「Apollo Twin X と Babyface Pro FS、どちらが個人制作家にぴったりのオーディオインターフェイスなのでしょうか?本記事では、それぞれの特徴や性能を徹底比較し、あなたのニーズに合った最適な選択肢を見つけるお手伝いをします。これから音楽制作を始める方も、機材をアップグレードを検討している方も必見です!」
Apollo Twin XとBabyface Pro FS比較
「Apollo Twin X とBabyface Pro FS どちらを買おうか迷っています。どちらがおすすめですか?」入門機からのアップグレードを検討している人と、初めから良い機材でDTMをスタートさせたいという人どちらもいました。
まず最初に「Apollo Twin X と Babyface Pro FS」を比較した結論からお伝えすると、特徴が全く異なる製品でした。
また「Apollo Twin X と Babyface Pro FS」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
「Apollo Twin X 」のメリット
- UADプラグインが遅延なしに使える
「Apollo Twin X 」のデメリット
- UADプラグインに興味があまりない人が購入する理由はない
「Babyface Pro FS」のメリット
- いいもの買って余計なこと考えずに音楽作りしたい人におすすめ
「Babyface Pro FS」のデメリット
- 価格が高い
Apollo Twin X と Babyface Pro FSの価格
「Apollo Twin X」の価格は、133,467 円(税込)です。(2024年3月18日時点)
「Babyface Pro FS」の価格は、167,400円(税込)です。(2024年3月18日時点)
Apollo Twin X と Babyface Pro FSの比較が間違いである理由
初めに結論から言います。Apollo Twin X と Babyface Pro FS この2機種を比較して悩むのは間違いです。間違ってるというか、この2つで悩み始めると決められないです。
なぜなら、この2機種が似ているのはなんとなくの見た目と値段だけで、特徴が全く違うからです。今からなぜ、この2機種を比較検討するのが間違いなのか。ではどうやって購入する製品を決断すればいいのか、お話ししていきますので、ぜひ最後まで記事をご覧ください。
Apollo Twinシリーズの歴史
まずはApollo Twin シリーズの歴史をおさらいします。Apollo Twinシリーズは2014年に第一世代がリリースされ、2017年に第二世代の Apollo Twin Mark IIが、そして2019年の暮れに第三世代の Apollo Twin Xがリリースされ今に至ります。
進化のポイント
筐体のデザインやインアウトの数は、第一世代の時から最新の第三世代まで変化がありません。進化のポイントは、接続方式のアップデート、搭載されている UAD プラグインを動作させるための DSP の数が増えたこと、音質に直結する ADDAコンバーターのクオリティの向上です。
Babyfaceシリーズの歴史
続いてBabyface シリーズの歴史をおさらいをします。Babyfaceシリーズは2011年に第一世代がリリースされ、2015年に第二世代の Babyface Proが、そして2020年に第三世代の Babyface Pro FSがリリースされました。
第二世代と第三世代の違い
進化のポイントは第二世代の時から第三世代までインアウトの仕様を変更したことです。Babyface Pro とBabyface Pro FSの違いは、音質の向上のみにとどまります。
Apollo TwinとBabyfaceの比較の理由
なぜApollo TwinシリーズとBabyfaceシリーズは長らく比較され続けるのか。それは個人制作家向けの高性能高機能なオーディオインターフェイスが非常に少なく、選択肢が他になかったからです。
フラッグシップモデルの変化とApollo Twinの登場
数年前までは、入出力の少ないオーディオインターフェイスはあくまでも初中級者用のもので、どのメーカーもそこにフラッグシップモデルに使われるような機能やパーツを投入するということがなかったからです。
そんな中、新たな市場を開拓したのが2014 年に登場した Universal AudioのApollo Twinです。本気の個人クリエイターの需要を汲み取り、デスクトップタイプオーディオインターフェイスという新たなジャンルが切り開かれていきました。
他の同タイプ製品と市場の変化
同タイプの製品は、先ほどご紹介したBabyfaceの第一世代やApogee Duetなど先行する製品もいくつかあったのですが、あくまでも傾向性を売りにした廉価版という側面が強いものでした。
2019 年あたりから、各社が入出力の少ない個人制作家向けのオーディオインターフェイスを本気で作り始め、本気でプロモーションし始めました。今や Apollo Twin シリーズと Babyface シリーズ以外にも、本気の個人制作家のニーズに応える選択肢がたくさんあるんです。
Apollo Twin XとBabyface Pro FSの選択
Apollo Twin X と Babyface Pro FSどちらを購入しようかと悩んでいる皆さん。なぜその 2 つを比較検討しているのか説明できますか?なんとなく比べてる人が多いのではないでしょうか?
あなたが今求めているものをしっかりと理解できれば、悩むまでもなくどちらかの製品に決められる可能性は非常に高いです。もしくはこの 2 つの選択肢以外の選択肢が見つかります。
ADDAのクオリティと音質
ADDA のクオリティとそこからくる出力音の音質については、購入を検討する場合に注意しなければいけません。
Apollo Twin Xの音質について
Apollo Twin X の音質は、良くも悪くも本当にそこそこです。高級だからプロがたくさん使っているからさぞかし素晴らしい音がするのだろうと思いますよね。本当にそんなことないです。
Apollo Twin Xの価値
Apollo Twin X の価値は、どこまで行ってもUADプラグインが遅延なしに使えること。ここです。アンテロープやアポジーがUADシステムに似たようなものをリリースしているのですが、使い勝手で全くUADにはかないません。
UADプラグインに興味がない場合
逆に言えば、UADプラグインに興味があまりない人が Apollo Twin シリーズを購入する理由は全くないということです。DAW上でUADプラグインを使いたいっていう人には、Satellite シリーズやUAD Sparkという別の選択肢が今は用意されています。
Babyface Pro FSの注意点
Babyface Pro FSの購入を検討する場合に注意しなければいけないのは、費用対効果です。RMEの製品の安定性は素晴らしい。音質も十分です。製品の開発サイクルが長めなので、これを買えばとりあえず5年10年はオーディオインターフェイスのことを考えずに済みます。本当に RMEの製品は壊れないです。すごく長持ちします。
高級オーディオインターフェイスの価値
でも、一度落ち着いて考えてみてください。あなたの音楽制作環境をアップグレードするために、今必要なものは、高級なオーディオインターフェイスですか?3万円台のオーディオインターフェイスの音質とBabyface Pro FSの音質を比較すれば、違いはありますよ。
他の機材への投資を検討
しっかりとしたモニターヘッドホンを持っていないなら、まずヘッドホンを選んで買いましょう。スピーカーがないのであれば、高級なものではなくていいです。まず先にスピーカーを買いましょう。まともなマイクをまだ持ってないのであればマイクを先に買いましょう。
費用対効果の高い機材選び
出力音、入力音のクオリティを向上させる上で、オーディオインターフェイスよりも費用対効果が高い機材がたくさんあるんです。予算に限りがあるならば、まずはそっちからではないでしょうか?
各種ニーズに応じた機材選びの必要性
まとめます。UADプラグインを遅延なしで使いたい、そういう人はApollo Twin Xの他に選択肢がありません。予算は潤沢、いいもの買って余計なこと考えずに音楽作りしたいんだという人はBabyface Pro FS。リセールバリューも非常に高い機材なので、気に入らなければ売って違うものを買い直せばいいです。
悩む人へのアドバイス
どちらでもないよという人は、一旦この2つの機材のことは忘れましょう。2つを並べて比べてもいつまで経っても答えは出ません。そんなこと言われたら、「どうすればいいんだという人」は定期的に行っている生配信でご質問いただくか、オンライン機材購入サポートの申し込みをご検討ください。
この2、3年でオーディオインターフェイスの市場はガラッと変わりました。過去の情報は当てになりません。僕の言葉を信じてみてはいただけないでしょうか。
説明書について
Apollo Twin Xの説明書はUniversalaudioの公式サイトから確認できます。
Babyface Pro FSの説明書はSynthax Japanの公式サイトから確認できます。
発売日について
Apollo Twin Xの発売日は2019年の10月23日です。
Babyface Pro FSの発売日は2020年1月30日です。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。今後の記事もどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
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