1万円、5万円、15万円、40万円の4つの価格帯のコンデンサーマイクを徹底比較!音質や機能性をブラインドテストで検証し、あなたにぴったりのマイク選びの参考になる情報をお届けします。価格差が実際の効果にどれだけ影響するのか、ぜひこの記事で確かめてください。
4つの価格帯のマイク比較
今回は、1万円、5万円、15万円、40万円という4つの価格帯のコンデンサーマイクの聞き比べをやっていきたいと思います。
ブラインドテストの流れ
![](https://www.pippin.social/media/wp-content/uploads/2023/06/02_1万円から40万円!コンデンサーマイク4機種徹底比較レビュー-1-814x458.jpg)
はじめに、価格そして機種名を伏せた状態でランダムな順番で音源を再生します。その後、答えを発表し、僕の各マイクに対する印象や感想をお話ししていくという流れで進めていきます。
機材選びの参考に
新しいマイクを購入しようかなと考えている皆さんに、どれくらいの価格帯のものを購入すれば、どれくらいの効果が実感できるのかを体験していただき、機材選びの参考にしていただけると嬉しいです。
音声テストの内容
それでは、4つのコンデンサーマイクで収録した音声を順番にお聞きいただきたいと思います。今回は、僕のボーカルでテストしました。こちらの動画にてご覧下さい。
ブラインドテストスタート
準備はよろしいでしょうか。それでは、ブラインドテストスタートです!
答えの発表
![](https://www.pippin.social/media/wp-content/uploads/2023/06/03_1万円から40万円!コンデンサーマイク4機種徹底比較レビュー-814x458.jpg)
いかがでしたでしょうか。 違いがわかりましたでしょうか。それでは答えを発表したいと思います。1番がaudio-technica AT2020という約1万円のマイクで収録した音声でした。2番がAustrian Audio OC818約15万円のマイクで収録した音声でした。3番がRODE NT2Aという約5万円のマイクで収録した音声でした。最後4番がNeumann U87AIという約45万円のマイクで収録した音声でした
各マイクの音質の違い
![](https://www.pippin.social/media/wp-content/uploads/2023/06/04_1万円から40万円!コンデンサーマイク4機種徹底比較レビュー-814x458.jpg)
それぞれ音がまったく違ったのはお分かりいただけたのではないでしょうか。 明らかに違いはありますよね。特に今のU87AIの違いは明らかで、他の3つのマイクと比べて重心がやや低めでマイルドな印象を僕は受けました。
価格と音質の関係
ただこの違いというのが価格によるものなのか、それともマイクのキャラクターによるものなのかはなんとも言えないかなという感じです。
U87AIの音質改善試み
試しにU87AIの音にEQをかけて、シェルビングでLOWを削って HIGHを持ち上げてみたところ、他の3つのマイクの音とキャラクターがやや近づきました。
U87AIの高音の特徴
一つ大きな違いを感じたポイントがありまして、それはNeumann U87AIの方が全体的にやや高音が強めです。それは今の他の3つのマイクと比べてもわかりました。
U87AIの瞬間の音の魅力
U87AIの音は他の3つと比べて、息継ぎの瞬間の音がすごく気持ちいいなというふうに感じました。雑味がない感じです。これがいわゆるSNが良いということなのでしょうか。
カタログスペックと実際の音質
カタログスペックでいうとU87AIよりもRODEのNT2Aの方がSN比は良いということになっているのですが、そのスペックには現れない良さがあるのかもしれません。全体としましては価格が上がるにつれて、音の厚みが少しずつ増すという印象です。
立体的な音の違い
抽象的で申し訳ないのですが、平面的な音から立体的な音になっていくという感じがしました。U87AIの音はこの立体感が頭一つ抜けてるなというふうに感じます。
ボーカル録音のマイク選び
ボーカルの録音に用途を限定するのであれば、10万円くらいまでのマイクの違いは、後処理で限りなくゼロに近づけられるかなというふうに僕は感じました。
マイクのデザインの影響
ボーカルを録る際は、マイクが自分の目の前に来るので、そのマイクの形、デザインなど、そういったところが録音に与える影響もあるのではないかなというふうに思いました。
コストパフォーマンスの考慮
かけるコストに対して体験や創作物の質が、どれくらい向上するのかということを考えると、中途半端なマイクを購入するよりは、他の機材にその分投資をした方が効果は高いのではないかなという気がします。
機能的なマイクの導入
ただ色々な楽器を収録するんだ、録音するんだという人は、ローカットがついてたり、指向性が変更できたりなど、機能的なマイクを導入することに意味があるのではないかなと思います。
試したマイクの参考程度
僕が試した4つのマイクは、無数にあるマイクの中から僕がたまたま持ってたという、それだけで選抜された4機種なのであくまでもこんなものかという参考程度に考えていただければ嬉しいです。
最後に
最後まで読んでくださりありがとうございました。今後の記事もよろしくお願い致します。また次の記事でお会いしましょう。
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