ソニーブラビアX95Kレビュー!価格、説明書、他機種との比較、変更点など

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東証一部上場企業で勤務し、家電とガジェットの世界に情熱を注いでいる『ガジェットジェット』の運営者。最新の家電やガジェットに関する情報を初心者にもわかりやすく解説。新しい製品のレビューや実際の使用感をいち早くシェアしてくれると定評があります。さらに家電製品アドバイザーの資格も保持しており、信頼と専門性の高い情報をお届け。

待望のソニーブラビア2022年モデル、特にミニLED搭載の最上位モデルX95Kの進化点とレビューをお届けします。

昨年度モデルからの変更点、各モデルの機能比較、発売時期と予想価格まで、詳しく解説します。テレビ選びに迷われている方や、新モデルに興味のある方はぜひご覧ください。

ソニーブラビアX95Kレビュー|全モデルから大きく進化

皆さんこんにちは。ガジェットジェットのユッケでございます。さあ、皆さんお待ちかねのソニーブラビア2022年モデルがようやく発表されたんです。今回発表になった2022年モデルはこちらのK8シリーズになります。

前回の記事では有機ELモデルA95K、A80K、A90Kの特徴機能やそれぞれの機能比較を紹介してきましたが、今回はその続編ということで、ミニLED搭載の注目機X95Kの昨年度モデルからの変更点の紹介や、X90KやX85K、X80Kなどその他液晶シリーズの機能比較を行っていきたいと思います。

まず最初に「ソニーブラビアX95K」を使ってみた結論からお伝えすると、全モデルから大きく進化した製品でした。

また「ソニーブラビアX95K」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。

「ソニーブラビアX95K」のメリット3つ

  • バックライトがミニLEDになり、従来の液晶テレビよりも輝度やコントラストが高くなり、薄型、省電力になった
  • 見ている人数に合わせて画面を分割して複数の番組を同時に視聴できる
  • ジェスチャーをするだけで、電源のオンオフやチャンネル切り替えが可能

「ソニーブラビアX95K」のデメリット3つ

  • 価格が高い
  • 他モデルと比べてサイズ展開が少ない
  • Xワイドアングルについては縦の干渉縞が見えてしまうという声もある

ソニーブラビアX95Kの価格

「ソニーブラビアX95K」の価格は、315,548円(税込)です。(2024年2月28日時点)

ソニーブラビアX95Kの進化点

では今回発表のあった液晶テレビ、主に最上位モデルのX95Kが、昨年度モデルX95Jからどう進化したか、その点を詳しく解説していきましょう。昨年度モデルから進化した項目は、ご覧の4つがあります。

1.バックライトにミニLEDを採用

 2.小型カメラブラビアカムに対応 

3.スピーカー増設によるオーディオ性能の向上

 4.全サイズでXアンチリフレクションを採用すること

ミニLEDバックライトの採用とそのメリット

昨年度モデルから大きく進化した点の1つ目は、バックライトにミニLEDを採用した点です。もちろんですが、この部分が最も大きく変わった点です。

昨年度モデルのX95Jではバックライトに通常のLEDを採用していましたが、本モデルX95Kでは従来のLEDの100分の1程度のサイズであるミニLEDをバックライトに採用しています。

バックライトをミニLEDにするメリットは端的に言うと、従来の液晶テレビよりも輝度やコントラストが高くなる上に、薄型、省電力にもなるというわけです。

高画質化機能「Xウィンドウ」の搭載

昨年度モデルのX95Jにはなかった、高画質化機能の中にある「Xウィンドウ」を搭載しています。

音量や音量を自動調整してくれたり 見ている人数に合わせて画面を分割して複数の番組を同時に視聴できるようにしたりと テレビを視聴する体験をより一層豊かにしてくれます。

XRバックライトマスタードライブとその効果

XRバックライトマスタードライブがあります。これはバックライトをミニLEDにするメリットの1つである、コントラスト性能の向上にリンクする機能で、認知特性プロセッサーXRの精密な映像分析とソニーの培ってきたバックライトの駆動技術によってパネル背面に高密度に敷き詰めたミニLEDバックライトを細かく制御しています。

認知特性プロセッサーXRの映像分析技術とミニLEDの融合によって最大限のコントラスト性能を引き出し、鮮烈な輝きと引き締まった深い黒の両立を実現してくれるというわけです。

XRコントラストブースター15の搭載とその効果

また本機ではXRコントラストブースター15という高画質機能も搭載しています。XRコントラストブースター15では、映像の暗い部分の電流を明るい部分に集中させることで最大限まで輝度を高めてくれます。

これはバックライトをミニLEDにするメリットの1つである最大輝度の向上にリンクする機能です。

昨年のモデルX95JではXRコントラストブースター10を搭載していましたが、末尾の数字は暗部の電流を明部に集中させ明るさを高める機能の効果の高さとその精度を表すソニー独自の算出による数値のことなので、本機の方が性能及び精度が高くなっているようです。

ミニLEDの採用とソニーのテレビの魅力

このミニLEDに関しては、ほとんどのメーカーが2022年モデルで採用しているので、そこまで特筆した機能ではないんではない? と考える方も多そうですが、個人的には画質面を左右する認知特性プロセッサーXRや高精度なバックライト駆動技術を培ってきたソニーのテレビに搭載されることこそに意義があると個人的には思います。

いくらハード面の性能が高かったとしても、それを動かすソフトウェアが未熟では豚に真珠ですからね。その点ではソニーのブラビアは、ミニLEDの利点を最大限まで生かせるポテンシャルを持っているのではないでしょうか。

小型カメラブラビアカムの機能とユーザー体験の向上

ソニーブラビアX95Kが昨年度モデルから大きく進化した点の二つ目は、小型カメラブラビアカムに対応した点です。

これまでのブラビアでも、スマートスピーカーを活用したハンズフリー操作やスマホ連携などのユーザー体験を重視したUX機能が豊富に搭載されていましたが、今回も圧倒驚くようなUX機能が追加になりました。

というのも、ブラビア専用の小型カメラブラビアカムとテレビが連携できるようになったんです。

例えば、カメラがテレビを視聴している人の位置を把握し、その人に最適な画面の明るさや音量を自動調整してくれたり、見ている人数に合わせて画面を分割して複数の番組を同時に視聴できるようにしたりと、テレビを視聴する体験をより一層豊かにしてくれます。

BRAVIA CAMの追加機能とその利便性

他にもテレビに向かってジェスチャーをするだけで、電源のオンオフやチャンネル切り替えなどがリモコンいらずで操作できたり、Google Duoを活用したビデオチャットにも対応しています。

設定距離より近い位置で視聴を検知すると、画面上にアラートを表示してくれる近すぎアラートという機能まで搭載しています。これはお子さんのいる家庭には嬉しい機能です。

BRAVIA CAMの搭載モデルと価格

ただこちらのBRAVIA CAMは、全モデルに標準搭載されているわけではなく、標準搭載されているのはUKEL最上位モデルのA95Kのみのようです。他のモデルで使用するには別途購入が必要で、価格的には約24,000円を予定しているそうです。

ソニーブラビアX95Kのオーディオ性能の向上

昨年のモデルから大きく進化した点の3つ目は、スピーカー増設によりオーディオ性能が向上した点です。

ブラビアの液晶モデルでは、映像と音が出力される位置を近づけるために、アコースティックマルチオーディオという音響技術を発揮することができるようになっています。

昨年のモデルX95Jでは、画面下部に中低音域を担当するミッドレンジスピーカーを2つ、画面上部に高音域を担当するトゥイーターを2つ、画面中央に低音を担当するサブウーファーを1つと、計5つのスピーカーを搭載していましたが、本機からは画面中央に1つしかなかったサブウーファーを2つに増設しているんです。

スピーカーの制御方式の違い

他のメーカーでは1つのアンプで複数のスピーカーを制御している方式をよく見かけますが、本機では1つ1つのスピーカーを別々のアンプで制御しているので、それぞれのスピーカーに合った制御が可能というわけです。

ソニーブラビアX95K 映像品質の向上

ソニーブラビアX95Kが大きく進化した点の4つ目は、全サイズでXアンチリフレクションが採用された点です。

昨年のモデルX95Jで話題になったテレビの正面から映像を見た際に映り込みを防止してくれる低反射機能Xアンチリフレクションですが、これ、昨年のモデルでは65インチのみ非対応だったんです。

Xアンチリフレクションの効果と評価

僕は低反射機能なんて必要ないかと思っ 65インチモデルを購入したんですが、ダウンライトをうっすらつけた状態で映画を見ると、多少の映り込みが気になっちゃうんです。

これは映画の没入感にも関わってくるところですし、75インチ以上にすればよかったなーって少し後悔しました。ただ本機では全サイズ、このXアンチリフレクションが採用されているので、Xアンチリフレクションを採用しているようです。

確かにこの機能の有無だけで高いお金を払ってサイズアップするのもバカバカしいですし、全サイズで対応してくれるのはかなり嬉しいです。

この機能がついているかいないかで違うらしくて、海外サイトの情報によると反射レベルが半分以下まで抑えられているようなんで、映画などの映像コンテンツに没入したい人にはかなりおすすめできますよ。

液晶テレビ各シリーズの機能比較

それでは続いて、液晶テレビ各シリーズの機能比較をしていきたいと思います。各シリーズで搭載されているバックライトやスピーカーの構成も変わってくるので、それぞれに異なる特徴があるというわけです。

本項目では各シリーズの特徴と機能を抑えつつ、それぞれの比較をしていきましょう。

新発表の液晶テレビシリーズの特徴

さて今回発表のあった液晶テレビはご覧の5シリーズになります。「液晶モデルの最高値のシリーズは? 最高値シリーズX80WKについては、OK Google〇〇指定」とテレビに話しかけるだけで、テレビの電源オンオフや音量コントロールなどができるハンズフリー音声検索に対応していない点、スタンドの色がシルバーである点のみが、一つ上のシリーズX80Kとは異なるポイントになります。

ちなみに一つ上のX80Kのスタンドの色はマットブラックということで、多少高級感の違いがあるようです。ということでX80WKについては、この2つのシリーズの色が違うと考えられます。2つしか違いがないので、今回の比較からは除外させていただきます。

液晶テレビシリーズの画面サイズ比較

さて今回はご覧の8項目について比較を行っていきたいと思います。1.画面サイズ X90WK X85Kは85インチ 75インチ 65インチの3サイズ展開 X90Kは85インチ 75インチ 65インチ 55インチの4サイズ展開です。ダイナミックレンジを広げるHDR技術は全機種に搭載されています 50インチの5サイズ展開 X85Kについては 55インチ 50インチ 43インチの3サイズ展開です。

X80Kについては 75インチ 65インチ 55インチ 65インチ 50インチ 43インチの5サイズ展開です。シリーズ数が多いということもありますが、今年のモデルでは特にサイズ展開の幅が広いです。それだけ顧客側の選択肢が増えるというわけですから、このサイズ展開の幅の広さは好感が持てます。

搭載プロセッサの解説と評価

続いては搭載プロセッサです。このプロセッサはテレビの脳みそにあたる部分で、画質面音質面に大きな影響を与えてくるところでもあります。

X95K、X90Kには人間の脳みそのように、何十万もの要素を横断的に分析することで、人が特に注目する人間の目や仕草などをより強調し、自然な美しさで映像を描き出してくれる認知特性プロセッサXRが搭載されています。

対してX85K、X80Kでは、ブラビアエントリーモデル御用達のHDR-X1というプロセッサが搭載されています。画質面は良いですけどね。音質面にかなりこだわっている人であれば、認知特性プロセッサXRが搭載されたシリーズを選ぶことをお勧めします。

主要バックライトの特徴と評価

続いては主要バックライトです。X95Kに搭載されているバックライトは、従来LEDの100分の1程度のサイズでもあるミニLEDで、その他すべてのシリーズにおいては、従来のLEDバックライトを採用しています。

先ほども説明した通り、このバックライトについても画質面を大きく左右する一つのポイントですから、ミニLEDのメリットと、ミニLED搭載シリーズX95Kと、従来LED搭載シリーズとの差額に対して、どれだけ許容できるかが大事になってくると思います。

各シリーズの画質面の比較

続いてはその画質面について比較していきましょう。それぞれのシリーズの画質面を比較した表がこちらになります。

その中でも、シデジ解像度4K相当に向上する役割を担っているマップコンバート機能と自然な色彩を実現してくれる色表現技術について、わずかな違いがありますが、これはあくまでもXRを搭載しているかX1を搭載しているかのプロセッサー性能による違いになります。

当然認知特性プロセッサーXRを搭載しているX95K、X90Kの方が、こちらのアップコンバート技術、色表現技術は遥かに高いと言えます。また映像の明るい部分と暗い部分のメリハリを向上させてくれるダイナミックレンジを広げるHDR技術は全機種に搭載されています。

X95Kの高コントラスト技術と新機能

高コントラスト技術に関しても大きな違いがありそうです。X95Kでは、昨年度モデルからの変更点でも紹介したXRバックライトマスタードライブという今年度モデルから初搭載された技術やXRコントラストブースター15という画面の輝度を最大限まで向上させてくれる高コントラスト技術が搭載されています。

X90KのバックライトLEDと直下型LED

X90Kについては、ミニLEDは搭載されていないものの、バックライトLEDを細かなエリアごとに分割することで、当該映像に合わせてバックライトを部分的に制御することのできる直下型LEDを使っています。このような機能があるため、X90Kの機能はすべての機能に合わせて使えます。直下型LED部分駆動を搭載しています。

X95KとX90KのXRコントラストブースター

また、X95Kにも搭載されていたXRコントラストブースター15の機能であるXRコントラストブースター10も搭載しています。

昨年度最上位モデルX95Jでは同様のXRコントラストブースター10を搭載していたので、X95Jと同じ機能を持っていそうです。

残像低減機能

多少差がありそうなのが、残像低減機能ですかね。

動きの激しいスポーツなどを視聴する際に重要になってくる残像感を抑制してくれる機能になりますが、X95K、X90Kについては倍速パネルとXRモーションクラリティを搭載しています。X85Kについては倍速パネルとモーションフローXR240を搭載しています。X80Kには、残像低減機能が搭載されています。

各モデルの画面明るさと残像低減機能の違い

X95K、X90Kに搭載されているXRモーションクラリティとX85Kに搭載されているモーションフローXR240とでは、画面の明るさに違いが出てくるんです。

X85Kではその倍速駆動パネルの他にも、モーションフローXR240を搭載しており、映像の表示時間を毎秒240フレームにするとともに、すべての映像を上下に分割し、交互にバックラインを設定しています。

バックライトを点滅させることで、残像感を低減し、擬似的に4倍速を実現しています。ただ、この機能、交互にバックライトを点滅させていることから、映像が全体的に暗くなるといったデメリットが生じているんです。

XRモーションクラリティの特徴と効果

対してXRモーションクラリティでは、認知特性プロセッサーXRが、動きの速い部分を予測・検知し、その動きが速い部分だけにバックライトを点灯させることで、明るさを保ちつつ残像感を低減させることができます。

上下方向への音場拡大を図るためのオートキャリブレーション機能も搭載されており、ホームシアターをより楽しむことができるようになっています。

LEDバックライトの発光制御とその効果

LEDバックライトの発光制御を施すことで、画面全体の明るさを落とさずに残像感を低減することができるため、X85Kに搭載されているモーションフローXR240の上位互換と言えるわけです。

またテレビを斜めから見た場合でも、綺麗な映像を視聴することが可能なXワイドアングルと、昨年のモデルからの変更点でも紹介したテレビの正面から映像を見た際に映り込みを防止してくれる低反射機能Xアンチリフレクションについては、両機能ともにX95Kのみに搭載されてい、その他のシリーズでは非搭載です。

Xワイドアングルの注意点と個人的評価

ただ、Xワイドアングルについては縦の干渉縞が見えてしまうという声も多く上がっているので、どうしても気になる方は一度家電量販店に確認しに行った方がいいかと思います。僕もXワイドアングルが搭載されたX95Jを使用していますが、そこまで気にならないかなといった印象ですが、念のため参考までに注意喚起しておきます。

音響面の特徴と各モデルの比較

続いては音響面です。X95K、X90Kでは、音の定位感を向上させることで、映像と音の違いをいかし、音の距離感を縮める効果を持つアコースティックマルチオーディオに対応しています。ただ、この2シリーズでは少し違いがあるんです。

X95Kには搭載されているサブウーファーが、X90Kには搭載されておらず、その代わりに低音から高音までの幅広い音域をカバーしてくれるXバランスドスピーカーというシステムを併用しています。Xバランスドスピーカーとは、音の歪みを低減する形状の振動板を採用した、ソニー独自のいわゆるフルレンジスピーカーと言われるものです。

X85K、X80Kについては、こちらのXバランスドスピーカーのみ搭載されています。各シリーズのスピーカー構成と実用最大出力を比較したものがこちらになります。X95Kでは中音域を担当するミッドレンジスピーカーが2つ、高音を担当するトゥイーターが2つ、低音を担当するサブウーファーが2つ搭載の60W。X90Kでは、高音を担当するトゥイーターが2つ、すべての音域を担当するフルレンジスピーカーが2つの30W。

X85KとX80Kでは、すべての音域をカバーするフルレンジスピーカーが2つ搭載され20Wです。スピーカー構成からも実用最大出力からも最上位モデルのX95Kが突出していることがわかります。また、全シリーズで前後左右に加えて上下方向への音場拡大を図るためのオートキャリブレーション機能も搭載されており、ホームシアターをより楽しむことができるようになっています。

プレミアムモデルの追加機能

プレミアムモデルのX95K、X90Kでは 2番組同時視聴も可能です また録画番組のタイトル名を自動で取得してくれる 番組表連動録画や 人物や場面ごとに音量を自動で調整してくれる ボイスガイド機能なども搭載されています

立体音響規格Dolby Atmosとその他の音響機能

高さ方向の音表現も可能にする、立体音響規格Dolby Atmosにも対応しています。X95K、X90K限定の機能は、Dolby Atmos以外のコンテンツでも、臨場感のある音響空間を体感できるソニー独自の立体音響技術3Dサラウンドアップスケーリングと、別売りのホームシアターシステムHTA9やサウンドバーHTA7000などの、センタースピーカーになるアコースティックセンターシンクがあります。

ただ、アコースティックセンターシンクについては、X90Kの50インチモデルでは非対応となっているようなので、購入を検討している方は注意してください。

設置性について

続いては設置性です。X95Kでは、スタンドを外側内側、そしてサウンドバーを画面と重なることなく設置できるサウンドバースタイルの3wayスタンドを採用しています。これなら、テレビをサイズアップしたがゆえ、テレビ台の大きさが足りなくなったという場合でも、スタンドを内側にすることで、新しいテレビ台を購入する手間が省けますからね。これで助かってる人はいると思います。

X90Kでは50インチモデルを除いた4サイズで、通常スタイルとサウンドバースタイルの設置が可能な2wayスタンドを採用しています。X90Kの50インチモデルとX85K、X80Kでは、スタンドを変更することができない通常スタンドのみの仕様です。

HDMI2.1対応状況とその他の映像機能

続いてHDMI2.1対応状況です。X95K、X90K、X85Kの3シリーズについては、4K120fps ALM、VRR、EARCにフル対応してい、4K120fps、ALM、VRRについては、入力端子3番4番の通端子で、EARCについては入力端子3番のみで対応しています。X80Kについては、EARCとALLMのみの対応で、ALMについては入力端子3番4番の通端子で、EARCについては入力端子3番で対応しています。

ただ、プレイステーション5をプレイする際に最適なHDR調整を自動で行ってくれるオートHDRトーマッピングや、ゲームや映画などそれぞれの映像に合わせて画質モードを自動で切り替えてくれるコンテンツ連動画質モードについては、X80Kを含むすべてのシリーズでしっかりと搭載しているようです。さすがはプレイステーション5の開発元でもあるソニーのテレビです。

録画機能とその他の特徴

続いてその他の機能です。同時録画番組数に関しては、全シリーズで2番組同時録画が可能で、プレミアムモデルのX95K、X90Kでは2番組同時視聴も可能です。

また、録画番組のタイトル名を自動で取得してくれる番組表連動録画や、人物や場面ごとに音量を自動で調整してくれるボイスガイド機能なども搭載されています。ソニーらしい価格設定だという印象を受けます。

スマホ連携機能と専用コンテンツサービス

スマホの画面をテレビに映し出す際に使用する AirPlay2やChromecast Build-inも 全シリーズで対応しています。防災OSに関しても全シリーズで操作性や コンテンツの豊富さに劣らない Google TVを採用しています。

また今回新たに導入された VLAVIA CAMについても全シリーズで対応していますが、液晶シリーズではカメラの付属はないので、VLAVIA CAMの機能を活用するには、別途カメラを購入する必要があります。

ただ、昨年度のXRモデルの話題を集めたソニーピクチャーズの最新映画を無料で見ることができるVLAVIA COREというソニー独自のコンテンツサービスについては、認知特性プロセッサーXRを搭載したX95K X90Kのみの対応のため、X85KとX80Kでは利用することができません。

最上位モデルX95Kの価格設定について

最上位モデルX95Kの最低価格でも、なんと52万8千円ですから、かなり強気の価格設定だなっていうのが、僕個人の第一印象でしょうか。

いくらミニLEDが搭載されていても、有機ELモデルを狙える価格帯ですからね。ソニーらしい価格設定だという印象を受けます。ハイエンドモデル帯を好む客層は、 QD OLED搭載の有機ELに流れてしまうんではないかなと、 不安になってしまいます。

説明書について

ソニーブラビアX95Kの詳しい説明は、ソニーストアから取り扱い説明書がダウンロードできます。よかったらご覧ください。

まとめ

とはいえ、ソニーの強みはなんといっても、 そのプロセッサー性能の高さにありますから、 ミニLEDの利点を最大限活かせるモデルに仕上がっているのではないかなと思います。

また、ミニLED搭載のX95K以外のモデルに関しても、 昨年のモデルからかなり進化したなって感じました。

それぞれのモデルにしかない特徴もありますので、 皆さんの生活スタイルに合ったモデルを見つけて、 後悔のないテレビ選びをしていただけると、 僕も嬉しいです。気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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