皆さんこんにちは。たこまるです。今回はゲーミングアンプの必要性と選び方について紹介していきます。
【ゲームの音の重要性】
ゲームをプレイするときは音がとても重要です。
対戦ゲームであれば、音をよく聞くだけでゲームの勝率が上がったり、RPGや冒険系のゲームであれば、ゲームへの世界の没入感が高まりゲームが楽しくなります。個人的には映像と同じぐらい大事だと思います。
音を良くするために良いヘッドセットや、イヤホンを買う方が多いのではないでしょうか。確かにそれらにこだわるのはすごく大事ですが、同じぐらい重要なアイテムがアンプです。
【アンプの基本的な役割】
音を良くするにはアンプが必需品です。簡単に説明すると「音を増幅する機械」で、イヤホンや音のクオリティを上げて音を綺麗にしてくれます。極端な例ですが、1,000円のイヤホンでもアンプを使うことで5,000円くらいのイヤホンの効果が出ます。
【ゲーミングアンプ界の4皇紹介】
過去にいくつかのアンプを紹介しましたが、この記事ではゲーミングアンプ界の4皇と称して、有名な4商品をご紹介します。アンプ選びでどれを買えばいいか分からない方は、この記事を参考にしていただければ間違いないでしょう。音が良くなると楽しいゲーム生活を送れるので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
【GSX-1000 2nd Edition】
まず一つ目は、EPOSのGSX-1000です。
ゲーム用のアンプとしては定番なので使ってる方も多いのではないでしょうか。見た目がかっこよくて性能も良い、ド定番のアンプですね。
正式名称はEPOSの「GSX-1000 2nd Edition」。2nd Edition(セカンドエディション)とついてる通り、2作品目の新型モデルです。旧型のGSX-1000が爆売れしたので、2nd Editionの新型を出しました。
【見た目の魅力】
音のクオリティが高いのはもちろん、デスク周りに置くだけでかっこいいアイテムです。黒を基調としたメタリックブラックの外観には大型のダイヤルがあり、中央は液晶です。形状はシンプルな正方形で、渋い見た目が個人的にかなり好きです。
【新型のデザイン変更点】

旧型はリング部分がシルバーでしたが、新型は黒で統一されました。
起動してない状態でも十分かっこいいのですが、電源を入れると赤色のデジタル表記がとてもかっこいいです。ガジェット好きでこの見た目が嫌いな人はいないと思います。
【サイズ・機能】

大きさは100×100×厚みが25mm、重さは220g程度です。前面のボリュームダイヤルを回すことで音量の調節ができます。側面にはチャットボリュームホイールがついており、ボイスチャットの音だけを変更できます。
反対側は端子面で、スピーカーやマイク、ヘッドホン用の端子があります。旧型はマイクロUSBでしたが、新型からType-Cに変更されました。
下部には傾斜をつけるためのスタンドもついてます。

【マイク音質の向上】
聞く音だけではなくマイクの音質も良くなりました。旧型と比べると圧倒的な差を感じます。旧型のマイクも、パソコンに直で挿すよりは綺麗ですが、新型は圧倒的に良いですね。
ヘッドセットのマイクでもアンプを通すことでかなり綺麗な音になるので、聞く方の音だけでなく、マイクの音質に関してもアンプを挟んであげた方がクオリティは高いかなと感じます。
【新型ゲーミングアンプの特徴】
ゲームプレイ中にコードなどが当たって設定が変わってしまうことを防止してくれるロック機能のトーナメントモードがついています。
【 タッチパネル操作の利便性】
2023年4月現在、購入検討中の人には新型がオススメです。次にパネルの詳細を説明します。

- 【右上】イコライザー。デフォルト/FPS/ミュージック/ムービーに切り替え可能
- 【左下】サイドトーン。マイクの開始
- 【右下】2.1チャンネルとバーチャルサラウンドの切り替え
- 【左上】スピーカーとヘッドホンの切り替え
個人的にとても便利なのが【左上】のスピーカーとヘッドホンの切り替え機能です。ゲーム以外にも動画編集など、用途に合わせて簡単にスピーカーとイヤホンの切り替えができます。見た目はシンプルながらも、機能性も間違いない製品です。
【高級アンプの音質の違い】
アンプを通すことで音のクオリティは格段に上がります。アンプの中でも少し高価な部類なので、その分いい音を鳴らしてくれます。一度あえてアンプを使用せずに音を聞いてみたのですが、こんなに違うんだと驚きました。慣れたらアンプなしには戻れません。
【初期設定での音質とプリセット機能】
音を調整する機械は設定が難しそうに感じるかもしれませんが、デフォルトでそのまま使ってもいい音が出るので大丈夫です。もちろん細かく調整でき、プリセット機能もあります。
【ゲームプレイでの音質の利点】
アンプを使用するだけで音のクオリティが良くなり、定位感や音の方向、距離もつかみやすくなります。音の解像度が上がる感覚があるので、特に対戦系のゲームをしてると圧倒的に有利に感じます。正面の敵との打ち合いで銃声が周りでバンバンなってたとしても、後ろを通った敵の足音が聞こえるというような音の分離感や解像度が高いです。アンプを挟むことによるノイズの発生や遅延はありません。
【高価格でも価値あり】
価格は高いですが、妥協せずに良いアンプを使いたい人や音のクオリティを重視したい人には、今回紹介する4つのなかでもGSX-1000 2nd Editionがオススメです。
【注意:ゲーム機での使用制限】
CS機にはサンプリングレートに上限があるのでPS4やPS5などのゲーム機では使えないと思ってください。
【Astro Mixamp Pro TR】

ゲーム機ユーザーには、PS4、PS5などでも問題なく使えるAstro Mixamp Pro TRがおすすめ。このMixampと最初に紹介したGSX-1000はユーザーがとても多い2大巨頭です。
【デザインとダイヤル機能】
GSX1000とは違ったシンプルさが魅力です。ダイヤルが2つ付いており、左がボリュームダイヤル、右はゲーム音とチャットの比率を調節する切り替えのダイヤルです。起動するとシンプルに数カ所光ります。
ゲームの音とボイスチャットの音の比率の調節は結構難しいと思いますが、MixAmpはダイヤルを使って直感的に調整できてとても便利です。

【サイズ感と機能ボタン】
サイズは横13.25×縦8.1×厚みは4.7cm、重さは228g。真ん中の上のボタンはDolbyとAstro Audio V2の切り替え、下のボタンはカスタマイズ可能な4つのイコライザーの切り替えです。Astro Command Centerというソフトウェアを使用すると細かいイコライザーの調節ができます。

【端子類の利便性】
前面中央にヘッドセット端子があります。前面なのでケーブルの短いヘッドセットやイヤホンを使っている人にもおすすめ。

【豊富な背面端子】
背面の端子はかなり豪華です。光デジタル入力など珍しい端子も付いていてさまざまな使い方ができます。

PS4の表記しかありませんがPS5でも使用できます。
PS4、PS5に接続する場合は、別途Astro HDMIアタプターが必要なので注意してください。

【MixAmp Pro TRの音質】
音質はものすごく優秀で、定位感や音の深みが出ます。もちろんノイズや遅延は感じません。
【MixAmp Pro TRの対応機種】
残念ながらXboxシリーズには対応しておらず、あくまでPS専用です。PSユーザーで音のクオリティを上げたい、対戦ゲームで勝ちたい、RPGゲームで音を良くして世界観に没入したいという人は、MixAmp Pro TRがおすすめです。
【EPOS GSX300】

今回紹介するアンプの中で一番お手軽かつお安いゲーミングアンプのEPOSの「GSX300」をご紹介します。
最初に紹介したGSX1000はEPOSのなかではかなり最上位レベルの製品でしたが、ESX300はお手軽モデルです。価格は安めで機能も最低限なので普通に音を良くするという観点だけで見ると十分に使えるアンプです。
【色の特徴】
ホワイトモデルがあるのが特徴。白いデスク環境を作りたい人はこれ一択ですね。
最近は白デバイスが増えてきましたが、まだアンプで白色は少ないのでぜひこちらをお買い求めください。
【コンパクトなデザイン】
見た目はすごくコンパクトで可愛らしいです。今までの少しゴツくてかっこいいアンプとは違い可愛らしくてコンパクトなアンプです。
【コンパクトなサイズ】
サイズも結構小さめで、横91×縦81×高さ41mm。一番小さいアンプとなっておりますので、置く場所を取らないというメリットもあります。
【シンプルな機能】

デザインはとてもシンプルで、起動するとダイヤル部分が光ります。音量調節ダイヤルがあり、その左側のボタンではプリセットかサラウンドの切り替えが可能です。ボタン一つだけなので操作はとても簡単です。
【ソフトウェアと操作性】
ソフトウェアで細かな設定ができます。画面がないので、ダイヤル周りのライトの色でどういう状態なのか判断できます。慣れたらディスプレイがなくても問題ないと感じます。
【EPOS GSX300のデザインと端子】
後ろに向かって薄くなるデザインで、背面にはヘッドセット端子とマイク端子、そしてUSBポートがあります。見ていただいたら分かる通り本当にシンプルな製品です。

【ゲーミングアンプの基本的な機能】
イコライザーも設定や、音量の調節もでき、ヘッドホンやマイクを繋げて音を良くすることも可能。良くも悪くもそれだけの製品ですが、アンプとしての機能はしっかりしていて、ゲームで大事な定位感、音の方向や距離感も掴みやすくなりますし、音の解像度も上がります。
【お手軽な音質向上の選択肢】
元々カジュアルにイヤホンでゲームを楽しんでいたが、ちょっと音にこだわりたくなってきたという人にオススメ。ゴツいアンプやヘッドセットを買うまでではないが、音にこだわりたいという絶妙なラインにピッタリです。数千円の安いイヤホンと組み合わせるだけでも効果を感じやすいです。
【デメリットと注意点】
デメリットは、前面に端子がないので前からケーブルを持ってこれない点と、デフォルト設定の完成度は、GSX1000の方が高い点です。
もちろんこの製品もイコライザーの調節ができるので、音質を調整することは可能です。
【GSX300の魅力と評価】
価格やお手軽感、ホワイトの色展開など競合が少ないという点で、個人的には結構好きです。アンプの入門編としてオススメの商品です。
【SteelSeries GameDac】

次にご紹介するのは「SteelSeries GameDac(ゲームダック)」です。
新型と旧型があり、旧型はAmazonで単体で販売されていますが、新型のゲームダックは単品販売されておらず、Arctis Nova Proというヘッドセットを買う必要があります。
かなりクオリティの高い音楽を楽しめるので、音環境をアップグレードしたい人におすすめのセットです。アンプ単体がいい人は旧型のゲームダックをAmazonで買うと良いでしょう。
【デザインと操作性の紹介】
アンプは少し面白いデザインです。右側に大きなダイヤルがついていて、真ん中や左の部分は液晶になってます。

パソコンに接続すると、液晶にさまざまな情報が表示されます。少しわかりづらいですが、液晶上の白丸はボタンになっており、ソフトウェアを立ち上げなくてもボタンとダイヤルを使って設定を行うことができるんです。
【斜め45度の設置デザイン】
このアンプを置いてみると、こんな感じ。

モニターの下に置くと使いやすい斜め45度タイプになってますね。真上とか真横とかじゃなくて斜め45度。設置する位置によると思いますが、だいたいどんな置き方をしても使いやすい角度なので、個人的にはこのデザイン自体は気に入っております。
【USBタイプC端子の強み】
端子類に関してもちょっと特徴的で、USBタイプCが2個搭載されています。このゲームダック1台で2台のゲーミングPCや、片方はゲーミングPC片方はPS5のような2つを同時に接続して切り替え使用が可能です。

【豊富な設定機能とわかりやすさ】
設定項目がかなり多い部類で、面白い機能がたくさんあります。何よりも画面表示がわかりやすい。わざわざソフトウェアを使わずとも色々な設定ができるので非常に便利です。
【設定ガチ勢におすすめな細かさ】
本体だけでかなり細かい調節ができますし、USB2つの切り替えも簡単にできます。ゲーム別に画面の明るさ調節ができるので、設定にこだわりたい設定ガチ勢の人にもおすすめ。
【音のクオリティの進化】
音のクオリティに関しても間違いないです。旧型から新型になったことでDACチップと呼ばれるものが進化しています。旧型はES9018、新型はES9218という新しいものになっており、音の分離感のレベルや音の解像度がめちゃくちゃ良くなりました。
【Arctis Nova Proとの組み合わせについて】

このヘッドセット(Arctis Nova Pro)とアンプの組み合わせは、今のところ敵なしと言っても過言ではないと思います。Arctis Nova Proは最近のヘッドセットの中でも一つ頭抜けています。
【Arctis Nova Proの魅力】
ヘッドセット本体とアンプを組み合わせてこの価格と考えると、コストパフォーマンス面で見ると高いと思います。Arctis Nova Proとの相性も抜群ですし、他社製のヘッドホンやイヤホンも使えます。アンプだけでなくクオリティの高いヘッドセットに興味がある人はこのセットArctis Nova Proをチェックしてみてください。
【PS5との相性とデメリット】
残念ながらPS5ではチャットミックス機能は使えません。さらにデメリットは液晶画面が傷つきやすい点です。
【イコライザー設定について】
この記事でご紹介した4つのアンプのイコライザー設定について解説します。
【GSX300のイコライザー設定】
GSX300は専用のソフトウェアをダウンロードしてイコライザーを設定します。ほかのアンプと比べると設定項目は少ないですが、基本的な設定は十分できます。
【GSX1000のイコライザー設定】
GSX-1000は本体のパネルをタッチして設定するので、ソフトウェアは不要です。公式ではないのですが、イコライザーアップと呼ばれるサードパーティー製のソフトウェアを使って細かい設定も可能なので、PCで細かく設定したい人にはこの方法がオススメです。
【MixAmpのイコライザー設定】
MixAmpは専用のソフトウェアで各項目を細かく設定することができます。

音やマイクの設定だけでなく、各プリセットの内容も細かく設定することができます。設定項目はかなり多いです。スペックに関しては全く問題ないかなと感じますが、個人的にUIが悪いのが気になります。画面が暗くてどれを選択して何をいじっているのか多少分かりづらいです。
【EPOS GSX-300のイコライザー設定】
「EPOSのGSX-300」は専用のソフトウェアをダウンロードしてそのソフトウェアでイコライザーを設定します。ほかのアンプと比べると設定項目が少ないのですが、基本的な設定はこれで十分ですね。
【GSX300のシンプルなUIと機能】

ソフトウェアは見た目がシンプルで使いやすいです。ヘッドセットサラウンドを2.0、7.1chの両方選択できます。音の設定は、小数点第2位までかなり細かく設定できます。
【GAMETAGとSteelSeriesのイコライザー設定】
「GAMETAG」のソフトウェアが一番優秀だと思ってます。設定項目はとても細かく設定できます。GAMETAGソフトウェアのすごいところはSONARという機能です。
SONARにはミキサーの機能がついており、ゲーミングの音やチャットの音、メディアの音、AUXの音、マイクの音、これら全てを独立させて調節ができます。ミキサー機能がソフトウェアで完璧に使えます。
Arctis Nova Proとセットで買ったとしても十分価格分の価値はあると思います。ソフトウェアの優秀さでいうとSteelSeriesはかなりいいと感じましたね。

【まとめ】

この記事ではアンプを4つ紹介してきました。アンプの違いは説明しにくいかと思いましたが、意外とターゲットをしっかりと分けられましたね。
がっつりと音のクオリティを上げたい人は「GSX1000 」。
お手軽で安めに使えるアンプが欲しい人は「MixAmp」。
白いアンプが欲しくてお手軽に使えるものが欲しい人は「GSX300」。
ヘッドセットも一緒に買い替えたいという人は「SteelSeries GameDac」。
それぞれ値段も違いますし、自分に合ったものを選んでいただけたらいいかなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。ゲーミングアドバイスやゲーミングPC、デスク周りの製品など幅広く紹介しておりますので、ほかの記事もチェックしてくれると嬉しいです。それじゃあまた次の記事でお会いいたしましょう。
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