7.1サラウンドサウンドの外付けDAC搭載アンプ、GSX 1000 2nd Editionが登場!
皆さんこんにちは。たこまるです。
本記事では、GSX 1000 2nd Edition(セカンドエディション)について前世代との違いや新機能について詳しくレビューします。
高性能なマイク入力や指向性サウンド機能をはじめ、リバーブ調整や設定ロックなど使い方にも注目。堅牢なデザイン・優れた耐久性・PCとの互換性などの魅力についても紹介していきます。
ゲームの音質をよりよくしたい人はぜひご覧ください。
ゲーム体験における音の重要性について
ゲームをプレイする時に重要なのが音ですよね。
対戦系のゲームをするのであれば、音の方向で敵の位置や距離がわかりますし、RPG系のゲームをするのであれば、音が良いことで没入することができます。音は五感の一つなので、ゲームを楽しむ上でかなり重要な要素と言えます。
アンプの効果とその必要性
音を良くするために、性能の良いイヤホンやヘッドセットにお金をかけるという方が多いと思いますが、その前に買うべきものがあります。
それはアンプです。
アンプを簡単に説明すると、音を増幅する機械のこと。もっと簡単に言うと、音を良くする機械のことです。
GSX 1000 2nd Editionの紹介
今回は僕のチャンネルでもオススメしている、GSX1000の2nd Editionを紹介していきたいと思います。ゲームにおいて音質を上げるには、イヤホン・ヘッドホンと併用してアンプを使うのがとても重要です。
パッケージデザインについて
デザインとパッケージの魅力
新発売のGSX1000 2nd Edition。旧型と比べると見た目がかっこよくなり、音質はゲームに特化し、さらにバージョンアップしています。ファン待望のモデルと言えますね。パッケージの時点ですでにかっこよすぎます。
旧型との違いと進化ポイント
2022年12月6日発売のGSX1000 2nd Editionですが、旧型と比べると何が進化しているか紹介していきます。
旧型と比較し変更となっているのは以下の点です。
音質とデザインに関しては後ほど詳しく説明します。
- デザイン
- 音質の向上
- Type-C対応
付属品と外観の第一印象
開封すると中には、もう一つの黒くてかっこいい箱が入ってます。
付属品はUSB Type-Cのケーブル1本のみでシンプルです。本体のデザインは黒を基調としたメタリックブラックの外観です。
外観のデザインについて
タッチボリュームホイールとライン
Windowsと同期させることのできる、大型のタッチボリュームホイールが前面に大きく設置されています。4角にはタッチで反応する4本のラインが設置されています。
シンプルなサイドと裏側デザイン
サイドはとてもシンプルなデザイン。裏側にはスタンドが搭載されていてe-POSというロゴが入っています。下部の方はラバー素材で滑りを防止します。
新旧デザインの違いとType-C対応
外観はかなりシンプルです。旧型のGSX-1000と比較すると、シルバーの部分がなくなり、完全に黒いデザインになりました。黒いデスクにさらに合わせやすくなりましたね。
端子類は同じですが、USB Type-Cに変更しています。旧型はMicro USBだったので、Type-Cへの進化は嬉しいポイントです。
サイズと重さの比較
サイズは旧型とほぼ同じで幅100mm×高さ100mm×厚み25mm 重さ220gです。
スピーカー用の端子や、ヘッドホン用の入力端子もほぼ同じ仕様です。
シンプルでスタイリッシュなデザイン
ディスプレイは起動すると光る仕様です。タッチパネルを採用しているため、ボタンが無くシンプルでスタイリッシュ。サイドもチャットボリュームのみです。
音質について
マイク音質の向上
旧型と比較して良くなった点はマイク入力の品質です。旧型は16bitの16kHzでしたが、新型は16bitの48kHzです。
音質はかなり向上しました。下記リンクで音質の比較をしています。
新型マイクの音質テスト
音に関しては実際に聞いてもらう方が良いと思います。
Youtubeリンク挿入
同じ環境でテストしましたが、新型は明らかに音質が良いですね。ヘッドセットのマイクを使っても、アンプを通すことでかなり綺麗な音になることが分かります。
音を聞いてもらうとよく分かるのですが、声の透明感と解像度がアップしています。正直驚きました。旧型も良かったですが、新型はさらに良くなっています。
新型の特徴と進化点
旧型との違いをまとめると以下の3点です。
- デザイン
- マイク音質
- トーナメントモード
旧型との違いとして、トーナメントモードを紹介します。簡単に説明すると画面のロック機能です。タッチ操作で様々な設定ができるのですが、ゲーム中にタッチしても設定が変わらないようにロック機能がつきました。これでゲームに集中することができますね。
簡単な接続方法
続いて接続方法について説明します。USB Type-Cのポートがあるので、付属しているType-Cケーブルを使いパソコンと接続します。真ん中はスピーカーに接続する部分。ヘッドホンをつなげる部分は2つあります。
ヘッドホンの接続方法
ヘッドホンのケーブルは、1本で完結するケーブルと、2本で接続するケーブルがあります。2つで接続するケーブルを使い、赤いケーブルをマイクの部分に、緑色のケーブルをヘッドホンマークのところに挿しましょう。
以下実際に接続してみた画像です。このつなぎ方を忘れないようにしましょう。
装置の起動とデザイン
Type-Cケーブルでつなぐと完了です。プラグ&プレイに対応しており、開封した後すぐに使えるのが特徴です。
細かい設定をせずに初心者の方でも簡単に使えます。
起動すると真ん中の部分が明るくなり、インジケーターなどが表示されます。
本体のデザインについて
赤のライティングとデザインの魅力
黒のデバイスに赤のライティングは王道です。光量もちょうど良くて、めちゃくちゃかっこいいので、見た目が好きで欲しいという人も多いのではないでしょうか。
機能と操作性について
自動調光機能
自動調光機能がついており、一定時間放置すると自動で暗くなります。一度暗くなった場合は、手をかざすと明るくなります。
タッチパネルでの音源切り替え
上部のヘッドホンのボタンをタッチすると切り替わります。タッチパネルの操作も簡単です。
ゲーミングヘッドセット以外の対応
ゲーミングヘッドセットだけでなく、普通のヘッドホンも接続可能です。ヘッドホン・ヘッドセット・スピーカーの切り替えができてとても便利。
0.5秒くらい遅れて反応しますが、タッチの感度も良好です。
イコライザー機能について
写真の枠で囲まれた部分がイコライザーです。
デフォルト状態から1度押すと、FPSモードに。対戦系のゲームにオススメです。もう1度押すと音楽モードになります。音楽を聞くときに最適なモードですね。もう1度押すと映画モードになります。
イコライザーと音の強さ調整
左のぐねっとしたアイコンを押すとイコライザーの強度を設定できます。
前方・後方スピーカー切り替え
ゲームで強調したいサウンドに応じて、前方または後方のスピーカーに切り替えることが可能です。
サイドトーン機能
サイドトーン機能により、ヘッドセットのマイクに入力した自分の声が返ってくるかどうかを設定できます。
2チャンネルと7.1チャンネル切り替え
2チャンネルと7.1チャンネルの切り替えができるのは大きな強みです。
後ほど詳しく解説します。
7.1チャンネルの立体感
GSX1000を使った状態の7.1チャンネルは、ゲームの音が聞きやすくなり、立体感が増します。
ゲーミングデバイスの7.1チャンネルは、残響感が増えて聞きにくいものが多いので、7.1チャンネルのためにこのアンプを買う人も多いです。
プリセット機能
四隅のラインはプリセットとして機能します。ゲームモードの設定と、音楽を聞く時の設定を保存しておくことが可能です。
タッチパネルで操作ができるので、操作性と使い勝手が良いのもGSX1000のいいところですね。
指紋の目立ちやすさについて
表面がテカテカしていてかっこいい分、指紋は目立ちます。光が当たる角度によっては指紋の跡が目立つので、気になる人には向いていないかもしれません。
価格について
気になる価格は26,800円(税込み)です。
2万円は高いと感じるかもしれませんが、個人的にはGSX1000は購入する価値があります。
新型GSX1000 2nd Editionの魅力
2023年1月現在購入するのであれば新型一択です。旧型が販売されていた時の価格とほぼ同じで、性能が上がっているので絶対に新型がオススメ。シルバー色のリングが好きという人は、旧型がいいでしょう。
使い勝手の良さと便利な機能
GSX1000は、傾斜の角度をつけたり、ダイヤルで音量調節できるので使い勝手がすごく良いです。特に音量調節ダイヤルが付いてないキーボードを使っている人なら重宝する機能ですし、個人的にはスピーカーとヘッドホンの切り替えもよく使う機能なのでありがたいですね。
ゲームをする時はヘッドホンで音を聞きますが、YouTubeを見るときはスピーカーで音を聞きます。手元のワンタッチで切り替えができるのは、利便性を感じる大きなポイントです。
音質の違いとアンプの効果
聞く方の音に関してもテストしてみました。普段はアンプを使ってゲームをしてるので、H6 Proをパソコンに直接挿して音を聞いてみましたが、音の差に驚きました。直接挿すと音がかなり劣化します。正直、もうアンプなしには戻れません。
ゲームプレイでの音質体験
GSX1000 2nd Edition を使ってゲームをプレイしてみたところ、やはりアンプを通した方が明らかに音が良いです。
PCゲーム用のアンプを買うならGSX1000一択というレベルです。プロゲーマーや、ゲーム実況者も使っています。
GSX-1000 2nd Editionの進化ポイント
GSX-1000 2nd Editionの進化ポイントを改めてまとめます。
- デザイン
- マイク音質向上
- Type-Cに対応
- トーナメントモード
基本の音に関しては、マイクの音と比べるとさほど進化を感じることはできませんでした。メーカーの発表では、没入感の向上とオーディオ性能の向上を実現してると明言されていますが、新旧聴き比べても違いはわかりづらいです。
しかし、旧型と比べて劣化してる訳ではなく同等かそれ以上のクオリティと言えます。
個人的な評価と購入判断
聞く音のためだけに旧型から新型に買い替えるべきではないです。
見た目が好き、マイクの音質を向上させたい、Type-Cで統一したいという理由なら良いでしょう。音目当てで旧型から新型へ買い替えるレベルではないと感じました。
GSX-1000初心者へのオススメ度
GSX1000を持っていない人や、アンプを使ったことがないという人は絶対に買った方が良いです。音の解像度が上がるとゲームが一層楽しくなるのは間違いありません。
癖が少ない音質とプリセット
GSX-1000の良いところは、音の癖が少ないところです。
全く設定を調整せずにデフォルトのまま使いましたが、ちょうど良かったです。E-POS Engineered EQ Presetと呼ばれる、音楽や映画などに最適化されたモードもあります。
価格に見合った価値
価格は2万円後半と少し高めではありますが、それだけの価値は十分にあります。
バーチャルサラウンドの完成度
GSX1000の強みはバーチャルサラウンド。旧型に引き続き、バーチャルサラウンドの完成度が高いです。E-POSエンジニアリングによるバイノーラルレンダリングエンジンを実現した7.1チャンネルサラウンドサウンドです。
7.1チャンネルの慣れと使いこなし
バーチャルサラウンドに慣れている人は、GSX1000 2nd Editionを使っても違和感がないと思いますが、初めて7.1チャンネルを使う人は慣れるまで音が聞きにくいと感じるかもしれません。
しかし、慣れるとバーチャルサラウンドの方が音を聞きやすいという人が多いので、合わないと思っても数日間は使用してください。
3Dオーディオとゲーミングデバイスの進化
3Dオーディオのように、フロント・リア・左右・上下、全ての方向の音が聞き取りやすくゲームが有利になります。使っているヘッドホンや、イヤホンのレベルが一段階進化すると思っていただいて大丈夫です。
音の分離感とアンプの優秀さ
音が混ざらないという点においてもクオリティが高く、正面の敵と撃ち合い、四方八方から銃声が鳴っている状況でも、後ろの足音が聞き取れるほど。アンプを使うことで、音の分離感はさらに向上します。
最強の高音質セットの魅力
音の分離性能が優秀なヘッドセットに、アンプを付け加えることでさらに性能が上がります。特に今回テストで使ったH6 Proは、元々クオリティの高いヘッドセットなので、アンプとの組み合わせはE-POS最強セットと言えるでしょう。アンプを通してもノイズや遅延は発生せず、全体的に大満足です。
ゲームに最適な音質
GSX1000は低音のクオリティが高く、音が聞き取りやすいため対戦系のゲームにオススメです。
また、映像美重視のゲームやRPGのゲームをする時も、より世界に没入できて楽しくなります。
PS4・PS5との相性における注意点
注意点をお伝えすると、PS4・PS5との相性はあまり良くないです。そもそもPS4、PS5での使用を想定して作られていないため、パソコン以外で使うのは要注意ですね。
CS機(一般的な家庭用のゲーム機)は、サンプリングレートに上限もあります。GSX1000はパソコン専用機だと思ってもらった方が安心です。
GSX1000とGSX1200の違い
よくGSX-1000と1200の違いを聞かれます。
GSX1000とGSX1200の違いはデイジーチェーンの有無です。
デイジーチェーンを使わない人であれば、GSX1000がオススメです。
※デイジーチェーンとはGSX1200同士を接続しオフラインで遅延の少ないボイスチャットができる機能のこと。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事では、GSX1000 2nd Editionについて旧型と比較しながら細かく紹介させていただきました。ゲーミングデバイス、ゲーミングPC、デスク周り、幅広くいろんな記事を出しておりますので、他の記事もチェックしていただけると嬉しいです。
それでは、また次の記事でお会いいたしましょう。
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