注目のオーディオインターフェース、LEWITT CONNECT 6を徹底レビューします。LEWITTはマイクも有名な会社ですが、今回初の配信用途に適した優れた柔軟性を持つこのCONNECT 6が登場!Dual USB Cオーディオインターフェースとして、その多機能性と価格のバランスが魅力です。本記事では、その特徴とダイナミックマイクでの活用方法や利点を詳しく解説します。
LEWITT CONNECT 6のレビュー|多機能な製品
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本日はこちら! LEWITTからリリースされたメーカー初のオーディオインターフェース Connect 6のレビューをお届けします。『LEEITT』は『ルウィット』と読みます。
まず最初にLEWITT CONNECT 6を使ってみた結論からお伝えすると、4万円台前半という価格にしては、かなり多機能な製品だと思います。
音質に関しても、僕が今メインで使用しているプリズムサウンドTITANという、お高いオーディオインターフェースと比較しても、がっかりするようなチープさは全く感じませんでした。
また、LEWITT CONNECT 6のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
LEWITT CONNECT 6のメリット2つ
- 携行性が高い
- 設置の安定感がある
LEWITT CONNECT 6のデメリット2つ
- メーターの触れがスムーズではない
- ループバックチャンネルを活用できない
LEWITT CONNECT 6の価格
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LEWITT CONNECT 6の価格は、42,900円(税込)です。(2023年11月5日時点)
LEWITT CONNECT 6の試用経験
実はこのConnect 6を一度プレビュー動画という形でこのチャンネルで取り上げていまして、今回動画内でのラブコールが実り、日本販売代理店であるメディアインテグレーション様からデモ機をお借りすることができました。ありがとうございます。
2週間ほどじっくり使ってみてわかった良いところ、そして惜しいなっていうところも正直にお話をしていきます。
LEWITTとは
LEWITTは、オーストリアのウィーンで2009年に設立されたマイクメーカです。
これまでハイクオリティかつ、先進的な性能をもったプロダクトを開発してきました。LEWITTのマイクは、エンジニアやクリエーターなどのさまざまなユーザーに評価されています。
今回レビューするのはオーディオインターフェースですが、LEWITT LCT240proなどのコンデンサーマイクも人気です。
ちなみに、『LEEITT』は『ルウィット』と読みます。
LEWITT CONNECT 6の基本スペック
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まずは基本スペックからご紹介していきます。 Connect 6は配信用途に適した、優れた柔軟性を持つDual USB Cオーディオインターフェースです。Dual USB Cって聞き慣れないと思うんですけれどもこちらは後ほど詳しくご紹介します。
トップパネルには大型のノブが一つ、最近流行りのデスクトップ型のオーディオインターフェースになります。押し込むことでチャンネルの切り替えなどの操作が行えます。
Connect 6の端子と付属品
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前面には端子のサイズ違いでヘッドホン出力が2系統、背面にはXLRのコンボジャックで入力が2つとスピーカーアウトが端子違いで2系統。
さらにはオグジュアリーの入力とモバイル機器を接続するためのモバイル端子、スタンダードアロンで使用する際に電源を供給するためのUSB-Cの電源ポート、コンピューターへの接続はUSB-Cになっています。USB-C to USB-CとUSB-C to USB-Aと2本のUSBケーブルが付属します。メーカーのロゴが入ったケーブルバンドが付いてくるのがすごく嬉しいです。
LEWITT CONNECT 6のサイズ感と特徴
開封して本体を手に取ってみて驚いたのがその薄さ、軽さです。ネット上の写真で見るよりかなり薄く小さく感じました。ひょいって持ち上げることができます。
配信用途に特化した製品ということで持ち運んで外で使う機械も想定されると思うんですが、カバンにスッと入る薄さで6つのゴム足が付いていることで動きを抑えつつ安定性も担保してくれるので、お使いいただく際に安心してお使いいただけます。
設置の安定感もすごくありますし、接続端子は背面にすべてまとめられているので、配線も楽チン、携行性はかなりいいんではないかなと感じます。
LEWITT専用ミキサーソフトLUITコントロールセンターの紹介
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それでは専用のミキサーソフトであるLUITコントロールセンターの説明をしていきたいと思います。
こちらがコントロールセンターのユーザーインターフェースです。サイズ、かなり柔軟に変更することができます。それでは音声聞き取りづらいと思いますので、早速音声の切り替えをしていきたいと思います。
まず、背面のコンボジャックにマイクのケーブルを接続します。インプットを1にしましょう。接続しました。ここからマイクのゲインを調整していくんですけれども、このLUID Connect 6は面白い機能がありまして、オートセットアップという機能があります。
引き出すとこんな感じです。今ここにSHUREのβ57Aというダイナミックマイクを用意しています。これをConnect 6に接続して、こちらの音声に切り替えていきます。
LEWITTダイナミックマイクでのオートセットアップ機能の活用
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このオートセットアップを活用すれば、知識がなくても適切なマイクレベルを設定することができるとなっています。やってみましょう。オートセットアップ。
What did you connect? 接続しているマイクの種類は何ですか?ということです。
今回はダイナミックマイクなのでダイナミックマイクロフォンを選択します。
続いてWhat would you like to do? 歌を歌うために使うのか、トークをするために使うのか、あとは楽器を演奏するために使うのか。今回はトークなのでトークを選択します。
LEWITT CONNECT 6の使い方:ライブ設定
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Are you live or recording? これはライブをやるのか、それとも録音をするのかということです。今回はライブ、生配信を想定しているのでライブを選択します。
そしてLet’s test your sound。10秒間マイクに向かって声を出してください、歌を歌ってくださいということです。
オートセットアップ中は、途切れることなく音声を入力しないとこのオートセットアップというのは機能しない、そんな感じになっています。
部屋の雑音測定機能
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Now test your ambient noise.これは部屋の雑音を測るための項目、ステップです。ではやってみましょう。Stay quiet and record your environment for 10 seconds.ということでスタート、メジャー、測っていきます。
設定結果の確認
はい、測り終わりました。48Vのファンタム電源はオフです。ダイナミックマイクを使っているからです。ハイパスフィルター、ローカット入れておきましたっていうふうに聞かせて入れてくれたわけです。ゲインレベルは30dBにしました。エクスパンダーというエフェクトとコンプレッサーというエフェクトを適用していますよっていう感じです。フィニッシュ、セットアップ。
音声切り替えと設定の確認
では音声を切り替えていきたいと思います。しっかりとインプット位置のメーターが触れています。ローカットが入っていて、エクスパンダーとコンプレッサーがかかってますよっていう感じです。コンプレッサーの式位置も設定してくれています。Threshold、Ratio、Attack、Release、Makeup Gainまで設定してくれています。
※こちらは動画で確認した方が分かりやすいと思います。
DSPエフェクトのメーターの反応について
このDSPのエフェクトのメーターっていうのの反応が現状遅いんです。カクカクしていると思います。これはソフトウェアのアップデートなどで対応していただけるんではないかなと思いますが、現状メーターの触れ方はあまりスムーズではない。そんな場面が時々見受けられます。
エクスパンダー、コンプレッサー、イコライザーの設定について
エクスパンダーは部屋のノイズをカットするためのエフェクトです。エクスパンダー、コンプレッサーに加えてイコライザーも設定することができます。
ただオートセットアップではこのイコライザーは使ってくれないです。当然ですけれども、このゲインを上げていけば声が大きくなってきます。このゲインの値が72dBまであると。
LEWITT CONNECT 6の特徴と利点
ゲインをすごく稼げるっていうのがこのConnect 6の一つの特徴でもあります。β57Aを使っている分には特に問題はないんですけれども、SHUREのSM7B、すごく有名なライブストリーミング向けのマイクです。
あのマイクってゲイン稼いであげないと十分な音量っていうのを確保できなかったりするんです。なのでそういったマイクをブースターをかまさずに、このConnect 6単体でゲインをしっかりと稼げるのは一ついいところなのかなと思います。
ミキサーの各機能の解説
それではミキサーの各機能を見ていきましょう。癖のある仕様にはなっていますが、理解すればかなり便利に使うことができると思います。
まずはインプット1、インプット2です。これはXLRのコンボジャックに対応したインプットのセクションです。ここは、分かりやすいと思います。ゲインがあって、ファンタム、ローカット、フェイズスイッチ、ミュートのボタンがあります。
ミュートすると音声が聞こえなくなります。
エクスパンダー、コンプレッサー、イコライザーと3つのDSPエフェクトがかけられると。オンオフはここで設定です。どのインプットにもMix AとMix Bという2系統のミックスがあって、それぞれにどれくらいの音量を送るかっていうのを調整することができます。
今はAとBの音量がリンクされている状態ですけれども、リンクボタンを外すと個別に動かすことができます。インプット2は同じです。
オクジュアリーインとモバイルインの紹介
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次にオクジュアリーインとモバイルインについて紹介していきます。 この2つは背面の端子に対応する機器を接続するとフェーダーが表示される。 そういう仕様になっています。試しに挿してみましょう。
まずオクジュアリーインにこんなケーブルを挿してみます。 ケーブルを挿すとこんな感じでパターンとフェーダーが出てくる。 では続いてモバイルインも試してみましょう。
モバイルインの接続と使用方法
USB-C to Lightningのケーブルを使用します。 USB-Cをモバイル端末に接続します。 よいしょ。 機器の接続を認識するとこのモバイルインというところとモバイルアウトというところがこんな感じのフェーダーの表示になりました。 接続したiPhoneから出力される音声を入力する。全体の音量を上げていくということができます。
モバイルアウトの機能と利用シーン
モバイルインで受けるというだけではなくて、このコントロールセンターでミックスした音声を接続したモバイル機器、今回の場合はiPhoneです。iPhone側にモバイルアウトで送るということもできるんです。これがDual USB-C Audio Interfaceといわれるゆえんです。
具体的にどういったことができるかといいますと、PCを使ったライブストリーミングでiPhoneの音声を流すことができたりとか、モバイル機器でのライブストリーミングの音声をこのコントロールセンターで作り込むことができるという感じになっています。
モバイルインとモバイルアウトの同時利用について
ただこのモバイルインとモバイルアウトというのは、同時に活用することはできなくて、例えばインスタライブでコラボレーションをするときには、自分の音声を視聴者さんに届けるというだけではなくて、コラボレーション相手の喋っている声を聞かなきゃいけなかったりするわけですが、その両方を同時にこのコントロールセンターで扱うことはできません。
インスタライブでのコラボレーション時の利用経験
一度試してみたんですけれども、インスタライブのコラボレーションをこのConnect6を活用して行った場合には、視聴者の皆さんに届ける僕の声、音声というのはConnect6のコントロールセンターでミックスした音声になって、コラボレーション相手の音声に関しては、モバイル機器の本体のスピーカーから流れるという感じになりました。
iPhoneの接続解除とソフトウェア・チャンネルズについて
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一旦iPhoneの接続を解除します。解除するとこんな感じで表示がまた変わると。続いてソフトウェア・チャンネルズ。この3つは仮想アウトプットと言えばいいですかね。DAWソフトなどの他のソフトと連携して活用する際に使えるチャンネルです。ここは難しいので説明は割愛させていただきます。
MixA、MixBとマキシマイザーの利用
先ほどお話ししたようにMixA、MixBと2系統のミックスが作れて、それぞれのミックスにマキシマイザーを適用することができます。これがすごく便利で、つまみを上げていくだけで、急速に音量をキックすることができる、音量を稼ぐことができると。
モバイル機器を接続して音楽再生
ではモバイル機器を接続して音楽を再生してみましょう。新田さんの楽曲を再生してみましょうか。フェーダーを上げていくと、音楽が少しずつ上がってきたと思います。今この声の音量と音楽の音量、BGMの音量のバランスを保ったまま、全体の音量を上げていくということができます。マキシマイザーをかけることで全体の音量を上げることができる。これは便利です。こんな感じで急速に音量を上げることができます。
※動画で音声はご確認ください。
ヘッドホンとモバイルへのソース切り替えとループバックチャンネル
ヘッドホン1,2それぞれ違うソースを聞くことができたり、モバイルに送るソースも切り替えることができます。ループバックチャンネルに関しては、連携して活用するループバックっていう感じで、MacとOBSの組み合わせで配信をする際には、このループバックチャンネルは現状うまく活用することができません。
この仕様に関しては、メディアインテグレーションさんの方からLUIDに要望を出してくれているみたいで、今後もしかしたらアップデートで改良される可能性も無きにしまわらずという感じです。
LEWITT CONNECT 6の多機能性
多機能すぎて説明するのは難しいんですけれども、ハードウェアのアウトプット、スピーカーアウト、ヘッドホン1、ヘッドホン2、モバイルアウトそれぞれのソースっていうのを自由に選択することができて、音量の調整ができてっていうだけでも便利です。
マキシマイザーの優秀さ
先ほどご紹介したモバイルインプット、モバイルアウトプットのもすごく便利ですし、何よりこのマキシマイザーっていうのがかなり優秀だなと思いました。複数のソースの音量バランスを保ったまま、全体の音量を簡単に底上げすることができると、すごく便利だなっていうふうに思いました。
音量調整の自由度
ちなみにインプットのゲインとハードウェアアウトプットの音量に関しては、このコネクト6の本体のノブを使って調整することができます。例えばこのボタンを押していってインプット1を選択してこれを回すとゲインが変えられます。で、切り替えてヘッドホン2を選択するとヘッドホンのボリュームを調整できます。
インプット1、インプット2、ヘッドホン1、ヘッドホン2、スピーカーなどを接続することができます。
視認性の高さ
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視認性の高いこのメーターで調整している項目のレベルを目視することができるので、非常にいいと思います。
デザインと接続端子の評価
薄くて軽くて、接続端子がすっきりまとまっているのはすごく好印象です。PCとモバイル機器の同時配信を考えたときには、現状を最もリーズナブルに実現できる機材なのかなっていう風に思います。
ただ可能性は非常に感じるものの、どのユーザー層にはまるのかっていうのがイメージしにくいのは正直ありました。
競合製品との比較
競合製品はプリソナス社のレベレーターシリーズが挙げられそうですが、自己完結型のスタイルのライブストリーマーにとっては、安価でボイスエフェクトが豊富なレベレーターシリーズの方が合ってるかなと思います。
CONNECT 6 ドライバーについて
CONNECT 6 では、最新版のドライバーやファームアップをCONTROL CENTERでダウンロードして使用できるようになっています。
LEWITT CONNECT 6の適用シーン
対して演者は別で、しかも複数いてサポートするというスタイル、例えばインディーザーアーティストやアイドル、VTuberなどをマネージメントする事務所の人やマネージャーが、Connect6を使うような、低予算で質の高いコンテンツをなるべくたくさん作らなければいけないというニーズにはマッチしそうだなと思いました。
いかがでしたでしょうか?気になった人は、ぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださりありがとうございました。
Lewitt/CONNECT 6【在庫あり】【2306R1】