シャープのドラム式洗濯機ES-X11Aは、そのハイブリッド乾燥技術とスマートな機能で他のメーカーと一線を画す最強モデルです。ヒートポンプとサポートヒーターの組み合わせによる無排気乾燥と、衣類の湿度を見極める温湿度センサーにより、省エネでふんわりとした仕上がりを実現します。さらに、スマホと連携したAI機能により、洗濯の運転状況を知らせたり、衣類に合った洗い方をナビゲートしたりします。この記事では、ES-X11Aの魅力とその使用感を詳しく紹介します。
シャープES-X11Aレビュー|省エネ、性能が高い洗濯機
日本人って特にブランド意識が高いって何かの本で読みました。ドラム式洗濯機でシャープを紹介すると、シャープはあまりパナソニックがいいって言われることがしばしばあるんです。でも中身を説明するとシャープのドラム式が売れちゃうんです。不思議です。
まず最初に「シャープES-X11A」を使ってみた結論からお伝えすると、省エネ、性能が高い洗濯機でした。
また「シャープES-X11A」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
「シャープES-X11A」のメリット2つ
- 湿度センサーとAIによって、効率的にむらなく乾燥できる
- スマホアプリで洗濯状況や最適な選択方法を教えてくれる
「シャープES-X11A」のデメリット2つ
- 運転音が若干大きい
- 既定の時間では乾燥ができていないこともある
シャープES-X11Aの価格
「シャープES-X11A」の価格は、211,580円(税込)です。(2023年12月14日時点)
シャープの最強モデルES-X11Aの紹介
みなさんこんにちは、家電の虎でございます。今日はシャープの最強モデル ESX11A。今が最大の狙い目なのでご紹介していきます。皆さんはドラム式洗濯機といえばどこのメーカーを思い浮かべますでしょうか? パナソニック、日立、東芝、最後にシャープを思い浮かべる人が多いんです。
ESX11Aの特徴とその魅力
でも、中身は僕はこのモデル本当にすごいモデルだと思っています。パナソニックや東芝、日立とどう違うのかをご紹介します。シャープのドラム式、ここがおすすめです。繊維の奥までしっかり、ふんわり乾かす、洗濯槽も清潔、お洗濯をもっと快適に、業界初の乾燥フィルター自動掃除、業界唯一の自動投入、ウォーターポンプ方式、ということで順に解説をしていきます。
マイクロ高圧洗浄による洗浄力
まず繊維の奥までしっかりとは、業界初のマイクロ高圧洗浄というものです。どういう洗浄方式かというと、清潔な水道水を毎秒100万個以上の微細な水滴にして、高圧シャワーノズルから衣類に噴射します。微細な水滴だから、衣類の痛みを抑えながら頑固な汚れをはじき飛ばします。さらにすすぎ地には繊維の奥の洗剤をしっかり洗い流すので、すっきり仕上がります。
省エネ低騒音のハイブリッド乾燥
続いてご紹介するのは、省エネ低騒音でふんわり乾かすハイブリッド乾燥です。ハイブリッドって何?シャープのドラム式はヒートポンプ乾燥ではないの?と思われた方もいらっしゃると思います。
使い方
シャープES-X11Aの使い方は、液体洗剤や柔軟剤をタンクに入れ、銘柄をアプリに登録しておくことで、スタートキーをタッチするだけで洗濯が可能です。粉末洗剤や漂白剤、おしゃれ着用洗剤などは手動投入口から使用ができます。
ES-X11Aのハイブリッド乾燥技術とその特徴
シャープのドラム式はヒートポンプ方式を採用しています。他のメーカーさんと違うのは、ESX11Aはヒートポンプとサポートヒーターのハイブリッド乾燥技術を採用しているという点です。これは蒸気を外に放出せず、熱エネルギーの無駄を抑えて循環させる無排気乾燥と乾かしすぎの無駄を抑える温湿度センサーを搭載しました。それにより省エネ低騒音でふんわり温かい仕上がりを実現しました。
湿度センサーとAIによる効率的な乾燥
今回ご紹介するシャープのドラム式洗濯機ESX11Aは、他のメーカーさんのドラム式には湿度センサーを搭載している機種は一台もないということです。そして乾燥開始時に温湿度センサーにて衣類の素材を見極めて、衣類から出る湿気を除湿するヒートポンプを洗濯機本体のAIが制御します。効率的かつ理想的な乾燥を可能にしています。
ハイブリッド乾燥によるムラなく乾燥
従来の湿度センサーは乾燥運転の終盤に衣類の乾き具合を判断し、仕上がりを調整するため厚手のパーカーやズボンのポケットなど乾きにくい衣類に乾燥のムラが発生していました。しかしESX11Aのハイブリッド乾燥では乾きにくい衣類と判断した場合は、衣類の温度を約60℃に保って運転をします。厚手の衣類を時間通りムラなく乾燥させ、これが省エネで他のメーカーさんを圧倒するような低騒音で乾燥運転ができるハイブリッド乾燥の秘密です。
プラズマクラスターによる除菌・消臭・除電機能
さらに乾燥中にはプラズマクラスターを放出させて、除菌・消臭・除電もしっかりしてくれます。もはやシャープの製品の代名詞とも言うべきものなので、説明不要かもしれませんが念のためご説明いたします。乾燥中にプラズマクラスターを放出し、衣類を除菌・消臭しながら清潔に価格化します。頻繁に洗えない衣類や水で洗えないものもプラズマクラスターで除菌・消臭をします。
さらに槽クリーンコースにより洗濯槽を水で洗い流し、プラズマクラスターイオンを放出します。それにより内部のカビ菌の繁殖を抑えてくれます。衣類についた花粉も落としやすくしてくれます。乾燥時の静電気も減らしてパチッと抑えてくれます。
シャープES-X11Aのスマホと連携した便利な機能
4つ目にご紹介するのはスマホと連携しお洗濯をもっと快適にというものです。今やスタンダード機能になりつつある家電製品とつながり、様々な便利な機能をもたらしてくれるスマホアプリ。シャープのスマホアプリココロホームを使ってココロウォッシュサービスが利用できるというものです。
このアプリは日々の洗濯における手間を減らし、よりスマートにしてくれるサービスです。洗濯機とクラウドのAIをつないで洗濯の運転状況をお知らせしたり、衣類に合った洗い方をナビゲーションしたりするなど、様々な便利をスマホにお届けしてくれます。AIが好みを学習してくれる機能もついていて、仕上がりについてアンケートに答えると、AIが学習しお好みの仕上がりに近づくように選択をします。
乾燥フィルター自動掃除の便利さ
面倒なフィルター掃除の手間いらずの乾燥フィルター自動掃除。これは業界唯一の機能で、乾燥運転終了後にブレードが自動で作動し、乾燥フィルターに溜まったホコリをダストボックスにかき集めます。ダストボックスに集まったホコリをつまんで捨てるだけで、簡単にお手入れが完了します。乾燥性能が維持されますので、乾燥時間の無駄な延長を防ぎ、電気代の節約にもつながります。これは本当にすごいです。
ウォーターポンプ方式の特徴
お手入れラクラク自動投入のウォーターポンプ方式とは何か。これもシャープさんしか採用していない特徴なのですが、今や標準搭載となりつつある自動投入ですが、シャープは唯一このウォーターポンプ放置機を採用しているのが特徴です。他のメーカーさんはピストンポンプ放置機を採用していて、注射器で吸い上げるような方法で、ピストンの押し引きで液体洗剤や柔軟剤をタンクから取り出します。
ウォーターポンプ方式の仕組みとメリット
一方、ウォーターポンプ方式は、液体洗剤を流す経路と柔軟剤を流す経路を常にきれいな水で満たし、その経路にある水をコントロールして、その際に働く圧力の差を使って取り出すというものです。例えば、液体洗剤を自動投入する場合、柔軟剤側の経路に液体洗剤側の経路の水を引き込むと、負圧が働いて液体洗剤がタンクから経路に引き込まれます。
経路の水をコントロールすることで、タンクから引き出す液体洗剤や柔軟剤を調整する仕組みのため、タンクから出た液体洗剤や柔軟剤はすぐに水と混ざり、空気に触れることがないのがポイントです。洗剤や柔軟剤が乾燥して固まることがないので、目詰まりを起こしにくく、必要な量を適切に取り出して洗濯潟に投入できるのがウォーターポンプ方式最大のメリットになります。
シャープ製品の特徴と他メーカーとの比較
そして、一つシャープさん唯一しか使用できないものが、レノアハピネスやレノア超消臭などの柔軟剤です。コストコなどで安く販売されていますよね。でもこれはピストン方式では使用ができません。2023年現在販売されているドラム式の説明書にはっきりと記載がありますので、ご注意ください。
シャープと他メーカーの違い
では次、ここからはシャープさん以外の売れ筋メーカーとの違いを解説していきたいと思います。まずはドラム式の王者パナソニックからです。簡単にラインナップをおさらいしておくと、ドラム式は「ナノイー」と「ナノイー+」の2種類があります。名の良いタッチパネル付きのフラッグシップ、それ以外の自動投入付きの2番手、 自動投入、スマホアプリ、非対応機種の12キロと11キロの3番手と4番手です。
家電量販店の販売状況
今シーズンはついにレギュラードラムの全ラインナップがメーカー指定価格になりました。 つまり、どの家電量販店でもウェブサイトでも同じ価格で販売するというものです。 値引き交渉やキャンペーンなどによる値引きも基本的にはできないので、 上位モデルの売れ行きは好調ですが、買いモデル2機種は現実的には厳しい状況になっています。
東芝製品の特徴と評価
東芝さんは、というとパナソニック全ラインナップやHITACHIのヒートリサイクル配置があった去年からは、 東芝さんに関してはマイナーチェンジではあります。 ただ依然変わらずの高い注目度です。
東芝のドラム式洗濯機の特徴
東芝さんのドラム式は3機種発売されています。 3機種ともヒートポンプ方式を採用しています。 さらに3機種とも自動投入付きで12キロです。 一つだけ違う点は、3番線の機種には温水洗浄が非搭載なだけで、 運転時間や運転音は上位2モデルと全く一緒です。
HITACHIの新モデルの特徴と評価
HITACHIさんは今年のモデルは楽メンテを採用。 乾燥フィルターを無くして、糸くずフィルター1箇所にすべてのゴミが集約されるようになりました。 そのお手入れの頻度は1ヶ月に1度でいいというものです。 確かにお手入れがグッと楽になりそうです。
ただ、こういった大きな変化があった後は様子見したい気持ちもありますよね。 売れ行きは好調で、次第に評判も聞こえてくると思いますので、 それはまた別の機会にご紹介していきたいと思います。
HITACHIのビッグドラムのラインナップと特徴
HITACHIのビッグドラムは全部で5機種ラインナップされています。スタンダードモデルのSGシリーズは、2023年7月現在、半位盤となっているお店が多く、あまり展示がないです。 ですが、自動投入、温水洗浄は非搭載です。 上位3モデルが主に売れ筋となっていて、運転時間が約98分です。 ドアも透明になって、中が見やすくなっています。
HITACHIの奥行き薄型モデルとシャープの特徴
4番手の奥行き薄型モデルは、HITACHIさんのドラム式発売当初からのモデルで、 機能はスマホアプリ対応、自動投入、温水洗浄が搭載されています。 ドアがブラックドアのままでは少し見えづらいのと楽面では非搭載です。シャープさんといえばHITACHIさんの換装スピードが速くなったので、時短面では若干不利な面はあるものの、その代わり省エネ性はダントツで高いです。そして、本体価格も他のメーカーさんより有利になりやすく、今モデルの後半戦では注目度が高いと言えるでしょう。
各メーカーの電気代比較
そして、今最も気になる電気代。パラソニックのNALX129Bの1回あたりの選択時の電気代は約2.2円。乾燥運転時の標準モードで約28円です。東芝さんのTW-127XP2の1回の選択時の電気代は約2.2円です。乾燥運転時では約41円です。日立さんのBDAY-STX-120H1回の選択時の電気代は約2.2円。ただやはりヒーター換装を採用していることもあり、換装時は約43円と、主要メーカーの中では1番電気代が高かったです。
ES-X11Aの省エネ性と電気代
シャープさんのESX-11Aの1回の選択時の電気代は約2.3円。換装時の電気代は約18円と、ここはダントツで最も省エネ性が高いと言っています。電気代がここまで安いのはシャープだけ。これは大きなアドバンテージになるはずです。6月から電気代が上がっていますので、ここは注目するべきポイントになるでしょう。
説明書について
シャープES-X11Aの説明書は、シャープ公式サイトからダウンロード可能です。
槽洗浄について
槽洗浄は、洗濯のたびに洗濯槽の裏側を洗い流す機能がついています。
ES-X11Aのまとめ
では、まとめです。シャープさんのドラム式は、他のメーカーさんにはない特徴の乾燥フィルター自動掃除や、唯一自動投入にて柔軟剤のレノアハピネスが使用できる、さらには、音質度センサーで省エネ性、低騒音では右に出る機種はないくらい他を圧倒している点。
そして、なんといっても本体価格がフラッグジップでも他メーカーよりも安い価格で購入ができるという点。
これを加味して、どのドラム式が好きか、ぜひこの記事を参考にしてシャープなドラムにしてみませんか?本日はここまでになります。気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださりありがとうございました。
シャープ ドラム式 洗濯乾燥機 ES-X11A-SL ハイブリッド乾燥 洗剤自動投入 乾燥フィルター自動掃除 洗濯11kg/乾燥6kg 幅64cm 左開き シルバー