白い自作PCを検討中の方必見!今回は、白いケースとの相性抜群なGeForce RTX 4070 TWIN X2 OC WHITE STEALTHの魅力を徹底解説します。見た目の美しさだけでなく、高性能なグラフィックスとステルスケーブルマネジメント機能による配線の見えづらさも特徴。さらに、オーバークロック版では、ブーストクロックも高めにチューンされています。これ一枚で、あなたのPCは一段とクールに、パワフルになること間違いなし。
GeForce RTX 4070レビュー|最高画質のままサクサク楽しめる
みなさんこんにちは、すけこむでございます。この映像、何か違和感があることに気づきますか? そうです! グラボに補助電源がつながってないんです。正確にはつながってはいるんですが、見えづらい位置に配置された個性強めのグラボです。
まず最初に「GeForce RTX 4070 TWIN X2 OC WHITE STEALTH」を使ってみた結論からお伝えすると、最高画質のままサクサク楽しめるグラボでした。
また「GeForce RTX 4070 TWIN X2 OC WHITE STEALTH」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
「GeForce RTX 4070」のメリット2つ
- グラボの下側にも広めのスペースができる
- 拡張カードが差しやすい
「GeForce RTX 4070」のデメリット2つ
- マザーボードやメモリのサイズに注意が必要
- 重量級タイトルは遅延が起こる可能性がある
GeForce RTX 4070 TWIN X2 OC WHITE STEALTHの価格
「GeForce RTX 4070 TWIN X2 OC WHITE STEALTH」の価格は、91,740円(税込)です。(2024年1月19日時点)
GeForce RTX 4070 TWIN X2 OC WHITE STEALTHの詳細
ということで今回は、INNO3Dのステルスケーブルマネジメント機能を搭載したGeForce RTX 4070 TWIN X2 OC WHITE STEALTHをお借りしました。ヘルザジャパンのオンラインショップで販売中で、動画制作時点の価格はこちら。今だと4070は安いもので8万円台後半、高いものは10万円を超えるので、意外に標準的な価格です。
補助電源の接続位置とヒートシンクの特徴
横から見てるだけだと、どこにも補助電源を差す場所がありません。補助電源をつなげる場所は、ここ。バックプレート側に8ピンのコネクタが隠れていて、ここにケーブルをつなげるというわけです。ヒートシンクも専用設計になってます。ここにPCIeの補助電源をそのままつなげてもいいんですけど、専用の延長ケーブルも付属しています。
補助電源の接続方法とケーブルの取り付け
実際につなげてみましょうか。延長ケーブルには向きがあるので、きちんと確認してください。奥まった位置にあって、差しづらいですが、きっちり奥まで差し込みます。はい、こんな感じです。で、ここにつけるための専用のカバーも付属してて、これをネジで固定することで、よりケーブルが見えづらくなるという仕組み。爪の位置を合わせてはめ込んで、付属する小さいネジで固定します。小さいネジなので、精密ドライバーがあると便利です。
ケーブルの見え方と実際の組み込み
完全にケーブルが隠れるわけではなくて、尻尾みたいに後ろ側にひょっこりケーブルが飛び出る形です。とにもかくにも、実際に組み込んでみましょうか。
今回の検証にあたって、NZXTのケースと簡易水冷クーラーをお借りしました。グラボとケース、CPUクーラー以外は自宅にあった機材を使用しています。
GeForce RTX 4070 TWIN X2 取り付けと配線について
ではPCスロットにグラボを取り付けてみましょう。ケーブルの位置を調整しておかないと取り付けの邪魔になるのと、今回使ったメモリはヒートスプレッダが大きめだったこともあって、ケーブルが干渉しちゃいました。取り付けられないってわけではないんですが、ケーブルが常にメモリと接している状態。実用上の問題は特にないですけど、気になる方はマザーボードやメモリを選ぶ際に気に留めておいたほうがいいかな。
ケーブル配置と補助電源について
グラボの位置が一段低いマザーボードなら全く問題ないですし、ナイザーケーブルを使って垂直レイアウトで組んじゃうのもありだと思いますよ。あとは補助電源を延長ケーブルとつなげて、ケーブルが目立たないように配置すればOK。一般的なグラボと比べると、ケーブルが裏側にあることで電源が流れにくくなっています
この補助電源は、バッチリで、グラボの下側にも広めのスペースができます。拡張カードも差しやすいですし、お気に入りのフィギュアをケースの中に飾りたい方にもいいかもしれませんね。
ベンチマークとゲーム性能の検証
ではここから実際にベンチマークやゲームを動かして、ステルスモデルの性能を検証した結果をご紹介します。まずは定番の3Dマークを3種類。いずれもGeForce RTX 4070らしいスコアが出ていて、補助電源が後ろから出ているからといって、性能が落ちるようなことはなさそうです。
ゲーム解像度と性能について
FF15ベンチを解像度ごとに回してみました。4Kだと場面によってしんどいかもですが、WQHDまでなら重いゲームもサクサク楽しめそうです。FF14ベンチも同じような結果でした。GeForce RTX 4070はWQHDの最高画質でゲームを楽しみたい方に最適なグラボのひとつです。
フォートナイトの画質設定と性能について
フォートナイトを画質設定ごとにフルHDで動かした結果がこちら。全体的に低いかなという感じですが、それでも普通にプレイできます。
ダイレクトX12とエーペックスのパフォーマンス
ダイレクトX12の最高設定はかなり重いんですが、GeForce RTX 4070なら普通に動かせちゃいます。しかし、10月に検証したデータでは11月のアップデートでかなりマップが軽くなりましたから、今なら少しフレームレートが出ると思います。エーペックスも同じようにフルHDで動かしてみました。実際にカジュアルマッチをプレイして計測しているので変動はありますけど、フルHDで動かせるときはかなり重いです。GeForce RTX 4070なら最高画質のままでもサクサク楽しめます。
グラフィック重視ゲームのパフォーマンス
あとはグラフィック重視のゲームを解像度ごとにいくつか動かしてみました。フォルザホライゾンはそこまで重くないことと、フレーム生成などに対応していることもあって、4Kの最高画質でも普通に動かせちゃいます。アサシンクリードミラージュもベンチマークモードを試したところ、4Kでもストレスなく楽しめそうです。
スターフィールドとサイバーパンクのパフォーマンス
スターフィールドは惑星探索で平均フレームレートを計測しました。場面によって変動するんですが、4Kだとカクつきを感じる場面がちらほら。動かせないことはないけど、最高画質で快適にプレイしたいならWQHDまでかなぁ。最後にサイバーパンク。最も重たいオーバードライブモードでベンチマークモードを試したんですけど、スターフィールドと同じく4Kはしんどい印象です。
GeForce RTX 4070 TWIN X2 OC WHITE STEALTHの評価
今回は、INNO3Dのステルスケーブルマネジメント機能搭載のGeForce RTX 4070をいろいろ動かしてみましたが、性能面は常に通りのGeForce RTX 4070そのもの。そこまで重くないゲームなら4Kの最高画質でも楽しめますけど、重量級タイトルはしんどいかなって感じでした。
見た目とパワフルさの評価
ツインファンで見た目は非常にコンパクトですが、WQHDまでなら重いゲームも最高画質でサクサク楽しめ、意外なほどパワフルなグラボです。今回組んだみたいにNZXTの白いケースと合わせればかなりすっきりとした見た目になりますし、配線をでも目立たないようにしたい方にはいいんではないかと思います。
優れたケーブル管理と冷却機能
今回は一般的な水平レイアウトで組んでますが、垂直レイアウトに対応しているケースなら完全にケーブルを見えなくすることもできると思います。底面から空気を当ててグラボを冷やせる独自構造も面白いですし、簡易水冷クーラーのポンプヘッドも専用ソフトウェアからデザインをいろいろいじれて楽しいです。
見た目の美しさと便利な付属品
見た目はすごくすっきりしますし、裏配線に特化した特殊なケースやマザーボードなどを使わなくても、ケーブルが見えづらくできる仕組みはすごく面白いです。白い延長ケーブルも付属しますから、電源も一般的なものをそのまま使用可能。
白い自作PCを検討中で、配線をなるべく見せないことにこだわりたい方や、人とは違うグラボを探している方は、INNO3Dのステルスモデルを検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
GeForce RTX 4070 TWIN X2 OC WHITE STEALTHを紹介しました。ちなみにホワイトの通常モデルも販売中で、こちらはちょっぴりお安く買えたりします。補助電源を隠すことにそこまでこだわらないなら、気になった人は。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。最後まで読んでくださりありがとうございました。
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