XL2566Kをレビュー!ZOWIEの最新360Hzゲーミングモニター。魅力やスペック、価格について詳しく解説します。360Hzの価値は確かにあると思いますが、その価値を本当に享受できるのは一部の方だけかもしれません。ゲームで結果を残したい方や世界を目指す方におすすめです。
XL2566Kレビュー:本気でゲームに取り組む人におすすめ
結論から申しあげると、XL2566Kは本気でゲームに取り組む人におすすめです。360Hzは素晴らしいスペックに間違えありませんが、一般的にゲームを楽しむ人にとっては、その価値を享受できません。価格も高いため、ゲームで結果を出したい、世界を目指したい方におすすめとなっています。主なメリットとデメリットは次のとおりです。
XL2566Kのメリット
- 360Hzの機能性が素晴らしい
- 大画面でゲームがプレイしやすい
XL2566Kのデメリット
- 値段が高い
- ゲームを楽しむ程度なら必要ない
XL2566Kの価格
2023年12月時点、XL2566Kの価格は100,727円(税込)です。
XL2566Kの導入と360Hzの価値について
みなさんこんにちは、すけこむでございます。ついに我が家にもやってきました。そうです、360Hzのゲーミングモニターです。ということで今回は、ベンキューさんからZOE XL2566Kを提供いただいたのでご紹介します。最初にお伝えしちゃいますけど、おそらく大多数の方が気になっているであろう。360Hzってほんとに必要?そんなの認識できるの?という点についてですが、240Hzと比較してみたところ、360Hzの価値は確かにあると思う。というのが私の価値の本音です。ただし、その価値を本当の意味で享受できるのはごく一部の方だけだと思う、というのも正直な感想です。
XL2566Kの魅力と特徴
競技用に特化したモニターということもあって、要素によっては相性が良くなかったりもするので、魅力や特徴はもちろん、気になる点まで詳しくご紹介します。
まずは基本的なスペックから見ていきましょうか。360Hzは魅力的ですけど、気になる点はやはり価格でしょうか。モニター単体で10万円を超えると、なかなか勇気がいります。
XL2566Kのデザインと機能
今まで私は2年ほど前に提供いただいたZOE XL2546Kをメインモニターとして使っていたんですけど、リフレッシュレート以外のスペックはほとんど変わっていません。特徴的なアイシールドはもちろん、耐久性重視の太めのベゼルや、背面側に設置されているヘッドホンハンガーもそのままです。
入出力端子と電源について
ただ入出力端子は変化があって、3つあったHDMIの端子が2つに減って、ディスプレイポートは1.2から1.4にアップグレードされています。ケーブルは2種類付属するんですけど、360Hzに対応しているのはディスプレイポートのみなので要注意。HDMIはプレステ5とか、コンソールゲームとつなげるときなどに使うのがおすすめです。それと個人的にすごく嬉しいのが、電源が内蔵されていてACアダプターがないということ。最近のゲーミングモニターってACアダプターを使うものが増えてる気がするんですけど、ZOEはケーブル1本でOK。デスク周りの配線をすっきりさせたいおじさんなので、ACアダプターは大嫌いです。
XL2566Kの特徴と操作性
おなじみのホコリ除けソフトケースも付属。可動範囲も広くて、左右への回転はもちろん、高さの調整や前後の角度調整にも対応。使う人は少なそうですけど、ピボットもいけます。あとは台座が小さめに作られているので、キーボードやマウスパッドを密着させやすいのも特徴のひとつ。モニターの設定は裏側のボタンでも変更できますけど、手探りで操作することになるので、間違えて電源をオフにしちゃうこともあります。
スイッチの操作性と便利な機能
おなじみのホコリ除けソフトケースは、スイッチの下側にスイッチを入れると、電源を入れることもできます。そして、機械のスイッチも付属しています。ペダルのスイッチも付属しています。あとは、スイッチの下側にスイッチを入れることもできるので、スイッチの下側にスイッチを入れることもできます。設定は裏側のボタンでも変更できますけど、手探りで操作することになるので、間違えて電源をオフにしちゃうこともあったり、何かとストレスがたまります。
便利なSスイッチと設定項目
このSスイッチを手元に置いておけば、たとえば事務作業をやるときとゲームで遊ぶとき、ワンタッチでモニターのプロファイルを切り替えられるんです。設定できる項目はかなり幅広くて、とりあえず最初にブザー音はオフにしておくのがおすすめ。初期状態だとコントローラーを動かすたびにピコピコと音が鳴るのでうるさいです。
360Hzの必要性と実感できる差
では360Hzは本当に必要なのか、という点について切り込んでいきましょうか。あくまで私個人の感想になりますけど、まずはヌルヌル感という点について、正直240Hzとの違いが全くわかりませんでした。じゃあどこで差を実感できたかというと、視点を左右に素早く振ったときとか、APEXで動き回りながらエイムしようとしたとき。映像では違いを伝えられないので、イメージ図にまとめるとこんな感じ。240Hzと比べると、360Hzは画面の動きに対して映像のブレが少ないように感じるんです。
高リフレッシュレートとタイヤックプラスの影響
参考用に提供いただいたデータをご覧いただくと、より違いがわかりやすいでしょうか。残像感とかブレが少なく見えるのは、リフレッシュレートが高いことに加えて、ダイヤックプラスという技術も影響していると思われます。
タイアックプラスの特徴と利用シーン
これはモニター側で黒いフレームを挿入して、超高速で画面を明滅させて残像感を減らす仕組み。黒フレームを挿入する機能って他社のモニターでもあるんですけど、ダイヤックプラスは画面が暗くなりにくいのが特徴。オフと高、プレミアムを切り替えてみると、ほんのり暗くなったように見えますけど、違和感はほとんどありません。シューターゲームをやり込むなら積極的に活用したほうがいいと思いますが、黒フレームの挿入機能は目が疲れやすいのがデメリットです。
リフレッシュレートの違いとその影響
それと今回、原点回帰のつもりで60Hzとも比べてみたんですけど、完全に別次元。60Hzって映像がカクカク見えるのはもちろん、ティアリングも激しくて、視点を左右に振ったりすると、画面がごちゃごちゃです。リフレッシュレートって数値を上げていく分には違いがわかりづらかったりしますけど、数値を下げるとめっちゃ違いがわかりやすいです。ただ60Hzはともかく、大多数の方は240Hzもあれば十分快適にプレイできると思っています。
360Hzのメリットと価格について
360Hzのメリットを享受できるのは、コンマ数秒の反応差で勝敗が左右される競技シーンとか、一部のガチ勢の方くらいだと思うんです。性能が素晴らしいのは紛れもない事実ですし、本気で世界のトップを目指しているような方は今すぐ買うべきだと思うんですけどね。せめて価格が安ければ、とりあえず興味がある方は買ってみればいいよ、とおすすめしちゃうんですけど、さすがに10万円を超えてくると、ある意味おすすめはできないかなぁ。
便利な機能の紹介
あとはZOE XL2546Kと同じく、便利な機能がいろいろ搭載されています。例えばブラックイコライザーという機能を使うと、暗くて見えづらい画面もだいぶ見やすくなります。タルコフってまともな装備がない状態だと、夜なんてほぼ何も見えませんよね。でもブラックイコライザーを調整してみると、なんとなく見えるようになったのがわかるでしょうか。他にもカラーバイブランスという彩度を調整する機能もあって、好みの問題ではありますけど、レイトレーシング対応ゲームとかはコテコテした見た目の方が楽しめると思います。
プリセット機能の紹介
あとはプリセットが8個登録されていて、モードによって画面の色合いが変わります。例えば、プリセットの色合いを見てみます。このプリセットは、オートグレードによって色が変わります。私はあまり必要性を感じませんけど、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
カスタマイズ可能なプリセット設定
あとはプリセットが8個登録されていて、モードによって画面の色合いが変わります。既存のプリセットがしっくりこないときは手動で細かく設定することもできますし、自分だけのプリセットを作ることもできます。
専用アプリでの設定再現
XL Setting To Shareという専用アプリをインストールしておくと、プロゲーマーの設定を再現することも可能です。公式サイトを見てみると、VALORANTとかエーペックスに合わせてカスタマイズされた設定が登録されていて、ダウンロードしたファイルをソフトウェアに読み込むだけでOK。
設定の持ち運びと共有
自宅で使用していた設定をUSBメモリなどに保存して持ち運べば、イベント会場のモニターでも設定を再現できたり、チーム全員で設定を統一することも可能です。ただし、プリセットのゲーマーは一度に3人上書きすることになるので、お気に入りの設定を消してしまいます。
ゲームや用途に合わせて細かくカスタマイズしたいときは、設定をエクスポートしておいて、使いたいときに読み込めばOK。理論上は何個でも設定を保存可能です。
私の設定の共有
参考までに、私が今使っている設定をGoogleドライブからダウンロードできるようにしておいたので、興味がある方は概要欄のリンクから試していただければと思います。ちなみに対応しているモニターはご覧の6種類のみです。
注意点と用途による相性
最後に気になる点についても触れておきます。競技シーンを目指すようなかたには最強ともいえるゲーミングモニターですけど、用途によっては相性が良くなかったりします。例えばTNパネルを採用しているため視野角がすごく狭いです。一人で使う分にはまったく気になりませんけど、斜めから見たり、モニターを見上げるような状態になると、色味ががらりと変わります。みんなでワイワイゲームで遊びたい、というような用途だと使いづらいかなぁ。
色設定の特性と調整について
あとは色の癖が強いこと。デフォルトで設定されているプロファイルはあくまでゲームに最適化されたもので、事務仕事で使うには明るすぎたり、写真や動画を見ると色がかなり変わったりします。設定を調整すれば違和感は和らぎますけど、カラーグレーディングがあまりないので、色の違和感はあまり感じません。
モニターの使用状況と推奨ユーザー
私は普段モニターを2つ並べていて、ゲームは増位でプレイして、動画や写真をいじるときはカラーマネジメントモニターを使っています。1台のモニターでゲームや動画編集、写真の加工など、何でもかんでもこなしたい方には、癖が強くておすすめしづらいです。
パソコンのスペックについて
あとはパソコンのスペック。パソコンのスペックは、念のため、カメラのスペックを使っています。パソコンのスペックは、念のため、カメラのスペックを使っています。これは念のため、カメラのスペックだと思うので特に心配はしていませんが、何事も用途にあった道具を使うことが大切ですからね。
360Hz対応ハイエンドゲーミングモニター ZOE XL2566Kの評価
ということで今回は、360Hzに対応したハイエンドゲーミングモニター ZOE XL2566K でいろいろ遊んでみました。いやはやカジュアルゲーマーの私には完全にオーバースペックな気がしますけど、このモニターを使ってると、ゲームが上手くなったような気がしちゃいます。
まとめ
ただ何度もお伝えしてますけど、万人向けのモニターではありません。ストライクゾーンはかなり狭くとも、競技シーンで結果を残したい方や、ガチで世界を目指すような方にとっては、間違いなく心強い相棒になってくれると思いますよ。勝つことに一切の妥協を許したくない方は、ZOE XL2566Kを検討してみてください。
気になった人は、ぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださりありがとうございました。
ベンキュージャパン BenQ ZOWIE XL2566K ゲーミングモニター(24.5インチ/フルHD/TN/360Hz/0.5ms/DyAc+/Black eQualizer/VESA Standard Adaptive-Sync/小さめ台座/高さ・角度