みなさんこんにちは、M@kiでございます。忍術王から初めてリリースされるゲーミングマウスパッド、Ninjutso NPC XL Speed1。そのビルドクオリティは非常に高く、操作感も優れています。
本記事では、その特徴と魅力を詳しくレビューします。ユーザーへの配慮が感じられるデザイン、細かいステッチ加工、そして安定した操作感。これらが融合したNPC XLは、ゲーム愛好家にとって新たな選択肢となることでしょう。
Ninjutso NPC XL Speed1レビュー|クオリティの高いマウスパッド
Ninjutso NPC XL Speed1のNPC裏面は素材を押さえるための手巻きステッチが施されています。 ステッチは非常に細く、押さえる力もきつくなく、表面を滑らかにしています。NPCは忍術王から初めてリリースされるマウスパッドです。
まず最初に「Ninjutso NPC XL Speed1」を使ってみた結論からお伝えすると、クオリティの高いマウスパッドでした。
また「Ninjutso NPC XL Speed1」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
「Ninjutso NPC XL Speed1」のメリット3つ
- 初動は比較的軽く、フラッキングが重め
- マウスパッドが動きづらく、安定した操作が可能
- マウスを素早く動かしてもずれることなく安定した操作が可能
「Ninjutso NPC XL Speed1」のデメリット3つ
- 沈み込みを得意とするプレイヤーには向いていない
- ブラックカラーなので皮脂などの汚れが目立ちやすい
- アームカバーは素材によって擦れる可能性がある
Ninjutso NPC XL Speed1の価格
「Ninjutso NPC XL Speed1」の価格は、5,610円（税込）です。（2023年12月29日時点）
Ninjutso NPC XL Speed1のスペック詳細
NPCのスペックを紹介します。サイズは縦410mm、横470mm、厚さ3.5mm。表面は生えているバランスコントロールサーフェイス。縁にはステッチ加工が施されていて、ほつれにくく腕に当たっても気になりにくい仕様になっています。
そしてポイントは中間層から底面におけるボロンスポンジです。これはArchisunシリーズのSoftやXsoftにある仕様と似ていて、もちもちとしたスポンジ層と吸着力のある接地面により、マウスを素早く動かしてもずれることなく安定した操作が可能になっています。
ビルドクオリティとデザインについて
次にNinjutso NPC XL Speed1のビルドクオリティについて考えてみます。NPCは忍術王初のマウスパッドですが、そのクオリティは総合的に見て高いと言えると思います。デザインは一般的な真っ黒なデザインで、右下に白く忍術王と書かれたロゴがあります。
ロゴは比較的小さめであり、普通に使っている分にはほとんど影響ないでしょう。無駄にロゴを大きくしたり、デザインを派手なものにしていないところからユーザーへの配慮が感じられます。ステッチ加工は2.2mmと表面よりも少し低い位置に施されていて、かつステッチ自体も非常に細いので、ステッチを気にせずマウスをギリギリまで振り回すことができます。
裏面の特徴と操作感
最後に裏面についてです。NPCの裏面は素材を押さえるための手巻きステッチが施されています。ステッチは非常に細く、押さえる力もきつくなく、表面を滑らかにしています。NPCは比較的薄い表面で操作しているという印象を受けました。
裏面の吸着力と安定性について
最初に話した通り、アーティスタンマウスパッドのようなこの裏面は特に吸着力があり、デスクにおいてマウスを振り回してもマウスパッドが動きづらく、安定した操作が可能になります。吸着感は、アーティスタンシリーズのXソフトの吸着力に近く、ミッドのような硬さはないため、デスクの表面にフィットしやすいです。これらを総合的に見ると、未知である耐久性を除いては非常にクオリティの高いマウスパッドだと言えることがわかると思います。
滑り心地とコントロール性能について
滑り心地について見ていきます。使用してみてまず感じたのは、ここに示されている表記の通り、どちらかというとコントロール寄りの性能であるということです。
ここからはあくまでも私の主観の感想になりますが、仮にNPCをコントロールマウスパッドに分類するのであれば、初動は比較的軽く、フラッキングが重めなマウスパッドになると思います。
Ninjutsoはどこの国？
Ninjutsoを知らない人向けに簡単に説明すると、Ninjutsoは中国に本社を置くゲーミングブランドで、これまでには刀スーパーライトやソラといったゲーミングマウスをリリースしてきました。
そして今回は新しくマウスパッドをリリースするということで、今まさに注目度を上げているメーカーでもあります。日本では正規代理店フモフのお店が提携してい、VALORANTチャンピオンズツアージャパンでは公式スポンサー登録されています。
アーティスタンFX-0とVA-BLACKとの比較
比較例、Artisan zeroとPA-BLACKを上げて見ていきます。Artisan zeroはバランス型マウスパッドの代名詞ともいえる存在で、初動からストッピングまでが一貫した滑りやすさで、かつある程度止めることができるマウスパッドでもあります。PA-BLACKは完全にコントロール寄りのマウスパッドで、しっとりとした表面により初動からトラッキングまでが比較的重めのマウスパッドです。
NPCスピードの滑りやすさと摩擦感
滑りやすく、NPCスピードはこの2つのマウスパッドの中間に位置するマウスパッドだと思います。初動はArtisan zeroと同様かそれより少し遅く、トラッキング時にはArtisan zeroよりも摩擦を感じ、PA-BLACKよりは感じないというような摩擦があります。
表面の感触と中間層の柔らかさ
表面自体はサラサラ系でArtisan zeroに似ていますが、実際はArtisan zeroの方がきめ細かくサラサラ感が強いように感じるので、Artisan zeroよりも少しだけ滑らないマウスパッドを探している人には試す価値のあるマウスパッドだと思います。また、PORONスポンジによる中間層の柔らかさも魅力的ですが、Artisan X-Softに感じられるような沈み込みはあまりありませんでした。
そもそもマウスの厚さが3.5mmであるため、ARCHISANシリーズよりも0.5mm薄いです。よって表面と裏面の厚さがNPCとARCHISANで同じと仮定するのであれば、沈み込みはARCHISAN X-Softの方が深くなるため、NPCは比較的薄い表面で操作しているという印象を受けました。
沈み込みを得意とするプレイヤーには、本マウスパッドがあまり向いていない可能性があることに注意が必要です。
Ninjutso NPC XL Speed1の全体的な評価
そして気になるポイント、アームカバーとの相性があります。CW-Xのアームカバーを使用すると、X-ZEROでは表面との摩擦がひどく、使い物になりませんでしたが、NPCでは全く問題なくサラサラとした感触を保ったまま使用することができます。
気になるポイントは、ベーシックなブラックカラーなので皮脂などの汚れが目立ちやすいこと、アームカバーは素材によって擦れる可能性があること、ポロンスポンジを採用しているものの、ARTISANXソフトのような沈み込みは感じられないことでしょうか。
価格面でも少し心配な部分はありますが、フモップのお店を通して販売されると思うので、気になる方はTwitterなどを通してぜひ確認してみてください。
まとめ
今回は短いですが、忍術王の新しいゲーミングマウスパッド、Ninjutso NPC XL Speed1をレビューしました。第一作目はビルドクオリティが非常に高く、近年流行りのバランスコントロールベースに巻き癖のないポロンスポンジとスケッチ加工が施されていて、価格は約45ドルと魅力的なマウスパッドに仕上がっていると思います。
気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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