ゲーミングマウスの操作性を左右するグリップテープ。その中でも注目を集めているのが、GRAPHTとPulsar Super Gripです。
GRAPHTは薄型で速乾性に優れ、一方のPulsar Super Gripはグリップ力が高いと評価されています。しかし、どちらが優れているのでしょうか?
この記事では、それぞれの特性を詳しく比較し、あなたのゲーミングライフをより快適にするための選択をサポートします。
GRAPHT Grip Tapeレビュー|一度試す価値あり
![](https://www.pippin.social/media/wp-content/uploads/2023/12/GRAPHT-vs-Pulsar¦-話題の最新グリップテープ2種類を使用してみた感想。-0-12-screenshot-814x408.png)
みなさんこんにちは、Makiでございます。皆さんがゲーミングマウスを使用する際に、グリップテープは使用していますでしょうか? グリップテープを使用することによって得られるメリットは、コーティングや手の状態に左右されないグリップ力を手に入れることです。
しかし、テープの種類によってその性能には運命の差があります。その中でも今回は、薄型かつ速乾性に優れる新しいグリップテープ、GRAPHTGrip Tapeをレビューしていきます。
まず最初に「GRAPHT Grip Tape」を使ってみた結論からお伝えすると、一度試す価値ありのグリップテープでした。
また「GRAPHT Grip Tape」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
「GRAPHT Grip Tape」のメリット2つ
- 手汗を描いた時に通常状態のグリップ力と変化なく使用できる
- 速乾性が高い
「GRAPHT Grip Tape」のデメリット2つ
- グリップ力に関してはSuper Gripの方が優れている
- マウスデザインに合ったカットではない
GRAPHT Grip Tapeの価格
![](https://www.pippin.social/media/wp-content/uploads/2024/02/GRAPHT-vs-Pulsar¦-話題の最新グリップテープ2種類を使用してみた感想。-1-21-screenshot-814x407.png)
「Graft Grip Tape」の価格は、1,450円(税込)です。(2024年2月12日時点)
GRAPHTブランドとその製品について
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GRAPHTからリリースされているグリップテープをレビューします。
GRAPHTは国内でRazerの正規代理品店を15年も勤めるメーカー、MSI株式会社のゲーミングブランドで、長年ゲーミングブランドの代理店を務めたことによって培ってきたノウハウを生かし、最近ではマウスソールやコイルケーブルなど様々なゲーミングアクセサリーを展開しているブランドです。
GRAPHT Grip Tapeの特性、薄さと素材
![](https://www.pippin.social/media/wp-content/uploads/2023/12/GRAPHT-vs-Pulsar¦-話題の最新グリップテープ2種類を使用してみた感想。-1-43-screenshot-814x408.png)
まずはグリップテープを使用してみます。厚さは0.5mmとかなり薄く、マウスに付属してくるグリップテープよりも圧倒的に薄型です。
そして素材にはエチレンプロピレンゴム製の高密度発泡ゴムが使用されていて、キーボードの底に仕込まれるウレタンフォームや、VAXEE PAのボトムベースな手触りによく似ています。
GRAPHT Grip Tapeの特性と感触
文字通り発泡性が見られる素材で、体感性や速感性に優れ、スポンジのような柔らかな手触りによって確かなグリップ力も持ち合わせています。実際手触りはかなり良くサラサラしているが、指に角度をつけた瞬間に一気に摩擦が発生するような、少し不思議な感触になっています。
GRAPHT Grip Tapeを装着した感想
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実際にRazer VIVER V2 PROとDEATH ADDER V3に装着してみました。先ほど説明した通り、表面はサラサラしていて、グリップ力も確かに高いと感じました。かつグリップ力もあるという少し不思議な感覚があります。
これは少なくとも今まで自分が試したことのあるグリップテープにはない感触であり、実際今の覇権グリップテープともいえるPulsar Super Gripとも大きく異なります。
GRAPHT GripテープとSuper Gripの比較
![](https://www.pippin.social/media/wp-content/uploads/2023/12/GRAPHT-vs-Pulsar¦-話題の最新グリップテープ2種類を使用してみた感想。-2-59-screenshot-814x408.png)
GRAPHT Grip Tapeはマウスパッドのボトムベースのようなサラサラしつつも多硬質で少し粗いサーフェイスなのに対し、Super Gripは凹凸の少ないほとんどフラットでペタペタとしたサーフェイスをしています。
このことからわかるように、スポンジのような多硬質構造とゴム素材による伸縮性によってグリップ力を高めているのがGraft、純粋に表面のコーティングと素材でグリップ力を高めているのがSuper Gripという表現の仕方ができるかもしれません。
グリップ力の比較とおすすめ
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グリップ力に関してはSuper Gripの方が優れているように感じますが、GRAPHT Gripテープが極端に劣っているかと言われれば全く違います。ですがまず最初に買うべきなのはどちらかという話になれば、私は素直にSuper Gripをお勧めすると思います。
手汗耐性の比較
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また気になるのは手汗耐性ですが、結論から言うとどちらも強いです。
ただし強さの傾向が違います。というのも手が水分で濡れた状態でマウスを持った時、Super Gripはグリップ力が落ちるどころか、むしろグリップ力が上がる感覚があります。それに対してGraftはそれらの水分を吸収し、通常状態のグリップ力と変化なく使用できる感覚があります。
水滴を落とした時の観察結果
実際にSuper GripとGraftそれぞれに水滴を一粒ずつ落とした時を観察してみました。どちらも水滴を落とした時点では水分を弾きますが、その上から指を圧着させた場合、Super Gripは比較的水分を弾き続けるのに対し、GRAPHTは水分を浸透させやすい傾向にあります。
GRAPHTとSuper Gripの特徴と違い
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ただし浸透したからといってグリップ力が落ちるかと言われればそうでないのがこのGRAPHT Grip Tapeの特徴になります。
また速乾性をウリにしているだけあり、水分の蒸発も極めて早いです。Super Gripも水分を吸収しないわけではありませんが、吸収した後はしばらく粘着感が残り、これが感触が変化しつつも逆にグリップ力を上げるという特徴にもなっています。
手触りと表面の柔らかさの比較
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正直どちらのグリップテープも不足しているものや既存のものより圧倒的に優れたグリップテープと言えます。
手触りに関しては何度も触れていますが、GRAPHT Grip Tapeがサラサラしたスポンジのようなゴムベースなのに対し、 Super Gripは若干の粘着性のようなものを感じる凹凸の少ないグリップテープです。
表面の柔らかさはGRAPHTの方が柔らかいですが、力を入れた際の最終的な柔らかさの違いはあまり感じられませんでした。
デザインについて
そしてデザインについてですが、Super Gripの方が優れていると感じてしまいました。フリーカットやユニバーサルカットに差はありませんが、例えばViperやDeathadderを見た時に、なぜマウスデザインに合わせたカットにしなかったのかが不思議でなりません。
カットの選択についての考察
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Viperを見てみるとメインボタン部分の四方は大きくカットされ、マウスサイドも本来のサイズよりもだいぶ小さくカットされています。
ここまで来ると仮に使用してくるマウスが決まっていたとしても、モデルに合わせたプリカットではなく、むしろユニバーサルカットを購入した方が汎用性も高く、あまりのグリップテープが出てくる可能性も高いため、単純に使いやすいのではないかと感じてしまいました。
まとめ
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最後に価格面ですが、GRAPHT Grip TapeはフSuper Gripよりもわずかに高価です。
ですがクオリティを考えればそれでも非常に安く、そもそも単価が低いため、購入して後悔するということはまずないでしょう。
特にPulsar Super Gripとは、グリップ力が高いというポイント以外、かなり性質が異なるグリップテープなため、一度試してみるというのはありだと思います。
気になった人は、ぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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