Perixx PERIBOARD-535レビュー!エルゴノミクスキーボードの打鍵感など

Perixx PERIBOARD-535レビュー!エルゴノミクスキーボードの打鍵感など

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レビュアー:うしゃすらいむ

うしゃすらいむ

新世代のガジェットガイド

ガジェット系YouTuber。PC周辺機器やデスクアクセサリーに特化し、ゲーミングデバイスや便利アイテムのレビューにも定評があります。細部にわたる解析と親しみやすい解説で、フォロワーに最適な商品選びをアドバイス。彼の情報は、新しいガジェットを探す際の信頼できる指針となり、斬新な視点で新たな価値を発見させてくれます。

みなさんこんにちは、うしゃすらいむでございます。

Perixx PERIBOARD-535、これはただのキーボードではありません。エルゴノミクスデザインと革新的な機能が融合したこのキーボードは、長時間のPC作業を快適にするための理想的なツールです。

特に、薄型メカニカルキーボードでありながら深いクリック感を提供する青軸の搭載は、タイピング体験を一段と向上させます。この記事では、その魅力と利点を詳しくレビューします。

Perixx PERIBOARD-535レビュー|人間の体にぴったりフィットする

突然ですが、皆さんはキーボードで文字を入力している時、手首が痛くなってきたり、肩が凝ってきたりすることはありませんか?それってもしかしたら、あなたのキーボードに傾斜がついていないからかもしれません。

今回はキーボード全体が湾曲した形のエルゴノミクスキーボードの何がすごいのかお話ししていきます。

まず最初に「Perixx PERIBOARD-535」を使ってみた結論からお伝えすると、人間の体にぴったりフィットするキーボードでした。

また「Perixx PERIBOARD-535」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。

「Perixx PERIBOARD-535」のメリット2つ

  • 青軸、赤軸と茶軸を選択可能
  • 専用ソフトをインストールせずに自分の好きなキーストロークを割り当て可能

「Perixx PERIBOARD-535」のデメリット2つ

  • 入力するたびに金属音が鳴る
  • 打鍵感が安っぽい

Perixx PERIBOARD-535の価格

「Perixx PERIBOARD-535」の価格は、16,999円(税込)です。(2024年2月19日時点)

エルゴノミクスキーボードとは

一言で言うなら、人間の体にぴったりフィットするように設計されたキーボードです。一般的なキーボードを見てみると、長方形のような四角い板状になっていて、横から見ても上から見てもものすごく直線的な形をしています。

それに対して、我々人間の手の形状はもちろん直線ではありません。手を力を抜いた状態で机の上に置いてみると、手の甲は少し丸まっていて、かつ手のひらは机に対して平行ではなく少し斜めの状態になっています。

人間の手で直線的なキーボードを操作するには、手首を少し外側に曲げつつ手のひらをキーボードに対して平行にしなければなりません。

しかしこの姿勢は自然状態の我々の手の形状とは明らかに異なっています。不自然な状態で長時間キーボードを操作するとなれば、肩こりや手首の痛みが出てくるのも当然の結果です。

エルゴノミクスキーボードの特徴とメリット

そこで登場するのがエルゴノミクスキーボード。エルゴノミクスキーボードはものすごく特殊な形状をしています。

例えばアルファベット部分は左右で分割されているようなレイアウトになっていて、横から見るとアルファベット部分の中心が盛り上がっています。

我々が両手でキーボードを入力する際に、自然状態の手の形に近い姿勢で操作をすることが可能になるのです。

つまり、無理のない姿勢でタイピングをすることができる結果、長時間文字を入力しても肩が凝ったり手首が痛くなったりということが発生しづらくなるのです。

エルゴノミクスキーボードの使用感想

実際にエルゴノミクスキーボードというものを使用してみた感想をお伝えしていきます。まずすごく入力しやすい。

エルゴノミクスキーボードでタイピングをした場合、疲れにくいとか痛くなりにくいとか以前に、単純に文字入力がすごく快適に行えます。というのが僕の感想です。

もしかしたら、タイピングする際の姿勢が普段の手の形と近い自然な状態になることで、文字入力する際にリラックスした状態でキーを押すことができるかもしれません。

むしろリストレスとも程よく傾斜しているために、手首を置いておくだけでもすごく気持ちがいいです。

エルゴノミクスキーボードの適応性

僕はこれまでにキーボードそのものに傾斜がついているようなエルゴノミクスキーボードでタイピングをした経験は全くと言っていいほどないのですが、それでも違和感を感じることなくタイピングができます。

これには僕がすでに教科書通りの模範的なタイピングを身につけているというのと、普段から左右のキーが逆反応時になっているような変態キーボードを使用していることも関係しているかもしれませんが、そんな経験がないような方でも1日2日あれば違和感なく使用することができるようになるのではないかと思います。

エルゴノミクスキーボードの使いづらさ

エルゴノミクスキーボードなのですが、実は使いづらいという場面も多くあります。

まず一つが、マウスとキーボードをよく持ち変える場面です。つまり、キーボードで文字入力をしたらすかさず右手でマウスを握って操作する。

またキーボードに戻ってきて文字入力というのを繰り返すような場合です。手がキーボードの上を離れた場合、当然ですが戻ってきた時にまたタイピングをするために手首をキーボードの上に下ろしてくることになります。

しかしながら頻繁にキーボードの上を行ったり来たりする場合、そこまで正確な位置に手を下ろしてくることは難しく、時には左右に少しだけずれている時もあります。

通常のキーボードとの違い

通常のキーボードであれば、そこまで気になりませんでした。

なぜなら本体は板状なので、多少左右にずれても手首の角度を変えることで無意識のうちに対応することができていたからです。

つまり通常のキーボードの場合、タイピングを違和感なく行える手首のポジションが広かったのです。エルゴノミクスキーボードの場合、人間の自然状態の手の形にピッタリとフィットした形状になっている分、ここに手を置いてタイピングするポジションがものすごくピンポイントに設定されています。打鍵時のクリック感は非常に押し込みが深くなり、キーストロークを押している間にクリック感を感じることができます。

少しでもそのポジションからずれてしまうと本体の傾斜やキー配率の影響で違和感を感じてしまうのです。よって手をキーボードの上に戻してきた際にポジションが若干ずれているとタイピングに違和感が生じ、それを正確な位置に修正するという手間が毎回発生してしまうため、マウスに持ち帰るのがものすごく煩わしくなってしまうのです。

使用感の評価

結果、動画編集をしている際には使いづらいなぁと感じることがありました。同じような理由で例えばWASDに左手を置くといったホームポジションでは使用しないような場合も、キーボードが手にフィットしない感覚があり微妙な使い心地となってしまいます。

なので僕の場合、エルゴノミクスキーボードは動画の原稿、文章で書いている際にはものすごく快適に使用することができましたが、動画編集をするとなるとどうも違和感が多くてあまり活躍できなかったという感じでした。

Perixx PERIBOARD-535の紹介

最後に今回提供していただいたエルゴノミクスキーボードを紹介しておきます。

こちらはPERIBOARD-535。本体は暗めのシルバーのベース部分にブラックのキーキャップというビジュアルをしています。

またエルゴノミクスキーボードでありながら薄型のメカニカルキーボードになっています。比較的カチカチというクリック感を味わうことができる青軸が搭載されていますが、製品のラインナップは他に赤軸と茶軸を選択することができます。

また本体のサイズについてもテンキーが付いたフルサイズの他にテンキーレスサイズもラインナップされています。右上にはマクロキーが搭載されてい、コピーやペーストといった自分の好きなキーストロークを割り当てることも可能です。専用ソフトをインストールすることなく割り当てができるので嬉しい。

打鍵感の評価

気になるPERIBOARD-535の打鍵感についてです。今回薄型のメカニカルキーボードでありスイッチには青軸が搭載されていますが、打鍵時のクリック感は非常に押し込みが深くなりキーストロークを押している間にクリック感を感じることができます。

個人的には薄型メカニカルキーボードにはカチカチする青軸が最もだと思っているので、ものすごく楽しくタイピングをすることができました。

キーを入力する際の押し込める距離が通常のキーボードよりも比較的短い薄型のキーボードでも青軸のクリック感をしっかりと感じ取ることができるため、タイピングをした際にかなり満足感を得ることができます。

Perixx PERIBOARD-535の欠点

一方でこちらのPerixx PERIBOARD-535には致命的な欠点があります。それは入力するたびに金属音が鳴ることです。

こちらのPERIBORD 535はL5のMIXキーボードであるため、本体がかなり薄いことに加えて、キーボードを設置した際には本体の盛り上がっている部分とデスクとの間に空洞が発生してしまいます。

さらに言えば、打鍵感も安っぽい。本体キーキャップともにかなり軽めのプラスチック素材でできているためなのか、入力をした際の感触がどうもその辺の激安メカニカルキーボードのカチャカチャ感があり、全体的に拍子抜け感がありました。

ぺリックスとはどんな会社?

ペリックス・コンピューター有限会社(Perixx Computer GmbH)は、ドイツ・デュッセルドルフに拠点を置くコンピュータ周辺機器メーカーです。

まとめ

エルゴノミクスキーボードは、ものすごく自然かつ楽な姿勢でタイピングをすることができるようになるので、長時間PCに向き合ってひたすら文字入力をしている方や、既にキーボード作業によって肩や手首が痛くなってきている方は、ぜひエルゴノミクスキーボードというものを視野に入れて、新たなキーボード選びをしていただけるとより選択肢が広がると思います。

気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

Perixx Px Ergo Mech エルゴノミクスキーボード メカニカル フルサイズ ロープロファイル 有線接続 USB Windows/Mac OS Xと互換性あり ブラック 英語配列 PERIBOARD-535 (青軸)

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