音を求める方、ぜひ参考にしてください。
Black Lion Audio製マイクプリアンプの紹介
ご視聴ありがとうございます。シンガーソングライターのぱくゆうです。本日はこちらにあります、重いんですけどもBlack Lion Audio製のマイクプリアンプ3機種を 録音データを交えてご紹介していきたいと思います。こちらです。
マイクプリアンプの価格と効果について
マイクプリアンプっていう機材を通すと音が良くなるらしい そんな話を耳にしたことはありませんか?どのような機材なのかなって調べてみるとプロが紹介するような定番の機材は、 どれも数十万円からビンテージ機材となると100万を超える超高級機材ばかり。
5万円程度のマイクプリアンプの効果
じゃあ一体いくらくらいの製品から買ってよかったなっていう実感が得られるのか、常にお世話になっている販売代理店のMI7Japanさんにお願いをしまして、5万円ぐらいの程よい価格帯のマイクプリアンプ 3機種をお借りすることができました。
試用体験のシェアと製品詳細の案内
試してみたのでその体験っていうのをシェアしたいなと思います。単体マイクプリアンプに興味があるのですが、予算が限られる方はぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
Black Lion Audio製マイクプリアンプの詳細紹介
はじめに3つの製品について詳しく機能をご紹介していきたいと思います。まずはAuteur Mk2からです。フロントパネルには電源スイッチと2チャンネル分のゲインつまみがあります。
Auteur Mark 2の特徴とスペック
フロントパネルには電源スイッチと段階式のゲインつまみ、48Vファンタム電源の供給ボタンと位相反転のボタン、そしてパッドボタンが備えられています。リアパネルにはAC電源の入力と2チャンネル分のXLR入力端子とTRS出力端子が備えられています。主な機能や詳細なスペックはご覧の通りです。
Auteur Mark 2の性能評価
僕は正直これらの数値からこの製品の性能を測ることができないので、どう読み取るかというのは皆さんに委ねたいと思います。
B173 Mark 2の特徴とスペック
フロントパネルには電源スイッチと段階式のゲインつまみ、カチカチカチと音がしているので段階式なのが分かると思います。無段階式のアウトプットレベルつまみ、2つのつまみが付いています。48Vファンタム電源の供給ボタンと位相反転のボタン、そしてHi-Z入力切替ボタンが付いています。Hi-Z入力端子がフロントパネルに備えられています。リアパネルにはAC電源の入力と1チャンネル分のXLR入力端子、TRS出力端子が備えられています。
主な機能や詳細なスペックはご覧の通りです。
B12A Mark 2の特徴とスペック
フロントパネルには電源スイッチとGainつまみ、48Vファンタム電源の供給ボタンと位相反転のボタン、そしてPadボタンが付いています。Hi-Z入力切替ボタンも付いています。Hi-Z入力端子がフロントパネルに付いています。リアパネルはB173 Mark 2とほとんど一緒です。AC電源入力と1チャンネル分のXLR入力端子、TRS出力端子が付いています。
主な機能や詳細なスペックはご覧の通りです。
製品の特徴とブラインドテストの説明
3製品ともハーフラックサイズの機材です。それではそれぞれのマイクプリアンプを通した音の違いをお聞きいただきたいと思います。
テストの音声は僕のボーカルです。マイクは僕の持っているマイクの中で比較的癖がない、今ここにも映っていますAustrian AudioのOC818を使用しました。
そしてオーディオインターフェースはこちら、約8万円のAPOGE DUET 3を使用しました。ぱくゆうチャンネルソングブックVol.1というコンピュレーションアルバムに収録されています。僕のミュージックという楽曲のサビのフレーズ8小節を各マイク2周ずつ聞いていただきます。
それぞれの音を聞いていただき 感想やどの音が好みだったかぜひコメントで聞かせていただけると嬉しいです それではお聞きください。
ブラインドテストの結果発表
1周目はピアノベースドラムの伴奏とボーカル 2周目がボーカルのソロです。
Auteur Mk2、 B173Mk2、B12AMk3。
さらにApogee Duet 3のマイクプリ4つの音声をランダムな順番で再生します。
正解発表します。1番目に聞いていただいたのがAuteur Mk2、 2番目に聞いていただいたのがApogee Duet3、 3番目に聞いていただいたのがB173Mk2 そして最後4番目に聞いていただいたのがB12AMk3でした。答えがわかった上で一度それぞれ聞いていただきたいと思います。どうぞ。
各製品の音質についての感想
ここからは僕の感想、印象をお話ししていきたいと思います。しっかりとそれぞれの音、違いが出てました。違いは小さなものになるのかなっていうような気もしていたので、びっくりしました。
同じ風に歌えてるかなって不安になるぐらいモニターの音が違うんです。
Auteur Mk2は比較的味付けの少ないクリアな音。
B173M2はむっちりとした中低域に特徴のあるようなサウンド。
そしてB12Aはカラッと明るい仕上がりになるなっていう風に感じました。
B12Aの音色変化の感想
特にB12Aに関しては、口の中の使い方っていうのを変えて、歌の音色を変えた時のような違いが出るなっていう風に思いました。なかなか説明するのが難しいんですけど、声の響かせ方が変わったような、そういう風に聞こえました。
Apogee Duet 3とBlack Lion Audioの比較
Apogee Duet 3のプリアンプの音もまったく悪くないなっていう風に思ったんですが、ね、やっぱ比べて4つ聞いてみると素っ気ないというか、線が細いというかそういう印象も受けました。音量はすべてほとんど同じぐらいになるように波形見て、メーター見て合わせてるんですけど、それでもBlack Lion Audioのマイクプリを通した音の方が存在感があるというか、そういう風に僕には感じられました。
プリアンプの総評と価格感
僕はどの機材を通した音なのかっていうのを分かった上で聞いているので、プラシーボも多少入ってるのかもしれません。総括するとエフェクターだなっていう感じがしました。
特に今回紹介した3つのプリアンプは、ゲインつまみとかアウトプットレベルつまみとか音量に関する操作しかできない、すごくシンプルな機材だったので、こうして音に味付けをする、味変するのような感じで、価格も6万円ぐらいということなので、高いエフェクターっていう感じですかね。そんな印象を受けました。
価格とサウンド作りのバランス
これが10万、20万、30万ってなると、エフェクター1個にそんだけ使うんかっていう気持ちにはなりますけれども、5万、6万だったら、この音が好きならば、自分のサウンド作りに幅を持たせるっていうことを考えたら、悪くない、なくはない選択肢なのかな、出費なのかなっていうふうにも思います。
録音時の操作感とインスピレーション
音の変化もそうですけども、録音してる時につまみをいじって作業をする、そのつまみに対してリニアに音が変わっていく、その体験はすごくいいなと思いました。インスピレーションが湧いてくるというか、刺激をもらえるというか、僕はまったくハードウエアの機材っていうのを手に取ったことがない世代なので、そういう経験をするのは初めてでした。
アナログのハードウエアをいじくっていじくって音を作っていくってことはまったくしないんですよね。
エレキギターとアンプの音作り体験
エレキギターは僕はあまり聴かないんで、アンプのつまみをグリグリ回して音作りする。それに対応してアンプの出音が変わるような、そういう経験もあまりないので、僕はすごく新鮮に感じましたし、楽しいなって思いました。
機材通しの利点と欠点
ただ機材通した分、SNは悪くなっちゃうんで、ノイズが目立ってしまったりとかっていうところはあります。それが味になるといえば味になるっていうところだと思うんですけれども、良いところも悪いところもあるかな。
アナログ機材の良さと面倒さ
いわゆるアナログ機材の良さ、そして面倒くさいところは、安いものでも高いものでも同じようにあるんだなと思いました。
オーディオインターフェースのマイクプリアンプとの比較
今回そこそこのオーディオインターフェースのマイクプリアンプと比較して、悪くないじゃんっていう使う価値はあるな、意味はあるなっていう風に感じられたので、意外に安いマイクプリアンプでも使用者の多いというかブランド的に名が通ってるところのマイクプリは、無駄にはならないのかなと思います。
導入を検討する価値あり
ぜひ気になっている方は導入検討してみてもいいんではないかなっていう風に思います。
視聴者への感謝と次回の予告
いかがでしたでしょうか。最後までご覧いただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
Black Lion Audio Black Lion Audio / Auteur MkII デュアル・チャンネル・マイクプリアンプ
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