エルゴトロンLXとエルゴトロンTRACE比較レビュー!価格、取り付け、調整など

エルゴトロンLXとエルゴトロンTRACE比較レビュー!価格、取り付け、調整など

レビューした人

レビュアー:ふるちガジェット

ふるちガジェット

美しさにこだわるガジェットレビュアー

「ふるちガジェット」は、デスクアクセサリー、オーディオ機器、バックパック、自作PCのレビューに精通するYouTuber。彼のレビューは、商品の深い知識と実用的な視点を美しい映像で伝えており、ファンからの信頼は厚い。スピーカーや最新のガジェットに関する比較レビューは、その詳細な解析と個性的な表現で際立っています。酒を楽しむ人間らしい一面も、彼のレビューに親しみやすさとリアリティをもたらし、視聴者に新たな視点を提供しています。

みなさんこんにちは、ふるちガジェットでございます。

エルゴトロンLXとエルゴトロンレース、どちらがあなたのデスク環境に最適なモニターアームなのでしょうか?この記事では、これら二つのモデルを徹底比較し、その魅力と特徴を詳しくレビューします。

エルゴトロンLXはそのスペックとコストパフォーマンスで一択の選択肢、一方エルゴトロントレースはその高価格と個性的な外観、そして驚異の15年保証で最高峰の使い勝手を提供します。どちらがあなたのニーズに最適なのか、一緒に見ていきましょう。

エルゴトロンLXとエルゴトロンTRACEの比較

今回は、エルゴトロンのモニターアームを徹底比較します。デスクの快適性が求められる昨今、SNS上ではモニターアームがないデスクを探す方が難しくなってきています。どれを買うか悩みまくっている方も多いんではないでしょうか。

今回は価格がまったく違うエルゴトロンのモニターアームを徹底比較していくので、購入を考えている方の一助となれば幸いです。

まず最初に「エルゴトロンLXとエルゴトロンTRACE」を比較した結論からお伝えすると、人にすすめるならエルゴトロンLX一択でした。

また「エルゴトロンLXとエルゴトロンTRACE」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。

「エルゴトロンLX」のメリット2つ

  • 可動の滑らかさ、金属の質感と剛性、いずれも最高クラス
  • 安定感がある

「エルゴトロンLX」のデメリット2つ

  • 上側は配線がむき出しになっていて、少々気になる
  • エルゴトロンTRACEより面倒

「エルゴトロンTRACE」のメリット2つ

  • エルゴトロンLXよりも大型のモニターに対応
  • 保証期間は驚異の15年

「エルゴトロンTRACE」のデメリット2つ

  • 価格が高い
  • モニターを動かす時に少し引っかかる感じがある

エルゴトロンLXとエルゴトロンTRACEの価格

「エルゴトロンLX」の価格は、19,700円(税込)です。(2024年2月27日時点)

「エルゴトロンTRACE」の価格は、46,270円(税込)です。(2024年2月27日時点)

エルゴトロンLXの特徴

まずは今回比較するモニターアームを見ていきましょう。みんな大好き、エルゴトロンLX。モニターアームといえばこれを思い浮かべる方が多いと思います。

文句のないスペック。もはや私が魅力を伝える必要はありません。過去に他社品と比較レビューしていますが、可動の滑らかさ、金属の質感と剛性、いずれも最高クラスの素晴らしいモニターアームです。しかも保証期間は10年。他社品はおよそ3年程度ですから安心感があります。

エルゴトロントレースの特徴と評価

次に、誰も持ってない、エルゴトロンTRACE。こちらは私がエルゴトロンLXを購入した後に登場したモデル。4万円を超える高価格と、個性的な外観で、なんとなく存在を知っていると思います。

エルゴトロンLXよりも大型のモニターに対応しているから、最近で回り出した38インチのゲーミングモニターを取り付けるには最適。そして保証期間は驚異の15年。

エルゴトロンモニターアームの設置方法

それでは設置方法を見ていきましょう。いずれのモニターアームもクランプを使ってデスクに固定します。やり方は簡単。

クランプを使ってデスクに固定します。クランプ部分を机にはめ込んだら、クランプを締める。これだけ。この角度、エモエモ。正面から見るとこんな感じ。

モニターアームの大きさと安定感について

並べてみるとトレースのデカさが際立ちます。この黒くて太い姿は、アームというより大黒柱っていう方がしっくりきます。アームが伸びるので、 もしもの時にはモニターが落ちてくる心配もありません。

では次に、エルゴトロンTRACE。 うん?安定感はエルゴトロンLXに軍配が上がります。 モニターを上から押しても、 アームが伸びるような動きはしません。 ただ、モニターを動かす時に少し引っかかる感じがあります。

ケーブルが邪魔をしているので、 こればかりは仕方がないです。 しかし、エルゴトロントレースでもモニターの位置を調整することは可能ですので、 そこまで気にする必要はないかと思います。

配線の取り扱いについて

次に配線を見ていきましょう。まず、エルゴトロンLX。アーム下側には配線カバーが付いていて、ケーブルを中に通せば、そこそこ隠すことができます。ただ上側は配線がむき出しになっていて、少々気になります。

なのでここは付属の結束バンドやワンタッチベルトを使って固定します。綺麗にまとまりました。次に、エルゴトロンTRACE。配線を通すところが計5箇所あるので、下から順番に通していきます。このケーブルの固定に使うカバーはかなりしっかりと固定されていて、外す際に爪が割れることがあります。

ここは構造を見直してほしいところです。さて、綺麗にまとま・・・ってないです。この部分のパーツが、クッソ邪魔。ここはもっとスマートな配線方法があるので、詳しくは後半で説明します。

取り付け方の詳細

次に取り付け方を見ていきましょう。まず、エルゴトロンLX。モニターアームをベサマウントにセットして、ネジ止め。アームを差し込んで、プラパーツを付けて、完成。次に、エルゴトロントレース。ベサマウント部分が凹んでいるモニターを使う場合は、最初にスペーサーをセットします。

アームのヘッド先端はクイックリリースプレートになっているので、これを取り外してスペーサーの上に乗せて、ネジ止め。アーム先端に差し込んで、完成。

エルゴトロンLXとエルゴトロンTRACEの比較

皆さんお分かりです? 取り付け方はエルゴトロントレースの圧勝です。エルゴトロンLXはモニターアームをマウントに取り付けて、その後モニターアームの細いポールにアームを差し込む必要があり、これがやってみると大変です。

モニターアームの配線もいちいち全て外す必要があるので、比べてみるとエルゴトロントレースはよく考えられているなと感心してしまいます。こんな感じで取り付けは一瞬。配線をいちいち外す必要もないので、モニターの交換や年末の大掃除の時には大助かりです。

32インチ、6kgモニター取り付け時の可動範囲チェック

皆様お待たせいたしました。32インチ、6kgのモニターを取り付けた状態で、全人類が気になるであろうモニターアームの稼働範囲についてチェックしていきましょう。

まず、エルゴトロンLX。完璧です。動かした時の引っかかりはほとんどない。過去のレビュー動画で他社品とも比較していますが、ここまで滑らかに動くモニターアームはありませんでした。人気の理由も納得です。

モニターを上から押すと、こんな感じでアームが伸びるので、もしもの時にはモニターが落ちてくる心配もありません。

エルゴトロンTRACEの稼働範囲と安定性

次に、エルゴトロンTRACE。安定感はエルゴトロンLXに軍配が上がります。モニターを上から押しても、アームが伸びるような動きはしません。

ただ、モニターを動かす時に少し引っかかる感じがあります。動画で見せた通り、ケーブルが邪魔をしているので、こればかりは仕方がないです。

しかし、エルゴトロントレースでもモニターの位置を調整することは可能ですので、そこまで気にする必要はないかと思います。

エルゴトロントレースの滑らかな動きと昇降範囲

まったく揺れない。次に、エルゴトロンTRACE。見てください。こちらもヌルヌル動きます。というか、LXを超えてます。上下、前後、左右、チルト、すべてが滑らか。上下、前後、左右、チルト、すべてが滑らかです。

上下、前後、左右、チルト、すべてが滑らか。しかも驚くほど軽い力で動かせます。あと昇降範囲は使用上はエルゴトロンLXより狭いですが、実際に動かしてみるとこちらの方が15センチくらいは高い位置まで動かせます。

モニターを上から押すと、まったく揺れない。スペックだけ見るとエルゴトロンLXの方が使い勝手が良さそうですが、実際に触ってみるとトレースの凄さが際立つ結果だったと言えます。

エルゴトロンモニターアームの評価

ここからは自然光が当たる場所に移動して、各モニターアームを評価しながら、それぞれどのような方にお勧めなのかお伝えしましょう。エルゴトロンLX。見える部分の大半は金属が使われていて、質感やモニターアーム本体の剛性は抜群です。

可動範囲は上方向には弱いものの、過去の動画で比較した通り、それ以外は操作性も含めて他社製品と比べて抜群に良い。約2万円という価格も納得のハイエンド仕様です。モニターアーム選びに迷っている全国1億人の方々は、LXを購入することをお勧めします。

価格を重視する方へのお勧め

エルゴトロンのOEM品であるAmazonベーシックのモニターアームなら、3000円ほど安く買えるので、価格で購入を悩んでいる方はこちらもチェックしてみてください。エルゴトロントレース。金属が多く使われているのはこちらも同じですが、モニターアームで最も視界に入る支柱部分の外装はプラスチック製。剛性が高い割にチープな印象がします。

ただ、可動範囲も操作性も、エルゴトロンLXのようなハイエンド仕様のモニターアームよりもさらにワンランク上。使い勝手はモニターアームの最高峰と言えます。これが、46,248円。誰が買うんだよ。そんなモニターアームです。

モニターアーム選びの結論

比較は以上になります。モニターアームって試せる場所がないからどれを買えばいいのか決めづらい商品だと思うんですが、価格差がありすぎて、正直、人におすすめするんだったらエルゴトロンLX一択、というのが結論になってしまいます。

エルゴトロンTRACEの魅力

ただ、私自身はエルゴトロントレースを数週間使ってみて、46,248円という価格にも納得しました。エルゴトロンレースがいかに最高のモニターアームであるか、その魅力をお伝えしていきましょう。

エルゴトロントレースの最大の魅力:位置調節

最大の魅力は、ズバリ、位置調節。エルゴトロントレースは可動部位がそれぞれ独立して動いてくれるから、位置調節がとにかく楽です。

モニターの昇降には、中央の柱を使ってベース本体が動く、特許取得済みのコンスタントフォース技術を採用。

モニターアームの滑らかな動きとその魅力

前後の動きも、2本の金属製のアームが独立して動くから、滑らか。左右の首振りも、指一本でできちゃうくらい軽いです。これらの組み合わせにより、モニターの位置を自分の体のように自由にかつストレスフリーに動かせるわけです。

これがまさに令和最新版の、ジンバ一体、と言えるでしょう。そして、この独立可動の隠れたメリットがこれです。上下に動かしても、前後に動かしても、中心が一切ブレない。この凄さが全く伝わっていないと思うので、エルゴトロンLXを改めて見てみましょう。

一般的なモニターアームの問題点

モニターを下に動かすと、中心がズレます。モニターを手前に動かすと、中心がズレます。これはエルゴトロンだけでなく一般的なモニターアームの大半が抱える問題です。

前後、上下、左右、すべての動きが複数の可動部位で、エルゴトロンの連動により生まれるため、モニターを動かすだけでどうしても中心が左右にズレてしまうわけです。一方でエルゴトロントレースは独立可動だからどのように雑に動かしても中心がズレない。最高すぎます。

配線カバー周りの欠点

そんな魅力あふれるエルゴトロンTRACEですが、配線カバー周りには欠点があります。配線カバーの取り外し。爪が割れそうです。配線カバーのサイズ。小さいから3本入れただけでギチギチです。あまりよろしくないです。

独立可動のような合理性が、ここでは欠片も見られません。というわけで解決方法を教えましょう。

配線整理の問題と解決策

その前にここで質問です。このエルゴトロントレース、動画の最初と違っている部分があります。一体どこでしょう。正解は、ここ。配線用パーツが無くなっている。 配線用パーツが無くなっている。 配線用パーツが無くなっている。

こいつを使うのをやめれば配線整理が楽になります。こんな感じで先ほどからチラ見えしているケーブルスリーブに使用するケーブルを全て入れたら、 いい感じのところにワンタッチベルトでくくりつける。エルゴトロンTRACEの配線の取り回しは、これが正解。

モニターの可動にケーブルがしっかり追従してくれるし、 配線カバーに通してないからケーブルを交換したい時も一瞬です。 あと配線用パーツが無くなったおかげで見た目も洗練された印象。

モニターアームの魅力と私の体験

ここだけの話ですが、 取り外した配線用パーツを無くしました。こうして完成した、世界一ヌルヌル動かせるモニターアーム。

モニターの中心がずれないから、そこを基準にキーボードを置いて、 いい感じの位置にマウスを置いてその横に酒を置く。 そして自分自身もその基準の位置にへそが来るように座って 最後にモニターの位置を軽く手前に持ってくる。

まとめ

エルゴトロン曰くモニターとの距離は50mm。 50cm以上を保つのがいいとのことです。 目安は、まっすぐ伸ばした状態の腕の長さの距離です。今回はエルゴトロンのモニターアームを徹底比較しました。 ここ3年間で一気に普及してきたモニターアーム。

これを設置するだけでデスク環境が快適化され、 どれがいいのか分かりづらい商品でもあります。

気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

エルゴトロン LX デスク モニターアーム マットブラック 34インチ(3.2~11.3kg)まで VESA規格対応 45-241-224

エルゴトロン LX デスク モニターアーム マットブラック 34インチ(3.2~11.3kg)まで VESA規格対応 45-241-224

Amazonベーシック デスクマウント シングル-ディスプレイタイプ モニターアーム 1個 ブラック (11.3kgまで対応)

Amazonベーシック デスクマウント シングル-ディスプレイタイプ モニターアーム 1個 ブラック (11.3kgまで対応)

エルゴトロン TRACE (トレース) モニターマウント マットブラック 38インチ(2.9-9.8kg)まで VESA規格対応 45-630-224

エルゴトロン TRACE (トレース) モニターマウント マットブラック 38インチ(2.9-9.8kg)まで VESA規格対応 45-630-224

キジマ (kijima)バイク セルフラップスリーブ コルゲートチューブ 配線保護 内径 13mm 長さ 1m 303-1327

キジマ (kijima)バイク セルフラップスリーブ コルゲートチューブ 配線保護 内径 13mm 長さ 1m 303-1327

3M ワンタッチベルト 12.7mm×3m ブラック NC-2232R3

3M ワンタッチベルト 12.7mm×3m ブラック NC-2232R3

エルゴトロン クイックリリース ブラケット 15.9kgまで VESA規格対応 60-589-060

エルゴトロン クイックリリース ブラケット 15.9kgまで VESA規格対応 60-589-060

関連する特集・テーマ

関連するレビュー

BenQ treVolo Uレビュー!アプリや説明書、価格スピーカー音質について

今回は、言語学習専用に開発されたスピーカー、treVoloUをご紹介します。このスピーカーは、開発者

BenQ treVolo Uレビュー!アプリや説明書、価格スピーカー音質についての画像
チャオガジェット

チャオガジェット

知識と情熱に満ちたガジェットの達人

EXARM ZETAレビュー!モニターライト説明書や日本製のゲーマー必見ライト!

今回は、ゲーマーにとって魅力的なデザインと機能性を兼ね備えたモニタライト、EXAM-Zをご紹介します

EXARM ZETAレビュー!モニターライト説明書や日本製のゲーマー必見ライト!の画像
チャオガジェット

チャオガジェット

知識と情熱に満ちたガジェットの達人

Logicool G913 TKLキーボードレビュー!説明書、ライトスピードなど

ロジクールから新たに発売されたG913TKLキーボードのレビューをお届けします。このキーボードは、テ

Logicool G913 TKLキーボードレビュー!説明書、ライトスピードなどの画像
チャオガジェット

チャオガジェット

知識と情熱に満ちたガジェットの達人

Razer Gigantus V2のマウスパッドのレビュー!サイズ、価格など

GigantusV2は、XXLサイズでも半額以下で購入可能な高性能マウスパッドです。今回はサイズや価

Razer Gigantus V2のマウスパッドのレビュー!サイズ、価格などの画像
チャオガジェット

チャオガジェット

知識と情熱に満ちたガジェットの達人

Archer TX3000E取り付け方やドライバー、説明書、認識しないなど

ArcherTX3000Eは、Wi-Fi6とBluetooth5.0を追加できる後付けガジェットです

Archer TX3000E取り付け方やドライバー、説明書、認識しないなどの画像
チャオガジェット

チャオガジェット

知識と情熱に満ちたガジェットの達人

CREATIVE SOUND BLASTER X G5レビュー!設定、使い方、スマホなど

ゲーミングアンプの新たなスタンダード、「CREATIBESOUNDBLASTERXG5」の魅力をレビ

CREATIVE SOUND BLASTER X G5レビュー!設定、使い方、スマホなどの画像
チャオガジェット

チャオガジェット

知識と情熱に満ちたガジェットの達人