MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDゲーミングモニターレビュー!設定など

MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDゲーミングモニターレビュー!設定など

レビューした人

レビュアー:すけこむ

すけこむ

ゲーミングPCの案内人

ゲーミングPCと自作PCに情熱を注ぐ「ゲーミングPCログ」の運営者。初心者でも理解できるように解説動画を制作するエキスパート。ブログとYouTubeで100台以上のゲーミングPCをレビューし、PCゲーマーにとって価値ある情報を提供中。その深い知識と経験は、技術的洞察とわかりやすい解説でゲーミングコミュニティに認められています。

ゲームプレイから動画編集まで、あらゆる用途に対応するMSIのMPG-ARTYMIS-273CQRX-QDゲーミングモニターをご紹介します。HDR400対応でメリハリのある映像を楽しめ、クリエイター向けモニターに匹敵する色精度を誇ります。さらに、便利なマウスバンジーとヘッドセットハンガー付き。27インチの湾曲モニターで、ゲームの中に入り込んでいるような感覚を味わえます。

MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDレビュー|ゲーム以外にも使える

みなさんこんにちは、すけこむでございます。今回はMSIさんから最新ゲーミングモニターをお借りしたのでご紹介します。これね、ハイスペックなゲーミングPCを使ってて、ゲームはもちろん写真とか動画の編集も一概にモニターでやりたい、という方におすすめなつよつよモニターです。

まず最初に「MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QD」を使ってみた結論からお伝えすると、ゲームだけでなく、動画や写真にも使えるモニターでした。

また「MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QD」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。

「MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QD」のメリット2つ

  • ゲームはもちろん映画とかアニメの視聴とも相性が良いパネル
  • マウスバンジーが付属

「MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QD」のデメリット2つ

  • ACアダプターのサイズが大きい
  • 写真や動画を編集するときには専用ソフトからモニターのモードを変える必要がある

MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDの価格

「MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QD」の価格は、73,800円(税込)です。(2024年1月8日時点)

MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QD スペックの詳細と特徴

まずはスペックを見てください。WQHD解像度のモニターってリフレッシュレートが165Hzのものはあるんですけど、240Hzまで対応してるものは意外に少ないです。応答速度も1ミリ秒と十分なスペックです。パネルはVAで、コントラストの高さが魅力。ゲームはもちろん映画とかアニメの視聴とも相性が良いです。ITSパネルと比べると視野角の狭さが弱点ですけど、ゲーミングモニターって基本的に一人で使うものですから問題ありませんよね。

MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QD 組み立てと設置について

じゃあ実際にMSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDを組み立てていきましょうか。実は私、初めて買ったゲーミングモニターがMSIの湾曲モニターだったんですけど、引っ越しのときにモニターが割れちゃったことがあります。組み立てや設置はくれぐれも慎重に作業してくださいね。

湾曲率と付属ケーブルについて

湾曲率は1000Rで、人間の視野とほぼ同じ湾曲率らしいです。付属してるケーブルはこんな感じ。HDMIとディスプレイポート、両方ついてくるのは珍しい気がします。仕様を見ると、HDMIは144Hzまでしか対応していないので、240Hzのぬるぬる感を味わうにはディスプレイポートを使ってください。

信号のダウンスケールとアップスケールについて

ちなみにPS5の4K信号をWQHDにダウンスケールして60Hzで動かすことや、フルHDの信号をWQHDにアップスケールして120Hzで動作させることもできます。私はプレステを持ってないので検証できませんが。

USBタイプCの対応と給電について

それとUSBタイプCはDPオルトモード対応、ノートPCをつなげるときに便利ですが、給電は15Wまで。スマホの充電には使えますけど、ノートPCの充電にはパワー不足かな。

モニターアームとの互換性とACアダプターについて

ベッサマウントにも対応してるので、モニターアームでも使えます。モニター自体が大きくて重たいので、モニターアームの耐荷重を必ず確認してくださいね。それと気になったんですけど、このモニター、ACアダプターを使うんです。 120ワットの高出力タイプで、ゲーミングノートのACアダプターと同じくらいの大きさです。 ハイスペックなぶん、消費電力も大きいみたい。さすがにこのサイズは邪魔だなぁ。

組み立てと調整機能について

肝心の組み立てはネジを回すだけなので超簡単。 はい、あっという間に完成です。 高さや前後左右の角度調整もできます。 さすがにピボットには対応してないみたい。 湾曲モニターを縦で使う人はいないと思いますが。

便利な付属品について

あと便利だと思うんですけど、マウスバンジーが付属してるんです。 こんな感じでモニターに取り付ければOK。 私はワイヤレス派ですけど、有線派のかたにはこれかなり便利だと思います。 それとこちらにはヘッドセットをかけられるハンガーもありました。 あまり重たいものはかけられないと思いますけど、ヘッドセットくらいなら余裕です。

背面のRGBライティングについて

これぞゲーミングモニターというべきでしょうか、背面にRGBライティングが仕込まれています。 専用ソフトをダウンロードすることで色や発光パターンを変えることも可能。 ただ裏側が光ってても普段は見えませんから、オフにしといても良いです。

専用ソフトの利便性と設定変更について

専用ソフトはMSIの公式サイトからダウンロードできます。 このソフト、モニターの設定をいろいろいじれてめっちゃ使いやすいです。 モードチェンジ機能を搭載してるゲーミングモニターはたくさんありますけど、モニターの物理ボタンをカチカチしないとダメだったり、めんどくさかったりするんです。

専用ソフトを使うにはUSBケーブルをPCとつなげておく必要があるんですけど、PC側で簡単に設定を変えられるのはまじで便利です。 実際にゲームの画面でモニターの設定をいじってみましょうか。 FPSモードやレーシングモードなど、ゲームに合わせたプリセットが用意されてて、モードを変えると画面の色合いがほんのり変わります。 目の疲労を抑えるといわれるブルーライトカットなどのモードもありました。

ゲームプレイに適したモード設定

たとえばエルデンリングみたいに暗いダンジョンも多いゲームだと、モニターのモードを変えると見やすくなったりします。 モードによって色合いが変わるので、プレイスタイルや好みに合わせて選んでって感じです。

レティクル強調表示の機能とその評価

モニター側の設定でレティクルを強調表示できるんです。実際にゲームを動かしてみると、たしかにエイムしやすいように感じます。ただ、これハードウェアチートじゃね?という意見もあるようなので、競技シーンとかでも使用していいのかは要確認です。

27インチ湾曲モニターの迫力

私は普段24インチのモニターを使ってることもあって、27インチの湾曲モニターはかなり迫力を感じます。平面のモニターと湾曲モニターの違いをざっくり図にまとめるとこういう感じ。湾曲モニターって画面両端への距離が画面中央とほぼ同じになるので、一人称視点のゲームは特に、ゲームの中に入り込んでいるような感覚を味わえます。

ディスプレイ同期技術とPCスペック要求

ディスプレイ同期技術のフリーシンクプレミアムにも対応し、ティアリングが発生しづらいのもいいです。エーペックスも試してみました。実際のところ、WQHD解像度で240Hzをフル活用するにはPCにもかなりのパワーが要求されます。今回検証で使用したPCの主なスペックはこんな感じ。

ゲーム画質と解像度について

ゲームの画質は落とした状態ですが、平均240には届かないって感じでした。それと27インチで解像度がフルHDだとドットの粗さが目立ったりしますけど、WQHDならそのあたりも気になりません。ただ解像度を上げたからといって強くなれるというわけではないので、バトロワ系のゲームをやるなら解像度よりフレームレートを有線したほうが良いです。

グラフィック重視のゲームとの相性

サイバーパンクのようなグラフィック重視のゲームも湾曲モニターとはかなり相性がいいです。グラフィックがかなり重いので、240Hzをまったく活かせてませんけどね。FPS以外のゲームもWQHD解像度でいろいろ試してみました。

新しいモニターの設定についての注意点

念のためお伝えしておきますが、新しいモニターをPCにつなげたとき、解像度やリフレッシュレートをしっかりと設定してくださいね。240Hzのゲーミングモニターを買ったのに、60Hzのままプレイしてる人、想像以上に多いですから。

4K解像度とリフレッシュレートについて

ちなみに解像度を設定するとき、4Kも選択できるようになってます。これはプレステファイブの4K映像をWQHDにダウンコンバートする機能が搭載されているためだそうで、無理やり4Kで表示することも念のためできるのです。リフレッシュレートは60Hzになるんですけどね。

HDR400対応とその効果

それとMSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDはHDR400にも対応していて、黒つぶれや白飛びを抑えてメリハリのある映像を楽しめます。HDRに対応しているモンハンライズの場合、私が普段使ってるモニターと比べてコントラストが強く、こってりした映像になってる気がします。 好みの問題ですけど、私は好きです。 HDRもWindowsの設定でオンにしておく必要があるのでお忘れなく。

ゲーミングとクリエイティブ作業の両立

ゲームはもちろん写真とか動画の編集も一台のモニターでやりたい、という方におすすめっていったの覚えてますか?このゲーミングモニターは、クリエイター向けのモニターに匹敵する色精度を誇るんです。工場出荷時にキャリブレーション済みです。さすがにプロ向けのモニターにはかないませんけど、ウェブ上で完結する動画や写真の編集であれば十分すぎるスペックです。

量子ドット技術と色域設定の注意点

量子ドット技術を採用したことで発色効率が向上して、公式域に対応できるようになったんだとか。実際に写真とか動画をいじるときは、専用ソフトからモニターのモードをSRGBやアドビアRGBに変えておく必要があります。ゲーム向けのモードだと色合いが変わるので、その辺は注意が必要です。ゲームがメインならモニターの色域はそんなに気にしなくていいです。あくまで動画とか写真の色にこだわる方向けの機能です。

KVMスイッチ機能の搭載

それと最後にひとつ、KVMスイッチという機能も搭載されています。モニターにPCを2台つなげたとき、マウスやキーボードなどのUSBデバイスを共有できる機能のこと。PCを2台つなげて使う人はかなり少数派だと思いますけどね。

まとめ

今回はMSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDをいろいろ使い込んでみました。ハイスペックなゲーミングPCを使ってて、ゲームはもちろん写真とか動画の編集も1台のモニターでやりたい、というな方におすすめ、とお伝えした意味が伝わったでしょうか。

ゲームと動画編集、どちらも妥協したくないという方にどんぴしゃなモニターだと思います。幅広い用途で活躍するつよつよゲーミングモニターを探しているかたは、MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDをチェックしてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

MSI ゲーミングモニター 240Hz 27インチ 量子ドット 湾曲率1000R VA湾曲パネル スリムベゼル WQHD/1ms/KVMスイッチ機能/HDR400対応/FreeSync Premium/HDMI2.0/DP/USB Type-C/USBハブ

MSI ゲーミングモニター 240Hz 27インチ 量子ドット 湾曲率1000R VA湾曲パネル スリムベゼル WQHD/1ms/KVMスイッチ機能/HDR400対応/FreeSync Premium/HDMI2.0/DP/USB Type-C/USBハブ

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