みなさんこんにちはガジェットジェットでございます。
2022年待望の新製品、東芝REGZA mini LED搭載モデルZ875LとZ870Lの特徴とメリットを徹底レビューします。ミニLEDの採用による液晶パネルの薄型化や画面焼き付きの心配がない点など、新モデルの魅力を詳しく解説。テレビ選びに迷っている方、新モデルに興味のある方はぜひご覧ください。
東芝REGZAZ875LとZ870Lレビュー|性能満足度が高いテレビ
皆さんお待ちかねの東芝REGZA2022年モデルがようやく発表されたんです。今回はmini LED搭載の液晶モデルZ875L、Z870Lの特徴機能や詳細機能の紹介をしていこうと思います。
またそれだけではなくて、本モデルから採用されているmini LEDにどのようなメリットがあるのか、どこが変わるのかといった点も解説していこうと思いますので、テレビ選びに迷われている方や本モデルに少しでも興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
まず最初に「東芝REGZAZ875LとZ870L」を使ってみた結論からお伝えすると、性能満足度が高いテレビでした。
また「東芝REGZAZ875LとZ870L」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
「東芝REGZAZ875LとZ870L」のメリット2つ
- miniLEDでコントラスト性能が高くなった
- 立体音響規格のドルビーアトムスにも対応
「東芝REGZAZ875LとZ870L」のデメリット2つ
- 価格が高い
- リモコンの利きがあまり良くないという口コミがある
東芝REGZAZ875LとZ870Lの価格
「東芝REGZAZ875L」の価格は、226,710円(税込)です。(2024年3月31日時点)
「東芝REGZAZ870L」の価格は、141,000円(税込)です。(2024年3月31日時点)
東芝REGZA全モデルの概要
今回発表のあった東芝REGZA全モデルをまとめたものがこちらになります。有機ELモデルのX9900Lに関しては、55インチ、65インチ。液晶最上位モデルのZ875Lに関しては、65インチ、75インチ。
Z870Lに関しては、55インチのみというサービス展開になっているんです。有機ELモデルについては前回の動画で詳しく紹介していますので、気になる方はそちらもチェックしてみてくださいね。
液晶モデルの紹介の流れ
さて今回は液晶モデルの紹介を主にこのような流れで進めていきます。
説明書について
東芝REGZAZ875LとZ870Lの説明書は、REGZAサイトから閲覧可能です。
mini LEDの採用とそのメリット
今回発表のあった2022年の液晶モデルZ875LとZ870Lですが、この2つのモデルの中で最もの違いは、両モデルともにバックライトにmini LEDを採用していることです。
過去にもmini LEDを採用しているテレビの紹介動画を上げているんですけど、再度おさらいということで、バックライトをmini LEDに変えることで、どのようなメリットがあるのかを説明していきたいと思います。
バックライトをmini LEDにするメリットはご覧のようなものがあります。
1. コントラスト性能の向上
メリットの一つ目はコントラスト性能が高くなる点です。有機ELと液晶の画質面を比較する際に、液晶に足りないものといえば黒の表現力でしたよね。ただバックライトにmini LEDを搭載することにより、細かなエリアごとの制御が可能となり、必要のない部分つまり黒い部分のLEDを消灯することで、純粋な黒を表現できるんです。つまりは有機ELには及ばない部分である、液晶テレビの欠点を克服したというわけです。
2. 最大輝度の上昇
メリットの二つ目は最大輝度が上昇する点です。テレビ全体のバックライトを最大の明るさにしてしまうと、発熱や電流などの物理的な制約があり、パネル自体を損失することができるんです。このような制約を受けることなく、最大限の輝度を発揮することができるというわけです。画面が明るければ明るいほどリアルな視聴体験が可能なので、これについてもかなりのメリットだと言えます。
3. 消費電力の削減
メリットの三つ目は消費電力の削減につながる点です。これはコントラスト性能が高くなる点と同様、必要のないエリアを消灯することで余計な電力を使うことができるんです。消費電力を削減することができるというわけです。電気料金も削減することにつながるので、家庭にも優しいメリットです。
4. 画面焼き付きの心配がない
メリットの四つ目は画面焼き付きの心配がない点です。これは有機ELテレビと比較した際のメリットですが、従来の液晶テレビと同じくLEDライトを使用しているので、有機ELテレビと比べて画面の焼き付きの心配がありません。
5. 液晶パネルの薄型化
メリットの五つ目は液晶パネルの薄型化ができる点です。従来の液晶テレビに使用されていた画面焼き付きの心配がない点です。今回使用されているLEDの大きさは1.5から2ミリですが、mini LEDは190から200マイクロメートルという通常のLEDの10分の1程度のサイズであるため、液晶パネル自体を薄型にすることが可能というわけです。
REGZA新モデルZ875LとZ870Lの違い
さてmini LEDのメリットがわかったところで、続いては今回発表のあった液晶テレビ Z875LとZ870L。この2モデルにどのような違いがあるのか見ていきましょう。
新モデルの主な違い:搭載されているレグザエンジン
今回発表のあった2モデルの最も大きな違いは、搭載されているレグザエンジンです。
Z875LにはTVSレグザ株式会社が開発に3年をかけた次世代ハードウェアエンジン ZRαが搭載されていて、Z870Lには従来モデルZ67Kなどにも搭載されていたZR1の後継機に位置するレグザエンジンZR2が搭載されています。
高画質化技術の比較とレグザシリーズの特徴
さてそれではその高画質化技術について比較していきましょう。これまでのレグザシリーズでも定例的に搭載されていた地デジ映像を高画質化してくれる地デジAIビューティーの機能については、末尾がそれぞれに搭載されているレグザエンジンの名称になっています。
mini LEDと量子ドット技術の採用
mini LEDが搭載されていることにより、コントラスト性能や輝度が向上するなどのメリットだらけということは、お分かりいただいたと思うんですが、それだけではないんです。この液晶パネル、地域の広さに定評のある量子ドット技術も採用しているんです。
従来の液晶テレビでは、バックライトに白色発光するLEDを用いています。その白色の光が出力される色を決める役割を担っている液晶板を通り、調整された光が赤緑青の粒が散りばめられたカラーフィルターを通ることで、光に色がつき、それが画面に表示されるという仕組みですが、量子ドットは全くの別物です。
量子ドット技術の特性とメリット
量子ドットは粒子の直径を変えることで、青色の波長を他の色の波長へ精密にコントロールできるという特性を持っています。ですので、本機に搭載されているmini LEDも青色LEDということです。
例えば、波長が約450nmである青色の光は、直径1.5nmの量子ドットで波長530nmの緑色の光に、直径3.0nmの量子ドットで波長630nmの赤色の光に変換することが可能です。
従来のフィルター方式では、バックライトが放つ白色の光のうち、大半がフィルターで吸収されて、無駄になってしまいますが量子ドットの場合、光の粒と再結合して新たな光を作り出してくれるため、これまでの方式と比較すると、光のロスがかなり減ること純度の高い色を放出してくれることがわかると思います。
このような量子ドット技術も採用していることから、従来以上に光の三原則を鮮明にしてくれるというわけです。
美肌AIフェイストーンによる肌色調整機能
特徴機能の二つ目は、美肌AIフェイストーンです。本機ではテレビに最も映ってくるであろう女優さんや俳優さんの肌の色を美しく見えるように工夫されているんです。REGZAエンジンに搭載されているAIが、人間の肌を自動で認識してくれるので、自分の肌の色が自然にカラーシフトしているか判定してくれます。
この際、もし照明などの影響により、不自然な肌色になっているのであれば、リアルタイムで自然な肌色に描き直してくれるようです。超解像処理と同時に、肌の色合いも調整してくれるのはさすがです。
同じドラマでも役者の顔一つで没入具合も変わってくるので、個人的にはかなり嬉しい機能の一つなんではないかなと思いました。
重低音立体音響システムZPとその価格
特徴的な機能の三つ目は、重低音立体音響システムZPです。こちらはお値段がそれなりに張るので、なかなか手が出ないという方も多いのではないでしょうか。55インチが約28万円 Z870Lの65インチが約35万円 55インチが約25万円 49インチが約20万円です。
音響面における特徴と性能
音響面に関する特徴的な機能です。本機にはスピーカーが全て7個搭載されてい、実用最大出力は70Wです。レグザおなじみの重低音バズーカを含んだ新開発のスピーカーをテレビの下部上部にまんべんなく配置しているため、上下左右から音に包み込まれるようなサラウンド感を高めることに注力しているようです。
確かに昨年度の最上位モデル Z740XSには非対応だった立体音響規格のドルビーアトムスにも対応していますし、その点では迫力のある映画やライブ映像を視聴するには最適です。
有機EL瞬速ゲームモードとその特徴
特徴的な機能の四つ目は有機EL瞬速ゲームモードです。これは最新の有機ELモデル X9900Lの特徴機能でも紹介しましたが、ゲーム機能に関しては有機EL、液晶問わずレグザが強いです。
4K120fps、VRR、ALLM、EARCなどのHDMI2.0のHDMI2.1にフル対応していることはもちろん、AMDフリーシンクプレミアムにも対応しています。さらにゲームに必要な高画質化処理を行いつつ、画像処理の遅延時間を驚きの約0.83秒に短縮してくれるという、まさに対戦格闘ゲームなどボタンを押すタイミングが重要なゲームのプレイに最適と言えます。
特徴機能:タイムシフトマシンの魅力
特徴的な機能の五つ目はタイムシフトマシンです。レグザで外せないのがこのタイムシフトマシンです。このタイムシフトマシンでは外付けのHDDをテレビに接続するだけで、地上デジタル放送を最大6チャンネルまであらかじめ設定した時間帯だけ丸ごと録画してくれるんです。
以上5つが本機の特徴となります。
ミニLED搭載の価格帯と性能評価
Z850Lの55インチが約28万円です。UKELと張り合うレベルの価格帯で、さすがmini LEDを搭載しただけのことはあります。REGZAでmini LED初搭載した機種になるので、このくらいの値段はするだろうと覚悟はしていましたが、その分性能面でもUKELと十分張り合える内容だとは思います。
まとめ
今回は東芝レグザが2022年新製品を発表したということで、主にmini LED搭載の液晶テレビX875L X870Lの特徴機能の紹介や、本モデルに搭載されているmini LEDのメリットも説明していきました。
気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
レグザ 55インチ 液晶テレビ 55Z870L 4Kチューナー内蔵 外付けHDD 裏番組録画 スマートテレビ (2022年モデル)
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