Endgame Gear OP 1weレビュー!日本初上陸ワイヤレスゲーミングマウス

Endgame Gear OP 1weレビュー!日本初上陸ワイヤレスゲーミングマウス

レビューした人

レビュアー:M@ki

M@ki

映像美で魅せるゲーミングギアレビュアー

自作PCとゲーミングギアの専門家。性能差や詳細な検証に定評があり、ゲーミングマウスのレビューでは多岐にわたる製品を扱い、著名ブランドだけでなく、マイナーブランドにも精通。映像美にもこだわりを持ち、そのレビューは深い技術的知見と美的センスが光る。ゲーマーたちからの信頼は厚く、彼のレビューはゲーミングコミュニティで高く評価されている。

Endgame Gearが日本初上陸で新作が発売されました。Endgame Gear OP 1weワイヤレスゲーミングマウスは、掴み持ちに最適化された新しい形状を提供します。その独特な形状と滑らかなクリック感は、これまでのマウスとは一線を画すもので、大きな手の人でも押しやすい設計になっています。この記事では、その特徴と利点を詳しく解説します。

Endgame Gear OP 1weレビュー|掴みもち特化型マウス

まず最初に「Endgame Gear OP 1we」を使ってみた結論からお伝えすると、Endgame Gear OP 1weはクローンマウスや4000Hz化、軽量化で溢れていた今年のゲーミングマウス市場において大きなインパクトを与えてくれた革新的なゲーミングマウスと言えます。

また「Endgame Gear OP 1we」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。

Endgame Gear OP 1weのメリット2つ

  • 掴みもちに最適化されている
  • 軽いゲーミングマウス

Endgame Gear OP 1weのデメリット2つ

  • メインクリックが固い
  • 手が大きい人は持ちにくい

Endgame Gear OP 1weの価格

Endgame Gear OP 1weの価格は、13,480円(税込)です。(2024年1月1日時点)

Endgame Gear OP 1weの特徴

OP1WEのクリック部分はX2HやNP-01Sなどと比較してかなり狭くなっています。 クリック感はそれなりに滑らかであり、クリック感もX2Hと変わらないと思いますが、それでもかなり狭いので、大きな手の人はどうしても押し辛いと思います。

クローン形状、軽量化、コーポリングレート化が進む中、それらにこだわらず約束されたクオリティと新しい形状で勝負するメーカーも数多く存在します。エンドゲームギアOP-1WEはそんなマウスの一つであり、スペックや数字で飾らない全く新しいセリム形状を特徴としたゲーミングマウスです。

今回紹介するカラーはホワイトであり、ピュアホワイトのトップシェルにブラックをアクセントとしたモデルです。

Endgame Gear OP 1weのスペック

スイッチは光学式であるケイルGOオプティカル。ホイールにはTTCシルバーを採用。センサーには最新のPAW3395ではなく、増位なども現役で採用する3370を搭載しています。重量は実測値58gとなってい、超軽量とは言えませんが、前作のXM2WEと比較すると数gの軽量化に成功しています。

Endgame Gear OP 1weの形状

ここまでに紹介したスペックを見ただけでは、頑張って光学式スイッチを採用した一昔前のワイヤレスマウスという印象ですが、驚くのはその形状です。OP1WEは触ってみて一瞬でわかるほど細く、明らかにこれまで登場したマウスとは異なる形状をしています。

他のマウスとの比較

例えば直近で登場したPulsar X2HやWaxi NP-01Sはオリジナルの特徴を持ちながら、おそらくマウス前方を細くして薬指のポジションを確保するコンセプトを持っていたと思います。しかしOP1WEはこれらのマウスよりも一回り細く、前作のXM2WEと比較しても違いは一目瞭然です。

Endgame Gear OP 1weの最適な使用方法

OP1WEはエンドゲームギアによると掴み持ちに最適化された小型マウスであり、先ほども説明した通り全体的にかなり細い形状をしています。

Endgame Gear OP1weの形状と持ち心地

持った感覚的にはNP-01SやZH3の細さに近いですが、やはりそれよりもさらに細いです。サイドは若干の逆ハノジになっていますが、Pulsar X2などと同様に本当にわずかであり、これはほぼ絶壁型と言っていいと思います。

横から見た形状はマウス後方に高さを持つ忍術王ソラのような流行りの形状ですが、ソラやX2HよりもRがなだらかであり、これら2つのマウスのような手のひらにインパクトがある持ち心地とは少し異なります。もちろんZAシリーズとは比較するまでもありません。

また、くびれもかなり滑らかであり、ファイナルマウスSL12シリーズやダーモシャークM3Sの形状を想像していただけるとわかりやすいと思います。

メインクリック部分の特徴と評価

ただ一つ気になるのはメインクリック部分についてです。OP1WEのクリック部分はX2HやNP-01Sなどと比較してかなり狭くなっています。

クリック感はそれなりに滑らかであり、クリック感もX2Hと変わらないと思いますが、それでもかなり狭いので、大きな手の人はどうしても押し辛いと思います。OP-1は幅に対してマウスの全長がかなり長い特徴的なマウスです。メインクリック部分が他のマウスと比較してかなり短いです。

クリック感と持ち方の制限

NP-01Sも同じようなことが言えますが、光学スイッチ特有のクリック感とシェルデザインも相まってかなり硬いように感じられ、持ち方も限定されます。硬いクリック感が好みの人には向いていますが、つまみ持ちの人や脱力エイムを特徴とするプレイスタイルの人には、余分な力みを発生させてしまう可能性があることに注意が必要です。

Endgame Gear OP 1weの独自性とファーストインプレッション

いずれにせよこのマウスの長さと細さ、そしてくびれの滑らかさは他のマウスのクローンと呼ぶにはあまりにもレアが少なく、ミクロ的目線で見れば他のマウスからの引用パラダイスのようですが、マクロ的目線で見ればオリジナル形状の新しいマウスといって問題ないと思います。

それくらいファーストインプレッションのインパクトが強く、シンプルな見た目の美しさも相まって、メーカー側のデザインと思想の対比が美しいマウスに仕上がっています。

Endgame Gear OP 1weの持ちやすさについて

当然これだけ細ければ、同じような形状のマウスとは持ちやすい持ち方が大きく異なります。個人的に最も持ちやすいと感じたのは掴み持ちとビクトリー持ちであり、特にビクトリー持ちに関してはここまこの持ち方に適応するマウスを私は触ったことはありません。

Endgame Gear OP 1weの形状とフィット感

マウスの全長が長く幅が狭い、さらにサイドは絶壁型であるため、薬指と小指を曲げても収まりが良く、人差し指と中指を伸ばしてもマウスから飛び出ることはありません。また浅い掴み持ちから深い掴み持ちまで相性が良く、マウス後方のRのなだらかさも相まって、手のひらや指の第三関節にフィットしやすいです。

他の掴み持ち特化マウスとの違い

そして必ず抑えておきたいのはエンドゲームギアXM2WEやRAMS Atlantis Miiのような掴み持ち特化のマウスとの違いです。これらのマウスはマウス後方の面積が広く、手びれが大きく設けられているため、指全体でホールドしつつ指の付け根全体や手のひら全体でコントロールしやすいことを特徴といます。

Endgame Gear OP 1weの特徴的な持ち心地

それに対してOP1WEは特にシェルと親指、薬指、小指の間に空間が生まれやすく、すっきりとした持ち心地になります。同じ掴み持ち特化のマウスと言ってもタイプが全く異なるため、掴み持ちが好きなはずなのにXM2WEやAtlantisがなぜか合わないという人は比べる価値があるかもしれません。

Endgame Gear OP 1weの新しい形状と開発陣のこだわり

OP1WEは、掴み持ち特化の新しい形状を提供したと言っても過言ではなく、エンドゲームギア開発陣による掴み持ちへのこだわりが感じられるマウスだと言えます。

巷ではSORAやLA1、ZAシリーズと似ているなど様々な憶測が飛び交っていたが、正直どれにも似ていない。強いて言うならば細さだけZAに似ているが、クローンと呼ぶにはあらゆる点でかけ離れています。

まとめ

結果的に革新性、デザイン性において文句のないクオリティであるが、強いて言うならばやはりメインクリックの硬さだけが気になる。ただし、Switchスタップキットがリリースされる予定とのことなので、そういう意味ではマウスのクオリティは2023年にリリースされた中でもトップクラスであると言っていいと思う。

気になった人は、ぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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