アークテリクス グランヴィル16バックパック徹底レビュー!旧モデルとの違い

アークテリクス グランヴィル16バックパック徹底レビュー!旧モデルとの違い

レビューした人

レビュアー:ふるちガジェット

ふるちガジェット

美しさにこだわるガジェットレビュアー

「ふるちガジェット」は、デスクアクセサリー、オーディオ機器、バックパック、自作PCのレビューに精通するYouTuber。彼のレビューは、商品の深い知識と実用的な視点を美しい映像で伝えており、ファンからの信頼は厚い。スピーカーや最新のガジェットに関する比較レビューは、その詳細な解析と個性的な表現で際立っています。酒を楽しむ人間らしい一面も、彼のレビューに親しみやすさとリアリティをもたらし、視聴者に新たな視点を提供しています。

アークテリクスの最高傑作、グランヴィル16バックパックの魅力を徹底解説します。耐候性と耐久性に優れ、美しいデザインと機能性を兼ね備えたこのバックパックは、旅行からアウトドアまで幅広く活用できます。

リニューアルにより、さらにスペックとデザインが強化され、間違いなく最高のバックパックになりました。その詳細なレビューをお届けします。

グランヴィル16バックパックレビュー|最高峰の背負い心地

みなさんこんにちは、ふるちガジェットでございます。

今回は、今年モデルチェンジしたバックパックを紹介します。アークテリクス グランヴィル16バックパック 価格は3万、800円。デザイン性に優れたアークテリクスのバックパックの中でも、機能が絞られたミニマルな製品。

旧製品と何が違うのか気になっている、全国1億人の皆様、お待たせいたしました。バックパック好き、登山好き、かつアークテリクス好きの視点で徹底レビューしていきます。

まず最初に「グランヴィル16バックパック」を使ってみた結論からお伝えすると、最高峰の背負い心地でした。

また「グランヴィル16バックパック」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。

グランヴィル16バックパックのメリット3つ

  • 撥水加工とウレタンコーティングが施されていて、耐水性が高い
  • 通勤から普段使いまで可能なデザイン
  • 高級バックパックとほぼ同じ見た目

グランヴィル16バックパックのデメリット3つ

  • リニューアルにより素材は光沢のあるものから、マットなものに変更
  • 外側にポケットが一つしかない
  • 自立しない

グランヴィル16バックパックの価格

「グランヴィル16バックパックレビュー|」の価格は、30,800円(税込)です。(2024年2月8日時点)

グランヴィル16バックパックの詳細

グランヴィル16バックパックのスペックはこんな感じ。容量は16リットルと少なめ。

使われている素材は過酷なアルパイン環境でも定評のある、N400RAC2ナイロンシックスリップストップ。撥水加工とウレタンコーティングが施されていて、耐水性が高いです。

収納部分の詳細

それでは5つの収納についてチェックしていきましょう。まず外側。上部ポケットが1つ。容量は1リットル程度。中は仕切りのないシンプルです。

アークテリクスのバッグに必ず付いている、フック。収納部分にはイヤホンとか家の鍵などを入れるのに適している物もついています。

内側の収納部分

次に内側。メイン収納。広々いて、大きな荷物はここに入れる形になります。かなりの量の荷物が入ります。

メッシュポケット。メッシュは伸縮性が高く、かなり分厚いものも入ります。財布やモバイルバッテリーの収納に適しています。

PCスリーブ。15インチまでのパッケージ。PCが入ります。手前側の生地には弾力のある素材が使われていて、PCを衝撃からしっかりと守ってくれます。

リュックの収納力について

さらに奥側にもスリーブ。こちらは奥行きがないため、クリアファイルやノートの収納に適しています。収納は以上になります。

容量16リットルの上にポケット数が少なくて心配していたんですが、メイン収納の容量はマンティス26とほぼ同じ。なので、意外に荷物が入るんです。

また、機能性も高く、PCや財布などの小物もしっかりと収納できるので、旅行やアウトドアにも活用できそうです。そんなわけで、意外に荷物が入るな、というのが使ってみた感想です。

グランヴィルのデザインとリニューアル

グランヴィルシリーズといえば、高い耐候性と耐久性が売りなわけですが、このグランヴィル16バックパックはそれに加えて、無駄のない美しいデザインをしています。

人気のバックパックですから、皆さんも一度は街で見かけたことがあるかと思います。

リニューアルによる旧モデルからの変更点

リニューアルで何が変わったのか、見比べてみましょう。

リニューアルにより、外側のサイドポケットが廃止。 素材は光沢のあるものから、マットなものに変更。

元々のデザインにファンが多いので、ネットで調べてみると否定的な意見が散見されますが、重要なのは背負った時にどう見えるかです。

リニューアル後のデザインと使用感

身長178cmが背負うとこんな感じ。 コンパクトで男女問わず使えるサイズ感。よりミニマルなデザインになったのと、マットな質感のおかげで、どのような服装にも合わせられるようになったのではないでしょうか。

リニューアル前のグランヴィル16バックパックをスーツに合わせている人を駅で見かけたりしますが、正直スポーティーすぎて仕事用には向かないかなと思っていました。リニューアル後の本製品なら、スーツに合わせてもギリギリいけそうな気がします。

カラーバリエーションとモデルの見た目

カラーバリエーションはセイリン、エクスパンス、ブラック、キャンバスの4色。今回私が使っているのはブラックになります。

私が背負っている姿だけを見てもしょうがないので、モデルも見てみましょう。雰囲気ありすぎだろ。

グランビル16のショルダーストラップと背面の特徴

ショルダーストラップはやや厚手のタイプ。 マンキス26より厚く、アロー22より薄い。つまり、絶妙な厚みということです。弾力と通気性のあるパッド入りで、なかなか快適そう。背面はエアロフォームモノフィラメント。 メッシュを採用。

触ってみるとグミのような弾力があります。さらにアークテリクスのバックパックの中でも群を抜く通気性を確保しています。

これらにより、日常使いのバックパックは、最高峰の背負い心地を実現しているといえます。仕事帰りに酒瓶を3本くらい詰め込んでも不快感は皆無。すごすぎます。

グランビル16バックパック防水性能と耐久性

グランビル16バックパックのボディに使われている素材は、表面に撥水加工がされたリップストップナイロン。

裏面にはがっつりとウレタンコーティングが施されています。しかも縫い目には止水テープ。バックパックって基本的に縫い目から浸水するんですが、このおかげで荷物が水濡れする心配はありません。

ジップはYKKの止水ジッパー。 必ず荷物を濡らさないぞ、というアークテリクスの気概を感じます。 早速濡らしてみましょう。

中身は、まったく濡れていません。 タウンユースのバックパックではありますが、 耐水性の高い生地を使い、縫い目にも気を使っているので、いわゆる防水バックパックに仕上がっています。

使用感と耐久性

このバックパックをかれこれ2ヶ月程度、通勤とプライベートで使用していますが、ご覧の通り気になるような汚れはありません。

 張りのある生地のおかげで堅くずれしないので、買った時の美しい見た目を保ってくれています。 少し擦ると白い跡ができますが、濡れたタオルで拭けば、簡単に汚れや跡を落とすことができます。

他製品との比較

同じく耐水性の高いバックパックといえば、アロー22を思い浮かべる方もいます。 アロー22の生地を使っているかと思いますが、服と糸くずが大量についてメンテナンスの度にストレスが溜まりまくります。 アークテリクスは今すぐ、アロー22の生地をグランヴィルと同じものに変えるべきだと思います。

グランビル16バックパック使用後の感想

2ヶ月間使ってみてわかった、グランヴィル16バックパックの正直な感想を述べていきましょう。

良かった点その1。収納力。 普段マンティス26を使う身は荷物が全て入るか心配だったんですが、 メイン収納の容量がほぼ同じだったため、 マンティス26に入れている荷物を全て収納することができました。

1泊2日の旅行用の荷物も問題なく収納可能

こんな感じで1泊2日の旅行用の荷物も、問題なく入ります。 

マンティス26のようなポケットの多いバックパックを使ったことがある方ならわかると思うんですが、 容量1から2リットル程度のポケットって実際のところイヤホンとかタオルくらいしか入れないので、 ポケットがなくなったもメイン収納さえしっかりと容量があれば、収納に困ることはないんです。

オンオフ対応のミニマルデザイン

良かった点その2。オンオフ対応。 リニューアル前と比べて、よりミニマルなデザイン、 より上品な質感。 

通勤から普段使いまで、グランヴィル16バックパック一つですべてを賄うことができます。 どのようなスタイルにも合うので、 とりあえずこれ買っとけ。 と言える製品です。

高級バックパックと同等の見た目と機能性

良かった点その3。グランヴィル16バックパックは、ある高級バックパックとほぼ同じ見た目をしています。 そう、アークテリクスヴェイランスのノミンパックです。 

ヴェイランスはアークテリクスが展開する、最も高級なラインナップです。在庫がなかなかないです。都市生活における快適性とデザインを追求したコレクションのノミンパックは、革新的なデザインと究極の機能を追求するアークテリクスらしさの集大成と言える製品で、多くのアークテリクス好きにとっての憧れです。

それとほぼ同じスペック、デザイン、より優れた背負い心地となったグランヴィル16バックパック。こちらは3万円。あちらは11万円。皆さん、優勝です。

グランヴィル16バックパックの気になる点

ここからは使ってみて気になった点も包み隠さずお伝えしていきましょう。

悪かった点その1。使い勝手。持ち手。外側にポケットが一つしかないのは、やはり不便。

イヤホン。ハンディー扇風機。ウェットシート。リップクリーム。交通系ICカード。全て入れると圧迫感があります。控えめに言って、地獄です。

持ち手の質感についての評価

悪かった点その2。持ち手。見てください。ただの布です。手を離すとだらしなく垂れ下がります。チープです。

ここはアロー22のような堅崩れしない持ち手にしてくれたら、よりミニマルな見た目になりそうなので残念なポイント。

自立しない問題についての評価

悪かった点その3。自立しない。デザインの犠牲になったのだ。こんな時役立つのは、ヒーロークリップミニ。机や取っ手などにバッグを引っ掛けられるようになるので、便利です。

商品の売り切れと入手方法

悪かった点その4。人気。このグランヴィル16バックパック、人気がありすぎて、Amazonでは低価で買うことができません。欲しい人は公式サイト、または直営店も合わせてチェックしてみてください。後者は意外に在庫がありますのでおすすめです。

売り切れている場合もあります。

グランヴィル16バックパックのまとめ

グランヴィル16バックパックはこんな感じで色々と気になる点もありますが、リニューアルによってスペックもデザインもつよつよになり、アークテリクスの通常ラインでは間違いなく最高のバックパックになりました。工夫してでも使いたくなるような魅力がある、そんな製品です。

今回は今年モデルチェンジしたバックパックを紹介しました。数あるアウトドアブランドの中で最もミニマルなデザイン。突き詰められた究極の機能性。実質11万円。おすすめ。

気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

Arc'teryx Granville 16 バックパック | 万能耐候性デイパック, ブラック, One Size, グランビル 16 バックパック

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