ES-X11Aをレビュー：機能性などの魅力や説明書をもとに寸法やアプリの使い方について解説

ES-X11Aをレビュー！シャープから高い洗浄力と乾燥力が魅力の新型のドラム式洗濯機。さらに、湿度と温度の2つのセンサーにより衣類の乾燥具合が一目でわかり、大容量の洗濯物も約96分で洗濯乾燥が可能です。この記事ではES-X11Aの魅力と共に、寸法やアプリの使い方などを説明書を参考に解説します。

ES-X11Aレビュー：洗浄力と乾燥力が最高

結論、ES-X11Aは洗浄力と乾燥力の高さが魅力でした。また洗濯物の投入口が広く、使いやすさも抜群です。マイクロ高圧洗浄で繊維の小さい汚れも落とせます。また節電効果も高く、これまでの乾燥機の3分の1程に電気代が抑えられます。主なメリットとデメリットは次のとおりです。

ES-X11Aのメリット

洗浄力が高い
電気代が安く抑えられる

ES-X11Aのデメリット

価格が高い
寸法がやや大きいため注意が必要

ES-X11Aの価格

2023年12月時点、ES-X11Aの価格は211,50円（税込）です。

新型ドラム式洗濯機ES-X11Aの登場

シャープからも新型ドラム式洗濯機が登場しましたので、全メーカー揃いました。今回は型番が大きく変わって中身も進化しています。間違いなく売れるはずのモデルです。去年のモデルも売れましたからね。

そこで今日はドラム式洗濯機の購入を悩んでいる人のために、ES-X11Aの魅力は何なのか、パナソニックやトウシバと比較してどう違うのか、そして売れるであろう理由は何なのかをお伝えしていきます。

広くなった投入口とその利便性

まずES-X11Aの魅力からです。まず一つ目は広くなった投入口です。ES-X11Aはこれまでと比べて投入口が広くなっています。昨年のモデルESW114の投入口は直径332mmでしたが、新型のES-X11Aでは直径370mmとなんと4cm近くも広くなっているんです。これだけ広くなれば一度にまとめて衣類の出し入れが簡単になります。しかも乾燥後の毛布や布団を取り出す時も、入り口に引っかかることなくスムーズに取り出すことができますよ。

投入口の位置変更とそのメリット

入口の位置も変わっています。設置場所から510mmと高い位置になりました。これは女性であれば腰と同じくらいか、それよりも少し高いくらいの位置になります。高い位置になったことで、かがまなくても洗濯物の出し入れができるんです。腰が悪い方でも取り出しやすくなっています。

マイクロ高圧洗浄の特徴

二つ目がマイクロ高圧洗浄です。シャープの高い洗浄力はこのマイクロ高圧洗浄にあります。ごくごく小さい水滴を高圧シャワーで勢いよく衣類に噴射することで、繊維の汚れも弾き出すことができるんです。非常に小さい水滴だから高圧で噴射しても、衣類へのダメージを抑えながら洗うことができるんです。さらにドアの裏に凹凸をつけることで、しっかりこすれ洗いできるのがシャープドラムの特徴です。加えて衣類を絡みにくくするバッフル形状を施した洗濯槽で、洗いムラを抑えてしっかりと汚れを落とすことができるんです。

ES-X11Aのハイブリッド乾燥ネクストの特徴

三つ目が進化したハイブリッド乾燥ネクストです。ドラム式洗濯機の乾燥機能は、基本的にヒーター式とヒートポンプ式の2つの方法のどちらかです。大手メーカーですと日立ドラムはヒーター、パナソニックと東芝はヒートポンプを採用しています。ところがシャープはその両方のいいとこ取りをしたハイブリッド乾燥を採用している唯一のドラム式です。ES-X11Aには進化したハイブリッド乾燥ネクストが搭載されています。温度と湿度の2つセンサーが搭載されているので、乾燥時間を短縮しつつ乾燥効率を高めることができます。

ES-X11Aの乾燥性能と省エネ性能

ES-X11Aは、衣類の布質乾燥具合をセンサーでチェックしながら乾かしていきます。それにより、乾きムラを抑えてしっかり乾かすことができます。この時期大活躍するパーカーなど厚手の衣類は、フードの中や脇などが乾きづらいんです。ドラムで乾燥させたけど生乾きといったら、こういった衣類を想像される方が多いのではないでしょうか。ES-X11Aなら、湿度温度をしっかり見れることで、そういった乾きづらい部分もしっかりと乾かすことができます。さらに以前の機種と比べて省エネ性能も高いんです。

ES-X11Aのセンサー機能と電力消費

ES-X11Aには、温度湿度センサーのほか、重量や振動センサーなど合計7つのセンサーが搭載されています。7つのセンサーによって洗濯に合わせた運転ができるので、無駄な電力や水を抑えて洗濯できるんです。7年ほど前のトラム式洗濯機と比べると、6キロの洗濯乾燥1回にかかる電気代が50.8円だったのに対し、ES-X11Aでは約18.6円とおよそ3分の1ほどに抑えられています。性能が上がっているのに電気代が安く済むってすごくいいです。

ES-X11Aと他メーカー製品との比較

では次、他メーカーとの比較です。ES-X11Aが出たことで大手メーカードラムの22年モデルが出揃い、各メーカーとの比較がしやすくなりました。ひたちは乾燥フィルターを無くし糸くずフィルターにまとめることで、お手入れの頻度が月1回ほどになりました。このほか湿度センサーを搭載し衣類の乾き具合をチェックできるようになっています。このセンサーで衣類の乾き具合を見張る点はES-X11Aと同じです。ただシャープのES-X11Aは湿度センサーに加え温度センサーも搭載しています。2つのセンサーで衣類の乾燥具合が見られるので、大きな欠点です。

大容量洗濯乾燥のスピード性

通し場は7キロもの大容量を境界最速洗濯乾燥約96分で仕上げることができるようになりました。大容量をこの短時間で仕上げられるのはすごくいいです。

少量洗濯の効率性

怪しいかなと思うんですけど、実際僕一個片落ち使ってますけどなかなか乾かないので、ですけども少量であればES-X11Aも負けていません。それが新しく搭載された1000巻80分コースです。3キロの衣類なら約80分で乾燥まで仕上げることができるんです。

急な洗濯ニーズに対応

バタバタしていて洗うのを忘れていたYシャツや今日使いたいハンカチなどなど使いたいけど洗ってなかった、そんな朝でも1時間20分もあればすぐに綺麗にできちゃいますよ。

PANAのシワ取り消臭コースが新たに追加されました。約30分で気になるシワや匂いを取り除くことができるようになっています。最上位機種についてはナノEXも搭載されているので衣類への効果はもちろん、洗濯槽のカビ対策も行ってくれます。

さらに、洗剤の自動投入ではおしゃれ着洗剤も投入できるようになり、進化の目まぐるしいPANAのドラムです。

価格交渉の不可について

今回のモデルから価格交渉が不可になってしまいました。というのも、22年モデルは全機種メーカー指定価格となっているからです。昨年21年モデルからメーカー指定価格の機種が登場しましたが、上位2機種がその対象でしたが、今年の22年モデルは全機種メーカー指定価格です。

ES-X11Aの価格と機能の魅力

しかも、ES-X11AにはナノEXと同様の効果を発揮するプラズマクラスターを搭載しています。同様の効果があって価格交渉ができるES-X11Aの方がお客様もお得に購入できますし、僕たち販売員も勧めやすいのが正直なところです。

ES-X11Aが売れる3つの理由

では、次ES-X11Aが売れるであろう3つの理由をご紹介します。各メーカーの新型ドラムを比較しても、ES-X11Aの優秀さが際立ちました。最後にだからES-X11Aは売れると思った理由を3つご紹介します。

お手入れのしやすさ

1つ目はお手入れのしやすさです。ドラム式洗濯機のお手入れは縦型洗濯機に比べると面倒。そんな面倒なお手入れだからこそ、どれだけお手入れしやすいかを気にされるお客様も多いんです。

ES-X11Aのお手入れのしやすさ

ES-X11Aは数あるドラム式洗濯機の中でも、トップクラスにお手入れがしやすいんです。というのも、他にはない乾燥フィルターの自動お掃除と新構造の排水フィルターを搭載しているからです。乾燥フィルターにはダストボックスとブレードが設けられています。乾燥運転が終わったら、このブレードが動いてフィルターについた埃をダストボックスにまとめてくれるんです。お客様が行うお手入れは、このダストボックスに溜まった埃を捨てるだけ。そのお手入れの頻度も週に1回程度でいいんです。通常のドラム式洗濯機ですと、このフィルターのお手入れは乾燥運転のたびに行う必要があるので、ものすごい楽だと思いませんでしょうか？ES-X11Aは乾燥ダクトを定期的に洗浄してくれるので乾燥効率を高めてくれます。

進化した排水フィルターの構造

ES-X11Aはまとまった埃をつまんで捨てるだけに進化しました。マンタのエラをもとにした排水フィルターは水中の糸くずをしっかりキャッチしつつ、フィルターに絡まりにくい構造になっています。糸くずや埃はフィルター中央にまとまってくれるので、お手入れはそれをつまんで捨てるだけです。

ストレスフリーなお手入れ

乾燥、排水どちらのフィルターも埃や糸くずをしっかりキャッチしてくれるのにはいいのですが、これまで絡まって取りづらかったんです。ES-X11Aはそういったストレスがなく簡単にお手入れができちゃうんです。このお手入れのしやすさは、これからドラムを使い始めるという方、今までドラムを使ってきたという方、どちらにも人気になると思われる理由です。

使いやすさが魅力のES-X11A

2つ目の理由は使いやすさです。毎日使うものだからこそ使いやすさも重要です。ES-X11Aの魅力でもお伝えしたように、投入口が広くなり、従来よりも高い位置になったことで、衣類の出し入れがしやすくなっています。さらに操作部分は大きな文字で表示されるので、非常に見やすくなっているんです。洗剤・柔軟剤・自動投入機能ももちろん搭載。洗濯ごとに洗剤をはかる手間も省けますし、洗剤の入れすぎも防げちゃいます。

洗剤投入経路の自動洗浄とスマホ連携機能

ちなみに洗剤を入れ終わったら、投入経路を水で洗い流してくれる機能も付いているので、投入経路の洗剤詰まりも軽減してくれるんです。毎回自動でやってくれるので、洗剤タンクのお手入れは半年に1回で済むんです。スマホアプリと連携すれば、洗剤タンク内の残量が少なくなった時や、運転が終わった時お知らせしてくれるサービスもあります。

見えないところの清潔性と乾燥ダクトの自動洗浄

これだけ使いやすい洗濯機なら、逆に売れない理由を見つける方が難しいです。3つ目は見えないところの清潔性の高さです。ES-X11Aは見えないところも自動でお掃除してくれるんです。その見えない場所というのが乾燥ダクトと洗濯槽の2ヶ所です。乾燥ダクトは洗濯機内部に込み込まれている、通常お掃除できない場所ですが、使っているうちに糸くずや、それに含まれる洗剤の成分がダクトの壁にこびりついて溜まっていってしまうところでもあるんです。

そうなると単純に風の通り道が狭くなるので、乾燥効率の低下につながってしまうんです。今ドラム式洗濯機を使っている方の中で、買った当初より運転時間が長くなった、乾きにくくなったと感じることはないでしょうか。ES-X11Aは乾燥ダクトを定期的に洗浄してくれるので、乾燥効率を高めてくれます。

ダクトと給水口の自動洗浄と洗濯槽の自動掃除

その原因はダクトに糸くずが溜まっているからかもしれません。ES-X11Aでは洗濯の給水時自動でダクトと給水口を洗い流してくれます。ほこりが溜まりにくい形状を採用しているのと合わせて、乾燥効率の低下を抑えてくれるんです。

一箇所の洗濯槽も、お洗濯のたびに自動掃除してくれます。洗濯槽の最も汚れるところといえば、洗濯槽の裏側。ドラム式洗濯機は2層構造になっているので、外側の層の内側も汚れます。ここに洗剤の残りかすや衣類の汚れが残ると、カビの発生原因にもなります。

洗濯槽内部のカビ抑制と自動お手入れの重要性

ですが普段掃除できる場所ではないんです。ES-X11Aなら毎回の運転時にここを洗い流してくれるんです。さらにプラズマクラスター・ソークリーンポースも搭載されているので、洗濯槽内部のカビも抑制してくれます。洗濯機を長く大切に使っていくためにも欠かせないお手入れ。普段お手入れしにくいところを、こうやって自動でやってくれるのはありがたいです。