PreSonus Revelatorシリーズ徹底解説!4機種で高品質音楽制作・配信を実現

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PreSonus Revelatorシリーズ徹底解説!4機種で高品質音楽制作・配信を実現

 PreSonus Revelatorシリーズの4機種を一挙ご紹介!USBコンデンサーマイクのレベレーター、USBダイナミックマイクのレベレーターダイナミック、プリアンプ搭載オーディオインターフェイスのレベレーターIO24、そしてヘッドセット端子付きオーディオインターフェイスのレベレーターIO44。これらの製品を使って、高品質な音楽制作や配信が可能になります。詳細な特徴や違いを解説していきますので、ぜひご覧ください。

レベレーターシリーズの紹介

今回はプリソーナ社からリリースされている配信向け製品レベレーターシリーズを4機種まとめてご紹介します。

各製品の特徴と価格

シリーズ第一作目のUSBコンデンサーマイクのレベレーター、新製品のUSBダイナミックマイクレベレーターダイナミック プリアンプを2機搭載したオーディオインターフェイスのレベレーターIO24、新製品のヘッドセット端子ラインインの端子を備えたオーディオインターフェイスレベレーターIO44 です。それぞれ価格はご覧の通りです。

お気に入りの製品

僕の最もお気に入りはこちらのレベレーターIO44です。現代のニーズにすごくマッチした素晴らしい製品なのではないかなと感じました。今回の記事では特にレベレーターシリーズ4製品の違いについてご紹介していきます。

配信用途に特化した機能

レベレーターシリーズは配信用途に特化した製品です。コンプレッサー、EQ、リバーブ、ディレイ、コーラスなど基本的なものから声をロボットの声のように変えてしまう特殊なものまで様々なエフェクトと操作性、柔軟性の高いソフトウェアミキサーがすべての製品に内蔵されています。

レベレーターでできること

例えばトークメインの配信でお部屋の空調の音を軽減させたいです、ワンポイントで声にエコーなどのエフェクトをかけたいですなどのゲーム配信で大きな声を出した時にも音割れしないようにマイクの音量を適切にコントロールしたい、トークの後ろで適切な音量でBGMを流したい、自作のトラックを流しながら歌を歌いたいなどなど、すべてレベレーターがあれば簡単にできちゃいます。

スタジオワンアーティストとプロフェッショナル

プロのミュージシャンアーティストの中にも愛用者が非常に多いスタジオワンアーティストという音楽制作ソフトと様々なメーカーの人気ソフトをセットにしたスタジオワンプロフェッショナルというソフトもあります。このソフトを使えばレベレーターシリーズの製品を使って高品質な音楽制作ができちゃいます。

ユニバーサルコントロールの紹介

それではまず4製品すべてに共通する専用のミキサーアプリ「ユニバーサルコントロール」のご紹介をしていきます。アプリケーションを起動した状態でレベレーターシリーズの製品を接続すると、このような感じで接続した機種が自動的に認識されます。

接続端子と付属ケーブル

接続端子に関しては4製品ともUSB Type-Cです。ただし、製品に付属するケーブルはUSB-C to USB-Aの1本だけなので、現行のMacをお使いの方はUSB-C to USB-Cのケーブルを別途用意するか、もしくはUSBのハブなどでUSB Type-Aの端子を用意する必要があります。

ユーザーインターフェース

アプリケーションのユーザーインターフェースはこのような感じです。基本的な機能はどの製品を接続した場合にも変わらないのですが、それぞれの機種の入出力数などに合わせて表示されるフェーダーやつまみの数というのは変わってきます。

3系統のステレオ出力の特徴

メインミックス、ストリームミックスA、ストリームミックスBと3系統のステレオ出力を個別に調整することができるのが最大の特徴です。これによりとにかくいろいろなルーティングができます。非常に便利です。

エフェクトやプリセットの利用

各チャンネルの入力音とコンピューターのプレイバック音、さらに3系統のステレオミックスのバランスをフェーダーで調整したり、入力音に対して様々なエフェクトを適用することができたり、その設定をプリセットに保存することができたり、そして保存したプリセットをボタン一つで呼び出すことができたり、オーディオミキサーの基本的な知識があれば、すべての操作を直感的に行うことができます。

リバーブの使いやすさ

リバーブがこのような感じで個別のフェーダーに立ち上がっているのも、分かりやすくていいです。

レベレーターシリーズの分類

ここからは4製品の細かな違いについてご紹介していきます。レベレーターシリーズ4製品は大きく2つに分類することができます。

USBマイク型の2製品の紹介

USBマイク型の2製品とオーディオインターフェース型の2製品です。まずはUSBマイク型の2製品からご紹介していきます。この2つの製品の物理ボタンや端子の形状は全く同じです。違うのはコンデンサーマイクかダイナミックマイクかの違いです。

操作方法とユニバーサルコントロール

ボリュームつまみでヘッドホンの音量の上げ下げ。そしてここを押すとマイクのミュートができます。モニターボタンを押すとこのボリュームつまみでマイク音とコンピューター音のバランスを調整できるようになります。さらにモニターボタンを長押しするとボリュームつまみでマイクゲインの上げ下げができるようになります。そしてプリセットボタンを押すと登録しているプリセットの切り替えができます。すべての操作はもちろんユニバーサルコントロールのソフトウェア上でも行うことができます。

コンデンサー型とダイナミック型の違い

どちらの製品も価格相応の音質という印象です。コンデンサー型は指向性の変更ができるメリットがある反面、デスクの振動などを拾いやすかったり、直接のふかれに弱かったりなどの弱点があります。対してこちらのダイナミック型はデスクの振動やふかれなどには強い反面、ゲインを上げていくとマイク自体のサーッというノイズが目立ってくるという弱点があります。

スタンド取り外しとUSBケーブル

いずれの製品も付属のスタンドを取り外してマイクスタンドやマイクアームなどに取り付けることも可能です。ただしコンピューターを置く場所によってはかなり長いUSBケーブルが必要となるのでご注意ください。

オーディオインターフェース型の紹介

続いてオーディオインターフェース型の2製品をご紹介していきます。基本的な仕様というのは同じなのですが入出力の違いによって操作感がやや異なります。

レベレーターIO24とIO44の違い

レベレーターIO24はコンボジャックが2つあって両方の入力にファンタム電源を送ることができるので、コンデンサーマイクを2つ接続して同時に使用することが可能です。ヘッドホン端子は背面に搭載されています。そしてMIDI入出力端子もついています。対してこちらのIO44はコンボジャックが1つしかついていない代わりにヘッドセット端子そしてラインイン端子がついています。

物理ボタンとソフトウェア操作

どちらの製品も出力は背面のメインアウトのみです。物理ボタンはボリュームつまみとスピーカーのミュートボタンがあります。すべての操作はもちろんユニバーサルコントロールのソフトウェア上でも行うことができます。

ボリュームつまみの機能

ボリュームつまみを押し込むとボリュームを変更する対象を切り替えることができます。こちらの左右のボタンで入力を選択することができ、真ん中のボタンでホーム画面に戻れます。入力を選択している際には、こちらのボリュームつまみはゲイン調整のつまみとして機能します。

プリセットボタンと操作性

プリセットボタンの機能はマイク型の2製品と同じです。ボタンとつまみを駆使することで様々なパラメーターをハードウェア上でもコントロールすることができるのですが、小さな画面と限られたボタンによる操作なのであまり直感的な操作とは言えないかなというのが僕の印象です。

レベレーターシリーズのポイントとIO44の魅力

最後に、それぞれの製品の気になるポイントと、僕の最ものお気に入りがこのレベレーターIO44である理由についてお話ししていきたいと思います。まずはレベレーターシリーズの第1弾そして第2弾である、このレベレーターとレベレーターIO24には、この設計この仕様がどうなのというポイントがあります。

レベレーターIO24の問題点

レベレーターIO24の問題はヘッドホン端子の場所です。ヘッドホン端子先ほどもご説明しましたが、背面にあります。

新製品の改善点

対して今年に入ってからリリースされたレベレーターダイナミックとこちらのレベレーターIO44は、先行して投入された2製品の弱点を克服しようという意図を感じます。

配信特化の設計

配信特化が極まったというような設計で、コンピューターとこのレベレーターIO44、そしてヘッドセットがあればどこでもかなり高品質な配信をすることができる。他社製品と比べても選ぶ価値がある。非常に魅力的な製品になったのではないかなと思います。

ヘッドセット端子のノイズ問題

ただ一つだけ惜しいなという点があります。このヘッドセット端子にヘッドホンやイヤホンを挿すときまた抜くときにブツというノイズが出てしまいます。ファームウェアアップデートで解消しないかなと期待したいところです。

最後に

いかがでしたでしょうか?最後まで読んでいただきありがとうございました。今後の記事もよろしくお願いします。ありがとうございました。

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