音質と装着感に優れたイヤホン、ファイナルE2000とサウンドピーツ Air 3の徹底比較レビュー

音質と装着感、どちらも重視するあなたにおすすめのイヤホン、ファイナルE2000とサウンドピーツ Air 3を徹底比較レビューします。音質のクリアさ、ビートに乗れるか、ボーカルの聞き取りやすさ、そして装着感。これらを4つの観点から5点満点で評価し、真のコスパ最強イヤホンを探求します。どちらのイヤホンも一長一短ありますが、あなたの音楽体験をより豊かにするための参考にしてください。

コスパ最強イヤホンとは

みなさんこんにちは、うしゃすらいむでございます。突然ですが皆さんはコスパ最強イヤホンという言葉を耳にしたことがあるでしょうか？コスパ最強、すなわちコストパフォーマンスが最も高いという意味です。要するに値段が安くて音質が良いイヤホンのことを指して我々はコスパ最強イヤホンと呼ぶのです。

しかし最も強いと書いて最強と読むにも関わらず、コスパ最強イヤホンを謳ったイヤホンが巷にはあふれ返っています。そこで今回はそんなコスパ最強イヤホンを一堂に介して真のコスパ最強イヤホンを決定したいと思います。

コスパ最強イヤホンの基準と候補

というわけで今回は僕の独断と偏見で真のコスパ最強イヤホンを決定したいと思います。まずコスパ最強イヤホンの基準をはっきりさせましょう。世の中には1万円以下とか音が良ければいくらでも構わないとか様々な派閥が存在していますが、今回は5000円以下という基準を採用させていただきます。ではこれより今回の真のコスパ最強イヤホン決定戦に出場する6つのイヤホンを紹介していきます。

エントリーナンバー1番：Apple AirPods

エントリーナンバー1番、Apple AirPods。日本国内に流通している量は日本人の人口よりも多いと言われる童貞版イヤホン。こちらは約10年前に入手した古代のイヤホンですが、パワフルに最新曲を流す姿はさながらタイムマシンのよう。iPhoneを購入すれば実質無料という圧倒的コスパイヤホンがどこまで戦えるのか注目したいところです。

エントリーナンバー2番：intime Sora

エントリーナンバー2番、intime Sora。こちらはコスパ最強イヤホン有力広報。そのビジュアルなどはどちらも同じくらい美しいと言われています。今回は持ち主が付属のイヤピースを紛失してしまったため、別売りのイヤピースを装着しての参戦となります。他の追随を許さないほど高音域に特化した音が、この大会でどう力を発揮してくれるのでしょうか。

エントリーナンバー3番、Laser Hammerhead Pro V2の評価

エントリーナンバー3番、Laser Hammerhead Pro V2。ゲーミングイヤホンの顔を持つ騎士面イヤホン。価格.comでは基準の5000円をオーバーしていたものの、大会委員長の僕が新品を4000円弱で入手したという遺植の経歴が評価され、特別に参加が認められました。ゲーム心向けの音作りではありますが、音楽鑑賞の分野でも自身のポテンシャルを存分に発揮していただきたいところです。

エントリーナンバー4番、Final E2000の特徴と評価

エントリーナンバー4番、Final E2000。音良し、バランス良し、付け心地良しの三拍子が揃ったコスパ最強イヤホンの大本命。このイヤホンを装着すると自分が良い音楽を聴いているという実感が湧いてきます。ハイレゾで聴かせると本当に素晴らしい音質が得られます。今回はどれだけ音質を追求しているか、非常に注目したいところです。

イヤホン本体のみならず独自のイヤーピース、Type-Eが付属してくる点にも注目したいです。その小さなボディから出力される高音質には全米が涙したと言われています。

エントリーナンバー5番、KZO ZSN PROの評価

エントリーナンバー5番、KZO ZSN PRO。価格で圧倒、音質で圧倒、ビジュアルも十二分。コシ淡々とコスパ最強イヤホンの座を狙う中華の優など生。日本の通販サイトよりも中国から個人輸入した方が安く済むという矛盾は、今大会の結果に何か変化をもたらすのでしょうか。

エントリーナンバー6番、SoundPeats Air 3の特徴と評価

エントリーナンバー6番、SoundPeats Air 3。本大会唯一のワイヤレス枠からの参戦です。某通販サイトにて10%オフクーポンが配布されていたため、滑り込みでエントリーが認められました。参加者の中では最も新しいイヤホンですが、その若さを存分に発揮して勝利を目指します。

評価基準の発表

ではここで審査基準を発表します。今回評価する基準は4つ。まずは音質。全体的な音の綺麗さをざっくり判断します。音がこもっておらずクリアであればあるほど点数は上がります。次に乗れるか。ここではドラムやベースなどが生き生きと聞こえてきて、思わずビートに体を揺らしてしまうかどうかを判断していきます。

そしてボーカル。僕は歌物が好きなので、伸びやかにはっきりとボーカルが聞こえてくるかを評価します。最後に装着感。音も重要ですが、イヤホンを装着した際の安定感、密閉感など付け心地もしっかりと考慮していきます。

この4つの観点をそれぞれ5点満点で評価して、計20点満点のうちの何点かを算出していきます。この合計点が最も高かったイヤホンが、キングオブコスパ最強イヤホン。つまり、真のコスパ最強イヤホンの称号を得ることができるのです。

使用楽曲の紹介

続いては、シンさんが使用する楽曲です。今大会で僕が主張する課題曲は、TINGSで東京私コレクション。こちらは女性ボーカル5人で構成されたいわゆるオタクソングです。曲は高音域のボーカルと比較的落ち着いたギター・ベース・ドラム、それと少々の電子音のような音色で成り立ってい、古くはないけど新しくもないというような絶妙な曲に仕上がっています。ちなみにこの曲を選んだ理由は、僕が社員ポストにドハマりしているからです。概要欄に公式チャンネルのリンクを貼っておくので、ぜひ聞いてみてください。

Apple Airpods Proのレビュー

では早速、シンさんに移りましょう。エントリーナンバー1番、Apple Airpods Pro。AirPods。トップアッターということで、今大会の基準点となってくれるイヤホンです。

僕自身、久しぶりにAirPodsを使用しましたが、正直十分聞き取れます。音を流し始めた瞬間には、こもってるなぁという気もしましたが、一方で、単にこもっているよりかは、刺さる音というのが優しく包まれているようで、かなり耳に優しい音です。

また、インイヤー型のイヤホンということで、遮音性には欠けますが、音がかなり広がってくれて、ドラムのスネアが耳の外に抜けていく感じもするので、乗れます。低音も意外にパワフルです。ただ、全体的にモワッている感じもあり、ボーカルが若干、ウモレ気味な気もしました。

イヤホンの本体と装着感について

なお、本体はかなり軽くて、付け心地も不満はないですが、長時間つけていると、プラスチックの感じで耳が痛くなるような気もしました。

というわけで、点数は、音質3点、乗れるか4点、ボーカル3点、装着感3点の合計13点。とはいえ、思っていたより低音がパワフルになっていたので、意外に好みな音でした。

エントリーNo.2 intime Soraの紹介

エントリーNo.2 intime Sora、続いては、カナル型イヤホンの登場です。

前評判にある通り、かなり高音によってます。確かに高音域にどっかしているのみならず、音質も向上していて、先ほどのAirPodsでは全く聞こえていなかった、アクセントチックなギターの音が鳴っているのがはっきりと聞こえました。

低音域とビート感について

一方で、低音域が本当に弱くなってしまったので、キックの音やベースの音がほとんど聞こえません。なので、全体の音は上積みのような薄っぺらい音のように感じてしまいます。

ただし、ボーカルの存在感はすごいです。女性ボーカルの声が芯から鼓膜に伝わってくる感じがします。楽曲というよりもむしろ、声を聞く用途であれば、不要な低音を削ったスリムなボイスを出力してくれそうな気がします。装着感については、先ほどのAirPodsよりもかなり重量があるので、耳でイヤホンを支えている感じがすごいです。イヤホンをつけていることを忘れるというようなことは難しそうです。

というわけで、点数は、音質3点、乗れる感2点、ボーカル5点、装着感2点の合計12点。

全体的な音質と装着感の評価

低音がしっかりと聞こえてくるので、気持ちよく音楽を聞くことができます。ボーカルもしっかりと聞こえてきています。かなり自然な音になっているので、歌詞もしっかりと聞き取ることができます。装着感も非常に快適です。特に長時間装着していても疲れる感じがありません。ということで、点数は音質10点、乗れる感10点、ボーカル10点、装着感10点ということで、全体的におすすめできるイヤホンだと思います！

ということで、個人的に尖ったイヤホンだなと思いました。性能はいいかもしれませんが、万人におすすめできるとは言い難いです。

エントリーナンバー3番、Laser Hammerhead Pro V2のレビュー

エントリーナンバー3番、Laser Hammerhead Pro V2。続いては、ゲーミングイヤホンの挑戦です。先ほどとは打って変わって、今度は低音強めのイヤホンです。音質はいいですが、どうしても低域が物足りず、薄っぺらい音になってしまっていますし、装着した時に耳で感じられるほどの重量があるというのが気になりました。

Laser Hammerhead Pro V2の音質と装着感

低音がしっかりと聞こえるので、先ほどよりは乗れるような音なのですが、とりあえず全体的に低音強くしておけばええやろという感じの音で、かなりこもった音になっています。このイヤホンからこもった感じを取り除いたら、最高のどんしゃりイヤホンの音になりそうです。装着感については正直あまりフィットしている感じがないです。

というわけで点数は、音質2点、乗れる感2点、ボーカル2点、装着感2点の合計8点ということで、一つ言うならゲーミングイヤホンで音楽聞くもんではないです。音楽鑑賞の場面ではいまいちしっくりこない感じがしました。

エントリーナンバー4番、ファイナルE2000のレビュー

エントリーナンバー4番、ファイナルE2000。ここで大本命の登場です。聞いた瞬間からこれまでのイヤホンと比べて明らかに音質が良いのが感じられました。先ほどまでゲーミングイヤホンのこもった音を聞いていたこともあるかもしれませんが、圧倒的にクリアです。音が晴れ上がっています。

ファイナルE2000の音質と装着感

細かくなっているギターの音も捉えることができますし、かといって低音も実はすっごくちょうど良くなっています。低音がしっかりと聞こえてくるので、気持ちよく音楽を聞くことができます。ボーカルもしっかりと聞こえてきています。装着感も非常に快適です。特に長時間装着していても疲れる感じがありません。

全体的な評価と音質について

ということで、点数は音質10点、乗れる感10点、ボーカル10点、装着感10点ということで、全体的におすすめできるイヤホンだと思います！低音が強いというわけではないんですが、スネアの空気感が後頭部にも伝わってくるようで、聞いていて非常に気持ちが良い。さらにそんな楽器台に負けないボーカルとボーカルも伸び伸びと聞こえてきます。

装着感と価格について

装着感についても本体が軽いので、イヤホンをつけている感覚がかなり小さいです。重さはおそらくAirPodsよりも少し軽いくらいです。浮いています。

というわけで点数は音質5点、乗れるか4点、ボーカル4点、装着感4点の合計17点ということで、今私は感動しています。同じ価格帯とは思えないほどの圧倒的な差。

個人的な使用感

僕自身普段は1万5千円くらいのワイヤレスイヤホンを使用しているのですが、正直あまり違いが分かりません。目隠しして音を聞かされたら50%の確率で間違えそうです。これなら予備のイヤホンを家に常備しておくのもかなりありです。

KZO ZSN PROの音質と特性

エントリーナンバー5番、KZO ZSN PRO 続いてはこちらの中華イヤホンです。音質はかなり良いです。というか、音の感じがかなり好みです。ボーカルが力強く聞こえてくる一方で、ドラムのスネアやピアノが刻んでいる感じが聞いていてすごく楽しいです。一方で、繊細さというのは足りないような感じがしていて、E2000なら聞こえていたアクセントになっているフレーズというのを聞き逃すことがかなり多かったです。

KZO ZSN PROの欠点

一方で、実はこちらのイヤホンの決定的な欠点が発覚しました。それは、イヤホンをぶっ挿している時のサー音が大きいことだ。音楽を流し始めれば多少気にならなくはなるのですが、無音の状態や音量が小さい状態の場合には、イヤホンからサーという音がします。なので、部屋などの静かな場所で使用するのは人によっては難しいかもしれません。

イヤホンの使用感と適用シーン

無音でいることもあまりないので大丈夫かもしれませんが。なので、音質とも合わせて、このイヤホンは外出中にざっくりと楽しく音楽を聞くという用途ならかなりありだと思います。あと、装着感が良いです。こちらのイヤホンは耳に引っ掛けて使用するイヤモニのような形状をしているのですが、耳に引っ掛けた時の安定感が半端ではない。

完全ワイヤレスイヤホン「サウンドピーツ Air 3」の紹介

エントリーナンバー6番、サウンドピーツ Air 3 これまでは有線のイヤホンを紹介してきましたが、こちらは完全ワイヤレスイヤホン。

実際装着してみると非常に低音が強く、音に迫力があります。裏で暴れているベースの音も、まるで喉の奥から迫ってくるようで聞いていて、乗れる。

なんというか、ドスが効いている感じ。それでいて、インヤー型のイヤホンであるからか、音がこもらず、むしろクリアですらあります。エアポッツの音がそのまま鮮明になった音だと言えばわかりやすいかもしれません。

サウンドピーツ Air 3の音質評価

このイヤホンで聞いていて、初めてこの曲の中でドラム以外にコンガもビートを刻んでいることに気づきました。比較的バランス型で、とにかく音質が良いE2000が生徒会長だとすれば、かなり迫力があるこちらのイヤホンは、文化祭実行委員長のような音です。

ボーカルについては、迫力のあるリズムに時折負けそうになることもありますが、全く許容範囲です。装着感も完全ワイヤレスイヤホンの圧倒的快適性があるので、かなり評価できます。

サウンドピーツ Air 3の装着感と総評

ただし、僕自身はインイヤー型のイヤホンがあまり合わないのか、こちらのイヤホンをしばらくつけていると耳が痛くなってきてしまうので、あまり高い点数は上げられないというのが本音です。というわけで、点数は、音質4点、乗れるか5点、ボーカル4点、装着感3点の合計16点です。音質はかなり良かったのですが、低音の強さのあまり、ドラムを鳴らした後に少しモワッと残ってしまう感じがあったので、快晴とは言えなかったです。ただし、迫力はあってかなりノリノリになってしまう音ですし、ボーカルも申し分なく聞こえます。