みなさんこんにちは、ふるちガジェットでございます。
2000円以下で手に入るAmazonの格安スピーカー、その音質はどうなのでしょうか?クリエイティブ、ロジクール、Amazonの3社のスピーカーを比較し、音質、出力ワット数、周波数特性などを詳しくレビューします。初心者からオーディオマニアまで、音質にこだわる皆さんに向けた、この比較レビューをぜひご覧ください。
格安スピーカーの音質比較
今回は、Amazonで2000円以下で買える格安スピーカーの音質比較を行います。
メーカーは、クリエイティブ、ロジクール、Amazonの3社。いずれもAmazonのPCスピーカーランキングのトップ10常連です。これらの音を4万円するマイクで収録して、2000円以下のベストを決めようという試みです。商品紹介、音質比較、各種感想について話していきます。
まず最初に個人的なおすすめをお伝えすると、クリエイティブでした。
またそれぞれの格安スピーカーのメリット・デメリットを端的に紹介すると、以下の通りとなります。
Creative Pebbleのメリット・デメリット
- 最も低域が出ていて、中高域も自然
- 音量が小さい
LogicoolZ120のメリット・デメリット
- 音が伸びやかに聞こえる
- 音質は価格相応
Amazonベーシックのメリット・デメリット
- スピーカーに重厚感があって、質感が良い
- 音質はおすすめできない
格安スピーカーの価格
Creative Pebbleの価格は、2,310円(税込)です。(2024年3月16日時点)
LogicoolZ120の価格は、3,480円(税込)です。(2024年3月16日時点)
Amazonベーシックの価格は、3,387円(税込)です。(2024年3月16日時点)
格安スピーカーのスペック、周波数
格安商品だけあって、カタログスペック上は、出力ワット数以外の違いはほぼありません。出力ワット数とは、出力できる音量の上限を表したもので、この数値が大きいほど、スピーカーから大きな音量を出すことができます。
数値が大きければ、音質が良くなるものでもないですが、PCスピーカー用途と考えても、いずれも値は低いです。結局のところ、この表だけだと、よくわかりません。
周波数特性の測定結果
次は、私が測定した周波数特性。スピーカーから20センチの距離で測定しました。
周波数特性とは、低域から高域まで、それぞれの帯域で、そのスピーカーがどれくらい再生できるのかを、グラフで表したものです。横軸は周波数。左に行くほど低音、右に行くほど高音になります。縦軸はデシベル。上に行くほど、大音量になります。この表を比べてみると、スピーカーごとの違いがよくわかります。
格安スピーカーの周波数特性の違い
Creative Pebbleは、低域にわずかにピークがあり、比較的フラットな特性をしています。
LogicoolZ120は、高域に最も高いピークがあり、これがこのスピーカーの一つの特徴です。アマゾンは、低域がまったく出ないので、ヤバそうです。
あくまでもスピーカーがどれくらい再生できるのかを表したものなので、音の良し悪しは、これだけで判断できませんが、この結果を踏まえて、音を聞き比べると面白いと思います。
格安スピーカー比較の動機と選択肢
そもそもなんで格安スピーカーの比較をしようと思ったかですが、オーディオって一度お金をかけ出すと、低価格帯の音を聞くことがなくなるからです。
例えば、お酒だと、高いもの、安いもの、うまいもの、まずいもの、均などに接する機会が、なんだかんだあります。常に最高の味だけを求める人って、まずいません。運もあるドラマチックな味わいのお酒を飲んだ次の日に、今日は1000円のボトルでハイボールでも飲むか、となったりします。
音楽のジャンルによるスピーカーの選択
ゲームをするのであればCreative Pebbleがいいかもしれません。ジャズやクラシックを聴くのであればLogicoolZ120がいいかもしれません 。アマゾンはおすすめしません。
こうやって自分の味覚なり嗅覚の基準を日々構成するわけです。でも、オーディオって10万円のシステムを組んだら、その音しか聞きません。100万円のシステムを組んだら、100万円の音しか聞きません。こうして耳と財布の感覚がおかしくなっていくわけです。
格安スピーカーへの再評価
深く言う私も2000円のスピーカーを聞くのは中学生の時以来。正直2000円のスピーカーをバカにしています。ろくな音が出ないと思っています。それでも今一度きちんと向き合うことで、今後の音質比較活動、音質比較、今後の音質比較活動の一つの基準になればと、こうして比較しています。
早い話が、オーディオに興味のある初心者の皆さん、今すぐアップする方法は次の通りです。
格安スピーカーの比較結果
スピーカーはアイソレーションパッドの上に設置し、3.5mmステレオミニプラグを6.3mm標準プラグに変換して、オーディオインターフェイスを持つM2に接続します。音の収録はマイクをリスニングポイントに設置して行います。それではお聴きください。
音質についての評価
まず音質。収録している時思ったのですが、2000円以下にしては良い音がします。少しおもちゃっぽい、いわゆるゴミのような音がすると思ったのですが、意外に聞いていられます。なんなら原音と聞き比べないと、違いがあまりわからないくらいです。私はバカなのかもしれません。クリエイティブは今回比較した中だと、最も低域が出ていて、中高域も自然に聞こえました。ロジクールは高域がシャリつくという予想に反し、音が伸びやかに聞こえて、好みの音でした。アマゾンはゴミ。
使い勝手の評価
次に使い勝手。Creative PebbleとLogicoolZ120は、どちらも本体正面についているノブが、電源と音量の調整機能の役割を果たしていますが、アマゾンのみこのノブが本体にはなく、配線側についています。ここはクリエイティブとロジクールの圧勝。
次に質感。いずれも質感は2000円の割に良いです。なんなら、1万円クラスのスピーカーとも大差ないです。特にアマゾンは、ふんだんに金属が使われていて、スピーカーに重厚感があって、質感は抜群に良いです。
各スピーカーのおすすめの用途
以上を踏まえると、ロックを聴いたり、ゲームをするのであればCreative Pebbleがいいかもしれません。ジャズやクラシックを聴くのであればLogicoolZ120がいいかもしれません。アマゾンはおすすめしません。映画を見るならクリエイティブ、女性ボーカルの歌を聴くならロジクール、質感重視ならアマゾンという感じになります。
スピーカー選びなんて、結局は個人の好みです。自分の用途に合ったものを買え、それがこの検証の答えになります。
まとめ
Amazonで2000円以下で買える格安スピーカーの音質比較を行いました。オールラウンドなCreative Pebble、高音が伸びるLogicoolZ120、質感のアマゾン、私が買うならクリエイティブがおすすめです。
気になった人はぜひチェックしてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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