MOTU M6は、6in4outオーディオデバイスの新たなスタンダードとなる製品です。M2 M4の成功を受けて、M6は入出力数の増加と音質の向上を実現しました。M6のループバック機能や音質、価格の上昇やサイズの大きさ、そして低音の再生の落ち込みなど、M6がM4と比較して優れている点と劣っている点を詳しくレビューします。
MOTU M6のレビュー|とにかく音が良い!
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まず最初にMOTU M6を使ってみた結論からお伝えすると、とにかく音が良いんです。
このチャンネルでもかなり踏み込んだところまでレビューした動画をアップしているんですけれども、そちらの動画も非常に再生されてますし、実際に購入したっていう方の声を動画のコメントや生配信でたくさんいただいています。
また、MOTU M6のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
MOTU M6のメリット2つ
- 音質が良い
- 入力端子が6つになっている
MOTU M6のデメリット2つ
- サイズが大きい
- 価格が高い
MOTU M6の価格
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MOTU M6の価格は、69,300円(税込)です。(2023年11月5日時点)
MOTU M2・M4の評価とM6の音質と評判
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MOTU M2 M4は、ここ数年の間で各社から発売された低価格帯のオーディオインターフェースの中で非常に高い評価を獲得しています。
その傑作の兄貴分が登場しました。MOTU M6。少なくとも日本においては、MOTUのM2 M4の評価は確立されたと言って良いでしょう。
MOTU M6の推奨ユーザー
結論からお話しします。MOTU M6はどのような人にお勧めできる製品なのか。
ズバリM2 M4を既に持っていて、入出力数の少なさに不満を感じていた人が買い替えを検討する製品、そういう風に僕は考えています。
M6がリリースされることによってM2 M4の中古市場に動きが生まれて、M4のコストパフォーマンスがより際立つ、そういう流れになるんではないかなと僕は予測しています。
MOTU M6の優れた点と劣っている点
なぜかMOTU M4と比較してM6が優れている点、そして劣っている点を挙げていきましょう。
優れている点
- 入力端子が6つに増えた。
- ヘッドホン端子が2つに増えた。
- 出力の切り替えがボタン1つでできるようになった。
- 外部電源が使用できるようになった。
- 入力端子がすべて背面になった。
MOTU M6の劣る点
対して劣っている点
- 価格が上がったこと。
- サイズが大きくなったこと。
- 入力端子がすべて背面になったこと。
- 低音の再生が少し落ちること。
優れている点で挙げましたけれども、ここは好みの問題ということです。
MOTU M4に対してM6出力端子の変更について
そしてみんなが見落とす可能性の高いポイントで重要なポイントがありまして、それが出力端子が減ったということです。
M4ってアナログ出力端子がTRSの端子とRCAの端子で4つずつあるんです。アウトプット1,2,3,4っていう感じで。RCAの出力はTRSの出力のミラーリングになっていて、全く同じ出力を常時垂れ流すっていう仕様になっています。
M6の出力端子の特性
それに対してM6は個別にボリュームが調整できるTRS出力が4つのみになったんです。性能面では完全上位互換と思いきや、実はアナログ出力端子の数が減ってるんです。ここは注意が必要です。
MOTU M4とM6の適用例
用途によってはMOTU M4の方が多くの仕事をこなせる場合があります。
具体例を挙げてみましょう。
- スピーカーを2セット使って切り替えをしながら楽曲制作やミックスマスタリングを行いたい。
- ライブ配信用のオーディオインターフェイスとかミキサーまたは外部レコーダーに音声を同時出力したい。
そういう人はM4の方が便利だと感じる可能性が高いです。
MOTU M6のドライバーとループバックについて
MOTU M6とコンピューターとの接続は、USB-Cを採用しており、専用ドライバーをインストールすれば、96kHz、サンプル・バッファー32の場合で最速2,5ms以下の低レイテンシーでの動作に対応します。
また、僕みたいな動画配信者にはうれしいループバック機能も使用可能になっています。
MOTU M6の説明書
MOTU M6の説明書はこちらから確認できます。「引用元:株式会社High Resolution MOTU M6スタートアップガイドより」
MOTU M6の価格とコスパについて
このポイントが冒頭で僕がM6がリリースされることによってM4のコスパが際立つと言った理由です。完全上位互換ではないのにM6はM4より約3万円も高いんです。3万円あったらモニターコントローラーとか導入してスピーカーのA、Bの切り替えって別に普通にできますから。
M6の評価について
入力数が4つから6つに増えるっていうことのメリットをどれだけ感じられるか、または外部電源で駆動することをどれだけのメリットと感じるか。一般的にはバスパワーよりも外部電源の方が音が良くなると言われてますからね。
そこをどう捉えるかによってM6の評価は変わってくるかなと思います。それらのポイントを重要視するユーザーっておそらく中級者から上級者で、だとしたら予算を多く見積もったらまた別の選択肢が生まれます。検討してみてもいいんではないかなって思います。
MOTU M6の音質について
音質に関してはM6も同価格帯の製品と比べて抜きに出た存在になるかなと思います。音は非常にいいんです。
ちなみにM6とM4は同じDACチップが使われていて、ほとんど同じ音質になるのではないかなと予想します。M6は価格が6万9千円くらいになるんですが、MOTUから出ているMOTU UltraLite MK5という10万円いかないくらいのレベルの高いオーディオインターフェイスと比較しても、このM6、そしてM4、M2に搭載されているDACの方がおそらく高いグレードのものになるかと思います。
M0TU UltraLite MK5との比較
ウルトラライトM5は入出力数がもっと多くて、DSPのミキサーとかエフェクトが搭載されていて、すごく利便性に長けた製品になっていまして、ウルトラライトM5は便利な機材。
M6、M4、M2は低価格で音質に特化した機材と、そういうような位置づけになるんではないかなと思います。
MOTU M4の価格と音質の評価
だとすると、M6より3万円安くて、同じ音質のM4ってバケモンじゃないかと。そんなことを改めて思ってしまいました。価格から受けるイメージは強くて、M2、M4って発売された時って2万円台とかで売ってたんです。
MOTU M4の再評価とM6まとめ
2万円台、3万円以下のオーディオインターフェイスでそんなに良い音がするはずないという先入観があって、過小評価していた部分はあったんではないかなと思います。
今回M6っていう6万9千円、7万円近いオーディオインターフェイスに同様のチップっていうのが採用されたことで、またM2、M4の再評価っていうのが始まるのかなーなんていう風にも思います。ぜひ参考になれば嬉しいです。
気になった人は、ぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださりありがとうございました。
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