AngryMiao CybercoinとSIKAICASE for Logicoolの比較

AngryMiao CybercoinとSIKAICASE for Logicoolの比較

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レビュアー:M@ki

M@ki

映像美で魅せるゲーミングギアレビュアー

自作PCとゲーミングギアの専門家。性能差や詳細な検証に定評があり、ゲーミングマウスのレビューでは多岐にわたる製品を扱い、著名ブランドだけでなく、マイナーブランドにも精通。映像美にもこだわりを持ち、そのレビューは深い技術的知見と美的センスが光る。ゲーマーたちからの信頼は厚く、彼のレビューはゲーミングコミュニティで高く評価されている。

AngryMiao Cybercoinは、ワイヤレス充電が可能なゲーミングマウスの新たな選択肢です。ロジクールのゲーミングマウスと組み合わせることで、充電が途切れることなく、半永久的に使用できるようになります。しかし、価格や取り扱いの面でSIKAICASE for Logicoolと比較すると、どちらがお得かは一概には言えません。この記事では、その詳細な特徴と利点をレビューします。

AngryMiao CybercoinとSIKAICASEレビュー|それぞれに良さがある

みなさんこんにちは、Makiでございます。突然ですが皆さんはロジクール G PRO Wireless あるいはG PRO X Superlightを使っていますでしょうか? 今回は皆さんの大好きなロジクールのゲーミングマウスロジクール G PRO Wireless や G PRO X Superlight G703などで使用できる便利アイテムを2つ紹介したいと思います。

まず最初に「AngryMiao Cybercoin」と「SIKAICASE for Logicool」を比較してみた結論からお伝えすると、どちらが良いかはケースバイケースでした。

また「AngryMiao Cybercoin」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。

「AngryMiao Cybercoin」のメリット2つ

  • パソコンを使用できない間はワイヤレスチャージに置くだけで急速充電可能
  • SIKAICASEよりも軽い

「AngryMiao Cybercoin」のデメリット2つ

  • 海外公式サイトで購入する必要がある
  • ワイヤレス充電器が必要。単体で利用ができない

「SIKAICASE for Logicool」のメリット2つ

  • スタンドで充電可能になる
  • Razer製品にも対応

「SIKAICASE for Logicool」のデメリット2つ

  • ワイヤレスではない
  • スタンドにぴったり置くまでに慣れが必要

AngryMiao CybercoinとSIKAICASEの価格

「AngryMiao Cybercoin」の価格は、23,980円(税込)です。(2023年12月29日時点)*日本国内で購入した場合

「SIKAICASE for Logicool」の価格は、3,999円(税込)です。(2023年12月29日時点)

AngryMiao CybercoinとSIKAICASEの紹介

今回紹介するのはAngryMiao CybercoinとSIKAICASE for Logicoolです。これらの製品はロジクール G PRO Wireless のようなロジクール製のワイヤレスゲーミングマウスをワイヤレス充電できるようにする製品で、例えばロジクール G PRO X Superlight の裏側に取り付けることによって、常にのワイヤレス充電器や専用のスタンドで簡単に充電することができるようになります。

CybercoinとSIKAICASE それぞれ異なる特徴があるので順番に比較しながら紹介していこうと思います。

AngryMiao Cybercoinの特徴

まず最初に紹介するのはAngryMiao Cybercoinです。ロジクールのゲーミングマウスにはメーカー公式のPowerPlayというワイヤレス充電の計画が実装されてい、PowerPlay ワイヤレスチャージングシステムを購入することで充電が途切れることなく、半永久的に使用できるようになります。

AngryMiao Cybercoinの特徴と利便性

しかし、これには価格面やサイズ面での様々なデメリットがあり、ほとんどの人は通常通り付属のUSBで充電しながら使用していると思います。AngryMiao Cybercoinはこの面倒な有線での充電を無線化し、パソコンを使用できない間はワイヤレスチャージに置くだけで急速充電ができるようになります。

導入方法は簡単で、GPX、SuperLiteなどのPowerPlay対応のゲーミングマウスの裏側にある蓋を外し、そこにAngryMiao Cybercoinをはめるだけです。使わない時にはワイヤレスチャージの上に置いて充電しておき、使いたい時にはそこから取るだけですぐに使用できます。

これまでは充電をする度にケーブルをUSBレシーバーから外し、そのケーブルをマウスで取り付け、また使用する時にはマウスから外し、レシーバーを付けるという面倒くさい作業が必要でしたが、AngryMiao Cybercoinはこのようなストレスとは一生おさらばできます。

SIKAICASE からリリースされているチャージスタンドの紹介

一つ紹介しておきたいのが、SIKAICASE からリリースされているチャージスタンドです。
これはAngryMiao Cybercoinと同じく裏側に付属の部品を取り付けることで、RazerViperアルティメットのようにスタンドで充電することができるようになります。

こちらはワイヤレスではないのでAngryMiao Cybercoinのようにどの無線充電器でも使用できるわけではありませんが、RazerViperアルティメットなどのRazer製品にも対応しているので、 LogicoolとRazer製品両方持っている方や、RazerViperアルティメットなどを単品購入した方も使用できる汎用性の高いアイテムになっています。

チャージスタンドの追加機能について

またスタンドにはUSBドックが一つ実装されてい、お好きなUSBをつけることもできますし、GPRO Xなどに付属している専用のレシーバーをはめることで無駄な配線をなくしてくれます。

CybercoinとSIKAICASE の比較

ここまで紹介したAngryMiao CybercoinとSIKAICASE for Logicoolのどちらがおすすめなのかという話ですが、結論から言うと自分はケースバイケースだと思います。まずはこれらのアタッチメントをつけるにあたって、皆さんが最も気にしているのは重量だと思います。

特にGPRO X Superlightは62gと非常に軽く、この軽さを台無しにしては意味がありません。もともとのフタの軽さが1.4g、AngryMiao Cybercoinの重量は4.4g、視界ケースの重量は5.5gと、わずか1.1gの差ですがAngryMiao Cybercoinの方が軽いことがわかります。

このことから単純に軽さという点についてはAngryMiao Cybercoinの方が優れているということがわかると思います。しかしもともとのフタの重量が1.4gなので、最低でも3g程度重くなってしまうことには注意が必要です。

充電の容量とバッテリー持続時間

次に充電の容量についてです。実はこれらの充電器には過充電を回避するために安全装置が備わっていて、それの影響でバッテリーの100%まで充電できるわけではありません。

私の手元で検証してみたところ、AngryMiao Cybercoinも視界ケースもどちらも90%前後まで充電することができました。つまりバッテリーの持続時間は単純計算で公式の歌っている70時間から63時間前後まで減少するということになります。

購入方法と価格比較

次に購入方法と価格について説明します。AngryMiao Cybercoinは海外公式サイトで1つ16.8ドルで販売されてい、配送料10.5ドル、計27.3ドルかかります。それに対してSIKAI CASE For ロジクールは日本のAmazon公式サイトにて約4000円で販売されています。

一見、AngryMiao Cybercoinの方が安いかのように見えますが、AngryMiao Cybercoinは単体では使用できないので、何かしらのワイヤレス充電器を購入しなければなりません。このことを考慮するとサイバーコインは使用するのに最低でも5000円前後かかるので、価格的にはSIKAI CASEの方が実はお得ということになります。

さらにサイバーコインは国内での取り扱いが今のところなく、発送は海外からになります。SIKAI CASEは国内のAmazon倉庫から発送されるので、購入から到着までの時間もSIKAI CASEの方が圧倒的に早いです。

総合的な評価とおすすめの選択

最後にこれらの製品の問題点について説明します。AngryMiao CybercoinもSIKAI CASEも価格はかなりお手頃で、マウスパッド代を購入したも、17000円するロジクールワイヤレスチャージングシステムを購入するよりは遥かにお勧めだということがわかったと思います。しかしこれらの製品にもいくつかの問題点があります。

製品の重量について

1つ目は重量です。先ほど説明した通りAngryMiao Cybercoinなどを使用する場合はどうしても3gから4g程度重くなってしまいます。私は使用しているうちに慣れてしまったので今は何の問題もありませんが、これらをつけた直後は違和感が残るのは確かです。重量の変化を妥協できない方にはお勧めできません。

充電器とマウスの接触について

そしてこれらを使用していて最も気になるのが充電器とマウスの接触についてです。簡単に言うとマウスを充電する際にAngryMiao Cybercoinは充電器の真ん中にコインが来るように置かなければならず、SIKAICASE for Logicoolはスタンドのマグネットが非常に貧弱なためスタンドにぴったり置けるようになるまでは慣れが必要です。

まとめ

今回はAngryMiao Cybercoin、SIKAICASE for Logicoolをレビューしました。有線での充電が必要なくなり、スマホのように置くだけで簡単に充電できるようになるので、私はすでに半年近く愛用しています。

ロジクールワイヤレスチャージングシステムのように、マウスパッドやその大きさに縛られることもないので、マウスパッドにこだわっています。予算的にワイヤレスチャージングシステムの導入が難しい方には特におすすめだと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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