GRAPHT Grip Tape比較レビュー!速乾性に優れた薄型マウステープ

GRAPHT Grip Tape比較レビュー!速乾性に優れた薄型マウステープ

レビューした人

レビュアー:M@ki

M@ki

映像美で魅せるゲーミングギアレビュアー

自作PCとゲーミングギアの専門家。性能差や詳細な検証に定評があり、ゲーミングマウスのレビューでは多岐にわたる製品を扱い、著名ブランドだけでなく、マイナーブランドにも精通。映像美にもこだわりを持ち、そのレビューは深い技術的知見と美的センスが光る。ゲーマーたちからの信頼は厚く、彼のレビューはゲーミングコミュニティで高く評価されている。

ゲーミングマウスの操作性を左右するグリップテープ。その中でも注目を集めているのが、GRAPHTとPulsar Super Gripです。

GRAPHTは薄型で速乾性に優れ、一方のPulsar Super Gripはグリップ力が高いと評価されています。しかし、どちらが優れているのでしょうか?

この記事では、それぞれの特性を詳しく比較し、あなたのゲーミングライフをより快適にするための選択をサポートします。

GRAPHT Grip Tapeレビュー|一度試す価値あり

みなさんこんにちは、Makiでございます。皆さんがゲーミングマウスを使用する際に、グリップテープは使用していますでしょうか? グリップテープを使用することによって得られるメリットは、コーティングや手の状態に左右されないグリップ力を手に入れることです。

しかし、テープの種類によってその性能には運命の差があります。その中でも今回は、薄型かつ速乾性に優れる新しいグリップテープ、GRAPHTGrip Tapeをレビューしていきます。

まず最初に「GRAPHT Grip Tape」を使ってみた結論からお伝えすると、一度試す価値ありのグリップテープでした。

また「GRAPHT Grip Tape」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。

「GRAPHT Grip Tape」のメリット2つ

  • 手汗を描いた時に通常状態のグリップ力と変化なく使用できる
  • 速乾性が高い

「GRAPHT Grip Tape」のデメリット2つ

  • グリップ力に関してはSuper Gripの方が優れている
  • マウスデザインに合ったカットではない

GRAPHT Grip Tapeの価格

「Graft Grip Tape」の価格は、1,450円(税込)です。(2024年2月12日時点)

GRAPHTブランドとその製品について

GRAPHTからリリースされているグリップテープをレビューします。

GRAPHTは国内でRazerの正規代理品店を15年も勤めるメーカー、MSI株式会社のゲーミングブランドで、長年ゲーミングブランドの代理店を務めたことによって培ってきたノウハウを生かし、最近ではマウスソールやコイルケーブルなど様々なゲーミングアクセサリーを展開しているブランドです。

GRAPHT Grip Tapeの特性、薄さと素材

まずはグリップテープを使用してみます。厚さは0.5mmとかなり薄く、マウスに付属してくるグリップテープよりも圧倒的に薄型です。

そして素材にはエチレンプロピレンゴム製の高密度発泡ゴムが使用されていて、キーボードの底に仕込まれるウレタンフォームや、VAXEE PAのボトムベースな手触りによく似ています。

GRAPHT Grip Tapeの特性と感触

文字通り発泡性が見られる素材で、体感性や速感性に優れ、スポンジのような柔らかな手触りによって確かなグリップ力も持ち合わせています。実際手触りはかなり良くサラサラしているが、指に角度をつけた瞬間に一気に摩擦が発生するような、少し不思議な感触になっています。

GRAPHT Grip Tapeを装着した感想

実際にRazer VIVER V2 PROとDEATH ADDER V3に装着してみました。先ほど説明した通り、表面はサラサラしていて、グリップ力も確かに高いと感じました。かつグリップ力もあるという少し不思議な感覚があります。

これは少なくとも今まで自分が試したことのあるグリップテープにはない感触であり、実際今の覇権グリップテープともいえるPulsar Super Gripとも大きく異なります。

GRAPHT GripテープとSuper Gripの比較

GRAPHT Grip Tapeはマウスパッドのボトムベースのようなサラサラしつつも多硬質で少し粗いサーフェイスなのに対し、Super Gripは凹凸の少ないほとんどフラットでペタペタとしたサーフェイスをしています。

このことからわかるように、スポンジのような多硬質構造とゴム素材による伸縮性によってグリップ力を高めているのがGraft、純粋に表面のコーティングと素材でグリップ力を高めているのがSuper Gripという表現の仕方ができるかもしれません。

グリップ力の比較とおすすめ

グリップ力に関してはSuper Gripの方が優れているように感じますが、GRAPHT Gripテープが極端に劣っているかと言われれば全く違います。ですがまず最初に買うべきなのはどちらかという話になれば、私は素直にSuper Gripをお勧めすると思います。

手汗耐性の比較

また気になるのは手汗耐性ですが、結論から言うとどちらも強いです。

ただし強さの傾向が違います。というのも手が水分で濡れた状態でマウスを持った時、Super Gripはグリップ力が落ちるどころか、むしろグリップ力が上がる感覚があります。それに対してGraftはそれらの水分を吸収し、通常状態のグリップ力と変化なく使用できる感覚があります。

水滴を落とした時の観察結果

実際にSuper GripとGraftそれぞれに水滴を一粒ずつ落とした時を観察してみました。どちらも水滴を落とした時点では水分を弾きますが、その上から指を圧着させた場合、Super Gripは比較的水分を弾き続けるのに対し、GRAPHTは水分を浸透させやすい傾向にあります。

GRAPHTとSuper Gripの特徴と違い

ただし浸透したからといってグリップ力が落ちるかと言われればそうでないのがこのGRAPHT Grip Tapeの特徴になります。

また速乾性をウリにしているだけあり、水分の蒸発も極めて早いです。Super Gripも水分を吸収しないわけではありませんが、吸収した後はしばらく粘着感が残り、これが感触が変化しつつも逆にグリップ力を上げるという特徴にもなっています。

手触りと表面の柔らかさの比較

正直どちらのグリップテープも不足しているものや既存のものより圧倒的に優れたグリップテープと言えます。

手触りに関しては何度も触れていますが、GRAPHT Grip Tapeがサラサラしたスポンジのようなゴムベースなのに対し、 Super Gripは若干の粘着性のようなものを感じる凹凸の少ないグリップテープです。

表面の柔らかさはGRAPHTの方が柔らかいですが、力を入れた際の最終的な柔らかさの違いはあまり感じられませんでした。

デザインについて

そしてデザインについてですが、Super Gripの方が優れていると感じてしまいました。フリーカットやユニバーサルカットに差はありませんが、例えばViperやDeathadderを見た時に、なぜマウスデザインに合わせたカットにしなかったのかが不思議でなりません。

カットの選択についての考察

Viperを見てみるとメインボタン部分の四方は大きくカットされ、マウスサイドも本来のサイズよりもだいぶ小さくカットされています。

ここまで来ると仮に使用してくるマウスが決まっていたとしても、モデルに合わせたプリカットではなく、むしろユニバーサルカットを購入した方が汎用性も高く、あまりのグリップテープが出てくる可能性も高いため、単純に使いやすいのではないかと感じてしまいました。

まとめ

最後に価格面ですが、GRAPHT Grip TapeはフSuper Gripよりもわずかに高価です。

ですがクオリティを考えればそれでも非常に安く、そもそも単価が低いため、購入して後悔するということはまずないでしょう。

特にPulsar Super Gripとは、グリップ力が高いというポイント以外、かなり性質が異なるグリップテープなため、一度試してみるというのはありだと思います。

気になった人は、ぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

GRAPHT グリップテープ 薄型 0.5mm ユニバーサル ゲーミングマウス ゲーミングキーボード コントローラー カット済

GRAPHT グリップテープ 薄型 0.5mm ユニバーサル ゲーミングマウス ゲーミングキーボード コントローラー カット済

GRAPHT マウスグリップテープ 薄型モデル Logicool G PRO/G PRO X SUPERLIGHT 対応

GRAPHT マウスグリップテープ 薄型モデル Logicool G PRO/G PRO X SUPERLIGHT 対応

GRAPHT マウスグリップテープ 薄型モデル Logicool G PRO/G PRO X SUPERLIGHT 対応

GRAPHT マウスグリップテープ 薄型モデル Logicool G PRO/G PRO X SUPERLIGHT 対応

GRAPHT マウスグリップテープ 薄型モデル (Razer Basilisk シリーズ)

GRAPHT マウスグリップテープ 薄型モデル (Razer Basilisk シリーズ)

Pulsar Gaming Gears Supergrip Pre-cut Universal アンチスリップ 滑り止め ゲーミングマウス グリップテープ ユニバーサル 極薄 国内正規品

Pulsar Gaming Gears Supergrip Pre-cut Universal アンチスリップ 滑り止め ゲーミングマウス グリップテープ ユニバーサル 極薄 国内正規品

関連する特集・テーマ

関連するレビュー

BenQ treVolo Uレビュー!アプリや説明書、価格スピーカー音質について

今回は、言語学習専用に開発されたスピーカー、treVoloUをご紹介します。このスピーカーは、開発者

BenQ treVolo Uレビュー!アプリや説明書、価格スピーカー音質についての画像
チャオガジェット

チャオガジェット

知識と情熱に満ちたガジェットの達人

EXARM ZETAレビュー!モニターライト説明書や日本製のゲーマー必見ライト!

今回は、ゲーマーにとって魅力的なデザインと機能性を兼ね備えたモニタライト、EXAM-Zをご紹介します

EXARM ZETAレビュー!モニターライト説明書や日本製のゲーマー必見ライト!の画像
チャオガジェット

チャオガジェット

知識と情熱に満ちたガジェットの達人

Logicool G913 TKLキーボードレビュー!説明書、ライトスピードなど

ロジクールから新たに発売されたG913TKLキーボードのレビューをお届けします。このキーボードは、テ

Logicool G913 TKLキーボードレビュー!説明書、ライトスピードなどの画像
チャオガジェット

チャオガジェット

知識と情熱に満ちたガジェットの達人

Razer Gigantus V2のマウスパッドのレビュー!サイズ、価格など

GigantusV2は、XXLサイズでも半額以下で購入可能な高性能マウスパッドです。今回はサイズや価

Razer Gigantus V2のマウスパッドのレビュー!サイズ、価格などの画像
チャオガジェット

チャオガジェット

知識と情熱に満ちたガジェットの達人

Archer TX3000E取り付け方やドライバー、説明書、認識しないなど

ArcherTX3000Eは、Wi-Fi6とBluetooth5.0を追加できる後付けガジェットです

Archer TX3000E取り付け方やドライバー、説明書、認識しないなどの画像
チャオガジェット

チャオガジェット

知識と情熱に満ちたガジェットの達人

CREATIVE SOUND BLASTER X G5レビュー!設定、使い方、スマホなど

ゲーミングアンプの新たなスタンダード、「CREATIBESOUNDBLASTERXG5」の魅力をレビ

CREATIVE SOUND BLASTER X G5レビュー!設定、使い方、スマホなどの画像
チャオガジェット

チャオガジェット

知識と情熱に満ちたガジェットの達人