昇降デスクの定番メーカー、FlexiSpotの手動式昇降デスクH1をレビューします。電動式が主流の中、なぜ手動式昇降デスクを選んだのか、その理由と共にH1の特徴と利点、H2との違いを解説。音楽制作家に特におすすめの、高さ調整可能なデスクの魅力や組み立てを知ってFlexiSpot H1の良さを体験してみませんか?
FlexiSpot H1のレビュー|ニーズに合致していれば大正解
本日は、昇降デスクの定番メーカーであるFlexiSpot H1手動式昇降デスクをレビューしていきたいと思います。電動式が今は主流という印象を受けますが、僕が選んだのはあえて手動式です。
まず最初にFlexiSpot H1を使ってみた結論からお伝えすると、電動式よりも僕のニーズに合致しているという判断で選んだんですけれども大正解でした。
また、FlexiSpot H1のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
FlexiSpot H1のメリット2つ
- 体の負担が軽減できる
- ハンドル操作が軽い
FlexiSpot H1のデメリット2つ
- 天板のサイズをピッタリ合わせる必要がある
- 組み立てに力が必要になる
FlexiSpot H1の価格
FlexiSpot H1の価格は、19,800円(税込)です。(2023年11月5日時点)
昇降デスクが気になっていたという方、この記事を最後まで見て購入を検討してみてはいかがでしょうか。
FlexiSpot H1の昇降デスクラインナップ紹介
まずはフレキシスポットの昇降デスクのラインナップをまとめてざっとご紹介します。様々なECサイトで販売されているんですけれども、今回は公式サイトを見ながらご説明します。
基本的にはデスクの足のみを購入して、そこにオプションで天板やアクセサリー類を追加していくという買い方になります。手動式のモデルは今回僕が購入したH1のみです。価格は定価が19,800円(税込)です。
電動式モデルのラインナップと価格
そして電動式はたくさんシリーズがありまして、EG1、EF1、EJ2、FlexiSpotE7シリーズ、最上位グレードのE8と5つのグレードの製品があり、価格は最も安いEG1が定価25,300円、最も高いE8が定価66,000円です。
電動式はグレードが上がるにつれて高さ調節のメモリ機能が便利になったりとか、あとは内蔵モーターのグレードが上がったり、足のデザインがおしゃれになったりとそういった違いがあります。
FlexiSpot H1手動式デスク選択の理由について
僕がなぜ電動式ではなく手動式のデスクを選んだのか、その理由をご説明します。
昇降デスクは、天板の高さを上下させて、座りの姿勢と立ちの姿勢2つの姿勢を実現し、長時間のデスクワークの疲労を軽減するために導入されるというケースが多いようです。座りっぱなしは人間の体にとって非常に負担が大きく、適度に立ちの姿勢を折り混ぜた方がいいと言われています。
昇降デスクの導入理由
ですが、僕は今回この用途で昇降デスクを導入したわけではございません。僕は音楽関係の仕事っていうのをやっていまして、かなり重量の重いモニタースピーカーっていうのを使用してるんです。
昇降デスクの利用難易度
スピーカーの高さと耳の高さは、座った時の高さを合わせたいので、座りの位置と立ちの位置の姿勢を昇降デスクで切り替えて作業するには、コンピューターとディスプレイに加えて、非常に重たいモニタースピーカーもデスクに乗せて、それを一緒に上下させなければいけないのです。
すべての機器につながっているケーブル類も解釈しなければいけないので、これは現実的ではないなっていうふうに思います。
FlexiSpot H1昇降デスクの導入目的
それではなぜ昇降デスクを導入したのか?それは天板の数センチ単位の微妙な高さ調整っていうのを、簡単に行いたかったからです。音楽制作に使う機材が頻繁に増減したり入れ替わったりするという特徴があります。
キーボードの入れ替えと昇降デスク
特に入れ替わりが激しいのがキーボードです。デスクの下から適宜引き出して使用するこのキーボードが、頻繁に入れ替わるんです。それは単純に新しい製品が出て買い替えるっていう場合もそうですし、僕の場合は取り組む仕事によって、このキーボードを入れ替える、違うキーボードを使わなければいけないっていうケースがあるんです。
昇降デスクの利点
音楽制作に使うキーボードって、製品によって付いてるつまみとかボタンとかっていうのがかなり違っていて、厚みが変わるんです。キーボードを演奏して使う時も使わない時も、快適に作業ができるように、天板の高さとこのキーボードの高さは、なるべく同じ高さにしたいんです。使用する鍵盤の厚みに合わせて、ギリギリまで天板の高さを下げたいわけです。それがこの昇降デスクなら簡単にできるので、実際にやってみましょう。
FlexiSpot H1の操作方法
H1手動式の昇降デスク、ここにハンドルが付いてまして、これを右に回すとデスクが急速に高くなっていきます。
そして、ここに滑り込ませるキーボードの厚みに合わせて、高さを調整していくんです。ね。ギリギリまでこのデスク天板を下げていくと、本当につまみが当たるか当たらないかのようなところを攻めれるわけです。これぐらいかな、本当に1mm、2mmぐらいしか空いてないです。
一般的なデスクとの比較
高さを調整できるタイプのデスクのもありますけれども、普通は数センチ刻みで足に穴が開いてて、高さを調整する時にはデスクに乗っているものすべてどかして作業しなければいけないですとか、ものによっては一度デスクをひっくり返さないとダメなことも。
それが今お見せしたように、このハンドルだけで簡単に高さ調整できちゃうんです。しかも思いのほかこのハンドルは軽いです。女性でも簡単にデスク上げ下げできると思います。
FlexiSpot H1手動式のメリットについて
天板の上げ下げならば、電動式の方がより簡単にできるのではないか、そういうふうに思いますよね。ここからは手動式のメリットについて解説していきます。
手動式のメリット1:価格
まず最もわかりやすいメリットが、価格が安いっていうことです。フレキシスポットの電動式の製品の中で最も安価な「Easy One」と比較しても、約6000円安いです。
手動式のメリット2:電源不要
次に電源がいらない、とにかく色々な機材で電源を必要とするので、なるべくデスク周りの余計なものに電源を使いたくないんです。ケーブルもごちゃごちゃするし、接続する機器によっては謎のノイズが発生してしまったり。そういった面倒は避けたいわけです。電源がない分組み立ても非常に簡単でした。
手動式のメリット3:高さ調整の精度
そして最後のメリットが、キワキワの高さ調整がやりやすいっていうことです。電動式の場合、UFOキャッチャーを操作するように、当たるかな当たらないかなって見ながら、このボタンを上下押さなきゃいけない。下げすぎてしまうと機材に当たって、機材をグーッと押し込んで、機材を痛めてしまう危険がありますので、高さ調節は手動でスピードをコントロールしながら、慎重に行える方がいいわけです。今当たりそうだったから戻しましょうや。
ハンドルレバーの便利な機能
ハンドルレバーも邪魔にならないように、折りたたむことができますし、このハンドル自体も六角レンチで、簡単に根元から外すことができます。僕はたまたまハンドル位置が下に来るところが高さぴったりだったので、このハンドルによく使うヘッドホンを、こうやって引っ掛けてヘッドホンハンガー使っています。
FlexiSpot H1 H2の違いと購入を検討する際の注意点
FlexiSpot H1には、H1とH2の2種類があり、どちらも別途天板が必要なのは同じなのですが、幅と奥行きのサイズが違ってきます。
また、購入を検討される方が、気をつけた方がいいポイントはデスクの高さです。昇降範囲が710mmから1210mmとなっています。天板を含めない高さっていうのがこれなので、天板を含めた場合にはプラス20mmから30mmして730mmから1230mmとなります。
FlexiSpot天板の高さについての詳細
天板までの高さが730mmって、一般的なデスクの高さではあるんですけれども、人によっては少し天板下げたいっていう人もいると思います。オプションのキャスターをこの足の下につけた場合には、さらに全体が高くなってしまいますので、ご注意ください。
ちなみに電動式の上位グレードになると、この昇降範囲っていうのが下にも上にも広がります。こういうところで差別化を図っているわけです。
FlexiSpot 天板の幅と奥行きについて
次に幅と奥行きです。対応する天板のサイズは幅が1000mmから1600mm、奥行きが500mmから800mmになっています。この対応サイズよりも大きくなる分には安定性が損なわれるだけで、少しいけるんではないかなと思いますが、対応サイズより小さい天板を取り付けた場合には足のフレームがはみ出てしまうので、そちらにご注意ください。
自作天板の使用経験
ちなみに僕はホームセンターで購入した幅1610mm、奥行きが600mm、厚みが20mmのパイン修正材を天板に使用しています。ワトコオイルで色を塗ったりとか、あとは角をヤスリで削ったり、そういう少し手間はかかってしまうんですけれども、フレキシスポットで販売されている天板よりもかなり安価に仕上げることができます。
強度は既製品と比べると劣るかもしれませんが、なんだかんだ2年以上使用していて、わずかな反りっていうのが見られるだけなので、実用には十分耐えうるのではないかなと思います。厚みを25mmとか30mmと厚くすれば、より剛性も高くなるでしょう。
FlexiSpot H1の組み立てについて
組み立てには同梱される六角レンチの他に、プラスドライバーが必要です。対応する天板以外を使用する場合には、天板にネジでグリグリと穴を開ける形で固定することになるので、電動ドライバーがあった方が組み立てしやすいと思います。
説明書では足と天板を固定する時には、一度ひっくり返して取り付けて、最後に元に戻すと、そういった手順で書かれているんですけれども、僕の場合はこの天板自体にそれなりの重みがあったので、ひっくり返さずに天板を置いて下に潜ってネジ止めすると、そういったやり方で作業ができました。最も力を使うのは天板を固定したデスクをひっくり返すときです。
FlexiSpot H1の基本性能と安定感
デスクの足の安定感、基本性能は十分です。電動昇降デスクには寿命があるなんていうふうに言われてますが、手動式ならばその心配もありません。高さが調整できることで、模様替えを繰り返しながら、長く使用できるんではないかなと思います。
特にこの配置でキーボードをセッティングする音楽制作家の皆さんにはおすすめです。ぜひ気になった方は、チェックしてみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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