新型オーディオインターフェース、Solid State Logic SSL 12がついに発表されました。見た目はSSL2とSSL2プラスとほぼ同じですが、中身は全くの別物。特に注目すべきは、そのマイクプリアンプの性能です。本記事では、この新製品の詳細な特徴と、その魅力を引き立てるマイクプリアンプについて解説します。
はじめに:SSL12の発表とその特徴
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Solid State Logicが新型オーディオインターフェースSSL12を発表しました。2020年SSL2とSSL2プラスという2つの低価格帯の製品でオーディオインターフェースの市場に参入したSSL。
今回発表されたSSL12はSSL2とSSL2プラスと見た目はほとんど同じです。ただの他入出力モデルかと思いきや、どうやら中身は全くの別物のようです。
SSL12の使用感とプレビュー
実は僕SSL2をこのチャンネルのメンバーシップのメンバーの方に長期間お借りしている状態でして、今日はSSL12のリリース情報をもとにSSL2の使用感も踏まえて僕なりのプレビューをお送りしたいと思います。
SSL12の注目ポイントと推奨ユーザー
注目ポイントはどこなのか、そしてどのような人にお勧めできる製品になりそうなのか、低価格帯のオーディオインターフェースを多数使用し、レビューしてきた僕なりの視点でお話ししていきます。ぜひ最後までご覧ください。
SSL12の具体的な使用方法の紹介
まずは製品の使用方法をご紹介します。島村楽器の情報サイトデジランドっていうサイトがすごくわかりやすい記事を上げていたのでそこを見ながらお話ししていきます。
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SSL12の主な機能と特性
SSL設計のマイクプリアンプ4機、チャンネルごとのレガシー4Kスイッチ、ギター、ベース、ヴィンテージ楽器用のHi-Zインストルメント入力2系統、プロ仕様のヘッドホン出力2系統、これがハイインピーダンスまたは高感度ヘッドホンに対応した動作モードが切り替え可能。これはなかなか面白いです。
SSL12の高性能な出力と拡張性
そしてヘッドホン出力はバランス、アンバランスのラインレベル出力も使用することが可能。
続いて32bit 192kHzのADDAコンバーター、これもいいと思います。ADAT IN、最大8chのデジタルオーディオの入力チャンネルを拡張可能。SSL360によるヘッドホンルーティング、低レイテンシーのモニタリングに最適。
SSL 12の魅力的な機能と評価の可能性
4系統の専用バランス出力と高精度モニターレベル、圧倒的なダイナミックレンジ。これはかなり魅力的な機能です。SSLのオーディオインターフェイスにソフトウェアミキサーが搭載されるのは今回が初めてなので、このソフトウェアミキサーの出来次第でSSL12の評価は大きく変わってくると思います。
SSL 12の出力専用とその機能
出力専用は、別のモニターセットを接続するなど、追加のラインレベル出力も使用可能です。USBループバッグ、CV入力の楽器やエフェクトをコントロールするためのDCカップリング出力、ユーザー割り当て可能な3つのフロントパネルスイッチ、様々なモニター機能、トークバッグの開閉を割り当て可能。
MIDIインアウト、SSLプロダクションパック、ソフトウェアバンドル、Mac、Windows両対応でUSBバスパワーで駆動、電源はUSB3.0、オーディオはUSB2.0プロトコルで供給されます。
ソフトウェアミキサーの存在理由とその影響
ソフトウェアミキサーが付いている理由は、見た目が同じで中身は別物だからです。SSL360によるヘッドホンルーティングは、低レイテンシーのモニタリングに最適で、低価格帯のオーディオインターフェースは2つに分かれます。ソフトウェアミキサーが付いているものと付いていないものです。これによって操作性とできることの幅が変わってきます。
SSL 12とソフトウェアミキサーの連携
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SSL2とSSL2プラスはソフトウェアミキサーが付いていませんでしたが、今回のSSL12ではソフトウェアミキサーが付いています。
しかも、すでにリリースされ改良が続けられているSSL360ソフトウェアと連携します。SSL360はフィジカルコントローラーのUC1とUF8と同時にリリースされたソフトウェアです。SSLのアナログコンソールを触っているような感覚でDAWによる音楽制作やミックスができるようになります。そういうところを目指します。
ソフトウェアについての個人的な理解と意見募集
そういう風に僕は理解していますが、このソフトウェアに関してはしっかりと使ったことがないので、多く語ることはできませんが、間違ってはいないはずです。
ソフトウェアミキサー搭載による音質の向上と期待
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ソフトウェアミキサーが搭載されるということによって、一つ期待できるのが音質の向上です。正直僕の中でSSL2、SSL2プラスの評価って非常に低いんです。SSL12が点と点を線で結ぶような製品になったら、SSLの製品全体が盛り上がるような期待感もあります。
DAの質と音質についての評価
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評価が低い理由の一つに、DAの質が挙げられます。デジタルからアナログへの変換など、スピーカーアウトの音質を考えると、SSL2を使用しても、他と比較して音が良いと感じないことがあります。レンジが狭く、不明瞭な音になってしまうこともあります。
同価格帯のDAとの比較
MOTU M2 M4などの同価格帯のDAの音質と比較すると、良いとは感じられないことが多いでしょう。ADの部分については、アナログからデジタル、マイクプリアンプなどで個性があったり色付けがあったりするのは理解できますが、DAの部分であるスピーカーから出力される音に関して色付けがあるのは、良くないと思うでしょう。
価格と音質のバランスについて
SSL2は、価格的にはグレードの高いパーツが使われていますが、音質がグッと向上するとは期待できないかもしれません。
しかし、何らかの調整がされれば、高みを目指せる可能性もあるでしょう。
32bit 192kHz対応の優位性と実用性
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また、32bit 192kHzに対応しているのは、同価格帯の他社製品では24bitまで、96kHzまでとなっているので優位性があると言えますが、それが活きるような環境で制作している人は少ないと思われます。
トークバックマイク搭載の有用性について
その他に気になる点は、トークバックマイクの搭載です。SSL2を導入する人、使うシチュエーションを考えると、この機能が役に立つ場面は少ないと思われます。日本は家が小さいので、お金持ちではないとレコーディングブースっていうのを設置できないため、使えないんです。
高機能オーディオインターフェースの選択について
ブースがあってプレイヤーとのコミュニケーションをトークバックマイク使ってやりたいよと、そういうふうに思う人は、もっと高価で高機能なオーディオインターフェースを買うよねと僕は思います。
ループバック機能搭載の評価
続いてループバック機能搭載です。オーディオメーカーが歌うループバック機能は、大抵僕らがイメージするループバック、僕らっていうかエンドユーザーがイメージするループバックよりも、融通が効かないものが多いです。なのでこれに関してはあまり期待してません。
バスパワー駆動の利便性について
そしてバスパワー駆動っていうところです。便利だっていうふうに思う人もいれば、電源取って動かしたいっていう人もいるので、ここは好みが分かれるところかなと思います。
ヘッドホン出力の切り替え機能について
個人的に気になるのが、ヘッドホン出力の切り替え機能です。ここまで代々的にアピールしてくるオーディオインターフェースってあまりないので、すごく気になります。
前作との比較:ヘッドホン出力の位置
あとSSL2、SSL2プラスの評価がものすごく低かった。僕の評価が低い理由の一つに、ヘッドホン出力がボディの裏側にあったのもあったんですけど。
SSL12のヘッドホン出力の改善点
今回のSSL12はヘッドホン出力が2Kとしっかりと前に出てますので、これもそりゃそうだよなって話ですけど、いい点かなっていうふうに思います。
SSL12のターゲットユーザーとは
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いかがでしたでしょうか。最後にSSL12は、どのような人におすすめの、どういう人をターゲットにした製品なのかなっていうのを僕なりに考えてみて、それをお話ししたいと思います。
SSL12の購入をおすすめするユーザー像
これはSSL2、SSL2プラスの多入出力モデル、要は2in2outでは足りないよって人が買うっていうよりは、ソフトウェアミキサーが付いているSSLのオーディオインターフェースが欲しいっていう人が買うべき製品だと思います。
SSL12の特徴と将来的な展望
だからここからSSL2のソフトウェアミキサー付きのモデルや、SSL2、Mk2なのかわかんないですけども、そういったものが将来的に出てくる可能性もあるんではないかなっていうふうに僕は思います。
SSLとユニバーサルオーディオの競争状況
逆にSSL12から上の価格帯のモデルが出るっていう可能性もあるかもしれません。SSLがやりたいこと、オーディオインターフェースを出して、SSL360っていうソフトウェアを出してっていう、その辺がユニバーサルオーディオとがっつりぶつかってるかなっていう感じはしていて、
ユニバーサルオーディオの最新動向
ユニバーサルオーディオも最近VOLTっていうオーディオインターフェースを出しましたよね。それにアナログのコンプレッサーが付いてたりとか、あとはLunaっていうレコーディングソフトウェアを出していたりとかするんですけれども、そことSSLは勝負しに来てるのかなって。
ブランドイメージの重要性
SSLのブランドイメージと人気
ユニバーサルオーディオと比較したときにSSLの有意なところは、ブランドのイメージっていうのがすこぶる良いと。あとはSSLというものに対して憧れを持ってる人が非常にいるっていうことです。ブランドが強いです。
ソフトウェアミキサーの特徴
今回のソフトウェアミキサーも、パッと動画とか写真とか見た感じはSSLのコンソールの見た目にものすごく近くしていて、ある一定の年代より上の人が見たらすぐに使い方が分かる。ここをこうすればこうなるよねっていうのが分かる。全てが表面に見えてるっていう、そういうソフトウェアの作り方になってるっぽいので、これは使いやすいって感じる人はいると思います。
SSL-12の操作性
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どうしてもソフトウェアミキサーは階層が何重にもなって、表示される情報をなるべく少なくし、ページをめくって切り替えていくような、そういうソフトウェアが多いのです。
全面に見えてることの便利さ、分かりやすさは僕はあるかなっていう風に思うタイプなので、このSSLのソフトウェアがすごく使いやすいよね、いいよねみたいになっていく可能性は十分にあるかなっていう風に、今のところ思っています。
SSL-12の取り込み可能性と今後の展望
ただ、このSSL-12どれだけ素晴らしい製品だったとしても、価格的に取り込めるのは初中級者というか、何年も音楽制作続けてきて、色々な機材に投資をしていってという人が核となるオーディオインターフェースにこのSSL-12を選ぶかというと難しいかなと思います。
今後ね、このソフトウェアミキサー付きのSSLのオーディオインターフェースっていうのが急速に増えていったりとかすると面白いなっていう風にも思います。
SSL-2、SSL-2プラスの評価
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とにかく触ってみたいと思わせる情報量はあります。見た目は全く一緒ですが、僕がSSL-2、SSL-2プラス評価してないと評価低いと言った理由の中に一個に視認性が非常に悪いっていうのがあって、本体につまみとかインジケーターとか多く付いてるんですけど、インジケーターがとにかくメモリが荒くて非常に見にくいんです。
SSL-12の特徴と評価
SSL-2、SSL-2プラスはソフトウェアミキサーがなかったんで、本体のメーターっていうのをどうしても頼りにするしかなかったんです。
SSL-12は本体にメーターが付いているし、光るボタンもあるけども、基本的にはソフトウェアミキサーを見れば情報がわかるというところで、ハードウェア作りの欠点のようなものを補ってくれるのかなっていうところもあります。
そういう意味でも、見た目は一緒ですがかなり印象は違ってくるオーディオインターフェースなのかなっていうふうに感じています。
デモ機の要望
全く触っていない状態なので、実際のところどうなのかというのはわかんないんですけれども、もしSSLの担当者の方、もし記事を見てくださっていたら、デモ機貸してくれたら嬉しいなと思います。
視聴者への感謝と次回予告
最後までご覧いただきありがとうございました。また次の記事で。
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