TVS REGZAの最上位ブルーレイレコーダー、TVS REGZA DBR-4KZ600の特徴と使用感を徹底レビューします。
テレビ番組の録画からブルーレイディスクの再生、ダビングまで、基本機能を維持しつつ、再生機能のバリエーションを増やし、AIレコメンドサービスやスマホ連携機能を強化したこの製品は、日々のテレビ鑑賞をより楽しめるように進化しています。
全面メタリックなデザインで、テレビ周りに置いても映えること間違いなし。詳細なレビューを通じて、その魅力をお伝えします。
TVS REGZA DBR-4KZ600レビュー|テレビ鑑賞をより楽しめる
みなさんこんにちは、ガジェットジェットのゆっけいです。今回はTVS REGZAのDBR-4KZ600をTVS REGZAさんより特別にご提供いただきましたので、こちらの特徴機能からその他の使用感を実機レビューしていこうと思います。
これからブルーレイレコーダーを導入しようと考えている方には参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
まず最初に「TVS REGZA DBR-4KZ600」を使ってみた結論からお伝えすると、日々のテレビ鑑賞をより楽しめる商品でした。
また「TVS REGZA DBR-4KZ600」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
「TVS REGZA DBR-4KZ600」のメリット2つ
- 高級感を感じるデザイン
- 録画番組を圧縮保存することにより録画時間を増やせる
「TVS REGZA DBR-4KZ600」のデメリット2つ
- BSCS放送も録画したいなら、BSCS放送に対応した同軸ケーブルを別途購入する必要がある
- DTVやUNEXTなどのネット動画配信サービスは対応しているが、YouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオなどには対応していない
TVS REGZA DBR-4KZ600の価格
「TVS REGZA DBR-4KZ600」の価格は、112,282円(税込)です。(2024年2月27日時点)
TVS REGZA DBR-4KZ600の基本性能について
まずDBR-4KZ600の基本性能を簡単に見ていきましょう。本機は正真正銘TVS REGZAの最上位に位置するブルーレイレコーダーで、内蔵されているハードディスク容量は6TB。
CDRやDVDR、BDRはもちろん、ブルーレイディスクの最新規格であるウルトラHDブルーレイの再生にも対応しています。
また、TVS REGZAでは唯一4K放送録画に対応していて、タイムシフトマシンという地デジ、BS、CS番組を6チャンネル丸ごと録画してくれる全録機能も搭載しています。
タイムシフトマシンとは別に通常録画も2番組同時に行えますし、タイムシフトマシンと合わせれば合計8番組まで同時録画ができるんです。
今回紹介する4KZシリーズですが、こちらの6TBモデルの他に4TBモデルのDVR4KZ400、2TBモデルのDVR4KZ200も展開されているので、自分が必要な容量を選べるところが嬉しいです。
TVS REGZA DBR-4KZ600の詳細
さて、それではDVR4KZ600を実際に開封していきましょう。それでは同梱物の方を並べてみました。ブルーレイレコーダー本体とリモコンです。そしてリモコンに使う電池と、そしてこちらがテレビ線。そしてこちらに電源ケーブルが入っています。
あと、簡単接続ガイドが一緒に入っていました。こちらにテレビ線があらかじめ付属されているのが嬉しいです。
取扱説明書について
取り扱い説明書は付属されています。
外観について
続いてはブルーレイレコーダー本体の外観を見ていきましょう。幅430mm、奥行き270mm、高さ59mmと、ブルーレイレコーダーは一般的なサイズではあるんですけど、全面がメタリックな素材になっていて高級感がありますよね。
一般的なブルーレイレコーダーって黒一色の箱っていう感じで、あまり面白みがないイメージですけど、こちらは全面がメタリックなのでテレビ周りに置いても映えますよね。
こうやって全面メタリック素材になっていると高級感も出ますし、周囲の環境にも溶け込みやすくなるので、テレビ台に隠さずとも違和感が出ないってところも非常に評価できるポイントだと思います。
操作ボタンとステータス表示の位置
そして天面の右側には電源ボタンがあって、前面の右上の辺りに、再生マークや停止マークのステータス表示が出るようになっているのです。
前面カバーと背面の端子類
そして前面のメタリック部分はカバーになっていて、手前に引くと、こういったディスクドライブトレイやUSB端子が現れます。
また、取扱説明書の袋の中には、ミニビーキャスカードというものが入っていました。これを挿入するための挿入口が隠れています。
背面はこのように端子類がたくさん搭載されていまして、左から外付けHDDを増設するためのUSB端子、テレビへ接続するためのHDMI出力端子、アンプ類へ接続するためのHDMI出力端子、そしてこちらがLAN端子です。
さらに、地デジアンテナとBSCSアンテナの端子もあります。最後に、電源ポートが搭載されています。
注意点について
注意してほしいのは、同梱されていた同軸ケーブルについてです。
地デジ専用のものとなっていて、BSCS放送に対応したケーブルが付いていないんです。そのため、BSCS放送を使っているときに、この動画も録画したいよって方は、BSCS放送にも対応した同軸ケーブルを別途購入する必要がありそうです。
TVS REGZA DBR-4KZ600 テレビとの接続について
それでは続いて、TVS REGZA DBR-4KZ600をテレビの方と接続していきましょう。実際に接続してみたところ、メタリック素材だからなのか、思った通りいい意味で存在感があまりないように見えます。
ステータス表示もカラーリングはされていますが、あまり目立たない印象です。
DBR4KZ600の接続方法と特徴
テレビのタイムシフトマシンという機能を最大限活かすために、わざと別のメーカーのテレビに接続してみました。
接続方法に関しては、簡単ガイドを参照して実施していきました。
基本的には、ブルーレイレコーダーを経由するような接続方法を取るような形で、今までテレビ側に接続していた同軸ケーブルをブルーレイレコーダーの入力側に接続し、同梱されていた同軸ケーブルをブルーレイレコーダーの出力側とテレビの入力側に接続してあげれば、まず間違いないと思います。
BSCS放送録画の注意点と初期設定
先ほども言いましたが、BSCS放送も録画したい方に関しては、BSCS放送に対応した同軸ケーブルを別途購入する必要があるので、そこら辺も注意してください。
さて、接続が完了したということで、続いてはブルーレイレコーダーの初期設定をしていきたいと思うんですけど、本機の最大の特徴的な機能といえば、地デジやBSCS放送を丸ごと録画してくれるタイムシフトマシンです。
タイムシフトマシンの機能とチューナーの数
本機には、タイムシフトマシン専用の地デジチューナーが3つ、タイムシフトマシン専用の地デジBSCSに対応したチューナーが2つ、通常録画タイムシフトマシン兼用の地デジBSCSに対応したチューナーが1つ、通常録画専用の地デジBSCS新4K衛星放送チューナーが2つの計8チューナーが搭載されているんです。
以前レビューさせていただいたTVS REGZAの液晶テレビZ770Lにも、タイムシフトマシンが内蔵されているんですけど、そちらでは地デジ放送しか全録できなかったんです。
タイムシフトマシンの差別化と設定方法
その点、TVS REGZA DBR-4KZ600ではタイムシフトマシン専用のBSCS放送のチューナーもしっかりと搭載されているので、地デジ番組だけではなくBSCS放送の全録もできるんです。
こういった部分で、テレビ内蔵のタイムシフトマシンとの差別化を図っているようです。基本的には、このうちのタイムシフトマシンで使える6チューナーをどう割り振っていくかという設定が主になります。
初期設定を進めていくと、画面が表示されるので、こちらのタイムシフトマシン専用チューナーの6項目に、それぞれ自分が全録したいチャンネルを設定していくという感じですかね。
地デジ以外のチャンネル選択と録画モードの変更
先ほども説明したんですけど、本機では地デジ以外にもBSCS放送のチャンネルも選択できるんです。これはテレビ内蔵のタイムシフトマシンではできないことなので、得した気分にさせてくれます。
また、本機では録画モードというものも変更することができて、上の3つのチューナーについては録画モードがDRモードというモードに固定されているんですけど、下のチューナーについては録画モードの設定が変えられるんです。
DRモードとAVCモードの違い
この固定されているDRモードは、簡単に言ってしまうと圧縮をかけない録画モードのことを言います。
つまりは地デジ番組などのデジタル放送をそのままの綺麗な画質で保存してくれるというわけです。
対して下の3つのチューナーでは、AVC最高画質、AVC高画質、AVC中画質、AVC低画質の4つのモードから選択することができます。
録画モードによる録画時間の違い
AVC最低画質などの録画モードを選ぶことができて、AVC最低画質が最も圧縮率が高い設定のようです。
実際にすべてをDRモードにした場合では18.7日、設定できる3チューナーをAVC最低画質モードにした場合は34.3日録画番組が保存できるです。録画番組を圧縮保存することにより録画時間を増やすことができるので、ここら辺の録画モードの設定ができるのはありがたいです。
自由な録画設定とハードディスクの容量分配
今回は試験的にそれぞれ別の録画モードを設定してみたいと思います。こちらから全録してもらう時間帯も自由に設定できるんです。
夜中の番組ってほぼ見ないのではないですか。その場合には朝の7時から夜の1時まで全録するモードや、このように自分でお好みの時間帯を詳細に設定することもできるんです。他には、ハードディスクの容量を通常録画とタイムシフトマシンのどれだけの割合で分配するかも設定できるのですが、これも一つのメニューで作ります。
シンプルなスタートメニュー
さて初期設定もあらかた終わってスタートメニューを表示しているんですけど、非常にシンプルなスタートメニューで驚きました。
ただ、こういった過去番組表や録画リストなどを見るメニューにはリモコンからボタン一つでダイレクトに飛べるので、このスタートメニューを表示する機会はあまりないかなと思います。
ブルーレイレコーダーのリモコン機能とその便利さ
また、今これレグザとは別のメーカーのテレビに接続しているんですけど、接続先のテレビがHDMI CECにさえ対応していれば、このブルーレイレコーダーに付いているリモコンからテレビの操作ができちゃうんです。
過去番組表などのよく使うダイレクトボタンが付いているこちらのリモコンの方がタイムシフトマシンを使う上では圧倒的に便利なので、他社製のテレビでもこれが使えるのは非常に嬉しいです。
タイムシフトマシンの使い方とその魅力
それでは続いてTVS REGZA DBR-4KZ600最大の特徴機能であるタイムシフトマシンを使っていきましょう。
使い方は超簡単で、こちらのリモコンにある過去番組表というボタンを押すと、このリモコンの中にあるすでに放送が終了している番組の一覧が出ます。
この中から自分が見たい番組を選ぶだけで、放送が終了してしまったはずの過去番組を再生することができるんです。画質自体は普通に綺麗だと思います。
今まで6年前のブルーレイレコーダーを使っていたんですけど、それとはまったく違います。先ほど6チャンネルをAVC低画質モードにしていたんですけど、このモードでも綺麗に再生できました。例えばネット動画であったり BSであったりと すべての放送局の番組を網羅してくれるので これはかなり便利だと思います
映像品質の評価とレグザレコーダーエンジンRR1の評価
5チャンネルをAVC中画質モードに設定したので、その映像も見てみたんですけど、この映像はさすがに低画質モードだとDRモードとの差が分かりましたかね。ただ、中画質モードだとDRモードとの差があまり感じられなかったんです。
画質に定評のあるレグザエンジンをレコーダー専用にカスタマイズしたレグザレコーダーエンジンRR1という映像エンジンを搭載しているだけあって、そういった画質面には一切手を抜いていない印象を受けました。
再生機能の詳細とその便利さ
そして、TVS REGZA DBR-4KZ600では、再生機能にも凝っています。
例えばこちらのシーン検索というボタンを押すと、その番組のシーンリストがずらーっと出てきます。シーンリストから見たい項目を押すと、その場面から再生が始まるので重宝するんです。特に長尺の音楽番組だと、どのアーティストがいつ何の曲を歌うのかが瞬時に分かるので、時短視聴にもつながりそうです。
時短視聴に特化した機能の紹介
その他にも、時短視聴に特化した機能があって、リモコンの緑色のボタンを押すことによって、楽見楽早見、飛ばし見と再生コースが変更できるんです。
2時間の番組を見る際、楽見であれば100分、楽早見であれば80分、飛ばし見であればなんと5分で時短視聴ができるのようなので、あまり時間がない中でも少しでも早く録画番組を見たいという方には、嬉しい機能かもしれませんね。
ミルコレという便利な機能の解説
そして、本機ではタイムシフトマシンの他にも、ミルコレという超便利な機能もあるんです。
このリモコンのミルコレというボタンを押すと、まずはじめにあなたにおすすめ、おすすめ度の高い番組という一覧が出てきます。これは自分が視聴した番組を解析してAIが自動的におすすめの番組をピックアップしてくれるんです。
ミルコレでは他にもこういったジャンル別やタレント名でテレビ番組やネット動画を探すことができるんです。
ジャンルから番組を探す機能の詳細
それではジャンルから探してみましょう。こちらのジャンルから探すを選択すると、このようにずらっと多くのジャンルが出てくるんです。
今回はアニメを選択してみましょう。このアニメだけでもかなり分類がされています。大人向きアニメや、劇場版アニメ、制作会社別まであって、かなりコアな分類も用意してくれるのはかなり嬉しいです。
制作会社別の番組検索機能の評価
今回は試しにピールという制作会社を選択してみましょう。すると、このようにその会社が制作したアニメに絞って表示してくれます。
これは地デジだけではなくて、例えばネット動画であったりBSであったりと、すべての放送局の番組を網羅してくれるので、これはかなり便利だと思います。使い勝手が複雑だなと感じました
DTVやUNEXTなどのネット動画配信サービスも表示してくれるんですけど、惜しいと感じてしまった点があってです。
YouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオの有名どころが表示されないんです。こちらのレコーダー自体がそれらのネット動画配信サービスに対応していないので、仕方ないところではあるんですけど、残念かなと思ってしまいました。
TVS REGZA DBR-4KZ600のスマホ連携機能の魅力
ここまではTVS REGZA DBR-4KZ600の機能面をご紹介しました。
今回紹介してきたんですけど、僕的に最も重宝しそうだなって思っているのが、このスマホでレグザっていう機能です。
スマホ連携機能ですけど、ブルーレイレコーダーとこちらのスマホを連携することで、外出先からでもスマホから録画予約や録画番組の視聴はもちろん、実際に放送している番組をリアルタイムで視聴することができるんです。
スマホで番組表が見れます。この番組表は、この番組を録画予約したいなという時は、ここポチッと押していただいて、そして録画予約をするで予約をするで簡単に録画を予約することができるんです。
また、なんとこのスマホでテレビ番組を見ることもできちゃうんです。この過去番組表から見ることもできます。
過去番組表がずらっと出てきます。でこれを押していただいて、通常再生なのか早見再生なのかで選択することもできるんで、これで見ることもできちゃいます。
外出先からの視聴とダウンロード機能
外出先から見てみたら、ネットを経由しているせいか、再生されるまで時間がかかってしまったんです。
外出先から見る場合には、録画番組をアプリにダウンロードすることもできるので、鬱陶しさを感じたくないのであれば、そういった持ち出し機能を活用するといいかもしれません。
ダビング機能と編集機能
TVS REGZA DBR-4KZ600はもちろんダビング機能も搭載しています。
2K4K放送ともに、こちらのブルーレイディスクにダビングすることができますし、録画リストから録画番組の編集をすることができます。
録画番組の編集はこちらの録画リストの画面で、リモコンのサブメニューを押して、こちらの編集管理を選択し、チャプター編集を押すことで、様々な編集ができるようになります。編集機能は充実しているんですけど、使い勝手が複雑だなと感じました。
編集作業の難易度とダビング機能の活用
もっと単純な分割機能やAB消去があったら、もっと簡単にCMカットができそうなので、そこら辺の編集作業は、努力が必要な気がしてしまいました。
ただです、本機にはチャプター選択ダビングというダビング機能があって、残したいチャプターのみを選択するだけで、実質的にCM部分をカットできるのようなので、あまりこだわりがない方であれば、この機能を使うのが便利だと思います。
まとめ
さて、今回はTVS REGZAの最上位ブルーレイレコーダー、DBR4KZ600の特徴や機能や、その他の使用感を、徹底的にレビューしていきました。
ぶっちゃけ期待以上の製品でした。ブルーレイレコーダーって、テレビの性能がアップした今の時代、いらないんではないかなって思ってたんですけど、これはかなり必須になりそうです。
ブルーレイレコーダーって、テレビ番組を録画して、ブルーレイディスクを再生したり、ブルーレイディスクにダビングするだけって時代じゃなくなったんです。
そういった基本機能を維持しつつ、再生機能のバリエーションを増やしたり、MirCoreというAIレコメンドサービスを追加したり、スマホ連携機能を強化したりと、日々のテレビ鑑賞をより楽しめるように進化しているんだなってことを、再認識できました。
以上踏まえて、今回紹介したTVS REGZAのDBR4KZ600が、どのような方に向いているのか紹介して、終わりにします。
1. デジ番組を丸ごと録画したい方 2. 空間になじむようなブルーレイレコーダーをお望みの方 3. MirCoreでおすすめ番組をピックアップしてほしい方 4. 外出先からスマホで録画予約や番組視聴をしたい方におすすめです。
気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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