ハイセンスの新型液晶テレビA6Kは、その価格帯で驚くべき画質と機能を提供します。
昨年のモデルから大幅にスペックアップし、画質、音質、操作性に優れています。さらに、便利機能も充実しており、特に家庭での使用に最適です。この記事では、A6Kの詳細なレビューとともに、その優れた性能とコストパフォーマンスについて解説します。
ハイセンスA6Kレビュー|子どものいる家庭にぴったり
皆さんこんにちは、ガジェットジェットのゆっけいです。今までは各メーカーの最上位モデルや、お高い機種の紹介が多めかと思います。
そんな中、視聴者の方からもっと値段を抑えられて、一般家庭でも実用的なテレビを教えてほしいって声をいただいてたんです。
ですので、今回はこれぞ一般家庭で使ってほしいと思える、ハイセンスの超コスパモデル、A6系シリーズをメーカー様にご提供いただきましたので、画質、音質面はもちろん、その他の便利機能まで幅広くレビューしていこうと思います。
まず最初に「ハイセンスA6K」を使ってみた結論からお伝えすると、子どものいる家庭にぴったりの製品でした。
また「ハイセンスA6K」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
「ハイセンスA6K」のメリット3つ
- サイズ展開が幅広い
- Bluetoothリモコンが使いやすい
- 画質はかなりキレイ
「ハイセンスA6K」のデメリット3つ
- 倍速パネルは採用されていない
- CMとかで白1色とか赤1色とかになった際に、四隅が若干暗くなる
- 2番組同時録画ができない
ハイセンスA6Kの価格
「ハイセンスA6K」の価格は、68,480円(税込)です。(2024年3月2日時点)
ハイセンスA6Kの概要とスペック
ハイセンスA6系シリーズは、実はつい先日10月の下旬頃から発売された、エントリーモデルタイの液晶テレビになるんです。
エントリーモデルとか格安モデルとかって言われてるんですけど、正直スペック表を見た感じ、中にはまったくエントリーモデル感ないんです。
実際に画質とか音質とか操作性は触れていくんですけど、昨年のモデルの従来機A6Hと比較すると、まったくスペック上がっているんです。実際にどのような部分に違いがあるのか、ざっとまとめた表がこちらになります。
ハイセンスA6Kの新機能
画質面を司る映像エンジンが変わっているのはもちろん、HDMI端子の数が増えたり、便利機能がかなりの数で追加されてるんです。これらの機能についてはレビューしていく中で、一つ一つ見ていきましょう。
モデルラインナップの紹介
今回レビューしていくのは、50インチモデルになります。
A6系シリーズではこの50インチモデルの他に、43インチ、55インチ、65インチ、75インチのラインナップが存在します。これは従来モデルA6Hと変わらず、5サイズ展開となります。
この小さいサイズから大きいサイズまで、幅広い点も色々な家庭環境に合わせて、気に入ったサイズを選ぶことができるんで、すごい嬉しいポイントです。
外観とスタンドのデザイン
それではまず外観を見ていきましょうか。スタンドの方は、シンプルな2本足スタンドで、すごくおしゃれとかすごくダサいもないような、本当ザ・シンプルって感じのスタンドになってます。
ハイセンスA6Kのフレームと画面の特徴
テレビ全体に目を移すと、こちらのフレームはブラックの光沢がかったフレームになってます。
このフレーム幅も太めで存在感があるんです。ですがフレーム部分は普段あまり触ることもないですし、それよりも画面に目がいくかと思います。画面とのフレームの隙間もかなり狭いですし、また光沢フレームは、どうしてもノイズが映り込みやすいんです。
ですがこのA6系シリーズは、フレーム部分が光沢であるのにもかかわらず、あまりノイズが映り込むことはなかったです。これは光沢フレームの中でもかなりいいほうかと思います。
ベゼルの細さと全体的な造り
ハイセンスA6Kはベゼルが細いんです。ここら辺はハイエンドモデルとの差を感じないぐらいです。
下部のベゼルも細くなっていて、ハイセンスのロゴがプリントされています。
全体的にプラスチッキーな造りになっていて、高級感があるかと言われるとそこまででもないんですけど、ベゼルが細くてテレビ自体も薄くて軽いっていう点では悪くないと思います。
ハイセンスA6Kのリモコンと端子の特徴と評価
それでは続いてリモコンの方を見ていきましょう。
こちらのリモコンも、おそらくハイエンドモデルと同じリモコンになっていて、このように全てで10個のVODダイレクトボタンも付いていますし、音声創生音声検索に対応したビダボイスボタンもしっかりと搭載されています。
そして何より嬉しいのが、このリモコンは赤外線だけじゃなくてBluetoothにも対応してるんです。
ハイエンドモデル帯ではBluetoothリモコンが主流になりつつあるんですけど、こういったエントリーモデル帯では赤外線だけのリモコンがほとんどなので、エントリーモデルにも関わらずBluetoothに対応してくれているのは非常に評価高いです。
端子類の配置と特徴
それでは続いて端子類の方を見ていきましょう。
上から地デジアンテナ入力端子、BSCSのアンテナ入力端子、こちらが光デジタル音声出力端子と、こちらがLAN端子。HDMI入力の3、HDMI入力の2、HDMI入力の1、こちらが通常録画用のHDDを接続するためのUSB端子と、ビデオカメラなどの周辺機器を接続するためのUSB端子。
ヘッドホン出力、ビデオ入力が搭載されています。55インチモデルまでは、端子類が全てテレビの側面に集約されています。逆に65インチモデル以降は、背面にも端子類が来るようです。
HDMI入力端子の改良と評価
従来モデルと変わっているのがこちらのHDMI入力端子で、これまでHDMI入力端子は、HDMI端子2つしか付いてなかったんです。
ただ今回から55インチモデルまでは3つ、65インチモデル以降で4つに増えてるんです。レコーダーやゲーム機、サウンドバーを接続したら2つじゃ足りないんで、これが増えたら嬉しいポイントです。
またこちらのHDMI端子、HDMI2.1にはフル対応はしていないんですけど、なんとEARCに対応してくれているんです。
EARCはサウンドバーを接続した時に、圧縮された音源でなく、ノイズや遅延がない高品質な音源を受信できる機能です。これは大変嬉しいポイントです。
EARC対応と4Kネット動画の再生性能
最近ではEARCに対応したサウンドバーが主流になってきているんで、エントリーモデル帯にも関わらず、これに対応してるのは素晴らしいと思います。
4Kのネット動画を再生しているんですけど、綺麗で、かなり実用的ではあると思います。
映像エンジン「iView Engine Lite」の機能
ここ最近注目されているミニLEDや、用紙ドットといった技術は搭載されていないんです。しかし、先ほどもちらっと話に出たiView Engine Liteという映像エンジンによって、ネット動画でも自動的に超解像処理を施してくれたり、コントラストや彩度を上げてくれているのです。
そのためか、本当に映像を見ていても、ほとんど気になる部分がないってくらい綺麗な映像です。
サイズ選択に関する注意点とパネル種別の違い
今回失敗したなっていう部分があって、それがサイズです。
今回50インチモデルを選ばせてもらったんですけど、実はこちらA6Kではサイズごとに採用されているパネル種別がまったく違うんです。
今回選ばせてもらった50インチモデルだとVAパネルというものを採用していて、その他のサイズではすべてADSパネルというものを採用しています。
このVAパネルが悪いってわけではないんですけど、このようにしてテレビを斜めから見ていただくと、違和感がある感じになるんです。その分コントラスト性能が高かったりと、VAパネルにもいい部分はあるんですけど、リビングに設置して家族みんなで視聴したいって場合だと、格子や角のADSパネルを採用したサイズにした方がいいんではないかなって感じました。
ハイセンスA6Kの画質について
続いては地デジ番組の方を映しているんですけど、特段画質が悪いってことはないです。むしろ綺麗なのでびっくりしちゃいました。
昨年のモデルA6Hの地デジ映像も、実際に見たことがあるんですけど、正直なところ、荒さが目立ってたんです。
格安4Kテレビだし、画質が良くないかって思ってたんですけど、A6Kになって圧倒的に画質良くなってると思います。ハイエンドモデル台と比べちゃうとあれですけど、画面の切り替わりとか、映像が動くシーンとか、違和感まったくないんです。
エントリーモデルともなると、どうしても画質が犠牲になっちゃうんですけど、それを考えるとA6Kは本当に優秀だと思います。
映像の動きと画質の荒さについて
倍速パネルっていう動きを滑らかにするパネルが採用されていないっていう理由から、映像の動きに非常に弱くて、画面切り替えとかでも、どうしても映像の荒さが際立っちゃうんです。
ただハイセンスA6Kテレビでは、倍速パネルこそは採用されていないんですけど、新たにフレームジャガー低減機能っていうものが採用されているらしくて、擬似的にフレームの揺れなどを低減してくれるようです。
それがいい働きをしてくれているのか、そういった映像の動きによる画質の荒さはほとんど感じないです。
A6Kの画質の特性と視聴環境について
ただ気になったのが、CMとかで白1色とか赤1色とかになった際に、四隅が若干暗くなるんです。これ以前にもVAパネル採用の時に、同じ現象が確認されているので、VAパネル特有の現象なのかもしれないんですけど、念のためお伝えしておきます。
それでも本当に画質面は、特に劣っている部分はなくて、家族みんなで明るい環境で視聴するテレビは、抜群にいいと思いますよ。
ハイセンスA6Kの音質について
さて続いては音質面を見ていきましょう。搭載スピーカーに関しては、低域から高域までをカバーしてくれるフルレンジドライバーが2つ搭載されている構成です。
そこまで凝ってはいないのかなといった印象ですかね。実際にフリーミュージックの方を流してみたんですけど、です、スペック表通り、低音から高音まで幅広い音域を均一に奏でてくれるって感じではなかったです。
ただ、IMXプリズムのオートボリュームという機能を搭載しているからなのか、ボーカルの声が聞き取りやすかった印象でした。
実際、地デジ番組でドラマやニュースも視聴してみたんですけど、とにかく声は聞き取りやすかったので、本当に一般的な使い方をするのであれば、まったく実用範囲内かなと思いました。
逆にこのテレビで大迫力の映画を見たりだとか、音楽を聴いたりしたいのであれば、EARCに対応したHDMI端子も搭載されていることですし、サウンドバーを接続することをお勧めします。テレビ自体の高さもあるので、サウンドバーも違和感なく設置できるのもいいです。
ハイセンスA6Kの便利機能について
それでは続いて、その他の便利機能について見ていきましょう。これ本当最も進化した点といっても過言ではない部分で、ハイエンドモデル体についてほぼすべての便利機能に対応しています。
今回は従来モデルA6Hにはなかった便利機能を一つずつ見ていきましょう。まず一つ目の便利機能はiPhoneの画面をテレビに映し出してくれるAirPlay2です。
これは僕も使う機能で、家に親が来るときは、こうやってiPhoneで撮った写真をスライドショーで流したりするんです。
Anyviewcastというキャスト機能を使うことで、iPhoneだけじゃなくて、こういったAndroidスマホでも、このスマホの映像を見ることができるようになっています。この映像をテレビに映し出すことができます。
音声操作検索機能VidaVoiceの紹介
続いての便利機能が、このリモコンに内蔵されている音声操作検索機能VidaVoiceです。
リモコンにあるこちらのボタンです。これがVidaVoiceボタンになっていて、ボタンを押しながら、音量を上げて、こういった形で、声だけでテレビの操作ができるんです。
またYouTubeでの検索時も、ガジェットジェット、このようにです。いちいちキーボードで文字を打たずとも、声だけですぐに検索ができてしまうんです。これがあるのとないとでは、生活の質が全く変わってきますから、これに対応してくれたのは、個人的にも嬉しいです。
Amazon Alexaへの対応
声だけでテレビの操作ができる機能を紹介したんですけど、実はハイセンスA6KではAmazon Alexaにも新たに対応したようです。
なので自宅にAmazon Alexaがある方は、このボタンを押さずとも、テレビのオンオフやVODを押さないと、VODの起動などの操作ができてしまいます。これも近未来的で実用性の高い便利機能です。
録画機能の強化
またハイセンスA6Kでは、テレビ外付けのHDDを接続することで、好きなテレビ番組を簡単に録画することができるんです。
従来モデルでは、地デジBSCSはダブルチューナー、BS4Kのみシングルチューナーとなっていて、BS4Kを録画中は、他のBS4Kの番組を視聴することができなかったんです。ただ本モデルが、これから地デジBSCS4KBSのすべてがダブルチューナーとなったことで、すべてのチャンネルで録画しながらのテレビ視聴が可能となりました。
2番組の同時録画はできないんですけど、こういった最低限の録画機能が搭載されている点は、ある程度評価できると思います。
Anyview Homeによる録画番組の共有
また録画機能に関連した便利機能が一つありまして、それがAnyview Homeです。
Server機能というものですけど、このA6Kで録画機能を使っているときに、録画した番組が別の部屋に設置している他のテレビでも視聴できちゃうんです。
パラソニックのビエラにも搭載されているんですけど、便利で評判もいいんです。エントリーモデルタイなのにも関わらず、こんな便利機能が搭載されているのは、個人的にもかなり驚きました。
ハイセンスA6KのVOD対応力
そして肝心のネット動画配信サービスについては、YouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオ、UNEXT、TVerなどの主要VODを含めた全17種類ものVODに対応しているんです。
この17種類という数、すごくてです。国内メーカーのテレビの中では、数だけで言うと、上位の方に入るんです。ある程度のVODに対応しているので、まず困ることはないと思います。
ハイセンス独自のプラットフォーム、VIDAの操作性
ホーム画面は、ハイセンス独自のプラットフォーム、VIDAを採用していて、基本的にはこんな感じで、サクサク動いてくれるんです。
VODを開く時も、こんな感じで、まったく時間かかることなく、開けちゃいます。こんな感じです。これなら、実用的でイライラもしなさそうです。
A6Kのサイズ別価格と画質面の評価
このレベルの液晶テレビをこんな価格で販売しちゃって、いいものなのかと、逆に心配になってしまうような、そんなレビューになってしまいました。
A6Kのサイズ別の価格は、ご覧のようになっています。レビュー動画を撮っている段階では、まだ価格が安定していないので、大まかな価格になりますが、43インチモデルで約7万円前後、51インチモデルが約8万円前後、55インチモデルが約9万円前後、65インチモデルが約12万円前後、75インチモデルが約17万円前後になっています。
機能やスペックに対して、単純に安すぎます。実際に、画質面に関しては、ハイエンドモデル帯には及ばないものの、十分な表現力があって、残像を抑えてくれるフレームジャガー機能も搭載されている。
そして何より便利機能が充実しすぎていて、お子さんの家庭には、非常に向いているんではないかな、と思いました。
音質と録画機能についての評価
逆に音質に関しては、本当一般的なテレビ番組を見ると、必要最低限のサウンドって感じで、迫力のある映画を見るには、厳しかったり、録画も2番組同時録画できないといった、足りないかなっていうポイントはあるんですけど、そういった点も含めて、現時点でのコスパ最強テレビといっても過言ではないと思います。
発売日について
ハイセンスA6Kの発売日は、2023年10月26日です。
まとめ
ハイセンスA6Kは、サイズも43インチから75インチまで幅広いラインナップから選ぶことができますし、一般家庭のリビング設置にはバッチリだと思うんです。
気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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