今回は、薄型でありながら打鍵感に優れ、実用性も兼ね備えたLofree Flowをご紹介します。「Lofree Flowはどこの国?」との声がありますが、結論、中国の深圳の会社です。技適取得済みで日本でもBluetooth接続が可能です。また日本語配列はなく英語配列のみですが、その魅力とは一体何なのでしょうか。本記事では、その詳細なレビューとともに、その価値を評価します。
Lofree Flowレビュー|薄型で打鍵感が良い
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まず最初に「Lofree Flow」を使ってみた結論からお伝えすると、ロープロファイルキーボードで打鍵感を追求するというのも、なかなか奥が深いことなんだなと考えさせられました。これまでのロープロファイルキーボード界隈に一石を投じるような圧倒的な打鍵感を誇るキーボードです。
また「Lofree Flow」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りです。
Lofree Flowのメリット3つ
- なめらかな打鍵感
- Bluetoothと接続できる
- 薄型で持ち運びしやすい
Lofree Flowのデメリット3つ
- 日本語配列がない
- キーマップの変更ができない
- キーキャップの選択肢が少ない
Lofree Flowの価格
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Lofree Flowの価格は、29,800円(税込)です。(2024年2月11日時点)
ロープロファイルキーボードの基本知識とメリット
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みなさんこんにちは、うしゃすらいむでございます。突然ですが皆さんはロープロファイルキーボードというものをご存知でしょうか。ロープロファイルキーボードとは、その名の通り本体が通常よりも薄く作られているキーボードのことです。
当然薄型のキーボードですから、通常サイズのキーボードよりも持ち運びやすかったり、取り回しが良かったり、あるいはリストレストと呼ばれるアイテムを使用せずとも手首を楽な姿勢に保ったままタイピングを行うことができたりと、様々なメリットがあります。今まさにロープロファイルキーボードをデスクの上に置いて使用しているなんていう方も多いと思います。
ロープロファイルキーボードの打鍵感についての誤解
しかしながら、我々は心のどこかでこう自分に言い聞かせているのではないでしょうか。ロープロファイルだから通常のキーボードと打鍵感を比べちゃいけないよね。本体が薄型で取り回しが良い分、通常の厚みがあるタイプのキーボードと比較するとどうしても打鍵感は劣ってしまう。
だから本当に打ち心地の良いキーボードです。キーボードを追い求めるのなら、ロープロファイルではないいわゆる普通のメカニカルキーボードというものを選ばなければならないと。
新世代のロープロファイルキーボードの登場
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しかし、それはもはや過去のお話です。なぜなら2023年の現在では、ロープロファイルキーボードなのに通常サイズのメカニカルキーボードに劣らない。いや、むしろ通常サイズのメカニカルキーボードよりも打鍵感が優れているそんなとんでもないメカニカルキーボードが登場してしまったからです。
というわけで、今回はすべてのロープロファイルキーボードを過去にしてしまう、そんなやばいロープロファイルキーボードを提供していただいたので実際に使用してみます。
Lofree Flow説明書と外観の評価
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というわけで、今回紹介するのがこちらの「Lofree Flow」です。早速開封し、高級キーボードにありがちなサラッサラのビニールに包まれていました。説明書は一緒に付属されています。またこの袋、いいですね。そんなビニールから取り出したところで本体の外観をじっくりと見ていきましょう。
こちらはいわゆる75%と呼ばれるサイズのものになってい、フルサイズキーボードから右端の電気部分をごっそりと削り取った上で、矢印キーのある部分をうまいことギュッとアルファベット部分に寄せたような配列と考えていただけるとイメージがつきやすいのではないでしょうか。
よって、キーボード本体の横幅はかなりスリムな感じです。そして、キーキャップについてはTBTという素材が採用されてい、詳しいことはよくわかりませんが、サラサラしていて大変触り心地がいいです。
一般的なメカニカルキーボードと比較するとキースイッチの種類が少ないので まずはキースイッチの種類を確認しておきましょう
Lofree Flowキーキャップデザインと機能性の評価
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またキーキャップのど真ん中に控えめなサイズでアルファベットが印字されているというデザインも好き。また本体ボディはシルバーで右端には一部アクセントゴールドの部分があり。ここにはローフリーの刻印がなされています。
そしてキーボードを裏返してみましょう。裏返してみると本体の四隅に滑り止めのようなラバーがくっついています。ちなみに上二つのラバーについてはしたスタンドのようなところにくっついているので、本体を置いた際には自然と傾斜がつくようになっています。ただしこのスタンドのような部分は折りたたんだり収納したりすることはできないので、若干の注意が必要です。
Lofree Flow日本語配列と色のバリエーションについて
ちなみに今回ご提供いただいたこちらのLofree Flowについては、かなり白いビジュアルをしていますが、ラインナップはブラックとホワイトの色が変わっています。2色から選ぶことができます。ただし例によってこちらのLofree Flowは英語配列のみの展開となっているので、日本語配列を選ぶことはできません。海外から上陸してくる系キーボードの宿命です。
ここからはこちらのLofree Flowのキーボードの性能も見ていきましょう。
Lofree Flowロープロファイルキーボードの特徴と概要
まずこちらのLofree Flowは冒頭でもお伝えした通り、ロープロファイルキーボードと呼ばれ、ロープロファイルキーボードとは簡単に言えば薄いキーボード。通常のメカニカルキーボードというのはこんな感じである程度厚みのある形状をしています。
Lofree Flowロープロファイルキーボードの構造
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これはメカニカルキーボードに搭載されているスイッチというパーツが、こんな感じのサイコロのような形をしていることに由来するわけですが、ロープロファイルキーボードと呼ばれるタイプのメカニカルキーボードにはこんな感じで、ロープロファイル専用キースイッチというものすごく平べったいキースイッチが搭載されています。
よって通常のメカニカルキーボードと比較して本体がものすごく薄い形状に仕上がっているのです。
Lofree Flowスイッチと交換可能性について
なおこちらのキーボードにはカイリゴーストという赤軸のスイッチが搭載されていますが、どうやら本体カラーのブラックを選択した場合にはデフォルトでカイルファントムという茶軸のスイッチが搭載されてくるようです。
ちなみにこちらのキーボードはホットスワップにも対応しているので、キースイッチの交換というのも念のためすることができます。ただロープロファイルのメカニカルキーボードは一般的なメカニカルキーボードと比較するとキースイッチの種類が少ないので、まずはキースイッチの種類を確認しておきましょう。
打鍵感とカスタマイズの魅力
が どれもこれもキーの動きが浅くて打鍵感がイマイチだったんです でもこちらのキーボードに関しては全くそんなことはありませんでした まさに究極のロープロファイルキーボードと言っても過言ではありません まるで指先が宇宙に浮かんでいるかのような感覚です それに加えてキースイッチの交換が可能というのも大きな魅力の一つです 。
今回のキーボードには赤軸が搭載されていましたが これを自分の好みに合わせてブラウン軸や青軸に変更することもできるんです これはかなり嬉しいです もちろん交換には少々手間がかかりますが キーボードを自分好みのものにカスタマイズできるというのは非常に魅力的です
バックライトとサイドライトの特徴
そしてこちらのキーボードにはバックライトも搭載されてい キーの印字が浮かび上がってくるわけではないのでほぼおしゃれ照明ですが 電源のONOFFもわかりますしついていて悪い気はしないです また本体の裏面にはサイドライトというものもついています。
こんな風に好きな色で光らせておくことができるようです ただこのサイドライトには 自分がキーボードの正面でタイピングをしている際には一切見えないので ぶっちゃけなくてもいい 外出先で作業する際に隣の人を威圧することができるというメリットはあるかもしれません
キースイッチ交換の感想と接続方法
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メカニカルキーボードのキースイッチを交換するというのはあまりにも沼が深すぎる行為な気がするので、ものすごく嬉しいかと聞かれるとそこまでという気はします。また、こちらのキーボードは有線接続とBluetooth接続の2つに対応していて、本体裏側の上にくっついているスライダーをONの位置に動かすと有線接続、BTという位置に動かすとBluetooth接続に切り替えることができます。
バックライトとサイドライトの特徴
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そして、こちらのキーボードにはバックライトも搭載されていて、キースイッチの裏側から白い光が出てきます。キーの印字が浮かび上がってくるわけではないので、ほぼおしゃれな照明ですが、電源のON/OFFもわかりますし、ついていて悪い気はしないです。また、本体の裏面にはサイドライトというものもついています。
打鍵感の評価
ここまでこちらのキーボードローフリーフローの機能について見てきましたが、最も気になるのは打鍵感です。というわけで、ここからはこちらのキーボードの打鍵音をじっくりと聞いていただきましょう。
ローフリーフローの打鍵感について
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というわけで、お楽しみいただけましたでしょうか。それでは、ここからはこちらのキーボードLofree Flowの打鍵感についてお話しします。まず一言で言うなら、超なめらか。
こちらのキーボードには赤軸のスイッチが搭載されているのですが、キーを押し込むと全く擦れる感覚がなく、ぬるっとそこまで到達します。さらに、キーそのものの安定感というのも非常に高く、キーを入力する際に変なぐらつきを感じたり、嫌な跳ね返り感がありますもあります。
本当に上品で美しいなめらかな打鍵感を楽しむことができます。いや、すごいですこれ。だって、こんなに心地の良い打鍵感を楽しむことができるのに、ロープロファイルキーボードですもん。僕もこれまでにいくつかロープロファイルという類の薄型メカニカルキーボードというのを使用してきましたが、どれもこれもキーの動きが浅くて打鍵感がイマイチだったんです。
でも、こちらのキーボードに関しては全くそんなことはありませんでした。まさに究極のロープロファイルキーボードと言っても過言ではありません。まるで指先が宇宙に浮かんでいるかのような感覚です。
キースイッチの交換可能性
それに加えて、キースイッチの交換が可能というのも大きな魅力の一つです。今回のキーボードには赤軸が搭載されていましたが、これを自分の好みに合わせてブラウン軸や青軸に変更することもできるんです。これはかなり嬉しいです。もちろんキーがグニャッと曲がるような感じがありますが これがガスケットマウントの特徴の一つだと思います
ロープロファイルキーボードの比較
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それこそ僕のチャンネルでは以前にどちらもワイヤレスでロープロファイルのメカニカルキーボードであるロジクールG91310keylessとRazerデスストーカーV2Pro10keylessを比較した動画を投稿しました。
確かにロープロファイルキーボードは通常のメカニカルキーボードと比較して利便性が高くかなり使いやすかったりするわけですが、打鍵感や打鍵音に関してはどうしても通常サイズのメカニカルキーボードには踊ってしまうという側面がありました。
Lofree Flowキーキャップの問題点
なぜならロープロファイルキーボードは本体が薄い分キーを入力した時の衝撃を本体が吸収しきれずキーが落ちてしまうという側面があるからです。キーボード全体に響いてしまったりとかロープロファイル専用スイッチというような特殊なキースイッチが採用されている関係上、キーキャップをはめ込むことのできる軸部分が通常スイッチと比較して明らかに浅くキーがぐらついたりしてしまい、どうしても入力した際にカチャカチャ感というものが発生してしまったりということが往々にしてあるからです。
ロープロファイルキーボードに対する個人的な感想
僕自身もロープロファイルキーボードに触る時にはロープロファイルである以上多少はカチャカチャしてしまうものだとか、さすがに普通のメカニカルキーボードとロープロファイルキーボードで打鍵感を比べちゃまずいよなぁとか無意識に思っていました。
新たな打鍵感の発見
今日まではそんな僕の常識を覆してしまったのがこちらのLofree Flowロープロファイルキーボードにありがちなカチャカチャ感というのを一切感じさせることのないコトコトという心地よい打鍵感を楽しむことができます。まさに我々が常に求め続けている理想のメカニカルキーボードそのもの。このありえん滑らかな打鍵感の秘訣です。
ガスケットマウントとは
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ガスケットマウント。いや、ガスケットマウントって何?と思った方も多いかもしれません。正直なところ僕もガスケットマウントというものが一体何なのかはイマイチ掴みきれていないのですが、ものすごく簡単に言うとキーボードのクッションのようなものです。
最近のキーボードには搭載されていたりするので聞いたことはあるという方もいるかもしれませんが、例えば僕が持っているこちらのキークロンQ8というキーボードにもガスケットマウントという機構が搭載されています。
ガスケットマウントの特徴とその魅力
ガスケットマウントが搭載されているキーボードのキーをグッグッと強めに押し込んでみるとキーがグニャッと曲がるような感じがありますが、これがガスケットマウントの特徴の一つだと思います。こんな感じでキーボードの底にある板が本体の深くまでググッと沈み込むような動きを見せてくれます。
この謎の沈み込みというのが我々のキーボード入力の際に底打ちの衝撃とか入れすぎた力というのをうまい具合に吸収したり受け流したりしてくれるため、ガスケットマウントが搭載されているメカニカルキーボードでタイピングを行うと、ものすごく美しい透き通るようなカタカタという音や感触を味わうことができるのです。
ロープロファイルキーボードに搭載されたガスケットマウント
ただ、このガスケットマウントというやつは言ってみれば分厚いクッションのようなものなので、これまでは基本的に通量サイズの分厚いキーボードにしか採用されていませんでした。そんな贅沢なガスケットマウント構造をロープロファイルキーボードという激薄ボディの中に無理やりぶち込んでしまったというのが今回ご紹介しているこちらのLofree Flowなのです。
ローフリーフローの打鍵感とその評価
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意味わかんないでしょ? こちらのLofree Flowもググッと押し込んでみると、こんな風にキーがググッと沈み込むような動きを見せてくれます。この贅沢なクッション構造のおかげでロープロファイルキーボードにありがちな底打ちの際にカチャカチャするような感覚とか、本体に謎の金属音が響いてしまうということが一切なくなるのです。結果、通常のメカニカルキーボードにも引けを取らない、いやむしろそれを上回ってしまうほどの上品な打鍵感を、新型キーボードで実現できてしまったというわけです。
ガスケットマウントの影響について
また、そんな分厚いクッションことガスケットマウントが搭載されているためか、よくあるメカニカルキーボードよりも底打ちした際に指にかかるカンという衝撃が若干柔らかいような感じがしました。誤差のレベルかもしれませんが、長時間筋肉を続けた際にはもしかしたら指の疲れも少し軽減できるかもしれません。
打鍵感についての評価
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ただ、打鍵感について強いて一点だけ気になるところを挙げるならば、ややペチペチ感がある。これはロープロファイルキーボードである関係上キーのストロークがどうしても短くなってしまうので、多少は仕方のないことではあると思うのですが、個人的にキーを押し込んだ後の指を上に押し戻す力というのが物足りないような感じがしました。
キーを入力した際にキーが元の位置に戻る時の力が強ければ、それだけ指に力を入れることなく次のタイピングへと滑らかに移行することができるのですが、こちらのLofree Flowに関しては、その戻り力のようなものが比較的弱いような気がします。
他のキーボードとの比較
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感覚的にはノートPCなどの激薄キーボードをペチペチと叩いているのに近いような気がします。僕が日常的に使っている同じくロープロファイルキーボードであるRazerデスストーカーV2Proテンキーレスと比較しても、やはり戻り力が弱いことによるペチペチ感というのがありました。
かなり感覚的な話だし原因もまったくわからないんですが、もしかしたらロープロファイルキーボードでありながら、キースイッチにしっかりと潤滑剤が塗られている、ルブされていることでキーが押し戻る際のヌルッと感というのが増して、多少元の高さに戻る際の勢いというのが減少しているからかもしれません。
Lofree Flowの評価と価格情報
ロープロファイルキーボードで打鍵感を追求するというのも、なかなか奥が深いことなんだなと考えさせられました。というわけで今回はこれまでのロープロファイルキーボード界隈に一石を投じるような圧倒的な打鍵感を誇るキーボード、Lofree Flowの使用感をレビューしてみました。
ちなみにまだ販売はされていないんですが、一般販売予定価格はなんと29,800円。超高級です。ただ現在まだクラウドファンディングが行われているようで、多少はお安く購入できそうではあります。
まとめ
確かに打鍵感も大変魅力的ではありますが、その他にもかなり薄型のキーボードで比較的コンパクトなサイズ感、そしてBluetoothでも使えるという感じで実用性にも長けているので、金額に見合った価値は高いと思います。価値は十分にあると思いますよ。
気になった人は、ぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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