シャープのFSシリーズとソニーの有機ELテレビ、どちらが優れているのでしょうか?本記事では、これらのテレビの主要な特徴と性能を比較し、どちらがあなたのニーズに最適なのかを解説します。特に、シャープのFSシリーズの明るさと色彩表現、そしてソニーのスタイリッシュなデザインに焦点を当てています。どちらも素晴らしい選択肢ですが、あなたの視聴体験を最大化するための適切な選択をするための情報を提供します。
有機ELパネルの新たな選択肢:シャープの登場

サムスン製の有機ELパネルといえば、ソニーから発売しているQD OLEDですけど、なんとシャープからも登場しました。同じパネルでどのような差があるのか、そして価格や性能はどのようなものなのか、 調べたら違いがあったのでお伝えしていきます。
シャープの有機ELテレビの基本情報
みなさんこんにちは、家電の虎でございます。まさかシャープから登場するとは思いませんでした。ソニーA95Kに採用されているQD OLEDパネルを、なんとシャープにも搭載してきました。後出しにはなるので、もちろんソニーよりは改良しています。
ただ、購入テレビのシェアが高いソニーにどう対抗するのでしょうか、 詳しくお伝えしていきます。
SHARPのFSシリーズ基本情報

まずは国内メーカー2番目となるシャープのFSシリーズの基本情報をご紹介しておきます。サイズ、ラインナップは55型と65型の2種類。発売して間もない現在の目安の価格は55型で39万6千円、 65型で54万4千5百円となかなか高価な価格設定になっています。
シャープ有機ELテレビの機能と特性
倍速機能ありの量子ドット有機ELモデル。1デジ、BS、CSチューナーは3機ずつ搭載。4Kチューナーは2機搭載していて、外付けHDD電路ログラにも対応しています。スピーカーの音声実用最大出力は85W。Googleテレビに対応していて、YouTubeなどの色々なアプリが使えます。もちろんWi-Fi対応です。1番の特徴は、やはり良子ドット有機ELパネルを採用していることです。ソニーが去年、世界初のQD OLEDA95系シリーズを発売してい、現状では国内メーカーでシャープが2つ目の話題になっています。
量子ドットパネルの特性とその優れた点
ちなみに良子ドットの英語表記はQDと呼び、Quantum Dotの略です。ドットパネルの特性は、従来の有機ELテレビより高輝度・高色域・高視野角という点です。従来の有機ELテレビは、白色の光を利用してカラーフィルターを通し色の表現を行います。対して良子ドットパネルは青色の光を利用し、良子ドットの色変換層でより純度が高い色を作り出します。
有機ELテレビの魅力と特徴
簡単に言うと、今までよりよりリアルな色彩表現ができる鮮やかさがメリットです。さらに、パネルの後ろには放熱性に優れたCoolDown Shield2を採用。メーカーの営業担当に聞いたのですが、約3mmモノアルミの放熱プレートと炭素製の放熱シートを配置し、今まで以上に熱をしっかり逃がせるので、より明るい画面性能を獲得しています。
音質についての評価
あと、思っていたより複数のスピーカーによる音の表現が良いです。迫力と聞き取りやすさがあって、安物のサウンドバーにならなくていいなと思いますよ。
ソニーとの比較

では、ソニーと比較してどうか。店頭にも実機が入荷し、実際に展示してみると、確かにソニーのQD OLEDのA95Kとの違いがよくわかります。ちなみに、ソニーのA95Kシリーズは2022年モデルです。2023年モデル、新型は国内での発売はありませんでした。海外ではA95Lが発売されているんですけどね。
画面の明るさについての比較

そんなソニーとシャープの違いがはっきりわかるのが画面の明るさです。真横に並べて比較もしてみましたが、明らかにシャープの方が明るく見えます。もちろん画質モードをダイナミックや標準などに変更してもそれは一緒で、QD OLEDの特徴である高輝度という点ではシャープが勝っています。
放熱性能と画質について
有機ELの黒の表現は両者ともすごいですが、コントラストや明るさの表現はシャープに軍配が上がりますよ。これは先ほども述べましたが、シャープのFSシリーズに搭載された放熱構造によるものが大きいそうです。他メーカーでも2023年モデルの有機ELテレビでは、放熱性能を強化しているものが多いです。放熱がしっかりできれば、より多くの光電流を流し込むことができ、高輝度設計につながるからです。
価格についての比較
ソニーのQD OLEDの放熱パネルはそこまで厚みもなく、2022年モデルと1年前の設計なので、差は出ても仕方ないんではないかと思います。その分価格が安くなってきているので、QD OLEDをお買い得に購入したいということであれば、選択肢に入れてもいいんではないでしょうか。ちなみにシャープが55型が396,000円、65型が54万4,500円、ソニーが55型28万7,000円、65型が41万7,000円なので、シャープが発売後すぐとはいえ差がありますよね。
音質についての比較と評価
2つ目の比較、音に関しては正直好みが分かれるところではないかと思います。個人的にはニュースやドラマなどの声の聞きやすさならソニー、映画やライブなどの立体感や重低音が好きな方はシャープがお勧めしやすいかなと感じています。実際、新型のスピーカーユニット、Power Voice Speakerのおかげで、パワフルな厚みのある音という点では、フラッグシップモデルらしい音質は聞き応えがあります。あと、思っていたより複数のスピーカーによる音の表現が良いです。
シャープのテレビの特徴

シャープのテレビは、上部に設置されたハイトスピーカーからもしっかり音が出るので、音の聞こえる高さも悪くないです。正直、シャープのテレビって音いいんです、このモデル。あと、シャープは変わらず一本足スタイルのスタンドなのも特徴。首振りのスイウェル機能もあるので、テレビ台が狭めの方や、首振り機能があるので、周辺機器を後付けしたり、テレビ周辺の掃除がしやすいのも便利です。
ソニーのテレビの特徴
対して、ソニーはフラットなスタンドなので、設置した時にスタンドが目立たずオシャレです。インテリアは、見た目を重視するお客様にはオシャレだと好評だと思います。この辺りは、お客様の設置環境などにより好みが分かれるところです。
シャープとソニーの違い
シャープとソニーの違いをざっくりまとめると、QD OLEDの明るく鮮やかな映像が好きな方なら、正直シャープのFSシリーズの方が上。そう捉えてもらっていいと思います。
各メーカー最上位モデルの有機ELテレビの比較

では次です、最後に、現状での各メーカー最上位モデルの有機ELテレビを比べてみてご紹介します。シャープのFS1シリーズ。これはシャープ初のQD OLEDモデル。目安の価格が55型39万6千円、65型54万4千500円と、発売して間もないこともありますが、比較的高価なモデルです。
QD OLEDの新モデル、特徴的な色合いと明るさのモデルが目立つ一台です。有機ELテレビが欲しいけど、もっと色鮮やかさが欲しい方にはバッチリ刺さるんではないでしょうか。スピーカーの音声実用最大出力は85W。合計11個のスピーカーでテレビ単体でもなかなかの音を楽しめますよ。Googleテレビ搭載ですから、豊富なネットコンテンツに対応するのも魅力です。
有機ELテレビの多機能性と利便性
スマホみたいに番組や動画アプリを視聴していた時間を表示できるアプリ。AQUOSスクリーンタイムや、USBカメラを繋いでYouTubeの動画とカメラの映像を同時表示できたりなど、マニアックではあるけど、色々できることが多いのも面白い点です。
スタンドデザインと接続性の魅力
また、一本足タイプのスタンドが欲しい方、首振り機能が欲しい方にはおすすめです。サウンドバーをテレビの目の前に置きにくくなりますが、掃除のしやすさや周辺機器の接続性が地味に光ります。
最新企画の有機ELテレビに興味がある方には是非店頭で見て欲しい時代です。
ソニーのA95系シリーズの特徴

では次、ソニーのA95系シリーズ。2022年モデルのQD OLEDで、推奨販売価格は55型58万円、65型75万円です。初心者でも設定なしで手軽に楽しめます。
目安の価格は55型で287,000円。 65型が417,000円。 1年前に発売したモデルなので、 比較的お求めやすい価格で購入検討できるのは魅力かもしれません。 スピーカー実用最大出力は60Wと、今回4つの中では目立った数値ではありませんが、 音の定位感は抜群です。 画面から音が出る仕組みは、本当にリアルな音の臨場感があります。

Googleテレビ対象の利点と独自コンテンツ
Googleテレビが対象のため、様々なアプリが使え、シャープ以上に多数のコンテンツに対応できるので、 ネットコンテンツメインの方には一押しです。 ソニー独自のコンテンツは、自社の動画アプリのBRAVIAコアとLINEを利用したBRAVIA見守りがあります。
BRAVIA見守りアプリの魅力
特にBRAVIA見守りは、視聴時間の把握や制限をしたり、 テレビの画面にメッセージを表示したりできるので、お子さんがいる方には魅力的だと思います。 個人的にはこのアプリは全メーカーでやってほしいくらいです。
ネットコンテンツを楽しむQD OLEDに興味がある方には是非検討してほしいモデルです。
パナソニックMZ2500シリーズの特徴と価格

では次、パナソニックのMZ2500シリーズ。 パナソニックの指定価格モデルです。価格は55型で366,300円。 65型で514,800円と固定されているのが痛いところではあります。 ただ、それでも発売以降ずっと売れ続けて、 今でも注文予約が1ヶ月以上待ちってとんでもない状態が続いているモデルです。
MZ2500シリーズの明るさ表現とスピーカーシステム

特徴は、有機ゲルの中でもトップクラスの明るさ表現と、 実用最大出力150Wのモンスター並みのスピーカーシステムです。 2023年モデルの有機ゲルテレビでは、本機が最も明るくメリハリが効いたくっきり映像は群を抜いています。 ポイントである新パネル構造、マイクロレンズアレイを搭載しているのは、本機とLGの一部のモデルだけなので、 明るい有機ゲルテレビが欲しいなら最有力候補です。
MZ2500シリーズの音質とAIによる最適化機能
スピーカーに関しても、テレビは頭一つ抜けている音の迫力と厚みがあります。 もちろん高級サウンドバーやホームシアターシステムには勝てませんが、 テレビのスピーカーはとんでもない聞き応えです。 また、映像も音声もテレビのAIが自動で最適化するので、 初心者でも設定なしで手軽に楽しめます。
シャープのQD-OLED FS版シリーズの特徴
シャープのQD-OLED FS版シリーズについてご紹介しました。気軽に満喫できるのも万人におすすめしやすいポイントだと思います。首振りする一本足スタンドも備えていて、オーソドックスな高画質・高音質モデルが欲しい方には一押しです。
レグザX9900Mシリーズの特徴と価格

最後は、レグザX9900Mシリーズ。タイムシフトマシン対応のレグザのフラッグシップモデルで、目安の価格は55型で253,999円、65型が37万と893円、77型が72万円です。77型があるのも珍しいポイントです。
X9900Mシリーズの地デジ対応と録画機能
本機は、地デジを楽しむ方には最適で、4KやYouTubeなどのネット動画はもちろん、地デジの高画質化は最も上手なモデルだと思います。かつ、今主流の外付けHDDでの録画は、自動録画のタイムシフトマシンにも対応するのはレグザだけ。録画予約を忘れていても大丈夫らしく、ボタン一つで番組を頭から見られるのは大きな特徴です。
X9900Mシリーズのその他の機能
他にも、画面からも音が出る実用最大出力90Wのスピーカーや、快適なゲームプレイが可能なゲームモード、メリハレーダーによる視聴する人の位置に合わせた映像・音声の最適化など、これでもかと色々な機能が詰め込まれた一台です。
有機ELテレビの電気代比較
高機能なテレビが欲しい、なんてお客様にお勧めしたいモデルです。ちなみに、各社の年間電気代の目安はこんな感じになっています。意外にも、2022年モデルのソニーが最も安いって結果になりました。1年間の電気代ですが、そこまで気にしないって方も多いとは思いますけどね。
まとめ
では、今回のまとめです。今回は、シャープのQD-OLED FS版シリーズについてご紹介しました。結論をまとめると、シャープとソニーのQD-OLEDでは、シャープの方が明るく鮮やかな映像が楽しめる。シャープのQD-OLEDは、白の表現力が向上し、表現力が増した、といった感じです。ただ、フラッグシップの位置付けということもあり、現時点では価格の高さがネックになるかなと思います。
QD-OLEDと他の有機ELの比較
また、QD-OLEDは他の有機ELと比べて、いわば濃いめの味付けのような映像となった印象です。人によっては、あっさりめの味付けである他メーカーの最上位モデルを好むと思うので、興味が湧いたら実際に見比べてほしいです。
売れ行きが良ければ、また来年にでも他メーカーも参入するかもしれないので、ご興味を持ってもらえれば幸いです。気になった人は、ぜひチェックしてきてください。最後まで読んでくださりありがとうございました。
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