今回は、新世代のゲーミングキーボードと称されるDrunkDeer A75と、業界トップのウーティン60HDを比較レビューします。A75は75%サイズのコンパクトながら、アジャスタブルアクチュエーションポイントとNever-Miss機能を搭載し、打鍵感と機能性を両立。
一方のWootingは機能面での優位性がありますが、A75も見逃せないポイントがあります。これらの詳細と、どちらがあなたに合うかを解説します。
DrunkDeer A75レビュー|次世代のゲーミングキーボード
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みなさんこんにちは、M@kiでございます。Wooting60HEの流行をきっかけに重要視され始めたリセットポイントとラピッドトリガー。 現状それを変更できるキーボードはウーティンとRazer、そしてDrunkDeer A75しかありません。
今回は安価な価格設定とは到底思えない新作のキーボード、 ドランクディアA75マグネティックゲーミングキーボードをレビューしていきます。
まず最初に「DrunkDeer A75」を使ってみた結論からお伝えすると、次世代のゲーミングキーボードでした。
また「DrunkDeer A75」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
「DrunkDeer A75」のメリット2つ
- 動作点を変更できるアジャスタブルアクチュエーションポイントが搭載
- ゲーミングキーボードは珍しい75%サイズ
「DrunkDeer A75」のデメリット2つ
- Never Missの弱点がある
- ウーティンには劣る部分がある
DrunkDeer A75の価格
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「商品名」の価格は、19,000円(税込)です。(2024年2月16日時点)
ドランクディアA75の特徴と機能
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DrunkDeer A75はドランクディア初のゲーミングキーボードで、 75%サイズという的確なレイアウトと心地よい打鍵感、 さらに動作点を変更できるアジャスタブルアクチュエーションポイントとオリジナル機能であるネバーミス機能を搭載した、 第一作目とは到底思えない革新的キーボードです。
この記事ではドランクディアA75の特徴とその機能、 ウーティン60HDとの簡単な比較、日本からの購入方法、 約1ヶ月中をして分かった使用感を中心にレビューしていきます。
DrunkDeer A75の特徴とキーキャップ
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今回はレビュー用サンプルDrunkDeer A75ホワイトを提供していただきました。 デザインはホワイトカラーのプラスチック製ケースにABS樹脂製のLED透過型のキーキャップ、 LシフトとEnterキーのみパッケージカラーの青とオレンジに塗装されています。
裏面にはチルトスタンドが用意されていますが、 一段階で角度がきつめで、 カラー展開はブラックとホワイトの2色で、 それぞれキーキャップの付いたノーマルモデルと、 キーキャップを自身で用意するベアボーンモデルの計4種類が展開されています。
付属品はキーキャッププラーとUSB Type-Cケーブル、 C to Aアダプター、交換用キーキャップが付いてきます。
DrunkDeer A75が注目されている理由は、このキーボードしか持っていないオリジナルの機能があるからです。 それが固定式二段階アクチェーションポイントを実現するNever Miss機能です。
Never Miss機能の基本解説
Never Missはその名の通り入力ミスをなくすという意味であり、 キーストロークの中に2箇所アクチェーションポイントが入っています。 この機能は、キーキャッププラーの中に入力ミスをなくすために、 キーストロークの中に2箇所アクチェーションポイントが入っています。
これは、例えば既存の機能である2in1機能などと同じような機能ですが、 それとはまた少し異なります。 アクチェーションポイントは押した時に入力が行われるため、 中間地点で入力ミスをしてしまうことがありますが、Never Miss機能ではこれを防ぐことができます。
Never Miss機能の入力処理
Never Missは、ファーストポイントで正常に入力処理がされた場合、セカンドポイントでの入力自体はスキップされます。これによって自動的に入力が進むことができるようになります。この機能は、ファーストポイントでの入力を避けるために、セカンドポイントでの入力自体はスキップされます。これによって自動的に重複入力が回避され、全く無駄のない確実な操作が可能になるわけです。
というのはすべて建前で、ドランクイヤーはこんなことを全く想定していないでしょう。そもそも1度目の入力ができなかった時点で、ゲーミングキーボードは欠陥です。
Never Miss機能の隠された特性
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では、Never Missにはどのような機能が隠されているのでしょうか。A75に限らず、ウーティン61EやSteelSeriesAPEX PROのような直ホールスイッチは、何の設定もしなかった場合、アクチュエーションポイントとリセットポイントが同じ位置に設定されます。
Never Miss機能の真の機能
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勘のいい方は気づいたかもしれませんが、Never Missの真の機能はリセットポイントの更新というわけです。どういうことかというと、先ほど説明した通り、Never Missはキースイッチに2箇所アクチュエーションポイントを設定できます。
さらに、ファーストポイントで正常に入力が行われた場合、セカンドポイントでは入力自体がスキップされます。ここが大きなポイントで、入力自体はスキップされますが、セカンドポイントは正常に検知され、それと対になっているリセットポイントも更新されます。
リセットポイント設定の特徴とメリット
つまり、本来入力が行われた位置よりも深い位置にリセットポイントを設定できるということです。これは、全エイムやSteelSeriesがすぐに実現できなかった機能であり、リセットポイントが追従するラビットトリガーとはまた違った入力キャンセルの高速化へのアプローチになります。
ゲームパフォーマンスへの影響
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当然、この機能を設定すれば他のキーボードと比較して、VALORANTなどにおける無しストッピングは圧倒的に速くなり、その他タイトルにおける入力キャンセルも当然速くなります。A75はアクチュエーションポイントを0.4mmから3.6mmの間で0.4mm刻みに設定できるので、
例えば、ネバーミスでアクチュエーションポイントを0.4mmと3.6mmに設定すれば、入力自体は0.4mmで検知され、そこを打ちした時の入力キャンセルは-0.4mmで検知されることになります。
ネバーミス機能の弱点
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ラビットトリガーに似た機能を持つネバーミス機能ですが、当然弱点が存在します。 例えば、先ほどの説明通りアクチュエーションポイントを0.4mmと3.6mmに設定した時に、2.0mmまでしかスイッチを押し込まなかった場合、どうなるでしょうか?
入力キャンセルの遅延問題
この場合、アクチュエーションポイントは変わらず0.4mmに設定されているため、入力遅延に変化はありませんが、入力キャンセルにおいては大きな差が出てしまいます。 2.0mmまでしかスイッチを押さずにリリースした場合、セカンドポイントである3.6mmに到達していないため、リセットポイントは更新されません。
つまり、ファーストポイントである0.4mmの位置にキーが戻るまで入力はキャンセルされず、1.6mm分の遅延が発生してしまいます。
リセットポイント設定の課題
これを考えてセカンドポイントの位置を高くすることもできますが、この場合、そこ打ちした時のリセット遅延が当然大きくなってしまいます。このようにラピッドトリガーとは異なり、リセットポイントが常時固定になっているため、ネバーミスを使用する上では、ある程度リセットポイントまでの遅延にランダム要素が含まれることを頭に入れておく必要があります。
Wooting60HDとA75の比較
ネバーミス機能の説明を聞いた上で、やはりウーティンの方が擦れていると考える人は多いでしょう。 実際その通りであり、機能面においてはほぼ確実にウーティンには勝てません。 しかし機能面以外ではDrunkDeer A75が優れているポイントも確かに存在します。
DrunkDeer A75のサイズについて
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1つ目はサイズです。 DrunkDeer A75はゲーミングキーボードは珍しい75%サイズになっていて、普段は省略されがちなFキーや矢印キーやコームキーなどを使用することができます。
2つ目の特徴は打鍵感です。 これはあくまでも自分の感想になってしまいますが、ブランクリアA75に搭載されているスイッチは同じ直ホールスイッチであるウーティン60AGの劣化スイッチと比較して、かなりカスタムスイッチによった打鍵感をしています。
約16,000円から約15,000円となり、 ほぼAmazon Japanと同じ価格で購入することができます。
DrunkDeer A75の購入方法について
DrunkDeer A75の購入方法は大きく分けて2つあります。
1つ目は日本のAmazon経由で購入する方法です。 概要欄にあるURL、もしくはAmazonの検索欄で DrunkDeerと検索していただき、A75の商品ページへ進みます。
DrunkDeer公式サイトでの購入方法
2つ目はDrunkDeer公式サイトで購入する方法です。 こちらは26ドルオフのクーポンを使用できるので、 海外サイトでの購入に抵抗がない人はこちらをお勧めします。
概要欄にあるDrunkDeer公式サイトのリンクをクリックしていただき、 好みのカラーと好みのバージョンを選んでカートに追加します。 カートに追加したら右側のポップアップが表示されるので、 3つアイコンがあるうちの最も右をクリックし、 私のクーポンコードであるMK1と入力してください。
チェックアウトに進むと、クーポンが適用されている場合は、 右側に割引MK1と表示され、 24ドルから26ドルの割引が受けられます。 送料は別で10ドルかかってしまいますが、 それはAmazonで購入しても変わらず、音的に質も変わりません。
価格設定とクーポン利用のメリット
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公式ストアではノーマルモデルが129.99ドル、 エアボーンモデルが119.99ドル、 Amazon Japanではノーマルモデルが約16,000円、 エアボーンモデルが約15,000円です。 これは同じ直ホールスイッチを搭載しているWooting60AGやDシリーズAPEX PROよりも、 はるかに安価な価格設定です。
もちろんWootingにはリセットポイントで、 APEX PROにはアクチュエーションポイントで勝つことはできませんが、 それを差し置いても十分すぎるほど安価です。
さらにこの記事を見ていただいた方は、 概要欄にあるクーポンコードを入力すると、 用事価格から26ドルオフの103.99ドルプラス送料で購入することができます。 使い方はこの後詳しく説明させていただきます。 結果的にクーポンが使用できる間は、 約16,000円から約15,000円となり、 ほぼAmazon Japanと同じ価格で購入することができます。 公式サイトから購入した方が2500円ほどお得です。
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購入手続きの詳細
ショップペイを登録してある人はショップペイで購入していただき、ショップペイアカウントを持っていない人で作るのも面倒な人は、ゲストチェックアウトをしてください。
個人情報の入力画面になったら、画面のようにロゴマッチと通じて情報を入力し、間違っていないことが確認できたら、ペイメント画面に進みます。確認できたら、PayNowをクリックして終了です。
DrunkDeer A75の総評と特徴
総評、DrunkDeer A75はアクシュレーションポイントを調整できるアダスタブルアクシュレーションポイントと、高低式二段階リセットポイントのNever-Miss機能を併せ持つ、次世代のゲーミングキーボードと言えます。
もちろん性能ではトップを走るウーティンに勝つことはできず、ケーススワップなどのカスタマイズ性やソフトウェアの完成度、出荷時のクオリティも劣ります。
価格と改善予定のソフトウェアについて
しかしその分、かなり安価な価格設定になっていて、1週間程度で到着するので入出性も高いです。ソフトウェアは今後色々な面で改善していく予定とのことなので、すぐには厳しいかもしれませんが、期待して待っていいのではないかと思います。
説明書について
DrunkDeer A75の説明書は、DrunkDee公式サイトから閲覧が可能です。
まとめ
Wootingがなかなか買えなかったり、60%サイズによる不便さの懸念で迷っている人などは、ぜひチェックしてみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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