SONY A95Kをレビュー。圧倒的なクオリティーを誇るテレビ。有機ELテレビ市場で話題となっているSONYのA95Kシリーズです。その色彩表現の違いは目で見て分かるレベルで、普通の有機ELテレビと比較してもそのクオリティーは圧倒的です。また音質も良く、歴代最強との評価されています。本記事では、最強とも言えるテレビの魅力や価格を詳しく解説します。
SONY A95Kレビュー:圧倒的クオリティー
SONY A95Kを実際に使ってみて、圧倒的クオリティーというのが感想です。有機ELの4Kテレビだけあって画質の良さが際立っています。合わせて音質やデザインも最高です。ほとんどフレームがなく液晶になっており、画面にインパクト感があります。また見る場所によって明るさを調整してくれる機能もありとても満足でした。主なメリットとデメリットは次のとおりです。
SONY A95Kのメリット
- 圧倒的な画質の良さ
- デザイン性や機能性も抜群
SONY A95Kのデメリット
- 価格が高い
- カメラが内臓ではなく後付け
SONY A95Kの価格
2023年12月時点、SONY A95Kの価格は291,400円(税込)です。
ソニーA95系有機ELテレビの魅力
今年の有機ELテレビはソニーのA95Kがとにかくすごいんですけど、何がすごいのかお話ししていきたいと思います。今年の有機ELテレビで特に話題性があり、圧倒的なクオリティーを誇るのがソニーのA95系シリーズになります。
映像に関してはやはり他社を凌駕するモデルなので、今年話題の一台にはなるはずです。そこで今日はソニーの有機ELテレビA95Kシリーズに、どのような魅力が詰まっているのかお伝えしていきたいと思います。
主なスペックとデザイン
まずは主なスペックをご紹介していきたいと思います。65インチと55インチがまず最初に登場しますね、66万円と47万3000円からスタートになっています。本機はスタンドの取り付け方によって、ギリギリまで壁に寄せるようなバックポジションという組み立てもできます。
魅力的なポイント:色彩表現
それでは魅力的なポイントを3つご紹介していきたいと思います。まず一つ目は圧倒的な色彩表現による画質です。何と言っても画質です。発売前から話題になっていた点ですけども、国内メーカー初の良心と有機ELテレビということで、色の鮮やかさがやはり段違いです。
有機ELテレビの製造背景と特性
基本的に有機ELテレビはLGからどのメーカーも供給を受け入っていただけに、サムスンと提携した今回の機種は一歩先を行く形になりました。良心ロットについては以前の動画でも解説させていただきましたが、簡単におさらいします。従来の有機ELテレビは白色の光を出して、それを赤、青、緑のカラーフィルターを通して色を作り出しています。
QD OLEDの色彩表現とその仕組み
対して今回のQD OLEDは青色の光を出しています。で、量子ドットっていうナノメートルサイズの小さな反動子粒子で、光の波長を変えています。要は青色を赤や緑の光に変え画面の色を作り出しているんです。正直色彩表現の違いは目で見て分かるレベルです。普通の有機ELテレビと比較しても圧倒的なクオリティーです。白色が必要な場面では青、赤、緑を混ぜて白色を作り出すんです。小学校とかで習う光の三原色です。そのためカラーフィルターを通さずダイレクトに光を出すから、色の純度も明るさも高い状態で映像にできるわけです。
そんな色彩表現が大きくパワーアップしたQD OLEDパネルに、ソニーのプロセッサーXRが合わさることによって、従来の有機Lパネルより色彩起動200%アップを謳っている本機。舞台文句通り非常に画面が明るく色鮮やかになっています。
実際の店舗での比較結果
ソニーの発売前の研修会でも見てはいたんですが、いざ自分の店舗で見比べてもそれは顕著です。僕は自分の店舗でシャープのハイエンドモデルの液晶テレビXレッドシリーズとソニーの有機ELテレビA80Jの間において比較しましたが、従来の有機ELテレビとは別物と言ってもいいくらいだと思います。
人肌や明るい画面での色彩表現
1デジやBS4Kもチャンネルを色々変えてみましたが、特に人肌や明るい画面では有機ELテレビの印象がガラッと変わります。さすがに両子ドット、ミニLEDを搭載した液晶テレビであるシャープのXレッドと比べると明らかの表現ではかなわない印象はありますが、それでも明るい屋外が映っているシーンでもシャープだといわゆる白飛びに近い感じで白っぽく見えるけどA95Kだと明るい建物や植物の輪郭もはっきり見える印象です。
有機ELテレビの弱点の克服
有機ELテレビの弱点だった暗いってイメージは変わると思える出来になっています。もちろん暗いシーンや黒色の表現はさすが有機ELテレビです。しっかりメリハリのある映像でシャッキリ見えますし、スポーツや動きのある映像は元々得意ですから残像感やノイズ感は少ないです。
テレビの画質モードについて
補足はテレビって画質モードってのが切り替えできます。知ってる方も多いですが。店頭で展示するときは明るい店内の環境に合わせて、ダイナミックとか鮮やかっていう最も明るいモードにしていることがほとんどです。
液晶テレビの明るさについて
で、意外に液晶テレビをお家でいざ見ようってなった時に、ダイナミックのような最も明るいモードで使っていないってお客様も案外おられます。理由は明るすぎるからです。テレビを見る時間帯やお部屋の照明の状況によりますが、ダイナミックモードだと明るくて目が疲れるってご意見をいただいたりします。そのため液晶テレビを店頭で見比べる際は、標準とかスタンダードって呼ばれる画質モードに切り替えても見てみてください。
有機イエルテレビの明るさと色彩について
有機ELテレビは元々液晶テレビほど明るくないんですが、個人的にはちょうどいい明るさだと思っています。そのため有機ELテレビはダイナミックとか鮮やかなモードで見ていただくことをお勧めしています。ずっと店員同士このデル見ていたんですけど、色がギラギラしすぎて見てて疲れるっていう意見が多かったので、これはお店で実際に見てほしいところです。意見が分かれるところかなと思います。
SONY A95Kの見やすさについて
2つ目のポイントは、見やすさにこだわった設計です。魅力的なポイント2つ目は見やすさにこだわった設計が非常に好感触が持てる点です。主に3点挙げると、まずQLED、OLEDの特性として非常に視野角が広いというものがあります。両子ロッドを通過した光は大きく拡散されるという特徴があるんです。もともと有機ELテレビ自体が液晶テレビに比べて視野角が広いというものですが、それよりも明るさや色合いが変化しないです。
テレビ視聴の多様なシチュエーションについて
テレビは基本真正面から見るべきではないってご意見の方も多いですが、そうではない場合も多々ありますからね。ご家族や友達数人とテレビを見るって場合は斜めに近い位置から見る人も出てくるでしょうし、リビングダイニングのようなお部屋だとキッチン側から洗い物をしながら見るとか、そんな時でもいつでも綺麗な映像です。
SONY A95Kのデザインについて
次にデザインがすごいです。冒頭でもご説明したのですが、本機は組み立ての際にフロントポジションとバックポジションの二通りのスタンドの取り付け方ができます。その際フロントポジションだとよっぽど横から見ない限りはほぼ画面しか見えないです。フレームが非常に細くつなぎ目もわからないので画面にすごく集中ができます。スタンド部がまず見えないので画面のみの存在感なのこの辺りはソニーは上手です。デメリットがあるとすれば、スタンドを高くすることができないので、テレビの前にサウンドバーを設置したいって方は悩むかもしれません。
ブラビアカメラの機能と魅力
3点目はブラビアカメラが付属していることです。これは今期からソニーが発売してきたテレビ用カメラですが、A95Kシリーズのみ付属品同梱させています。テレビの背面上部に取り付けると2、3センチ真ん中が高くなります。スッキリとしたデザインが少し損なわれますが、このカメラは優秀なのです。カメラが視聴者の位置を認識して画面の明るさや音場調整、声の聞こえやすさの調整を最適に自動調整してくれます。立体感のある音質を楽しむことができます。
ブラビアカメラの便利な機能
常にリビングのソファで見てるけど今日はダイニングテーブルで夕食食べながら見ているなんて時も、お客様がいる位置やお部屋の明るさに合わせてくれるわけです。その他に実用的なのは、近すぎアラートでお子さんはテレビにすぐ近づいていきますよね。設定すれば、人が近すぎると近すぎを注意して見えなくなるんです。うちの子も気づいたらテレビの近くで見れてよく離れて見てよとかってやりとりがこれだとなくなると思うので、期待してる機能です。
ビデオチャット機能と注意点
他にもビデオチャットのGoogle Duoにも対応しているから、テレビの大画面で離れたご家族や友人とビデオチャットも楽しめます。ただ現状グラビアカムはテレビ本体のネット接続の上でのアップデートが必要です。ネット接続は一切せず本気を使いたいって方は気を付けた方がいいかもしれません。多分いないとは思いますけどね。
ブラビアカメラの付加価値と疑問点
ただの綺麗なテレビってだけじゃなく、見やすかったり使いやすかったりというのは至れり尽くせりな魅力だと思います。ちなみに他者はカメラなしでも本体にこういった画質の調整があるので、果たしてこれをなんで内蔵にしなかったのかも少し気になりました。無理やり付加価値を付けてきた感じがしました。こういうので本体価格がぐんと上がっているんでしょうね。
リアルで聞きやすい音質の魅力
魅力的なポイントその3、リアルな聞きやすい音質。最後3つ目の魅力的な点はリアルで聞きやすい音質です。テレビの画面から音が出ることはご存知の方も増えてきたと思うアコースティックサーフェスプラスです。今回前の機種のA90Jからのスピーカーの出力自体は数値は変化はないんですが、内部のアクチュエーター部品のコイルを大型化することによって、中低音域の表現力が向上しています。
音質の改善と立体感の強化
もともと画面から音を出すことによって音の立体感や定位感は非常に優れていたけど、一部のお客様からは少し音が軽い気もするなって言われていたので、そこが強化された印象です。
プレミアムとの連動とサウンドバーやスピーカーの活用
さらに2つ目の魅力的ポイントでご紹介したプラミアカムと連動することで、見ている人の位置に最適な聞きやすい臨場感を届けてくれるので、隙がなくなったと思いませんか?正直これでも音の迫力や低音のズンズン感がもっと欲しいというお客様は、素直にサウンドバーやスピーカーを別途購入いただくといいと思います。
他メーカーとの音質比較
ただパナソニックやレグザの最上位モデルの方がやはり音質に関しては敵わないかなという印象です。ソニーはサウンドバーやスピーカーもセットで買って欲しいからスピーカーはそこまで強くないのかなと思います。
他のメーカーの有機ELテレビと比較した感想です。他のメーカーの2022年モデル最上位機種と比較してみた感想ですけども、色鮮やかな有機ELが欲しいって方にはやはりお勧めの一台になるかなと思います。
色彩表現の向上と新しいテレビのカテゴリー
LGが新パネルで起動画像約30%向上を歌い、東芝やパナソニックなども昨年モデルより明るさの向上を新型の良くなった点挙げています。しかし赤や緑など色彩の豊かな表現までも向上している点でソニーのA95系シリーズが一歩先を行ってるように感じます。
音質についての評価
音に関しては相変わらず東芝とパナソニックがむちゃくちゃこだわっています。テレビ単体で迫力の充電音まで欲しいってお客様は東芝かパナソニックを選ぶかサウンドバーを検討してみませんか。音の立体感やサウンド感はソニーで十分ですけど、相変わらず先ほどの2メーカーはテレビ自体のスピーカーがだいぶハイパワーになっていますので。
価格についての評価
最後に価格です。これは正直なところ、高すぎます。パナソニックが値引き不可のモデルを発売していますが、それより高いのではないかなと思います。僕は正直A90Kや、もしくは液晶のX95KやX95Jの方が欲しいです。もちろん安くなるまでA95Kもいいのかなと思いましたが、店頭でずっとA95Kを見ていると目が疲れるんです。これは同僚の店員も同じことを言っていました。
グラビアカムの必要性についての疑問
あと一つ、グラビアカム本当に必要かなと思いました。実際テレビの操作ってリモコンで済むのに、わざわざカメラをつけて人にいる位置やジェスチャー操作本当に必要なのかなと、お店で会話をしていました。
SONY A95Kの魅力と評価のまとめ
それでは本日の動画のまとめです。今期話題のテレビソニーの有機ELテレビA95Kシリーズの魅力を3つご紹介させていただきました。国内メーカー初の領主ドット有機ELテレビということで、現状では本当に最強のテレビではないかなと思います。液晶テレビに近い明るさでありながら、有機ELテレビのコントラストや色彩表現力は、是非店頭で見てもらいたいものです。お値段も最強ではありますが、テレビが好きだって方には自信を持っておすすめできます。今期がしっかり実績を出せば、他にも領主ドット有機ELテレビを展開するメーカーも増えて、よりテレビ業界が進化していくんではないかなって思っています。少しでもA95Kシリーズの良さがお伝えできれば、幸いです。
気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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