FiiO M6レビュー!ストリーミングサービス対応デジタルオーディオプレイヤー

FiiO M6レビュー!ストリーミングサービス対応デジタルオーディオプレイヤー

レビューした人

レビュアー:うしゃすらいむ

うしゃすらいむ

新世代のガジェットガイド

ガジェット系YouTuber。PC周辺機器やデスクアクセサリーに特化し、ゲーミングデバイスや便利アイテムのレビューにも定評があります。細部にわたる解析と親しみやすい解説で、フォロワーに最適な商品選びをアドバイス。彼の情報は、新しいガジェットを探す際の信頼できる指針となり、斬新な視点で新たな価値を発見させてくれます。

みなさんこんにちは、うしゃすらいむでございます。スマホで音楽を聴くのが当たり前の時代、しかし、音楽専用端末の魅力を再発見しませんか?

スマホを見ずに音楽だけを楽しむ、そんな贅沢な時間を提供する音楽プレイヤー、FiiO M6のレビューをお届けします。ストリーミングサービス対応、高音質、そしてスマホとは一線を画すその存在感。音楽専用端末の可能性を、FiiO M6とともに探求しましょう。

FiiO M6レビュー|スマホで聴くよりも幸せになれる

ストリーミングサービスが主流となり、音楽はスマホで聴くのが当たり前になりました。しかし、そんな今だからこそ、スマホと音楽を聴く端末を分けるというのも良い選択肢になってくるのではないでしょうか。

今回はそんな今の時代にぴったりなデジタルオーディオプレイヤーを紹介します。というわけで今回紹介するのがFiiO M6。いわゆる音楽プレイヤーです。

巷ではDAPと書いてDAPと呼んだりします。DAPはDigital Audio Playerの略です。

まず最初に「FiiO M6」を使ってみた結論からお伝えすると、スマホで聴くよりも幸せになれる製品でした。

また「FiiO M6」のメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。

「FiiO M6」のメリット3つ

  • コンパクトなので、持ち歩いても邪魔になりにくい
  • 各種ストリーミングサービスをダウンロードすることができる
  • 電池持ちが良い

「FiiO M6」のデメリット3つ

  • 裏面は指紋が付きやすい
  • Wi-FiをつけてAmazon Musicから楽曲をダウンロードすると、カクついて発熱する
  • 本体メモリは2GB

FiiO M6の価格

「FiiO M6」の価格は、18,800円(税込)です。※中古価格(2024年2月17日時点)

どうして音楽プレイヤーを購入したのか?

今回購入したFiiO M6について詳しく紹介する前に、そもそも僕がどうして音楽プレイヤーを購入したのかという話をさせてください。

僕が音楽プレイヤー欲しいと思った理由はたった一つ。外でスマホを見てしまうのが嫌だったからです。

僕は音楽を聴くのが好きなので、外にいる時は基本的にスマホをポケットに入れてイヤホンをしています。ただスマホって持ち歩いてると見ちゃいません?

歩いている時や電車に乗っている時についついTwitterを開いてしまったり、メールをチェックしてしまったりします。そして結局、メールやら何やらを見てしまい、外にいても休む時間がなくなってしまうのです。これには困った。

音楽専用端末の必要性

そこで僕は、音楽しか聴けない端末が欲しいなぁと思ったわけです。そう、こんな感じの音楽専用端末が欲しかったんです。

音楽専用の端末があれば、スマホを取り出さなくても音楽を聴くことができるし、電車ではスマホを見ないで、音楽だけを聴くことができるので、休む時間がもらえる。そう思って、僕は音楽専用の端末を購入することにしました。

そんなわけで、僕の音楽プレイヤー探しが幕を開けることとなりました。僕が音楽プレイヤーを選ぶ上で最も大事な条件は、ストリーミングサービスを使って音楽が聴けるということ。

ストリーミングサービスの利用

僕は普段音楽を聴くときにはAmazon Musicを使用しています。要するにストリーミングです。

iPodを使っていた小学生・中学生時代、そしてサブスク配信を使うようになるまでの時期を思い返してみると、音楽を聴くためにレンタルショップで借りたCDをPCに取り込んだり、あるいはiTunesで曲を購入したりしていたため、PC上には潤沢に音源がありました。

音楽プレイヤーの選択基準

そのため、ネットに繋がらないアプリをインストールできない音楽プレイヤーでも問題ありませんでした。

しかし、サブスク配信を利用し始めると、自分でCDやら曲やらを買うことはほぼなくなります。だって聴き放題だから。要するに、自分で持っている音源がない以上、ネットに繋がらない音楽プレイヤーを購入しても意味がありません。

というわけで、僕が音楽プレイヤーを導入する以上、ストリーミングサービスが利用できるというのが大前提になるのです。そんな条件を考慮しつつ、まず考えたのは、スマホを一台導入して、そいつを音楽プレイヤーとして運用するというもの。2台持ちです。

スマホで音楽を聴く時の問題点

確かにスマホであれば、ネットには繋がるし、アプリも落とすことができるので、ストリーミングサービスが利用できるという最大の条件をクリアすることができます。

しかし、スマホは高い。当然、用途は音楽を聴くこと以上のものが想定されているため、機能も盛り盛りです。であればその分、値段が高くなるのが世の常。中古でもあまり手が出ないという状況でした。

しかもここに来て、せっかく音楽専用端末を導入するんだから、音質も良い方がいいよなぁという欲が出てきました。というわけで、第一候補の2台目スマホは一旦保留となりました。

ウォークマンの魅力と価格

次に考えたのが、音楽プレイヤーと言われたらみんなが連想するウォークマン。ソニーから発売されているDABです。ウォークマンの中で、いかにもストリーミングサービスができますというのをアピールしていたのが、NWA-100シリーズというもの。

そんなウォークマンの気になるお値段は、16GBで35,800円。高い!オーディオ界隈ではもしかしたら安いのかもしれませんが、僕は一般大学生なので3万円は高いです。2台目のスマホを買った方が安いんではないかという現実を突きつけられてしまいました。

FiiO M6の詳細な紹介

もっと良い選択肢はないのだろうか。そうして我々は再びAmazonの奥地へと向かった。そうして見つけたのがこちらのFiiO M6。まさしく今僕が手にしているものです。

というわけでお待たせいたしました。ここからFiiO M6について詳しく紹介していきたいと思います。

まず本体を見てみましょう。縦9cm×横5cm、厚さ1cmという非常にコンパクトな大きさ。背面はガラス、側面はアルミボディになってい、かなり丸っこいデザインになっています。

画面は3.2インチ液晶モニターで、解像度は480×800。上側面には3.5mmヘッドホン出力端子と電源ボタン。左側面には再生ボタンと音量ボタン。右側面にはmicroSDカード差し込み口。下側面にはUSB Type-C差し込み口があります。

全体的にコンパクトなので、持ち歩いても邪魔になりにくいサイズ感で、グッド。ただ背面には指紋がつきます。

FiiO M6の特徴とストリーミングサービスの利用

FiiO M6の最大の特徴と言ってもいいのが、各種ストリーミングサービスをダウンロードすることができるという点。

こちらのM6にはカスタマイズされたAndroidが搭載されていて、Amazon MusicやSpotifyなどのアプリケーションをインストールすることができます。

そのため、僕のようなわがままサブスク劇放題野郎でも、ラップで音楽を楽しむことができます。

M6の動作速度と発熱問題

しかしFiiO M6はスマホではないので、びっくりするほど動きがもっさり。Wi-FiをつけてAmazon Musicから楽曲をダウンロードすると、とんでもなくカクついて異常なほど発熱します。

もちろんスマホと比較したら動きはカクつくしもたついていますが、Wi-Fiをオフにしてアプリから楽曲を再生する分にはそこまで気になりません。

Hi-Res再生の対応とその魅力

FiiO M6はHi-Res再生にも対応しています。Hi-ResとはCD以上の高音質を再生することを指します。このM6では最大24bit/192kHzの高音質を楽しむことができます。

Resとは一言で言うと、CDより綺麗な音源のこと。とりあえず綺麗です。ぜひ一度聞いてみると違いがわかるかと思います。

高音質配信の普及とM6の再生能力

最近はApple MusicとAmazon Musicが楽曲の高音質配信に踏み出したことで、Hi-Res音源が今までよりも格段に入手しやすくなりました。

そんなわけでAmazon Musicを使っていた僕は、計らずも日常的にHi-Res音源を耳にするようになりました。M6は24bitを192kHz再生まで対応しているので、Amazon MusicのUltra HD音源は問題なく再生することができます。

僕がPCで使用しているサウンドカードであるGSX1000は24bitを96kHzなので、これと比較してもM6の強さを感じられます。

ちなみにHi-Res音源は死ぬほどストレージを食うので、MicroSDカードは必須です。本体メモリの2GBではどんなに頑張っても足りません。

FiiO M6のBluetoothレシーバー機能、接続と音質

FiiO M6はBluetoothレシーバーも使用できます。

例えば、有線イヤホンをこちらのFiiO M6に接続してある場合、FiiO M6をお手持ちのスマートフォンをBluetoothで接続することで、この有線イヤホンをスマートフォンに直接挿すことなく、スマートフォンから流れるサウンドを聞くことができるという感じです。

この機能を使えば、スマートフォンで動画を見るような場合でも、ケーブルが邪魔にならない上に、iPhoneなどのイヤホンジャックがない端末でも充電しながらイヤホンを使うことができます。

Bluetoothイヤホン使えばいいじゃん、というのはナンセンスです。

充電しながらの使用可能性

ちなみにFiiO M6自体もイヤホンを挿しながら充電することができるので、ここに有線イヤホンをぶっさせば、スマートフォンもM6も両方充電しながら使用できるようになります。

いつから僕たちは充電しながらイヤホンが挿せないと思い込むようになったのでしょうか。M6はUSB DACも使用することができます。

簡単に言うと、PCとUSBで接続することで、外付けサウンドカードのように使用することができるということです。FiiO M6を購入することで、イヤホンPCを自家出しするよりもいい音を楽しむことができるようになります。

接続方法と音質

接続するには、本体設定のUSB DACにチェックを入れてPCと接続するだけ。

あとはPC側の出力デバイスを、スピーカーをMシリーズに変更すれば、接続は完了です。音量は本体のボタンからも操作することができます。

サンプリングレートは24bit 48kHzなので、M6本体から直接音楽を流している時よりは少し落ちますが、PC自家出しよりも圧倒的に音が良くなります。

FiiO M6を使った感想

こちらのFiiO M6の機能について紹介したところで、僕が実際に使ってみた感想を話していきます。まず大きな感想は、想像通りの使い方ができたということです。

外出する際にはFiiO M6を使うことで、スマホをカバンの中などにしまっておくことができるため、スマホをついつい触ってしまうということがかなり減りました。

音楽プレイヤーPEOM6の使用感

さらに僕は普段iPhoneをsuicaとして使用しているのですが、その際にもイヤホンのケーブルが絡まってもたついてしまうという現象も発生しなくなりました。もはや心まで軽くなりました。

電池持ちに関しても全く問題はありませんでした。製品ページによると連続再生時間は13時間、待機時間は最大26日間だそうです。使った感覚は充電100%台で音楽をかけて数時間歩いても90%台を維持しているという感じでかなり安心感があります。通勤通学で使用する分には2、3日充電しなくても余裕で使えそうです。

何よりスマホと音楽を聴く専用の端末という2つに分けたことで、スマホの充電が50%ぐらいの時に出かけることになってしまい、充電不安だから音楽聴くの我慢しておこうかなという気持ちにならなくなったのが精神衛生上かなり良いです。

まとめ

そんな機能もりもり、僕満足!という感じの音楽プレイヤー、PEOM6ですが、僕が購入を決意した最大の理由がその価格です。その価格はなんと2万円。さらに中古であればそのお値段は驚異の1万円。僕のバイトの給料2週間分です。こんなの買うしかない!

そんなPEOM6を使うと、スマホで音楽を聴いていた時よりも格段に幸せな生活が待っています。新品では2万円、中古なら破格の1万円で購入することができます。皆さんもこのヤバすぎるコスパに気づいて早速導入することをお勧めします。というわけで今回はPEOM6を紹介してきました。

気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

FiiO M6 ブラック Bluetooth/Wi-Fi/AirPlay/LDAC/aptX HD両対応 ハイレゾ対応 デジタルオーディオプレーヤー ポータブルオーディオプレーヤー DAP

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