みなさんこんにちは、ガジェットジェットでございます。
今回はSONYの今年度ハイエンド液晶テレビX95Lの実機レビューをお届けします。最新かつ最上位の液晶テレビの画質面から音質面、ゲーミング機能の性能まで詳細にレビューします。
特にコントラストの高さが段違いで、暗闇でもハロー現象を感じにくい点や、新搭載したフレームツイーターによる音質の向上など、SONYの最新液晶テレビがどの程度進化しているか気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
SONY液晶テレビX95Lレビュー|圧倒的な映像美
今回は、こちらなんと、あのSONYの今年度ハイエンド液晶テレビ X95Lの実機レビューになります。今年度発売の最新かつ最上位の液晶テレビなので、レビューにもいっそう力が入りそうです。
ということで、今回はこちらのX95Lの画質面から音質面、その他ゲーミング機能の性能を詳細にレビューしていこうと考えています。テレビレビューの真っ最中という方や、SONYの最新液晶テレビがどの程度進化しているか気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
まず最初に「SONY液晶テレビX95L」を使ってみた結論からお伝えすると、圧倒的な映像美でした。
また「SONY液晶テレビX95L」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
「SONY液晶テレビX95L」のメリット2つ
- 人間の目や仕草の解像度を、向上させてくれる認知特性プロセッサーXRが搭載
- ケーブルがごちゃごちゃしない設計になっている
「SONY液晶テレビX95L」のメリット2つ
- 価格が高めの設定
- HDR対応規格が少ない
SONY液晶テレビX95Lの価格
![](https://www.pippin.social/media/wp-content/uploads/2024/03/【おすすめ最新ソニーテレビ】X95L実機レビュー!2023年最新の4KminiLED搭載のSonyの液晶テレビ!75X95L最上位モデルのレビュー-1-56-screenshot-814x458.png)
「SONY液晶テレビX95L」の価格は、332,127円(税込)です。(2024年3月1日時点)
X95Lシリーズのラインナップと特徴
今回ご提供いただいたのは、今年の5月に発売したばかりのXRJ-75X95Lで、X95Lシリーズの75インチのモデルになります。X95Lシリーズではこの75インチの他に、65インチ、85インチのラインナップが存在するんです。
プラグシップモデルなので、常に通り65インチ以上の大型サイズのみの展開になっています。
X95Lの映像美を引き立てる特徴的な機能
そして、こちらX95L最大の特徴といえば、業界最高クラスの高性能プロセッサーXRと、昨年度から搭載され始めた高輝度バックライトminiLEDの融合による、圧倒的な映像美です。
人が特に注目するような、人間の目や仕草の解像度を、向上させてくれる認知特性プロセッサーXRが搭載されているのはもちろん今年から新たにパワーアップしたminiLEDが映像の美しさリアリティをより向上させてくれる、のようです。今回は、そういった映像美にも注目してみていきましょう。
SONY液晶テレビX95Lの設置とデザインについて
![](https://www.pippin.social/media/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-23-22.10.42-814x463.png)
SONY液晶テレビX95Lの設置が完了しました。です、75インチというだけあって、設置した状態ですでに迫力違いますよね。ただ、今こうやって4K映像を流しているんですけど、映像の存在感は感じるんですけどテレビ自体の存在感がいい意味であまりないです。液晶周りのベゼルが非常に細くないですか。
超驚愕のデザイン、シームレスエッジを採用しているみたいで映像以外の映り込みを最小限に抑えることで、より画面に映る映像に集中できるように設計されているんです。
一体型端子ボックスとスッキリした印象
ベゼルが細いのはもちろん、昨年のフラグシップモデルX95Kよりも前足が細くなっていて、テレビ底面をテレビ台などへ直に設置できるという点においては、テレビとの一体感が生まれて、ボズル体験のサポートをしてくれていますよね。
またです、テレビの裏側には、テレビの設置に必要な端子が集約されている一体型端子ボックスを採用しているのでこちらをテレビ台の下に設置することでケーブル類を一本化できるので、スッキリとした印象を与えてくれるんです。
スタンドの設置とケーブルの整理
通常はこのようにスタンドが外側についているんですけど、こちらは今65インチ用のテレビ台に設置しているのでスタンド内側設置の状態にしています。そうすることによってこのような大型テレビが設置できないテレビ台でも新たにテレビ台を買い替えることなく安心して設置することができるんです。
スタンドの設置に関しては、その他にもサウンドバーを設置する人に向けた、サウンドバースタイルも用意されているのでそれぞれの環境に合わせた設置の方法を選ぶことができるのも、便利でいいです。そしてこちらがテレビの背面になるんですけどこの端子部分のパネルが外れるようになっているんです。
そうすることによって、HDMIケーブルのケーブル類をこのように隠すことができるので、ケーブルがごちゃごちゃしないんです。本当にこういった細かい部分にも配慮が行き届いているのは、SONY BRAVIAぐらいなので、この部分もかなり評価できます。
端子類の確認と特徴
![](https://www.pippin.social/media/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-23-22.11.39-814x460.png)
それでは続いて端子類の確認をしていきましょう。上からビデオカメラなどの周辺機器を接続するためのUSB端子、録画用のHDDを接続するためのUSB端子、光デジタル音声出力端子、ヘッドホン出力端子、ビデオ入力端子、HDMI端子が4つ並んでいて、その下にLAN端子があって、最も下にはBSCSアンテナ入力端子、GDESIアンテナ入力端子が搭載されています。
ちなみにですけど、HDMI2.1やAMD FreeSync Premiumに対応しているのが、HDMI入力3とHDMI入力4のみとなっていて、さらにEARCに対応しているのがHDMI3だけになるので、EARCやARCに対応したサウンドバーなどは、HDMI入力3に、PS5などのゲーム機はHDMI入力4に接続するようにしましょう。
端子類ってだいたい、背面と側面に分かれているんですけど、X95Lでは全てテレビの側面に集約されているんです。側面の方がケーブルも接続しやすいので、そういった点でもユーザー思いです。
リモコンの特徴と操作性
リモコンを見ていきましょう。ボタンの配置自体はオーソドックスな感じで、特に変わった部分はないです。最近のトレンドでもあるネット動画配信サービスに直接飛ぶことのできる、ダイレクトボタンも、全てで7個付いていて、こちらにブラビアのホーム画面ともいえる、ホームボタンもついています。
マイブラビアのボタンにダイレクトボタンが1つ付いている感じですかね。他にも声だけで、電源のオンオフやチャンネル切り替えなどの操作ができたり、音声検索ができるGoogleアシスタントボタンが付いていたりレコーダーの操作をすることができるボタン類も豊富に搭載されています。
こちらのリモコン自体がBluetoothに対応しているようなので、赤外線リモコンのように、いちいちテレビに向けないといけないなんてことがないです。
高画質化技術と映像の鮮烈さ
皆さんお待ちかねの画質面、見ていきましょう。今こちらで流しているのがYouTubeの4K動画になるんですけど、色彩も豊かで何よりも非常に明るいんです。
こちらSONYが新開発したXRバックライトマスタードライブという高画質化技術を搭載しているからですけど、認知特性プロセッサーXRの精密な映像分析とSONYの培ってきたバックライトの駆動技術によってminiLEDを精密に制御してくれるのようです。それによって映像に鮮烈な輝きと、引き締まった深い黒を映し出してくれているんです。
映像モードと色合いの調整
今こちらの映像モードがダイナミックになっていて色合いもリッチテイストになっているんですけどスタンダードに変更するとほんと程よい色合い自然な感じの色合いに調整してくれる気がします。最近はリッチテイストで派手めな色合いが主流になりつつあるんですけど、個人的には再現性に特化した、こちらの色合いが好みです。
miniLEDの分割数とハロー現象の抑制
![](https://www.pippin.social/media/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-23-22.12.05-814x465.png)
miniLEDの分割数が昨年のモデルX95Kから約20%アップしているみたいで、この分割数が多くなればなるほど南部で気になりがちな絵柄からはみ出す色合いが、ひとつのみ出したバックライトの光が目につくハロー現象というものを抑えることができるのでこの効果はかなり高いと思います。
今実際に照明を消した暗闇で映像を流してみているんですけど、どうですかね。黒の部分の沈み込みと、明部の眩しさのバランスが最高です。こういう感じで斜めから視聴した場合の光漏れは、多少確認できるんですけど正面から見るとほんと限りなくゼロに近いんです。
これはVAパネルを採用しているからなのか他のメーカーのminiLED搭載機種よりもはるかにハローが抑えられている気がしました。
正面からの視聴とVAパネルの採用
ほんと正面からの視聴に関しては、有機ELに匹敵するレベルかもしれません。こちらはコントラストの高さに定評のあるVAパネルを採用しているんですけど、斜めから見ても白っぽくならずに、色鮮やかに映し出してくれるんです。
SONY独自のXワイドアングルという光視野角技術が搭載されているからですけど、こうやって斜めから見ても鮮やかに映る分、大人数でのテレビ視聴にもかなり向いているんです。
地デジ映像の評価
続いては皆さんがよく見る地デジ映像を見ていきましょう。さすがは認知特性プロセッサーXRが搭載されているだけあって地デジ映像も非常に美しいです。
特に人物に対しての超解像処理にこだわっているような感じがして、人が映っている部分と背景のバランスが絶妙です。もちろん字幕やテロップもこのような感じでにじみが抑えられていて、さすがはSONYの最上位液晶テレビだなという印象です。
SONY液晶テレビX95L 音質面の評価と新機能の紹介
続いては音質面について見ていきましょう。こちらX95Lでは今年度から新たにアコースティックマルチオーディオプラスというSONY独自の音響技術が搭載されているんです。昨年のモデルX95Kではただのアコースティックマルチオーディオだったので簡単に言うとプラスが付いているか付いていないかという違いですが音を出す仕組みがガラッと変わっているようです。
従来モデルに搭載されていたアコースティックマルチオーディオでは、サウンドポジションがサウンドポジショニングツイーターといって高音を担当するツイーター自体がテレビの背面の上部この辺りの裏に設置されていったんですけど、今回X95Lではそのツイーターがこちらのフレーム内部に内蔵されているのようです。
そうすることによって従来のツイーターのように壁への反響を利用することなくユーザーの耳へ直接音を届けることができるのでこれまでよりも画面から音が出ている感覚が増しそうな気がしますよね。今回はそのフレームツイーターのことも気にしつつ、実際に音楽の方を聞いてみましょう。
音質の実際の評価
最初に思ったのが、ボーカルの声が非常にはっきり聞こえるんです。しかもその声が画面から直接聞こえるような感じがして、新たに搭載されたフレームツイーターによって、昨年のモデルX95Kよりも音の定位感がかなり向上した気がします。一般的に使われている言葉でいうと、音の立体感が増したような気がします。
ダイナミック型スピーカーと立体音響企画の特徴
ダイナミック型スピーカーとは、仕組みが根本的に違うみたいで、SONYの音質が、設計担当の方もチューニングに苦戦したそうですが、そういった新たな技術に挑戦し、そして最上位機種にまで搭載してしまうところが、非常に好感を持てますよね。
こちらは例年同様、立体音響企画のDolby Atmosや、Dolby Atmos以外のコンテンツも3DSアラウンドにアップスケーリングしてくれる3DSアラウンドアップスケーリングもバッチリ搭載されているんです。
Dolby Atmosコンテンツの評価
このような立体音響がしっかりと感じられるのか、実際にDolby Atmosコンテンツも聞いてみましょう。Dolby Atmosコンテンツを聞いてみたのですが、ほんと若干です。左右の音の広がりが感じられる程度で上部からの音の降り注ぐ感じはあまりなかったんでそこまで期待しない方がいいのかなって感じしました。
サウンドバー接続による音響体験の向上
追加でHT7000などのSONY製のサウンドバーを接続することによって、こちらのテレビがセンタースピーカー使えるアコースティックセンターシンクにも対応しているので、より高精度な本格音響を体感したいのであれば、そういった拡張してもいいかもしれませんね。
SONY液晶テレビX95L ゲーミング機能の紹介と評価
![](https://www.pippin.social/media/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-23-22.13.32-814x466.png)
続いてはゲーミング機能の方を見ていきましょう。こちらX95Lでは、今年度から新たにゲームメニューというゲームに特化したユーザーインターフェースが導入されたようです。これまでPS5との連携機能が注目を集めていたんですが今回はPS5に限らず、あらゆるゲームで活用できそうな機能です。
4K120PやVRR、ALLMなどのHDMI2.1にもフル対応しているのはもちろん、PS5のゲームに特化したユーザーインターフェースが自動で行ってくれるオートHDRトーンマッピングや、PS5でゲームや映画など様々なコンテンツを楽しむ際に各コンテンツに応じた画質モードで自動的に切り替えてくれるコンテンツ連携画質モードは例年通り搭載されているです。
新たなゲームメニューとその魅力
では実際に新たに導入されたゲームメニューの機能説明を交えつつゲームをプレイしてみましょう。実際に今プレイしているんですけど、ゲームプレイ時の画質も非常に綺麗です。
プレイしてみましょう。こういった水面に照らされる太陽の照り返しも、輝度が高くて本当現実感のような錯覚すらしてしまいます。そして何よりゲーム操作もスルスルできるし、これだけ高画質処理を施しておきながら表示遅延は8.5msにまで短縮してくれているのでこういったFPSゲームもストレスなくプレイすることができています。
ゲームメニューの詳細な機能とその利便性
今年のモデルから新たに搭載されたゲームメニューですけど、ゲームプレイ中にリモコンの操作録画ボタンを押すことによって起動します。ゲームメニューではVRRのオンオフ、残像低減機能のオンオフ、ブラックイコライザーのオンオフクロスヘアのオンオフとクロスヘアタイプの変更ができます。
例えばこのブラックイコライザーですけど、こういった暗いシーンとかで役立つ機能になっていてこれをオンにすることで暗闇で隠れている敵を見つけやすくしてくれるんです。確かにオンオフした状態を見比べるとその差は明らかだと思います。またクロスヘアに関しては、これをオンにすることで標準マークを画面中央に表示させてくれるのです。タイプ変更もこの6種類から変えることができるようなんで、シューティングゲームをする人にはかなり嬉しい機能だと思います。
ネット動画の視聴体験とBRAVIA COREの特徴
続いてはネット動画について見ていきましょう。X95Lのプラットフォームは例年通りGoogle TVを採用していてホーム画面の操作性も滑らかでストレスがないんです。またSONYのテレビに欠かせないネット動画がこちらのブラビアコアで、こちら以前まで認知特性プロセッサーXRが搭載されている機種でしか利用できないSONY独自のVODだったんですけど今年のモデルではほとんどの機種に搭載されているのようです。
こちらのBRAVIA CORでは、SONY PICTURESの映画が2年間見放題や、最新映画を10作品選べるチケットがもらえたりするので、個人的にもかなりおすすめのVODです。見放題期間やチケットの枚数が各モデルによって異なりはしますが、このブラビアコアがほぼすべてのモデルで搭載されているのには驚きです。
ブラビアカメラの特徴と機能
その他にもiPhone内の写真や動画を大画面のテレビにすぐ映し出すことができるAirPlay2にも対応していたり、今回はないんですけど、手のジェスチャーでテレビを操作できたり、自動省電力のサポートをしてくれたりするブラビアカムを別途設置することもできます。
説明書について
SONY液晶テレビX95Lの説明書は、ソニーBRAVIAサポートページから確認できます。
まとめ
![](https://www.pippin.social/media/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-23-22.14.56-814x455.png)
さて今回はSONYマーケティング株式会社様より特別にご提供いただきましたので、そちらの画質から音質、ゲーミング機能まで幅広くレビューしていきました。日本が誇るSONYのフラグシップモデルです。
画質と音質の評価
ネット動画、地デジの画質面はもちろん本モデルで新搭載したフレームツイーターによって音質や音の定義感もかなり向上している感じがしました。他社と比較してしまうのはあまり良くないかなと思うんですけどこれまでレビューしてきた液晶テレビの中で画質に関してはダントツ最も綺麗でした。
コントラストと技術の評価
特にコントラストの高さが段違いで、暗闇でもハロー現象を感じにくかったんです。それはただミニLEDを採用しているからってだけじゃなくて、SONYが長年誓ってきたプロセッサーの技術、LED駆動技術があってからこそなんではないかなと思いました。
お値段は65インチモデルで314,500円からと比較的お高めにはなってるんですけど、画質面は一切妥協したくないって方であれば、買って損はないのかなと思いました。
気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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